3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
決定機の阻止のサンプル(その2  2017 J2 第4節 福岡 vs 熊本)


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2017明治安田生命J2リーグ 第4節 退場に伴う黒木 晃平選手(熊本)の出場停止処分について

【処分理由】
2017年3月19日(日)2017明治安田生命J2リーグ 第4節(アビスパ福岡 vs ロアッソ熊本)の試合において黒木 晃平選手は主審より退場を命じられた。
(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手は相手選手の決定的な得点機会を反則行為により阻止したことから、「著しい反則行為」に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする。






拡大リプレイ。





接触していないのだから、シミュレーションじゃないか。誤審だ~。なんて思われる方がいらっしゃるかも。



相手競技者のすぐ前に身体を滑り込ませたにもかかわらず、自らはボールに触れることができなかった時点で、相手競技者を「つまずかせようとした」と認定されても仕方がないですね。



この試合の公式試合データはこちら。

2017 J2 第4節 福岡 vs 熊本



上記GIF動画の元になっている、ロアッソ熊本公式アカウントのハイライト映像はこちら。






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決定機の阻止のサンプル(その1)(2017 J1 第3節 川崎 vs 柏)


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2017明治安田生命J1リーグ 第3節 退場に伴う中山 雄太選手(柏)の出場停止処分について


【処分理由】
2017年3月10日(金)2017明治安田生命J1リーグ 第3節(川崎フロンターレ vs 柏レイソル)の試合において中山 雄太選手は主審より退場を命じられた。
(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手は相手選手の決定的な得点機会を反則行為により阻止したことから、1試合の出場停止処分とする。





う~ん、引きの画がほしい・・・。



現場での今村義朗主審の判断は尊重されるべきであるということを踏まえた上で、
「中村選手がボールをコントロールできた可能性(中山選手をかわすために大きくボールを前方に送り過ぎていないかどうか)」
「中谷選手が中村選手に追いついていた可能性」
といったあたりが非常にグレーな感じがします。



競技規則 2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

退場となる反則

得点、または、決定的な得点の機会の阻止

競技者が、意図的にボールを手や腕で扱う反則により、相手チームの得点、または、決定的な得点の機会を阻止した場合、反則が起きた場所に関わらず、その競技者は退場を命 じられる。

競技者が自分のペナルティーエリア内で相手競技者に対して反則を犯し、相手競技者の決定的な得点の機会を阻止し、主審がペナルティーキックを与えた場合、反則を犯した競技者は、次の場合を除き警告される:
• 相手競技者を押さえる、引っぱる、または押す反則の場合。あるいは、
• 反則を犯した競技者がボールをプレーしようとしていない、または、その競技者が ボールに挑む可能性がない。あるいは、
• 反則がフィールド上のどこであってもレッドカードで罰せられるものであるとき(例 えば、著しく不正なプレー、乱暴な行為など)。

上記の状況すべてにおいて、その競技者は退場となる。

次の状況を考慮に入れなければならない:
• 反則とゴールとの距離
• プレーの方向
• ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性
• 守備側競技者の位置と数





(2017/04/06 追記。

コメント欄にて引きの映像のアドレスを教えていただきました。その映像をGIF化して貼り付けておきます。



この映像を見ると、中村選手はボールをコントロールし損ねた訳ではなく、DFを振り切るためにGKよりも先に触れる絶妙な位置にボールを先行させた瞬間に倒されているように見えます。

ですので、レッドカード相当という判断のほうが正しいという気がしてきました。

追記ここまで。)




この試合の公式試合データはこちら。

2017 J1 第3節 川崎 vs 柏




上記GIF動画の元になっているJリーグ公式チャンネルのハイライト映像はこちら










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2017 Jリーグ担当主審/副審リスト


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1月30日付けの記事 2017Jリーグ担当審判員決定 で、Jリーグのプレスリリースで紹介された、今年のJリーグの担当審判員のリストを紹介しました。



その時はまだ更新されていなかった Data Site 側のデータですが、更新されました。



プレスリリースよりこちらのほうが見やすいので、紹介しておきます。
2017 Jリーグ担当主審/副審リスト



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Jリーグが開幕(2017)!! 清水エスパルス vs ヴィッセル神戸 明治安田生命J1リーグ 第1節 2017/2/25 の試合から

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やっぱりyoutube上に公式アカウントによるハイライト映像のUPはありませんねぇ・・・。



Jリーグ公式チャンネルによる公式ゴール動画はアップされていますが・・・。あくまでゴールのシーンだけですねぇ。





コーナーキックからのボールを誰かがヘディングしているのですが、その瞬間、神戸の橋本和選手はオフサイドポジションにいるように見えます。ゴールキーパーはセービングしているので、味方選手が触れたあとゴールキーパーから跳ね返ったボールをプレーしていたのなら、オフサイドの反則となります。



4種の試合では結構見逃されてしまっているケースです。



ゴールキーパーやクロスバーなどから跳ね返ったボールを攻撃側競技者がプレーした場合、副審は頭の中で跳ね返る前にボールをプレーした選手がどちらのチームの選手であるのかということと、そのプレーの瞬間、跳ね返ったボールに触れた選手がどこにいたのか(オフサイドポジションにいたのかどうか)、を思い出すという作業が必要になるため、やや難易度の高いオフサイドの判定ではあるのですが。



上の映像のケースの場合、まずは副審がボールをゴールに押し込んだ橋本選手がオフサイドポジションだったことを主審に知らせ、主審と副審でコーナーキックからのボールを誰がヘディングしたのかをきちんと確認する作業が必要だったハズなのですが、その作業はあったのでしょうかねぇ・・・。



ちなみに、このようなケースにおいては、コーナーキックからのボールが清水の選手の頭に当たったあと神戸の選手の頭に当たってゴール方向に移動した場合でも、先に神戸の選手の頭に当たった後清水の選手の頭に当たってゴール方向に移動した場合でも、オフサイドの反則です。(後者の場合、清水の選手の頭に当たったボールは「意図的にプレーされた」ものではなく、「当たって方向が変わった」と判断されます。)



関係する部分だけ競技規則を抜粋しておきます。

競技規則 2016/2017 第11条 オフサイド

2. オフサイドの反則

ボールが味方競技者によってプレーされたか触られた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっている場合にのみ罰せ られる:
• 味方競技者がパスした、または、触れたボールをプレーする、または、触れることによってプレーを妨害する。または、
(中略)
または、
• その位置によることによって、次の場合にボールをプレーして利益を得る、または、相手競技者を妨害する:
 ・ボールが、ゴールポスト、クロスバーまたは相手競技者からはね返った、あるいは、 それらに当たって方向が変わった。
 ・ボールが相手競技者によって意図的にセーブされた




つい先日の記事
見逃されたオフサイド・ゴールから学べること ・・・ Play of the Week 2014 Week 2
で紹介したシーンとよく似ていますね。



VAR(ビデオアシスタントレフェリー)がいたら、試合が中断されて、主審がビデオを確認して得点の取り消しになっていたかもしれませんね。



 




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FUJI XEROX SUPER CUP 2017 の試合から


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2月18日付けの記事に書いた通り、この試合の公式記録PDFは公表されていません。公式試合データのみ。
公式試合データはこちら
FUJI XEROX SUPER CUP 2017 


審判団

主審  木村 博之 氏
副審1 名木 利幸 氏
副審2 唐紙 学志 氏
4審  池内 明彦 氏



この試合のハイライト映像(jleaguechannelアカウント)はこちら。






木村主審が提示したイエローカードを中心に確認します。



その前に、この試合で今シーズンのレフェリングのスタンダードが示されるということで、試合中に紹介された小川審判委員長のコメント。

「今シーズンは、よりペナルティーエリア内での(レフェリングの)精度を上げていく。また、タフなプレーと危険なプレーの違いを見極め、レフェリングでJリーグのレベルを引き上げる努力をしていく。」



前半22分55秒付近。

オフサイドの再開前に浦和16番(青木 拓矢選手)に提示されたイエローカードは反スポーツ的行為。前半20分16秒付近の鹿島33番(金崎 夢生選手)のカウンターのシーンを手で押さえて攻撃のチャンスを潰そうとしたプレーに対するもの。こぼれたボールを鹿島4番(レオ シルバ選手)がそのままドリブルで持ち上がったので、木村主審がアドバンテージを適用したため、次にアウトオブプレーとなった約2分30秒後にイエローカードが提示されました。




前半39分23秒付近。

鹿島4番(レオ シルバ選手)に出されたイエローカードは、ラフプレー。浦和38番(菊池 大介選手)に対して無謀なファウルチャージを行った、という判断。



競技規則 2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

身体的接触なしで相手競技者の進行を妨げる

(中略)

競技者が、相手競技者とボールの間に自らを置くことは、ボールがプレーできる範囲にあり、相手競技者を手や体で押さえていない限り、反則ではない。ボールがプレーできる範囲にある場合、その競技者は正しい方法で相手競技者によりチャージされることがある。




ファウルチャージに関しては、2015/2016 年度版のほうが分かりやすいので、そちらも載せておきます。

競技規則 2015/2016 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者をチャージする

チャージングとは、スペースを確保するべく、ボールがプレーできる範囲内で、腕やひ じを用いず、身体的接触を用いて挑むことである。
次の方法で相手競技者をチャージすることは、反則である。
●不用意な方法で
●無謀な方法で
●過剰な力で




レオ シルバ選手の菊池 大介選手に対するチャージングは、自らがボールをプレーするスペースを確保するためのものではなく、菊池 大介選手を弾き飛ばしてプレーさせないようにするためだけのものでした。その強さが「無謀」だったために、警告となってしまいました。




後半10分28秒付近。

鹿島40番(小笠原 満男選手)に出されたイエローカードについて。

実況のアナウンサーが、「異議」でイエローと言っていますが、恐らく「距離違反」です。鹿島33番(金崎 夢生選手)が、浦和9番(武藤 雄樹選手)を倒して、浦和のフリーキックで再開となった際、ほぼ再開場所に停止していたボールの前に立って、「再開場所が違う」ということをアピールすることで、自身がその場所に留まることの正当性を示そうとしていますが、再開ポイントのズレはほとんどなく、小笠原選手が浦和が素早くキックを行うことを妨げた、と判断されました。



鹿島がリードしている状態であること、武藤選手によって置かれたボールはほぼ正しい再開場所に置かれていたこと、恐らく木村主審は小笠原選手にボールから離れるように促したものの小笠原選手が頑なに「再開墓所が違う」と主張して聞き入れず動かなかったことから警告されたものと思われますが、放映された映像には映っていませんので、あくまで推測です。



競技規則 2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

警告となる反則

競技者は、次の場合警告される:
(中略)
• コーナーキック、フリーキック、またはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
(後略)





後半26分32秒付近。

鹿島40番(小笠原 満男選手)が自陣ペナルティーエリア内で浦和30番(興梠 慎三選手)をトリップして倒したシーン。ボールが大きく興梠選手から離れたあと小笠原選手の脚が興梠選手の脚に当たっているので、決定機の阻止の満たされるべき条件である「• ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性」が否定されます。



もし、小笠原選手に倒されていなくてもGKのクォン スンテ選手がボールを捕球していた可能性が高いので、チャンスを潰したという可能性も否定されます。じゃぁ、接触自体もボールに関係のない場所で起きたアクシデント(=ノーファウル)じゃないか、と思われるかも知れませんが、もし興梠選手がそのままのスピードでボールを追っていれば、焦ったクォン スンテ選手がボールをファンブルしていた可能性があるし、そのファンブルされたボールを興梠選手がプレーできていた可能性もあります。



なので、接触を受けて倒されたことで、プレーできる可能性を奪われたことは間違いないので、ファウル認定で問題ないと思いますが、懲戒罰はレッド&イエローともに否定されてしかるべきだと思います。



後半46分25秒付近。

浦和21番(ズラタン選手)に出されたイエローカードは、ラフプレー。ボールをプレーし終えて身体が浮き上がった状態にある鹿島40番(小笠原 満男選手)に対してアフターで激しく身体をぶつけてチャージしたことが、「無謀な」ファウルチャージだと判断されました。



後半47分27秒付近。

鹿島9番(鈴木 優磨選手)に出されたイエローカードは、恐らく「遅延行為」または「距離違反」のどちらか。残念ながら放映された映像には映っていないので、何とも言えません。



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