3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
キリンチャレンジカップ2017 (日本女子代表 vs コスタリカ女子代表 2017.04.09)の試合から


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少し古い話でごめんなさい。本当は、カードが出ていたシーンだけ簡単にチェックして記事をUPする予定にしていたのですが、先に公式記録PDFを確認したところ、坂口選手に「繰り返し」でイエローカードが出ていたので、念のため試合を最初から確認しておいたほうがいいかな、ということで時間が経ってしまいました。



JFAの公式アカウント(JFATV)がUPしているハイライト映像はこちら。





この試合の公式記録PDFはこちら。
キリンチャレンジカップ2017 (日本女子代表 vs コスタリカ女子代表 2017.04.09)



主審:アンナマリー・キースリーさん
副審1:サラ・ジョーンズさん
副審2:ラタ・カウマトゥーレさん
4審:梶山 芙紗子さん

ニューシーランドの審判団。



アンナマリー・キースリー主審が提示したイエローカードを確認しておきます。



後半10分44秒付近。

コスタリカ女子代表7番(メリッサ・エレラ選手)に出されたイエローカードはラフプレー。ボールをパスし終えた直後の日本女子代表17番(長谷川 唯選手)の足を踏んだため。アフター系で踏んだのはあくまで偶発的だったのでイエロー止まり。(もし意図的に踏んだと判断されれば過剰な力でレッドの可能性があったプレー。)



後半15分24秒付近。

日本女子代表11番(田中 美南選手)に出されたイエローカードもラフプレー。コスタリカ女子代表15番(リスティン・グラナドス選手
に対するチャージが「無謀に」行われたという判断。



後半46分22秒付近。

日本女子代表10番(阪口 夢穂選手)に出されたイエローカードは「繰り返し競技規則に違反した」というもの。この時のファウル自体は、コスタリカ代表15番(クリスティン・グラナドス選手)に対するチャージがやや強めだったものの、ラフプレーとして警告するほどのものではありませんでした。



ファウル直後も主審はカード提示する素振りはありませんでした。でも、試合終盤で選手に最後まで「安全に」プレーしてもらおうというゲームマネジメントの中で、坂口選手に対して注意を与えるべく主審のほうに来るように指示しようとしたものの、坂口選手が主審の呼びかけに全く応じて近寄る素振りを見せず、むしろ離れていこうとしたために、『あぁそうですか、それなら先ほど本来「遅延行為(もしくは距離違反)」としてカード提示すべきところをあえて見逃してあげた(※)のと合わせ技で1本ね。』という感じです。(あくまで私個人の私見です。)


※後半45分56秒付近、コスタリカ女子代表のフリーキックによる再開時に、坂口選手が意図的に再開場所に置かれたボールの前に立ちはだかって、コスタリカ代表の素早い再開を妨害した際、カードは提示されず口頭での注意のみが与えられています。



ちなみに、それ以外で坂口選手がファウルを犯したのは、後半18分17秒付近でコスタリカ女子代表15番(クリスティン・グラナドス選手)をトリッピングもしくはホールディングで倒してしまったもので、それほど悪質なものではありませんでした。



カード提示時に、主審は「あそこと、そこと、ここのファウルでカードね」という感じて指さしをしていますが、実質後半45分56秒付近の遅延行為と、後半46分22秒付近の主審の呼びかけに応じないという姿勢、この2つで主審の心証をかなり悪くしてしまったためにカードが出てしまった、という気がします。



主審の呼びかけに素直に応じていれば、注意で済んでいた可能性があったように思います。



相手選手にはもちろんですが、相手選手に思わず強く身体を当ててしまったような場合、主審に対しても「ごめんごめん、(今後は)気を付けてプレーしま~す。」って感じで先に選手に謝られてしまうと、なかなか主審ってカード提示しにくいものなんですけどねぇ~。(カードを出そうか瞬間的に悩んだ時のお話で、笛を吹いた瞬間にカードを出すことを決めている場合にはあてはまりませんので、あしからず。)


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AFCがUPしている公式ハイライト映像。




この試合の公式記録PDFはこちら。
http://www.jfa.jp/national_team/samuraiblue/worldcup2018_final_q/groupB/schedule_result/pdf/m20.pdf




AFCの公式記録はこちら。
http://www.the-afc.com/afcasfeeds?fixtureid=10244&stageid=404&tMode=H&view=ajax&show=matchsummary




Referee
KIM DONG JIN (KOREA REPUBLIC)

Assistant Referees
PARK SANGJUN (KOREA REPUBLIC)
PARK INSUN (KOREA REPUBLIC)

Fourth Official
KIM DAEYONG (KOREA REPUBLIC)

韓国の審判団。



キム・ドンジン主審によって提示されたカード類はなし。



後半40分付近の長友選手がPKをとられたシーン。皆さん納得されているのでいいのかな?



長友選手は、スリップしてクリアが空振りとなったことで転倒しました。転倒したままの状態から、相手競技者にボールをプレーさせないように自らのからだを相手競技者の前に投げ出した結果、相手競技者をタックルしたことでトリップさせる形になりました。



相手の前に身体を入れてるだけじゃん!という方がいらっしゃるかもしれませんが、身体の入れ方が悪いので反則となってしまいました。



長友選手の身体の入れ方は、「自らの身体を危険に晒す」プレーなので、競技規則上、反則と定義されています。



「危険な方法でのプレー」については、競技規則の「間接フリーキック」のところに記載されているのですが、「直接フリーキック」のところに、「身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで 罰せられる」という文章が、2016/2017年度版の競技規則に追加されました。



単純にファウルタックルあるいはトリッピングと考えても間違いではないと思うのですが、それだと「長友選手のほうが蹴られたり踏まれたりしているじゃん!」という見方を明確に否定できないので、ここは、「身体的接触を伴う『(自らを危険に晒すという)危険な方法でプレー』をしたことで、タイにPKが与えられた」と考えるほうが、しっくりくると思います。(蹴られたり踏まれているのは、自らを危険に晒した結果なので、相手競技者が反則行為を犯した訳ではない。)



競技規則2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

2.間接フリーキック
(中略)

危険な方法でのプレー

危険な方法でプレーするとは、ボールをプレーしようとするとき、(自分を含む)競技者を負傷させることになるすべての行為であり、近くにいる相手競技者が負傷を恐れてプレーできないようにすることも含む。
(後略)




ただし、

1.直接フリーキック
(中略)

身体的接触を伴う反則が起きたときは、直接フリーキックまたはペナルティーキックで 罰せられる。
(後略)


という文章が効いてくるので、間接FKではなくPKが与えられました。



参考までに、2015/2016年度版までの記述を載せておきます。



競技規則 2015/2016 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

危険な方法でのプレー

危険な方法でプレーするとは、ボールをプレーしようとするとき、(自分を含む)競技者を負傷させることになるすべての行為である。この反則は、近くにいる相手競技者が負傷を恐れてプレーできないようにすることである。

主審が相手競技者に対して危険でないと判断した場合、シザーズキック、バイシクルキックは行うことができる。

危険な方法でのプレーには、競技者間の身体的接触がない。身体的接触があった場合、 直接フリーキックやペナルティーキックで罰せられる反則となる。身体的接触がある場合、主審は不正行為も犯される可能性が高いことを十分考慮しなければならない。

懲戒の罰則
●競技者が危険ではあるが〝通常の方法〟で相手に挑んだ場合、主審は懲戒の罰則を与えるべきでない。その行為により明らかに負傷を引き起こす可能性がある場合、主審は競技者を警告する。
●競技者が危険な方法でプレーすることにより、(相手競技者の)決定的な得点の機会を阻止した場合、主審は、その競技者に退場を命じる。




本日はカードの提示がなかったので、PKとなったシーンを掘り下げてみました。



 





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2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選(2017.03.23 UAE代表 vs 日本代表)の公式記録ほか


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AFCがUPしている公式ハイライト映像。





日本で開催されていないため、日本語版の公式記録PFDはありません。マッチページのみ。

http://www.jfa.jp/samuraiblue/worldcup2018_final_q/groupB/match_page/m17.html



AFCの公式記録はこちら。

http://www.the-afc.com/afcasfeeds?fixtureid=10241&stageid=404&tMode=H&view=ajax&show=matchsummary




Referee
RAVSHAN IRMATOV (UZBEKISTAN)

Assistant Referees
ABDUKHAMIDULLO RASULOV (UZBEKISTAN)
JAKHONGIR SAIDOV (UZBEKISTAN)

Fourth Official
PISLEGIN DMITRIY (UZBEKISTAN)

ウズベキスタンの審判団。
アジアNo1.レフェリーの呼び声高いイルマトフさんだったので、安心でした。



イルマトフ主審が試合中に提示したイエローカードを確認しておきます。



前半32分27秒付近。

UAE代表21番(オマル・アブドゥルラフマン選手)に出されたイエローカードはラフプレー。ボールを捕球する体勢に入っていた日本代表1番(川島永嗣選手)に対して、スパイクの裏を向けて突進したことが、無謀なキッキングと判断されました。



後半8分17秒付近。

ちょっとごちゃごちゃしていたシーン。



先にボールの落下点に入ってジャンプしてヘディングしようとしていた日本代表8番(原口元気選手)を、その後方から遅れて争点に入ってきたUAE代表9番(アブドゥルアジズ・フセイン・ハイカル選手)がジャンピングアットしたところで主審がファウル認定。



ファウル認定によってアウトオブプレーになっていたのを知っていてか知らずにか日本代表15番(大迫勇也選手)がそのままボールをキープしてプレーを継続。そのボールを奪うために、UAE代表8番(ハムダン・アルカマリ選手)が大迫選手を突き飛ばした行為が、反スポーツ的行為(• サッカーに対してリスペクトに欠ける行為を行う。 )に該当するという判断。



派手に突き飛ばしているので、「乱暴な行為」として「退場」処分になる可能性もあったのですが、笛が鳴っていたにも関わらずプレーを止めなかった大迫選手にも責任の一部が存在しているということで、「警告(反スポーツ的行為)」止まりになったと推測します。





後半9分13秒付近。

日本代表14番(久保裕也選手)に出されたイエローカードはラフプレー。UAE代表15番(イスマイール・アルハマディ選手)の斜め後方から無謀なタックルを実施したという判断だと思います。



反スポーツ的行為(チャンス潰し)の可能性もありますが、UAEのカウンターのチャンスであったことは間違いはないのだけれど、場所的および他の守備の選手(山口選手など)がじゅうぶん対応できる状態だったことを考えるとラフプレーのほうをとっているのではないか、と感じます。



後半13分54秒付近。

UAE代表9番(アブドゥルアジズ・フセイン・ハイカル選手)に出されたイエローカードは反スポーツ的行為。戦術的に日本代表8番(原口元気選手)の後方から抱きついて押さえたプレー。



分かりやすい文章が2016/2017年度版の競技規則から消えてしまったので、2015/2016年度版の文章を掲載しておきます。

●相手競技者を押さえて、相手競技者がボールを保持すること、または有利な位置を得 ようとすることを妨げる競技者は、反スポーツ的行為で警告されなければならない。 (競技規則2015/2016 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為 「相手競技者を押さえる」 懲戒の罰則 より)



後半35分51秒付近。

UAE代表16番(モハメド・アルラキ選手)に出されたイエローカードは、恐らく異議。

後半35分42秒付近に、モハメド・アルラキ選手が、負傷した日本代表15番(大迫勇也選手)のケアをしているイルマトフ主審のところにやってきて何か言っているのが確認できます。主審がそれ以上の異議を認めないようなジェスチャーをしたのが確認できたあと画面が岡崎選手に切り替わった直後に主審の笛が聞こえます。



で、画面が主審のところに切り替わった後半35分58秒付近に、主審がイエローカードへの記入を終えています。なので、恐らく異議で間違いないでしょう。



このイエローカードに関しては、実況&解説はもちろん画面のテロップもなし。誰も気づいてないんか~い。
ったくもう。

(ちなみに、BSのNHKでは、グランドレベルにいた(?)レポーターからきちんと異議でイエローカードが出たことが報告されてました。)







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2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選(2016.11.15 日本代表 vs サウジアラビア代表)の公式記録ほか


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AFCがUPしている公式ハイライト映像。




この試合の日本語版公式記録PDFはこちら。 
http://www.jfa.jp/national_team/samuraiblue/worldcup2018_final_q/groupB/schedule_result/pdf/m15.pdf






AFCの公式記録はこちら。 
http://www.the-afc.com/afcasfeeds?fixtureid=10239&stageid=404&tMode=H&view=ajax&show=matchsummary



主審:ムハンマド・ビン・ジャハリ氏
副審1:リー・ズーリアン氏
副審2:コー・ミンキアット氏
第4の審判員:スクビル・シン氏



シンガポールの審判団。

ムハンマド・ビン・ジャハリ主審が提示したカードを確認します。



前半8分36秒付近。

サウジアラビア代表11番(アブドゥルマレク・アルハイブリ選手)に出されたイエローカードは、公式記録では「繰り返し」。
この時の原口選手に対するファウルは後方からのアプローチではあったものの、それほど激しい当たりではなく、どちらかというとトリップ系のファウルなので瞬間的には、カードは少し厳しい感じがしたのですが、2分12秒付近で大迫選手の後方からのチャージング、6分49秒付近でやはり大迫選手をトリップしていることもあって、「繰り返し競技規則に違反」となりました。



恐らく、この試合のFirst Foul となった、2分12秒付近で大迫選手の後方からのチャージングの悪い印象が主審の頭に残っていたものだと思います。(決してハリルホジッチ監督の「カードだろ!」というアピールに屈した訳ではないと思います。あまり主審の権限に口を出すことを繰り返すと、退席処分になりますよ~。)



前半9分37秒付近。

サウジアラビア代表12番(ハッサン・ムアト・ファラタ選手)に出されたイエローカードは、「ラフプレー(反スポーツ的行為)」。日本代表5番(長友 佑都選手)に対してスパイクの裏を向けて突進し接触。う~ん、個人的にはレッドカード相当のプレーだと思います。



いつもこのブログで言っているように、スパイクの裏を相手競技者に向けて突進した時点でイエロー確定。回避行動をとらずにそのままスパイクの裏を相手競技者に接触させてしまった時点でレッド確定、が相場なのですが・・・。



後半1分56秒付近。

サウジアラビア代表3番(オサマ・ハウサウィ選手)に出されたイエローカードは、「ラフプレー(反スポーツ的行為)」。日本代表13番(清武 弘嗣選手)に奪われたボールを取り返すために、同選手の後方から無理矢理タックルに行き、ボールに触れることができず清武選手に接触し倒してしまったプレーが、無謀なタックルだという判断。



清武選手の左足がオサマ・ハウサウィ選手の両足の間に挟まってしまったのはあくまでアクシデント。最初っから清武選手の足を挟みに行ったのであれば、レッドカード相当のプレーとなります。



前半42分21秒付近。

日本代表19番(酒井 宏樹選手)に出されたイエローカードは「ラフプレー(反スポーツ的行為)」。相手競技者より先にボールに触れることができていたようなのですが、ボールに対するアプローチがサウジアラビア代表13番(ヤシル・アルシャハラニ選手)の後方からだったために、相手競技者が危険にさらされていることを無視したプレー(=無謀なプレー)と判断されてしまいました。(過去記事 「ボールに先に触れても反則(退場)となるケース … 2011 Referee Week in Review - Week 21 (米国サッカー協会)より」 参照。)





後半44分04秒付近。

サウジアラビア代表の得点シーン。残念ながら、ゴールラインの延長上のカメラの映像は、長友選手の身体の死角に入っていて確認できません。



斜め上空からの映像はこちら。

samurai_blue_20161115_001.jpg

この映像では、100%入っているとも入っていないとも言い切れません。(詳しくは過去記事 「(問題)アウトオブプレーのボールは何個?」 参照。)



ちなみに、副審2のコー・ミンキアット氏は、きちんとゴールライン上でゴール/ノーゴールの判断を行っているので、文句のつけようはありません。審判団の手続きにもまったく問題はありませんでした。



競技規則 2016/2017 審判員のための実践的ガイドライン

ゴール/ノーゴール

(中略)
得点があったが、ボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意をひかなければならない。その後、通常の得点の手続きとして、25 ~ 30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走る。
(後略)





後半46分20秒付近。

サウジアラビア代表3番(オサマ・ハウサウィ選手)に出されたイエローカードは反スポーツ的行為。主審が笛を吹いてプレーを停止したにもかかわらず、プレーを停止しようとしていた日本代表15番(大迫 勇也選手)の後方から無謀にチャレンジしたため。

同じ試合で2枚のイエローカードを提示されたため、退場処分となりました。



後半47分15秒付近。

サウジアラビア代表15番(ナシル・アルシャムラニ選手)に出されたイエローカードは異議。サウジアラビア代表3番(オサマ・ハウサウィ選手)が累積で2枚目のイエローカードで退場処分となったことに対して執拗に主審に抗議を行ったため。









☆ 関連記事 ☆

「(問題)アウトオブプレーのボールは何個?」

「ボールに先に触れても反則(退場)となるケース … 2011 Referee Week in Review - Week 21 (米国サッカー協会)より」


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この試合の公式記録PDFはこちら
2016/11/11 日本代表 vs オマーン代表 




主審:廖 國文 /HKG
副審1:周 駿傑 /HKG
副審2:林 迺基 /HKG
第4の審判員:木村 博之


香港の審判団。


廖 主審が提示したイエローカードの理由を確認しておきます。



後半07分06秒付近。

日本代表15番(大迫 勇也選手)に出されたイエローカードは、「反スポーツ的行為」。ボールを失って、オマーン代表のカウンターを阻止する目的でオマーン代表17番(ファイズ・アルルシェイディ選手)を押さえたため。場所的にはそれほどオマーン代表の大きなチャンスではなかったものの、あまりにも露骨に引っ張った(押さえた)ので、チャンスの芽を摘んだと判断されてしまいました。




後半28分47秒付近。

オマーン代表21番(Y.アルシェヤディ選手)に出されたイエローカードは、ラフプレー(反スポーツ的行為)。ボールをプレーし終えた日本代表8番(原口 元気選手)に対し、後方から激しくチャージしたことが「無謀に」行われた、という判断。



以下、おまけ。

前半18分28秒付近。

samurai_blue_20161111_001.jpg

映像を見る限り、「オンサイド」のように見えますねぇ~。



ちなみに、

後半03分33秒付近の斎藤選手のほうは「オフサイド」で問題はないように見えます。

samurai_blue_20161111_002.jpg

オフサイドの判断は、ファーサイドのDFとの位置の比較が必要だと思います。
かつーさんが消失点からのラインを引いた画像をそのうちブログにUPしてくれることを期待。)







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