3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
【再掲示】 笛の使い方(強弱・長短をつける)

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最近、このブログを読み始めた、という方はご覧になっていないかも、ということで、4年ほど前に書いた過去記事のご紹介です。比較的審判経験が少ない方にとっては、参考になると思いますので、ぜひご覧ください。




---  以下、過去記事を転載します。

  

3級レフェリースクールで、インストラクターから私自身が指導されたことは、ほとんど記事にしてきたつもりでしたが、1つ思い出しましたので、記事にしておきます。

 

それは、「強弱や長短をつけて笛を吹く」ということです。要するにメリハリをつけろ、と。

   

「 不必要な笛を多く吹きすぎると、本当に必要な場合に効果が薄れることになる。 」

 

ご存じの方も多いと思いますが、日本では2007年から、明らかな得点時には笛を吹かなくなりました。

 

あくまで何か「異常」があったときのみ笛を使うようにし、サッカーにおいてあたりまえのこと(「ボールがゴールに入った」「ボールがタッチラインやゴールラインを割った」)では笛を使わないようにしましょう、ということです。

 

スクールでは、「笛に強弱(メリハリ)をつけましょう。」ということだけアドバイスを受けました。残念ながら「こういうシーンではこういうように」というような具体的なものはありませんでした。

  

昨日の記事で競技規則のガイドラインに書かれている、笛の使い方を確認しましたが、今日の記事では、少し突っ込んでこのようなシーンでは「こんな感じで笛を吹いたほうが良い」ということを書いてみたいと思います。

 

あくまで、私が下記のようにしているだけで、絶対的なものではないことをご了承ください。(少し読み辛いものになってしまいました。)

 

  

まずは、「短い笛」で良いケース。

1)ボールがタッチラインやゴールラインを割ったが、プレーが継続してしまっている、あるいは選手がプレーを継続しようとしている場合。「(フィールドの外に)出たよ。」というような感じで。(但し、ゴールに近い位置でゴールラインを割った場合は、強めの笛で。)

 

2)自分(主審)がボールの近くでプレーを監視できていて、誰が見ても「明らか」でかつ「軽微な」反則が行われた場合。例えば、ボールを奪うつもりで伸ばした足に、相手選手が引っ掛かってつまづいてしまった(トリッピングした)ようなケース。(「不用意レベルの反則」=カードなしの反則)

 

3)ゴールキック、コーナーキックなどのフリーキック時にボールセットが正しく行われておらず、ボールの位置を修正させたいというようなケース。(ただし、再開されてしまってやり直しさせる場合は、タンギング(後述)で。)

 

4)ファウルスローで、相手チームのスローインであるとシグナルする時。(ボールが直接フィールドに投げ入れられずに、「やり直し」となる場合は、笛を使わなくても良いと思います。)

 

「短く2回程度」の笛(タンギング)を使うケース。

1)キックオフが正しく行われなかったので、やり直しさせる場合。(更にもう一度キックオフの笛が必要。)

 

2)スローアーが正しくない再開ポイントからスローインをしそうなので、再開ポイントの修正を指示したい場合。

 

3)フリーキック、ゴールキック、コーナーキックなどでボールセットが正しく行われない(きちんとボールが停止していないケースを含む)ままリスタートされてしまったため、もう一度キック自体をやり直しさせたい場合。 

 

4)選手交代を行うために、スローアーやキッカーに再開を待つように指示する場合。笛のあと、「笛で再開しま~す」という声かけも忘れずに。

 

5)負傷者のケアのためにチームドクターや担架をフィールド内に呼び入れる場合。

 

6)試合前、メンバーチェック&用具チェックのために選手を集める時。(試合開始予定時刻に対して、両チームが自動的に集まってきているようであれば、笛を吹く必要はないと思います。逆に、次に試合を行うチームが、ピッチ内でシュート練習などを行っている場合は、強く長めの笛を吹いて、ピッチの外に出るよう促す必要があります。)

 

「強く長い笛」を吹いたほうが良いケース。

1)試合の前後半の開始時を含む、キックオフ時。

試合の開始時は、強く長く吹いて両サイドのGKおよび観客にまで試合が始まったということを知らせましょう。吹く前にしっかり息を吸い込んで、腹式呼吸になるようにします。強制的に腹式呼吸をするので、緊張感がほぐれて自分のリズムに乗れるような気がします。

 

指導者としてベンチに入った時、キックオフの笛が弱いと、内心「この審判さん大丈夫なのかなぁ。きちんとファウルとってくれるのかなぁ。ルールを理解してくれているのかなぁ。」と不安になります。

 

キックオフの笛が強いと、「おっ、笛が力強い。自信をもって笛を吹いているなぁ。審判経験もたくさんありそうなので、試合を安心して任せられそう。」となります。 

 

2)オフサイドの時。

笛を無視してシュートまで行った場合、遅延行為で警告しなければなりません。その時「笛が聞こえなかった」というような言い逃れができないよう、しっかりと「強く長い笛」を吹いておきます。オフサイドポジションにいた選手がゴールキーパーと交錯することが懸念される場合は、特に意識して笛を強く長く吹きます。

 

3)イエローカードまたはレッドカードを提示する必要のあるファウルが行われた時。

まずはプレーを停止するための「強くやや長めの笛」を吹き、試合を一時停止させるため「タンギング」しながら当該の選手にダッシュで近寄ります。

 

他の選手を排除し、自分(主審)と本部(の4審)の間に当該の選手を挟み込む位置まで回り込んで「カード」が提示できると、バッチリです。(回り込むことは必須ではありませんが、できれば回り込むようにしたほうが良い。)

 

挟み込む位置に回り込むのは、本部(4審)に「誰にカードが出たのか」を明確に伝えるためです。

 

4)選手交代、飲水タイム、イエローカード・レッドカードの提示後などオフィシャル系の中断のあと、試合を再開する場合。(試合が再開したことを、両チームのゴールキーパーに聞こえるように吹きます。)

 

5)セレモニー形式でのフリーキックの再開時。要するに壁のコントロールを終えたあと。

 

6)前後半の終了時。(前半終了時は「ピッ・ピィーーーー」、試合終了時は「ピッ・ピッ・ピィーーーーー」のように、前半終了時に2回、試合終了時に3回というように吹いている人が比較的多いですが、競技規則上は笛の回数までは規定されていません。)

 

7)ペナルティーキックでプレーを再開する時。(あまり長いものは必要ないと思いますが・・・。)

 

「強く短くタンギングして3回以上の笛」を吹いたほうが良いケース

1)コーナーキックや、直接ゴールを狙える位置からセレモニー形式で笛で試合を再開する前に、両チームの選手がポジション争いで小競り合いをしている場合。(小競り合いしている両者を主審の近くに呼び、両者に対して「注意」を与えます。このとき主審が注意深く両者のプレーを見ているということを伝え、インプレー後は厳しく対応する旨を伝え、両者をけん制します。注意を与えた後は、笛でプレーを再開させます。)

 

2)ファウル直後などに、両チームの選手がヒートアップして乱闘騒ぎになりそうな気配を感じ、仲裁のために駆け寄ろうとする時。

 

という感じで私は笛を吹いています。もちろん必ずしもこれが正解とは思っていないのですが、レフェリースクールなどでインストラクターから、「笛が単調」とか「笛にメリハリがない」とか「もっと笛に強弱をつけなさい」という指摘を受けたけれど、具体的にはどうすれば良いのか、とお悩みの方はぜひご参考に。

 

あまり、「このような場合はこの吹き方で」と固執するのではなく、「重大な事項」>「広く選手全員に知らせなければならない事項」>「ボールに近い競技者にだけ知らせればよい事項」が意識できれば、それに合わせた笛を使う、というので良いと思います。

 ← お勧めの笛。ちなみにしっかり吹かないと、良い音色は出ません。

 





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↑ 2015年度版が発売になったようです。


日刊スポーツの記事、

大黒様の説法にW杯西村主審「勉強に」 (日刊スポーツ)

によると、大黒選手の所属する京都と讃岐の練習試合の主審を西村さんが務めた様子。



この時期は、プロフェッショナル・レフェリーが各クラブを訪問し、2015年度の判定基準(スタンダード)を伝えるべく、ルール勉強会が行われているはず(過去記事 「2013シーズンスタンダード(判定基準)」 参照)なので、その活動の一環として西村さんが主審を担当されたのかもしれません。(あくまで私個人の勝手な推測です。)



で、その練習試合の後半アディショナルタイムに、コーナーキックからのボールを大黒選手が頭で捉えた直後、讃岐のDFの選手の手に当たったが、西村主審はハンド認定しなかったことに対し、試合後大黒選手が西村主審に歩み寄り、約15分間対話がおこなわれた様子。



通常の公式戦なら大黒選手の行為は認められるものではなく、規律委員会(懲罰委員会)から何かしら処分(出場停止など)が出る可能性のある行為です。



余談ですが、試合終了の笛を吹いていったんフィールドを離れたあと、主審はカード類(イエローカード&レッドカード)を提示することはできませんが、試合終了の笛の後に起きた出来事に対しては、審判報告書の「特記事項」の欄に記入して、関係各所に報告する義務が生じます。(2015年2月20日、文章を一部加筆・修正しました。文末参照。)



さて、我々が担当する試合の話しに落とし込みましょう。



練習試合の主審を担当した場合などであれば、ご自身のレフェリングを向上させるために、あえて対戦チームのベンチ指導者を含む関係者の方と、判定に対する議論をしても問題はないと思います。



しかし、公式戦の場合は、たとえ知り合いの方であっても、判定に関する話は一切しないほうが無難です。試合直後は、お互い気持が高ぶっており、冷静さを欠いて感情的な話し合いになってしまう危険性があるので。(挨拶を含めた会話をするな、という意味ではありませんのでご注意を。)



もし、試合後に選手が試合中の判定について異議を唱えてきた場合、「はい、はい。」と言って軽く受け流すのが最善策だと思います。



あまりにしつこく言ってくるようなら、
「それ以上言うと、審判報告書に記載※することになり、規律委員会から処分を受けることになりますよ。試合が終了しているため、あなたのこの異議に対し、主審である私はイエローカードもレッドカードも提示することできないので、規律委員会への報告しかできませんので。」
というような感じのことを伝え牽制しましょう。

※審判報告書を提出しない試合の場合は、本部にある大会の運営書などに記載すればOK。



では、ベンチの指導者が判定に対して「何か」言ってきたらどうするか。



人によっては、その方のレフェリングがもっとよくなるようにということで、アドバイスをくださる方がいらっしゃるかも知れません。感情的なものではなく、純粋にアドバイスをくださっているようなら、「アドバイスありがとうございます。今後の参考にさせていただきます。」と返答すれば良いと思いますが、明らかな異議・抗議の場合は、先ほどと同様、「それ以上の抗議は審判報告書に記載し、規律委員会へ報告することになりますよ。」というような牽制をしましょう。



でもその前に、そういう事態にならないよう、レフェリーウェアなど身だしなみをしっかり整えて審判を務め、試合中はしっかりボールの近くでプレーを監視した上でジャッジを下し、審判を担当する姿勢をしっかりしておきましょう。



レフェリーウェアの裾を出したまま、ストッキングが下がったまま、ネックウォーマーを着用したまま、ボールをしっかり追わず、センターサークル付近からほとんど動かず試合を担当していた、というようなことが規律委員会の席上で報告されてしまったら、『抗議自体は許されるものではないが、主審も試合に対する姿勢や選手に対するリスペクトが著しく欠如していた』な~んていう結論が出て、関係各所に回覧されたら恥ずかしいですからね。



おまけ。

前述のハンドに関して詳しい内容は、

西村主審がPKを取らず流したシーン図解 (日刊スポーツ)

をどうぞ。


西村さんは、手は不必要な位置にあったとはいえず、至近距離からのボールで手がボールのほうに動いたのではなく、ボールが手の方向に動いたので、ハンドリングではない、という判断をしたという旨の回答をしているようなのですが、図には書かれていませんが、一般的なコーナーキック時のレフェリーのポジション(立ち位置)から考えると、讃岐のDFの選手の手の動きおよびボールが手に当たったという事象はかなり確認し辛かったものと思われます。

 

(2月20日追記。

試合終了後、主審がフィールドを離れる前であれば、イエローカードやレッドカードが提示できます。「一旦試合終了の笛を吹いてしまった後に試合中の出来事(試合終了直前のプレー)に対して、カード類は提示できない。」というお話と混同してしまっていたので、記事の文章を一部修正いたしました。コメント欄でご指摘くださった皆様、ありがとうございました。)



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☆ 関連記事 ☆

「2013シーズンスタンダード(判定基準)」

「ハンドリング(ボールを手で扱う)とは」


 ← なぜか2013年度版、2014年度版より安い状態です。

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4種年代のゴールキーパーに対して不用意レベルのファウルが行われた時に考えたいこと



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2月14日付けの記事において、ちょっと雑な書き方をしてしまったところ、お二人の方からコメント欄に質問をいただき、他にも疑問に思われた方がいらっしゃるかも知れないので、記事化しておきます。



ゴールキーパーに対して、「無謀な」ファウルが行われたと判断したならば、当然相手競技者を警告(理由:ラフプレー)し、直接フリーキックで再開します。



問題なのは、「無謀な」レベルではなく、ゴールキーパーに接触しないように止まろうとしたのだけれど、止まり切れずに最後に「ちょこっと」接触してしまった、というような「不用意」レベルの反則の場合です。



ゴールキーパーが手で捕球できているので、すぐにパントキックすればカウンター攻撃ができるため、アドバンテージを適用する(ファウルの笛を吹かない)、つまり「流す」という対応が1つ考えられます。



でも、『今回は「不用意」レベル(カードなし)だったけれど、同じような突っ込みかたをされると、今度はゴールキーパーを負傷させてしまうかもしれないから、当該の選手に「注意」をしたいなぁ』 という場合はどうしますか?というお話です。



やり方はいくつかあると思います。

1つめの方法としては、先の通りプレーを流しておいて、次のアウトオブプレーのタイミングあるいは、インプレー中に当該の選手に「注意」をする方法があります。いろいろ問題があるので、これはあまりお薦めできません。



2つめの方法としては、ファウル認定して「笛」を吹き、更にプレーを停止すべく、もういちど「笛」を吹いて当該の選手に近くにくるように指示し、しっかり「注意」を与えます。こうすることで他の選手に対しても「牽制」ができます。「ふ~ん、ゴールキーパーにぶつかったら注意されてしまうんだ」と。


そして、反則が行われた地点から行う直接フリーキックで再開します。



3種以上のカテゴリーの試合なら、この方法で全く問題ありません。



でも、4種の試合で私がゴールキーパー側のベンチ指導者なら、声には出しませんがこう思うはずです。
「えっ、フリーキックにするの?イエローカード出さないんなら、『流して』よ~。ゴールキーパー手でボール持ってたじゃん。パントキックのほうが遥かに有利じゃん。飛距離のでないフリーキックを相手選手にカットされて失点したらどうしてくれんの?」と。



4種(特にU11カテゴリー以下)の場合、

「パントキックの飛距離 >>> プレースキックの飛距離」

なので、その笛がファウルされたほうの「不利益」にならないかどうかを考える必要があると思います。なんのための笛なのか、ということを。



そこで、3つめの方法なのですが、競技規則の第8条を上手く使います。


競技規則 第8条 プレーの開始および再開

ドロップボールの定義

ドロップボールは、ボールが依然インプレー中で、主審が競技規則のどこにも規定されていない理由によって、一時的にプレーを停止したときに、プレーを再開する方法である。




インプレー中に直前のプレーで「やや危険」と思われる行為を行った選手に、「同じようなプレーを繰り返さないように」と注意を与えるために、ゴールキーパーがボールを手で保持している状態で、一時的にプレーを停止するわけです。(別に、身体的な接触がない場合でもOK。ま、身体的な接触がなければインプレーにしたまま声かけだけで良いと思いますが。)



競技規則のどこにも規定されていない理由でプレーを停止しているので、笛を吹いてプレーを停止した時にボールがあった位置(すなわち守備側チームのペナルティーエリア内)でドロップボールをすれば、ゴールキーパーはボールを手で捕球し、パントキックができるため、当該の選手にしっかり注意を与えつつ、ファウルされたチームの不利益にならない笛にできるのです。(ドロップボールは、必ず両チームから1名づつ参加させなければならないわけではありません。 過去記事 「ドロップボールのやり方」 参照)



だから、2月14日付けの記事において、「本来直接フリーキックで再開すべきではないか?」というところで「ドロップボール」をしているのです。



お分かりいただけましたでしょうか?



3級スクール時代を含めて、このゴールキーパーがボールを持っている状態でプレーを停止し、ゴールキーパーに接触した攻撃側選手に注意を与えるためにプレーを停止し、ゴールキーパーの前でボールをドロップするということを何回かインストラクターの前でも実施していますが、いままでそれを咎められたことはありません。



「(選手の)安全第一」を考えての対応です。



ついでに、下の過去記事もどうぞ。

「ゴールキーパーに対する反則」

「キーパーチャージという反則はない(清水 vs C大阪 の試合から その2)」

「キーパーチャージという反則は現在存在しない(第92回高校サッカー準々決勝 履正社(大阪) vs 四日市中央工業(三重)の試合から)」

「昔と大きくルールが変わっているところ」  ← キーパーチャージという言葉の消滅時期を載せています。



☆ 関連記事 ☆

「ドロップボールのやり方」

「ゴールキーパーに対する反則」

「キーパーチャージという反則はない(清水 vs C大阪 の試合から その2)」

「キーパーチャージという反則は現在存在しない(第92回高校サッカー準々決勝 履正社(大阪) vs 四日市中央工業(三重)の試合から)」

「昔と大きくルールが変わっているところ」 


この本お薦めです!(amazonではプレミア価格になってしまっていますが。)



 
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予測と準備(展開を考えながらポジショニングする)

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レフェリーは、「今、どこを監視すべきなのか。次に予測されるプレーは何か。その場合どの場所からどこを監視すべきなのか。」ということを自問しながらポジショニングするのが大切だと思います。



そりゃぁ、予測が見事に外れることもあります。予測が外れりゃダッシュでポジショニングを修正すれば良いだけですから。何にも考えないでただ「ボールをなんとな~くだただらと追う。」というレフェリングよりは、遥かにレベルの高いレフェリングです。
 


「何~、そうきたか。」とか「おいおい、そこでボール失うのかよ~。」「次は絶対にプレーを読んで争点への到達が遅れないようにしてやるぞ。」というようなことを心の中で叫びながらレフェリングしようとすると、とっても楽しいですよ。審判の当番を苦痛に感じているお父さん・お母さん審判の皆さん、ぜひご参考に。



プレーの予測ができると、前もって動き出しておけるのでダッシュの回数が減ります。ダッシュの回数が減ると、レフェリングに余裕が生まれるのでファウルを見抜きやすくなります。予測ができると、ボール・攻撃側選手・守備側選手が一直線に並んでしまってファウルが見えにくくなってしまう位置(レフェリング用語としては、「串刺しの位置」と呼ばれます。)に入り込んでしまうことが回避しやすくなり、結果としてファウルの見落としが減ります。(プレーの予測と同時に予見されるファウルもイメージできるようになるとなお良いレフェリングにつながります)。



上手いレフェリーでも試合中に何度かダッシュすることになります。でも、上手いレフェリーは、ゲームの展開を予測しながら常に前もって動き始めているので、ダッシュしなければならない距離が短く済んでいるのです。



ボールの後追っかけばかりをしていると、そりゃぁダッシュしなければならない回数は多くなりダッシュしなければならない距離も長くなるので疲れます。ぜひ「展開を読んで早めに動きだす」ことを意識するようにしてみてください。



(この手のお話は、市販されているルール解説本などにはまず記載されていません。審判初心者をそろそろ卒業、という方はぜひご参考になさってみてください。)



↑この本には、上記の記事のようなことは書かれていません。

 
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幸いまだ副審時に顔でボールを受けた経験はありません。胸で受けた経験はありますが。
  

 

副審を担当しているとき、自分が担当しているサイドのタッチラインをボールが越えたかどうかを監視するために、タッチラインの真上に頭(顔)がくるようにライン上を走るのですが、ボールが自分の近くに来た場合は、ボールのイン/アウトの判定を多少犠牲にしても、選手のプレーの妨げにならないように少し外側を走っています。

 

その時、守備側選手がクリアする(タッチラインの外側に蹴り出す)ボールには注意が必要です。

 

ちなみに競技規則上、タッチライン上にいる副審にボールが当たってフィールド内にはね返って戻った場合、ボールインプレーの状態が継続してしまうことになってしまうので、自分の近くにボールが来た場合には、ボールに当たってしまわないように、ご注意を。

  

下で紹介する映像のようなケースもありますので、皆さんご注意ください。


YouTube: Lineswoman takes ball full in face



 

私は顔面でボールを受けた経験はまだありませんが、胸(厳密には腹部かも)でボールを受けたことがあります。

 

主審の任務が継続できなくなった場合に備えて首からぶらさげていた笛(もちろんレフェリーウェアの内側)にボールが当たったので、かなり痛かった記憶があります。

 

皆様くれぐれも、ご注意ください。 





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