3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
審判時の積極的な給水と、給水タイム中の監視項目など
 

 

ワールドカップの決勝トーナメントで、日本代表チームが負けてしまったので、ブログの背景を元に戻すことに。一応、応援の気持ちを表す意味で、選択できる背景のうち、侍ブルーに近いものに変更していましたよ~。

 

さて、今日の記事は、これからの数ヶ月間だけ注意が必要になることについて。

 

これから夏場にかけては、2種(高校生)以下の試合では、天候によっては飲水(給水)タイムが設けられる。

 

注)飲水(給水)タイム:試合の前半または後半の中間付近において、ボールがアウトオブプレーになった際、主審が試合を中断し、選手などに水分補給させる時間のこと。

 

テレビで放映されるプロの試合などでは、「飲水(給水)タイム」なんてものはなく、選手は試合中、フィールドから1m以上離れた場所に置かれているボトルを、試合が途切れたタイミング(選手交代、負傷者の搬出などやその他のアウトオブプレーのタイミング)で水分を補給しています。

 

このブログを見てくださっている、我が団の保護者審判の方には、審判を担当される際、試合前とハーフタイム時はもちろん、飲水(給水)タイム時も給水をとることをお勧めします。

 

ただし、以下の事に注意することを忘れないでください。詳しくは、競技規則の「日本語版付録」に「暑熱下でのユース以下の試合での飲水」という項目があるので、そちらをご確認いただきたいのですが、一部抜粋・要約して掲載します。(JFAのホームページでPDFファイルを探したのだけれど、見つかりませんでした。)

 

暑熱下でのユース以下の試合での飲水



1) ・・・暑熱下の試合では、前、後半それぞれ半分の時間を経過したころ、試合の流れの中で両チームに有利・不利が生じないようなボールがアウトオブプレーのときに、選手に指示を出して全員に飲水をさせる。・・・

2) 選手はあらかじめラインの外におかれているボトルをとるか、それぞれのチームのベンチ前でベンチのチーム関係者から容器を受け取って、ライン上で飲水する。

3) 主審、副審もこのときに飲水してよい。・・・

・・・ 

5) 30秒ないし1分程度ですばやく飲水させ、選手にポジションにつくよう指示して、なるべく早く試合を再開する。

・・・ 

7) 引水を行う場合は、試合前(あるいはハーフタイム時)に両チームにその旨を連絡して準備を依頼しておく。

8) この処置はあくまでも飲水のためであって、休憩や戦術などの指示を与える時間ではないことをチームに徹底させる。


  

上記のことに注意しながら、自分たち(審判団)も飲水(給水)しましょう。なかでも一番注意していただきたいのは、ベンチの指導者が飲水中の選手に指示を出し、選手のフィールドへの復帰が遅れる、といったシーンをよく見かけます。

 

給水タイムに入ったら、両チームのベンチに対し、「飲水(給水)タイム中、選手への指示は行わないようにして、すみやかに選手をフィールドに戻してください。」と、クギをさしておくのも予防としては有効だと思います。

 

そして、ベンチ側の副審(A1)と主審で協力し、ベンチの指導者が飲水(給水)タイム中に選手に指示を出して、ゲームの再開が遅れないようにします。(自分達も飲水しながらでOKです。)

 

具体的には、副審(A1)が、本部から見て右側のベンチのすぐそばで監視し、主審は本部から見て左側のベンチのすぐそばで監視すればOKです。

 

それから、あくまで試合のハーフの途中ですので、出場中の選手が、フィールド外に出ないようにすることと、控え選手がフィールド内に立ち入らないように監視する必要もあります。(ですので、給水(飲水)タイムをとる場合は、試合前にベンチの指導者に対して、給水タイムに入ったら、ボトルをベンチ前のタッチラインに並べるように要請しておく必要もあります。)

 

なお、飲水(給水)タイムをロスタイムに入れるか入れないかは、大会によって異なりますので、審判は事前に主催者などに確認をしておきましょう。(U-12以下のリーグ戦などの場合、ランニングタイム扱い(ロスタイムとして扱わない)のことが多い様です。) 

 

(2010.09.08 追記。飲水(給水)タイムは、原則としてロスタイム扱いになります。大会規定などで規定されていない場合は、飲水タイム分をロスタイムとして追加しなければなりません。)

 

(2010.09.08 追記。飲水(給水)タイム中の選手交代に関する記事をUPしました。その記事は、こちら。) 
 

 

ちなみに、審判員の飲水については、2005年度に「通達」が改めて出されており、こちらはJFAのホームページに掲載されているので、リンクを貼っておきます。

 

「試合中における審判員の飲水について」(05.07.29)

ご確認ください。http://www.jfa.or.jp/match/rules/pdf/law_soccer_050729.pdf 

 

☆ 関連記事 ☆ 

「飲水(給水)タイムのとりかた(の例)」

「飲水(給水)タイムの際に選手交代は可能」 

「飲水に関する通達が改定されました」

「飲水タイムや選手交代などオフィシャル系の試合停止後は、笛の合図で再開しましょう」

 

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練習内容(2010/06/27) U9
 

 

本日の全体練習は、監督が実施。最初は1~3年生を3つの組に分けてコーン倒し。その後、ボールを使った運動神経刺激系メニュー。股の下でボールを落とさないように持ち替え、など。

 

今日は、指導者がたくさんいたので、低学年の全体練習のお手伝いを途中で抜けて、早く来て自主練習していた4年生と5年生と一緒に、「無回転シュート」の練習。本田選手の活躍の影響で、日本中のいたるところで発生しているであろう、「無回転シュート」の練習を、ここでも。

 

無回転シュートの「こつ」のようなものを解説しているのを、テレビでちらっと見たので、その時の解説と映像の記憶を元に、子供たちにアドバイス。

 

シュート時の足は、インステップキックではなく、どちらかというとインサイドキック。

ボールの重心を、足の面で捉える。

足の面で捉えたら、その足の面を押し出すようにして、長くボールに触れているようなキックになるよう意識する。

 

コツはなんとなく解ったのだが、実際に蹴れるかどうかは別問題。なかなか難しい。子供たちから、「コーチのボール、いっぱい回転してるじゃん。」 と、つっこまれる。

 

悔しいので、「あったりまえじゃん。そんなに簡単に無回転シュートが打てるような技術やセンスがあったら、プロの選手になってるよ!」と、大人げなく反論。

 

足のインパクト時にある一定以上のスピード、ボールの重心を捉える技術、ボールを長く押し出す技術、これらの条件が全てそろった場合に、無回転シュートになるらしいが・・・。

 

子供たちのほうが、回転の少ないボールを蹴っている。トホホ・・・。 

 

1時50分からの学年別メニューにおいて、私の担当は3年生。本日の3年生の参加は11名。

 

約10分間で、ボールタッチ系とストレッチ系メニューを実施。その後、スローインを足でトラップする練習。

 

2人組みで3mほど離れた距離から片方の選手がスローインで相手の足元にボールを投げて、もう片方の選手がそのボールを、足でトラップ。

 

11人なので、1人は私とペア。ローテーションで、ペアを変更。私のところにきた際に、スローインとボールトラップのチェックを行い、1人づつアドバイス。約20分。



給水休憩後の2時30分から約50分間、相手ゴールキックをカット(トラップ)して、マルセイユ・ルーレットのターンを入れて、その直後にシュートを打つ練習を実施。

 

ゴールから向かって右側と左側にマーカーを置き、左右に交互にボールを出し、右サイドおよび左サイドからゴールのある中央に向かうイメージでの練習。

 

トラップ、(マルセイユ)ターン、シュートをスムーズに行えるようになることを目標に何度も練習。

 

途中からは、子供たちの要請により、ゴールにキーパーを配置。そして、トラップ・ターン・シュートをスムーズに行うことができて、更にシュートがゴールに入ったら、ゴールキーパーと交替できるというルールで実施。

 

給水休憩後の3時40分から、ミニゲームを実施。今日も、ゴールを広くして、マルセイユターンからのシュート以外は得点にならない、というルール。

 

練習終了4時10分。

 

 

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審判記録(2010/06/26) 主審×1.0
 

 

本日は、長男の帯同審判。中体連の予選1次リーグ(25分ハーフ×2)。会場は、T学園の人工芝グランド。天候は、少雨。フィールドの状態は、人工芝なので良。(競馬ならやや重といった感じか?)

 

息子の顧問の先生と相談し、来週末の審判担当試合の対戦カードとの兼ね合わせの関係で、本日の審判担当試合は私が主審を務めることになった。

 

4月末に痛めた右ひざが、若干、気になっていたのだが・・・。

 

対戦チームの片方の顧問の先生は、3級スクールで時々お世話になった(インストラクターとして指導していただいた)S先生。

 

試合前にS先生とすれ違ったので、簡単に挨拶をかわした。

 

試合開始前に、副審を担当する顧問の先生と、S君のお父さんと簡単に打ち合わせ。だいたいはいつもの通り。天候が雨のため、雷が発生したにもかかわらず、私が気づかなかったら教えてください、などを追加。

 

それから、念のためA1サイドの副審を担当する顧問の先生には、「多分、大丈夫だとは思いますが、もし試合中に、右ひざが折れたら主審を交代してください。」と冗談で話していた。

 

先生からは、「じゃぁ、膝が逆向きに曲がらない限り、『主審、プレーオーン(主審、主審としてのレフェリングを続行しないさい、という意味)』と声をかけますよ」と、冗談を返されていたのだが、まさかああいう事態になるとは・・・。(後半参照)

 

試合前半の内容としては、手のファウル、特に相手選手の後ろからのプッシングのファウルが多い。オフサイドも4~5本。

 

そうそう、開始早々に、トリッピングがあり、ボールがファウルされた選手の前にころがったため、プレーオンを採用したのだが、思ったほどファウルされた側のチームが有利な状況にならなかったので、すぐに笛を吹いてロールバックし、フリーキックで再開。



直接ゴールが狙える位置だったので、先々週の審判のトレーニングで教えていただいたことを意識しながら、壁の操作。


 

試合後半は、イベント目白押し。



後半開始早々、何人もの選手のシャツの裾が出ている状態に気がついたので、アウトオブプレーのタイミングで、「シャツが出ているので、全員一度シャツを中に入れましょう!」と大きな声で両チームの選手に対して声掛けした。

 

それから、ドロップボールも1回。これは、ペナルティーエリア内で選手が足を抑えて倒れたままになっており(ファウルはなし)、一部の味方選手などが「(ボールをフィールドの外に)出せ」などと声を出しているのだが、そのままプレーが続いていた。

 

しばらく、倒れたままの選手をケア(目で確認)しながら、ゲームの展開を見守った。できればボールがアウトオブプレーになった状況で、笛を吹いて試合を停止し、倒れている選手のチェックを行いたかったのだが、ボールが外に出そうな気配がない。

 

このままでは再びボールがペナルティーエリア内に入ってきて、倒れている選手と接触する選手が出る恐れも出てきたため、ペナルティーエリアのやや外側で、ボールが限りなくイーブンに近い(どちらのチームも支配している状況ではない)ところで笛を吹いて試合を停止し、負傷した選手のチェック。

 

そのままプレーを継続できるということだったので、その選手を起き上がらせてから、試合を停止したときにボールがあった位置からドロップボールでゲームを再開。

 

前半はプレーオンの採用を失敗し、ロールバックしてペナルティーキックで再開したシーンがあったが、後半に採用したプレーオンは、ファウルされた選手がそのままゴール前まで向かうことができたので、このプレーオンはまぁまぁ良かったと思う。

 

次はイエローカード。両チームとも手のファウルが多かったのだが、小柄な選手が相手に負けまいとして、手のファウルを繰り返しているのが気になっていた。既に2回繰り返していたのだが、また手のファウルを犯した。今回は相手選手の首に手が絡んでいる。ただし、強さとしては、一発でイエローの対象になるほどではなかった。

 

しかし、もう3度目(確か前半に1回、後半に入って2度目)なので、「繰り返し競技規則に違反した」ということで、その選手にイエローカードを提示(後半21分)。

 

イエローカードを出した後、展開が大きくかわって逆サイドのゴール付近までダッシュした際、突然左ふくらはぎに違和感が発生。足がつりはじめた。完全につったわけではないが、更なるダッシュなどで負担をかければ、「完全につった」状態になり動けなくなりそうだ。

 

どうやら無意識のうちに痛めている右ひざをかばった走り方をしていて、左足に負担をかけてしまったようだ。左足のふくらはぎが完全につってしまわないように注意しながら走っていると、今度は右足にも違和感が発生。

 

時計を確認すると、試合時間の残りは約3分。なんとか試合終了まで足が完全につってしまわないようにしたい。

 

アウトオブプレーや選手交代のタイミングで、合間を縫って、立ったまま軽くストレッチをし、ふくらはぎがつりきってしまわないことを祈りながらレフェリング。

 

残り2分程度になったとき、アウトオブプレーになりスローインでの再開するシーンとなったのだが、笛を吹いて「試合を停止」し、選手に「ごめんね、(主審である私の)足がつったので、ちょっとだけ待って」とお願いし、ちょっと強めのストレッチ。中断した時間は「10秒」ほど。

 

あらためて、笛を吹いて試合を再開。ちょっとみっともないなぁ・・・。

 

その後、軽いJOGでも、やはり両足のふくらはぎは「ヒクヒク」状態。しかし、なんとか試合終了まで持ちこたえた。本当ならダッシュで追わなければならないゴール前への動きがJOGでしか追えなかったが・・・。

 

そして試合終了。もちろん、選手交代のために要した時間や、私が費やしてしまった「約10秒」の時間を含めたロスタイムを追加して試合を終了した。

 

両チームの選手ならびに関係者の皆様に、迷惑をかけてしまった。この場を借りて、お詫びいたします。ごめんなさい。

 

って、このブログを読んでいる「関係者の方」は、いないと思いますが・・・。

 

 
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試合中に雷鳴が聞こえたら
 

 

梅雨に入り、これから夏場にかけては、雷に対する注意が特に必要となります。 

 

5年前、長男が小学5年生だった時に、あるサッカー大会に参加し、その帯同で審判をしていました。その大会は全国から多くののチームが参加し、3日間に渡って開催される大きな大会。



大会2日めに、主催者が用意したある中学校のグランドにおいて、チームに割り当てられた試合の主審を私が担当していたときのこと。

 

1つ前の試合の際、天候は「晴れ」だった。私が担当する試合が始まった頃から雲行きがあやしくなり、だんだん暗くなってきていた。しかし、雨は降ってはいなかった。

 

私が担当する試合が始まった。前半は雨に降られることなく試合は順調に進んだのだが、後半に入ってまもなくのことだった。雨はまだ降り出していなかったのだが、急に雷鳴が聞こえた。稲光を確認できなかったが、まぎれもなく雷の音だった。

 

そこで、私は笛を吹いて「試合を停止」し、会場本部に試合を中断する旨を告げて、両チームの選手にはベンチに戻り、すみやかに校舎または渡り廊下などの「屋根の下」に移動するように指示をした。

 

両チームがベンチを撤収しはじめたころから、雨が降り出し、稲光を伴った雷鳴も発生しはじめた。

  

会場本部の方に、大会本部へ雷のため試合を中断していることと、今後の対応などを確認してもらうように伝え、私自身も「屋根の下」に避難しようとしたところ、次の試合を行う両チームの選手が、グランドに出てきて、シュート練習を始めだした。

 

「おいおい。」 これでは、何のために試合を中断したのかわからないではないか。 選手たちが自主的に練習を始めたのか、指導者の指示によるものなのかまでは確認しなかったが、シュート練習を始めた選手達に、すぐさま「屋根の下」に避難するよう、改めて指示をした。

 

昔は、稲光の後、何秒後に雷鳴が聞こえたかで、雷雲との概ねの距離(秒数×340m)を割り出し、「まだ大丈夫」みたいなことを言っていた時期もあったが、現在は、「雷鳴が聞こえたら、いつ自分の近くに落雷しても不思議ではない。」というのが常識のようです。

 

ちなみに、(財)日本サッカー協会から、2006年4月11日付で、「サッカー活動中の落雷事故の防止対策についての指針」という通達が出ているので、そちらを確認していただきたいと思います。

 

日本サッカー協会のホームページ→「大会・試合」→「競技規則」→「その他」に掲載されていますが、直リンクも貼っておきます。

http://www.jfa.or.jp/match/rules/pdf/rakurai.pdf  


 

2ページの資料なので、審判資格を保有している方は、かならず上記のリンクファイルを一度は読んでいただきたいのですが、一部を抜粋して掲載しておきます。

 

「サッカー活動中の落雷事故の防止対策についての指針」

1.[基本指針]

すべてのサッカー関係者は、屋外でのサッカー活動中に落雷の予兆があった場合は、速やかに活動を中止し、危険性がなくなると判断されるまで安全な場所に避難するなど、選手の安全確保を最優先事項として常に留意する。

(中略)

<落雷の予兆>に関する参考資料

(中略)

「自動車、バス、列車、鉄筋コンクリート建物の内部は安全です。」「本格的な木造建築の内部も普通の落雷に対しては安全です。しかし、テントやトタン屋根の仮小屋の中は、屋外と同様に雷の被害を受ける危険があります。」

「絶えず雷鳴に注意し、空模様を見守ります。雷鳴が聞こえたり雷雲が近づく様子があるときは、近くの建物、自動車、バスの中に入り、安全な空間に避難します。雷鳴は、遠くかすかに聞こえる場合でも、自分に落雷する危険信号と考えて、直ちに避難してください。雷活動が止んで20分以上経過してから、屋外に出ます。屋根のない観客席も危険ですから、安全な場所に避難します。」

 

試合中の正常なプレーによる選手の怪我に関しては、審判が責任を問われることはないと思うが、雷鳴が確認できている状態で試合を続行し、落雷事故が発生した場合については、上記の通達が出ている以上、審判が責任を問われる可能性も出てくると思われる。

 

もし、このブログを読んでいる審判員の方が、担当している試合の最中に雷鳴を確認した場合は、「勇気をもって、試合を中断し、すみやかに選手を避難」させましょう。

  

落雷事故が起きてからでは、とりかえしがつきませんから。

 

話を戻して、先の5年ほど前の大会はどうなったか、ということを一応書いておきましょう。

 

結局、その後激しい雷雨となり、最終的に夕方まで天候は回復せず、消化できた2日め途中までの成績を元に、翌日(大会第3日め)の決勝トーナメント(順位トーナメント)が行われ、大会は閉幕した。(もちろん、2日めのあとの決勝トーナメント(順位トーナメント)の開催のための打合せは、かなり混乱していた様子だが・・・。) 

 




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カード(イエロー/レッド)となるハンドリング
 

 

前回の記事で、どのような場合、主審はハンドリングの反則をとるか、ということについて書きました。その最後に、ハンドリングの反則で、イエローカードやレッドカードの対象となる場合がありますよ、ということを書きました。

 

競技規則できちんと規定されているので、確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ボールを手で扱う

(中略)

懲戒の罰則

競技者が次のように意図的にボールを手で扱ったとき、反スポーツ的行為で警告されることになる。
●意図的にボールを手で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを阻止する。
●手でボールを扱って得点しようとする。


  

一つ目は、「バスケットボール」のように、手で相手のパスをカットするようなプレーはダメですよ、ということ。二つ目は、「ハンドボール」のように、手でゴールすることを狙っちゃダメですよ、ということです。(いわゆる「神の手」のようなプレーですね。)

 

これらのようなプレーをすると、サッカーじゃなくなるから「イエローカード」。
 
 

懲戒の罰則はさらに続きがあって、

 

しかしながら、競技者が意図的にボールを手で扱って決定的な得点を阻止した場合、退場を命じられる。この罰則は競技者がボールを手で扱うことによるものではなく、得点となりそうな状況を阻止するということによるものである。これは公正を欠いた介入で、(サッカー競技にとって)受け入れられることのできないものである

 

間違いなくゴールインするボールを、ゴールキーパー以外の選手が、ゴールキーパーのようにボールを手で扱って阻止しちゃ「絶対にダメ」ですよ、ということですね。

 

これ、注意が必要です。レッドカードは、「ボールを手で扱って、『決定的な得点を阻止』」した場合だけです。

 

では『決定的な得点の阻止』とは、

1)ボールがゴールマウスの枠内に向かって進んでいる。

2)その選手(ハンドした選手)より後方にはゴールキーパーを含む守備側選手が誰もおらず、他のプレーヤーの正常なプレーによってゴールインが阻止される可能性が全くない。

この2つの条件が両方とも満たされている場合のみ。

 

なので、主審は、「そのハンドリングがなければ、100%ボールがゴールに入っていた」という状況でのみ、その選手に「レッドカード」を提示できる。逆に、100%と言いきれない場合は、「レッドカード」を提示してはいけません。

 

つまり、「もしかしたら、クロスバーに当たっていたかもしれない。」「もしかしたら、ゴールキーパーが戻って対処できた可能性がある。」「もしかしたら、他の選手がヘディングでクリアできた可能性がある。」 などの状況では、「レッドカード」で選手を退場処分にすることはできません。(露骨なハンドリングの場合は、「反スポーツ的行為」として、「イエローカード」の提示はできますが。)

 

また、「ボールを手で扱って『決定的な得点を阻止』しそこなった場合」については、「得点を認め、手でボールを扱って得点を阻止しようとした選手にイエローカードの提示」となります。(あ、イエローカードになるのは、2つではなくて3つでした。前回の記事を訂正しています。)

 

この場合については、2010年05月26日付の「ゴールキーパーが退場になると・・・」の記事にも載せましたが、ガイドライン側で規定されています。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

得点、または得点の機会の阻止

(中略)

決定的な得点の機会があり、相手競技者がボールを手で扱い、また相手競技者にファウルしたにもかかわらず、主審がアドバンテージを適用し、その後、直接得点となった場合、その競技者は退場を命じられないが、警告されることがある

(中略)



 

ゴール前でのハンドリングについては、上記のように「カード」を提示しなければならないケースがあります。従って、主審はボールがゴール付近にある場合は、適正なポジションでプレーを見極める必要があります。センターサークル付近からでは見極められませんし、笛やカードに説得力がなくなりますよね。

 

ゴール前にボールがあるときは、主審はゴール前まで行って、しっかりプレーを監視しましょう!!!

 

ボールに遅れないでついてポジショニングすることが理想ですが、少々遅れても構いませんから、しっかりゴール前まで行きましょう。「遅れる」ことより「ゴール前まで行かない」ことのほうが、主審にとっては「重大な反則」です。

 

ボールがゴールに向かって進んでいるとき、 

「主審がゴール前に遅れて入る」→主審への「注意」

「主審がゴール前まで行かない」→主審への「警告」

 

ですね。(実際には審判に警告がなされることはありませんけど・・・。)

 

かといって、ゴール前に入りすぎて、選手の邪魔をしてしまうのも困りものですが、「入りすぎた!」と思ったら、すみやかにバックステップで選手たちの邪魔にならない位置まで逃げましょう!

 

まとめ。

ハンドリングでイエローカード

1)手で露骨にパスカットした場合
2)手で得点しようとした場合
3)手で決定的な相手のゴールを阻止しそこない、相手の得点になった場合



ハンドリングでレッドカード

1)手で決定的な相手のゴールを阻止してしまった場合

 


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ハンドリング(ボールを手で扱う)とは
 

 

今日は、数日前の記事で予告した、ハンドリングについての記事を書くことにします。まずは競技規則の確認から。

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

ファウルと不正行為は、次のように罰せられる。

直接フリーキック

(中略)

次の3項目の反則を犯した場合も、直接フリーキックが相手チームに与えられる。

(中略)
●ボールを意図的に手または腕で扱う(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内にあるボールを扱う場合を除く)。 


 

競技規則では、上記のように、さらっと「ボールを意図的に手や腕で扱ったら、相手チームの直接フリーキックで再開ですよ。」ということだけが書かれています。

 

では、「意図的に手や腕で扱う」とはどういうことなのか? 

 

それは、ガイドライン側に詳しく書かれています。 
 


競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ボールを手で扱う

競技者が手や腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。主審は、この反則を見極めるとき、次のことを考慮しなければならない。

●ボールが手の方向に動いているのではなく、手がボールの方向に動く。
●相手競技者とボールの距離(予期していないボール)。
●手が不必要な位置にある場合は、反則である。
●手に持った衣服やすね当てなどでボールに触れることは、反則とみなされる。
●サッカーシューズやすね当てなどを投げてボールにぶつけることは、反則とみなされる。


 

後ろの2つは、手を使うということの延長だし、滅多に起きることではないので、この記事では触れないことにします。

 

最初の3つがハンドリングの肝です。

 

普段よく見かけるのは、ボールをトラップしようとする際、イレギュラーバウンドやトラップミス、あるいは目測誤りにより、ボールが予測した位置とずれたために、身体の位置を修正しきれずに、手や腕を使ってしまうパターンです。これはもちろんアウト(反則)。

 

至近距離から蹴られたボールが偶発的に「手に当たった」場合はセーフ。(先日の記事では、これに該当します。)

 

相手チームの選手が蹴るボールをカットしようとして、自分の身体をボールのコースに入れる際、頭部や顔を守るために使った手にボールが当たった場合はセーフになる可能性が高くなるのですが、「手に当たる」ことを期待して、手や腕を大きく広げていた場合は、「不必要な位置にある手」となり、アウト(反則)となります。

 

ゴール前でのフリーキック時に、壁になっている選手が、手で胸および急所を抑えて立っているのを見かけると思いますが、この「胸および急所を守るための手」に、ボールが当たった場合は、不必要な位置ではなく、セーフ(反則ではない)。

 

ちなみに、記憶に新しい、2010年5月30日の日本対イングランド戦での本田選手のハンドを確認してみたいと思います。

 

YouTube の映像を貼っておくので、このリンク先のファイルの、開始から2分18秒付近を見てから以下の文章を読んでいただくと、分かりやすいと思います。

 



 

今回の本田選手のプレーは、至近距離といえなくもない距離ではあるが、明らかに「手がボールの方向に動いている」し「不必要な位置」でもあるので、アウト。

 

もし、顔や頭部を守るために顔付近で手が止まっていて、その手にボールが当たっていたのなら、セーフだった可能性があります(あくまで主審がどう感じるかによります)。しかし、映像を見ていた限りでは、完全に頭上を越えそうなボールに対し、「当たることを期待して上にあげた手」であると言わざるをえません。

 

(ちなみに私見ですが、もし仮に闘莉王選手の手にボールが当たっていたならば、主審はハンドの反則をとらなかったんじゃないかなぁ、と思われます。)

 

まとめると、ハンドリングの判定基準は、

ボールを手でコントロールしようとしたかどうか。「手でコントロールしようと意図した」または「手に当たることを期待した」動作の場合は、アウト(反則)。 

という考え方で瞬間的に判断するとよろしいのではないでしょうか。

  

ところで、ボールを手で触れた場合で、「イエローカード」の対象となるケースが2つ3つ存在するのですが、ご存じでしょうか?(ちなみに、「レッドカード」の対象になるケースも1つあります。)

 

答えは、次の記事で。

 

 
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練習内容(2010/06/19) U9
 

 

本日の低学年の全体練習は、監督が実施。全体練習のメニューは、鬼ごっこ系メニューと、ボールを使った運動神経刺激系のメニュー。

 

2時からの学年別メニューで、私は3年生を担当。今日のメニューは、ドリブル(マルセイユ・ルーレット)と、ボールトラップ。

 

まず、最初に、ボールタッチ系のメニューをさせている間に、コーンとマーカーを配置して、次のメニューの準備。

 

中央にコーンを1つ配置し、両方向からドリブルを開始して、コーンの横を同時にすり抜ける練習。

 

ボール跨ぎのフェイント、マルセイユ・ルーレットでコーン横を通過。このところ、ドリブルのテーマを、マルセイユ・ルーレットにしている。徹底的に身体に覚え込ませるために、「これでもかっ!」というくらい、反復練習中。

 

右回り、左回りのターンの両方を練習。コーンの横を通過する際、コーンから離れすぎて通過してしまうので、コーンの横左右1mくらいのところに、マーカーを配置して、コーンとマーカーの間を通過するように練習。

 

ペアになる相手と、同じタイミングでドリブルを開始し、同じタイミングでコーンの横を通過するように指示。これは、「常に顔をあげてまわりを見る」意識をもってもらうため。

 

よって、スタート時も笛はなし。子供たちには、スタートの笛は吹かないから、前のペアのドリブルが終わったら、ペアと同時にスタートしなさい、とだけ伝えて見守る。「言われてやる」という受動的な練習ではなく、「自ら積極的にやる」という能動的な練習を目指して。

 

最終的にはアイコンタクトだけでスタートできるようになってもらいたいが、今は声や手をあげて合図することでも「よし」としている。

 

以前は、「おい。次は誰だっ。」というようなこともあったが、今日はそのようなシーンがほとんどなかった。ただし、自分の番がくるまで地面に「お絵かき」している選手はまだいるけれど・・・。うまい友達の「技」を見て・盗んで欲しいのだけれど・・・。

 

このメニューの最後は、コーンの前に私が立って、マルセイユ・ルーレットのチェック。うまく私をかわすことができた選手から、給水休憩。

 

給水休憩後の2時からは、ドリブルでゴール前まで行き、ゴール前のコーンの横でマルセイユ・ルーレットしたのち、すぐにシュートを打つ練習。イメージとしては、ドリブルでゴールキーパーの前までいった際、ゴールキーパーをマルセイユ・ルーレットでかわしてシュートするような感じ。

 

ターンのあと、自分の身体がどこを向いているのか、を瞬時に判断する、というか、ターンしながら常に自分の身体の向いている向きを意識してプレーしてもらうため、何度も繰り返して練習。

 

もちろん、右回りだけでなく、逆側で左回りのルーレットも同時に練習。

 

給水休憩後の2時50分からは、ボールトラップの練習。まだ、ボールトラップの練習を開始して間もないので、基礎的な練習。

 

イメージとしては、相手チームのゴールキックをカット(トラップ)して、すぐさまドリブルを開始するためのボールトラップ。

 

ボールを足の裏で完全に止めるきることができる選手は多い。しかし、そのトラップでは、素早いドリブルの開始ができない。正面方向からくるボールを、いかに自分のドリブルしたい方向に「適切なスピード」で跳ね返すか。これが大切。

 

ボールの勢いを止めきってしまえば、素早いドリブルにつながらず、その間に相手選手に身体を寄せられてしまい、窮屈なプレーを強いられてしまう。かといって、強く跳ね返しすぎると、自分の身体からボールが離れすぎてしまい、結果としてボールを奪われることになる。

 

先のようなシーンでは、ボールを跳ね返す強さは「強すぎず、弱すぎず」そして、相手選手のいない「自分が余裕をもってボールをコントロールできる」方向にトラップすることが大切。

 

自分に向かってくるボールの強さは、千差万別。強さに応じた足の捌きが必要になる。

  

まずは、感触をつかんでもらうため、スタート位置から私がボールを蹴った瞬間に前に飛び出し、指定された付近でボールをトラップし、その位置から2~3m先に書かれた直径1m程度の円の中にボールを止められればOK。

 

もう少し強く跳ね返すトラップのほうが実戦的なのだが、正確に狙った場所にトラップするという意識をもってもらいたいので、この練習を実施。

 

トラップしたボールの跳ね返りが強すぎたり、弱すぎたり、なかなかちょうど良い強さにならない。習うより慣れろ、ということで、繰り返し何度も練習。

 

次は、ボールをトラップ後にドリブルを開始する練習。ゴール前までドリブルし、最後はやっぱりマルセイユ・ルーレットをしてからのシュート。(まだまだ、ルーレットに拘るよ~。)

 

最後の給水休憩をとり、3時50分からミニゲーム。やっぱりマルセイユ・ルーレットにこだわったゲーム。

 

ゴールの間隔を広くとり、マルセイユ・ルーレットからのシュートがゴールに入った場合のみ「得点」。それ以外はノーゴール。

 

練習終了(4時20分)。

 

 

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審判のトレーニング (その4)
 

 

都道府県のサッカー協会に所属する、1・2級の審判員の方々が中心になって、毎月行われているトレーニングに今月も参加した。(今回が4回目の参加) 会場はK球技場。

 

最初は、参加者全員でウォーミングアップ。

  

ウォーミングアップの内容は、3~4m置きに、縦5×横4列に配置されたマーカーを使って、ランニング系、ステップ系、俊敏性を鍛えるメニューなどを実施し、最後に体幹系のトレーニング(腹筋・背筋強化メニュー)を実施。みっちり30分間、汗だくになった。

 

リズムよく行わなければならないステップ系のメニューの出だしでミスって、個人的にグダグダというかボロボロになってしまったものもあった。

 

こんなにリズム音痴だったっけ、それとも加齢によるリズム感の低下? 昔はもっとリズミカルに動けたような気がする。これではとても小5~高2までの7年間も体操競技をやっていたなんて言えない・・・。

 

 

ウォーミングアップのあとは、実際にレフェリング系のトレーニング。本日のテーマは「主審と副審の協力」

 

まず最初は、参加者を「主審役」と「副審役」に分けてロールプレーイング。

 

主審は、センタースポットからゴール方向に、実際のゲーム中での動きに似せてランニングを開始。同時に副審もハーフウェーからスタート。

 

10m程度JOGで直進後、主審は右斜め方向(副審サイド側)に切れ込んで5mほどJOGした後、今度は逆方向(Rサイドのコーナー方向)に、副審のシグナルを確認しながらサイドステップを開始。 

 

このとき副審は、主審の動き(早さ)に合わせたランニング。最初はJOGし、主審が副審側に切れ込んで走り始めたあたりから、サイドステップに切り替え、主審が逆サイドにサイドステップで走り始めてから5m程度走ったあたりで、主審の死角で守備側にファウルがあったと想定して、右手でフラグを左右に振って、主審に合図。

 

主審は、副審の合図のあと、プレーオンを採用しサイドステップからダッシュに切り替え、ペナルティーエリアに近づいたあたりから速度を落とし、ペナルティーエリア内に深く入りすぎないように意識しながらRUN。

 

副審は、主審のプレーオン合図の直後に、フラッグを降ろして、ダッシュで想定されるオフサイドラインまで移動し、更にゴールライン方向に走ったあと、自分でイメージした結果をフラグで主審に伝える。(イメージする結果・・・ゴールキック、コーナーキック、オフサイド、オフェンスファウル、ディフェンスファウル(PK)。など) 

 

主審は、副審のイメージの結果のフラグサインを確認して、必要に応じてアクションや笛を吹く。(ゴールキック、コーナーキックなら笛は必要ないが、オフサイドやファウルの場合は、笛を吹いたのち、手で合図する。)

 

私は最初、副審役を担当。そのあと主審役へ。

 

競技場の観客席から跳ね返ってくる自分の「プレーオーーン」の声が心地よい。河川敷グランドでは味わえない感じ。悔やまれるのは、今日のトレーニングには、少年団の練習指導用で使っている「180円の笛」しか持ってきていなかった。こんな練習をするなら、試合の時に使っている「Fox40」を持ってくればよかったなぁ・・・。 

 

話がそれました。今日は1級の審判の方が2名来てくださっており、主審役・副審役の動きの中で、修正すべき部分を指摘してくださった。

  

以前、Kさんが「手のファウル」の確認として実技練習してくださった際、副審がフラグアップして主審がプレーオンを採用する場合は、先に副審にフラグを下げるよう合図してからプレーオンをかけるように、と聞いていたような気がした。

 

しかし、今日の説明では、先にキャンセルをかける必要はなく、副審は主審がプレーオンを採用した場合、すみやかにフラグを下げてオフサイドラインに戻るという動作をするということだった。(ということで、過去のブログの記事を修正しました。)

  

 

続いては、ペナルティーエリアに近い付近での攻撃側のフリーキックとなった場合の対応。 

 

参加者を審判役(主審・副審)、選手役(攻撃側・守備側)の4つに分けてロールプレーイング。

 

ペナルティーエリアに近い場所で、攻撃側のフリーキックとなった場合は、まず気をつけなければならないことは、攻撃側の選手がクイックスタートをするかどうか。

 

クイックスタートの場合、攻撃側が正しい再開ポイントからキックを再開するかどうかということと、再開ポイントから既定された距離(9.15m以上)離れていない守備側選手の動きに注意しなければならない。

 

(再開ポイントから規定された距離離れていない守備側選手が、フリーキックを妨げる動きをした場合、プレーの再開を遅らせる(遅延行為)ということで、イエローカードの対象となる。)

 

そして、クイックスタートがなければ、攻撃側の選手と「契約」。契約内容は、「ボールをセットした(させた)後は、再開の笛を吹くまでは絶対にボールを動かさない、ということを条件に守備側選手の壁の位置を既定の距離まで下げる」というもの。

 

攻撃側の選手と「契約」を交わしたら、壁の操作へ。

 

概ね守備側選手は規定の距離より近い距離で壁をつくろうとするので、いろんな事に注意しながら、壁の操作に入る。

 

まず、攻撃側の選手がボールを動かしたり、ボールをキックして勝手に再開しないかどうかを監視するために、ボールに正対した状態でゴール方向に後ろ向きに歩き、壁を下げる位置まで移動する。

 

(このとき、後ろ向きで歩測しても良いし、正しく目測できる自信があれば、目測でもOK。もし、この最中に攻撃側選手がボールに触れるという契約違反を犯した場合は、「イエローカード(遅延行為)」を提示。)

 

壁を下げたい位置まできたら、ボールに目を向けたまま、手を真横にあげて、壁となる守備側選手に「手に当たるまで下がりましょう」と声をかける。

 



壁の位置を確定させたら、今度は、手に当たった守備側選手を壁の基準として監視しながら(正対して後退しながら)、主審がとるべき位置まで移動する。このとき、視界の端で、キッカーを含む攻撃側選手がボールに触れないかどうかも意識しておく。

 

また、壁の位置を確定させたあとは、壁付近での攻撃側・守備側選手の押し合いなどの小競り合いが発生していないかどうかもチェック。もし、小競り合いがおきそうな雰囲気であれば、双方に声掛けして注意を促すことも必要になる。

 

自分(主審)のポジショニングが完了したら、サポートしてくれている副審がフラグアップして主審に異常をしらせていないかどうかを確認し、再開の合図である「笛」を吹く。

 

笛を吹いて、フリーキックが行われる前に、壁になっている守備側選手の「飛び出し」が行われないかどうかを監視する。

 

笛を吹いた後で、フリーキックが行われる前に、守備側選手が飛び出した場合は、ボールが直接ゴールに入らないことを確認して、笛を吹いて試合を停止し、「飛び出した」選手に「イエローカード(既定の距離を守らない)」を提示した後、フリーキックのやり直しを行う。

 

(「飛び出した」選手にボールが当たって、明らかにゴールに入らない場合は、直ちに笛を吹いて試合を停止しても構わないが、直接ボールがゴールに入った場合は、得点が認められるので、慌てて笛を吹かないようにしなければならない。)

 

整理すると、直接ゴールが狙える位置で、攻撃側のフリーキックで試合を再開する場合の手順としては、

1)正しい再開場所からの攻撃側のクイックスタートがないかどうか確認

2)攻撃側選手と「契約」

3)ボールを監視しながら壁の操作

4)壁が動かないよう監視しながらポジショニング

5)副審が異常を知らせていないか確認して

6)再開の笛を吹く

7)ボールが蹴られてインプレーになる前に壁が動かないか確認

といった感じ。

 

これはあくまで手順のみなので、万一、それぞれの手順を進めている間に、違反行為があった場合については、注意またはイエローカードの提示が必要になります。

 

実際に、私が審判役でロールプレーイングした際、1級審判員の方から、

1)ファウル後、攻撃側選手との「契約」の際、選手とのコミュニケーションが必要以上に多すぎる。2)ボールを見ながら壁を下げる際、左右にフラフラと後退していたので、一直線に後退するように。3)壁を下げる際には、腕を伸ばして「腕に当たるまで下がるように」という指示を出し、腕に当たった選手を基準に壁が動かない(主審の目を盗んで前に出ない)かチェックすれば良い。

という3項目をアドバイスしてもらった。

 

実際のレフェリング時には、これらのことを忘れずに臨みたい。

 

今日のトレーニングの内容は、実際のレフェリングで参考になることが多く、意義のあるものだった。疲れたけれど、充実感いっぱいの2時間だった。 

 

 

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練習内容(2010/06/13) U8
 

 

本日の低学年の全体練習は、監督が実施。

 

1時45分からの、学年別メニューでは、2年生を担当。3年生と一緒に指導したことは、過去2回あるが、この学年の選手達をを単独で指導するのは、たぶん初めてである。ちなみに練習試合の引率は2回。

 

前回、親子サッカーの前日に、体育館で3年生と一緒に「マルセイユ・ルーレット」の練習をした。今日もその練習も盛り込んでおこうと思う。

 

まずは、ボールタッチ系のメニュー。ただ、監督との低学年の全体練習でいくつか行っているので、重ならないメニューを実施。

 

ボールタッチ前、ボールタッチ横、ボールタッチ後ろ、ボールを手で保持した状態から、手を離して足の甲で目の高さまでキックしてキャッチ、ボールを高く放り上げて、ワンバウンド後に肩にあてたあとボールキャッチ、肩をおでこや首の後ろなどに変更して、数パターン実施。

 

その後は、7m四方のグリッドの四隅にコーンを立てて、ドリブルの練習。右回り左回りで何本かドリブルの練習後、すべてのコーン間でボールを跨いだり、マルセイユ・ターンを入れる練習も実施。これも右回り・左回りの両方を実施。

 

以前紹介した、ジダン選手の試合中のマルセイユ・ターンを集めた映像の中で、ジダン選手は右足を軸にした左回りのターンしかしていないが、できれば状況に応じて両方向のマルセイユ・ターンができるようになってほしいため、今日の練習では両方マルセイユ・ターンを練習。

 

給水休憩後の2時30分からは、1本のコーンの両方向から同時にドリブルを開始して、同じタイミングで相手選手に見立てたコーンの横を通り抜ける練習。

 

単純なフェイントやボール跨ぎで相手を惑わすドリブルの練習後、またまたマルセイユ・ターンでコーン横をすりぬける練習。

 

2回目の給水休憩後の3時5分からは、コーンの前に私が立ち、実際にボールを奪う形で練習。相手選手との間合いや、マルセイユ・ターンのタイミングをしっかり身体で覚えてもらうため。

 

最後の給水休憩をとり、3時35分からミニゲームを実施。今日のルールはかなり特殊。コーン2本を倒したゴールを作り、このコーンに当たればゴール。ただし、ゴールが認められるのは、マルセイユ・ターンをして、直後にシュートした場合のみ。

 

更にタッチラインやゴールラインはないので、ゴールの後方からでもOK。ボールが他の学年の練習の邪魔になるようなところに行ってしまった場合のみ、私がボールをフィールド内に投げ入れてゲームを再開。なのでグランドの境界の段に当たってもゲームは続行。

 

とにかく、今日はゲームの中でマルセイユ・ルーレットをすることがメインの目標。マルセイユ・ルーレット(ターン)のあと、自分の身体がどこを向いているか(目標であるゴールの方向)をしっかり認識してもらいたいためのゲーム・ルール。

 

4時練習終了。 

 

 

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審判記録(2010/06/12) 主審×0.5 4th×0.5
 

 

本日は、二男の帯同審判。U-11カテゴリーのリーグ戦。会場は河川敷のAグランド。

 

1試合目前半は、今回副審経験2試合目のお父さんの後ろについて、サポート。一応、その試合の前半の主審を担当される方(相手チームの保護者)に、一言断りを入れておいてのサポート。(副審と一緒にうろうろするので。)

 

特に問題なく前半終了。

 

後半は、私が主審を担当。

 

特に問題はなかったと思う。ファウルも予想していたより少なめだった。種類としては、トリッピングのファウルとホールディング(プレーオン採用)くらいだったと思う。オフサイドはなし。 

 

2試合目も、1試合目同様、前半は副審(A2)のサポート。オフサイドが1本とペナルティーキックが1本が主な出来事。

 

まずはオフサイド。オフサイドポジションにいた選手がパスを受けた瞬間は、ディフェンスラインが下がったので、オフサイドポジションではなくなっていたが、味方選手がパスを出した瞬間は間違いなくオフサイドポジションにいたので、オフサイド。 

 

さて、続いてペナルティーキックとなった場面。私がサポートしていたA2サイドで起きた。

 

息子の相手チームがペナルティーエリア内で放ったシュートが、ゴールエリア内にいた息子達のチームのディフェンスの選手の手に当たった。手がボールに向かって動いたわけではなく、至近距離からのシュートで、ボールが手の方向に動いたというものだった。(ハンドリングの反則については、後日記事にする予定。)

 

私が主審であれば、反則(ハンドリング)にはしないが、主審は笛を吹いてハンドリングの反則をとってしまった。思わず「えっ~、いまのハンドにしちゃうの~」とつぶやいてしまったが、私は副審のサポートをしているだけの「部外者」なので、主審の判定には何も言えない。

 

なので、サポートしていたA2のお父さんに、ゴールライン上のペナルティーエリアの境界線上まで移動(ペナルティーキック時の副審の立ち位置にスタンバイ)するようにアドバイス。

 

そして、もしペナルティーキックがゴールに入らずにプレーが継続した場合は、バックステップですみやかにタッチラインに戻ってオフサイドラインをキープすることもアドバイスして、ペナルティーキックでゲームが再開されることを待っていた。

 

ところが、息子達のチームディフェンスの選手が、ペナルティーエリア内にいっぱい残っていて、ペナルティーアークの中にも両チームの選手が侵入している状態のまま、主審はペナルティーキックをさせようとしていた。

 

これは再開方法の誤りなので、主審に声をかけさせてもらった。

 

ここで競技規則を確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第14条 ペナルティーキック

ペナルティーキックの準備

主審は、ペナルティーキックが行われる前に次の要件について確認しなければならない。

●キッカーが特定されている。
●ボールが正しくペナルティーマーク上に置かれている。
●ゴールキーパーがゴールポスト間のゴールライン上にいて、キッカーに面している。
●キッカーとゴールキーパー以外の競技者は、
- ペナルティーエリアの外で、
- ペナルティーアークの外で、
- ボールより後方にいる。

 

そういえば、主審には、「他の選手はペナルティーエリアとペナルティーエリア内には入れません」とだけ伝えたので、息子達のチーム(ディフェンス側)の選手の何人かが、ボールより前にいたままペナルティーキックで再開されたような気がする。 

 

ペナルティーキックの場合、「キッカーとゴールキーパー以外のすべての選手は、ペナルティーエリアおよびペナルティーアークの外側で、かつボールより後方にいなければならない。」

 

下線部分も忘れずきちんと伝えなくては。

 

 

その試合の後半は、息子のチームの他のお父さんに主審をお願いしたので、私は4thとしてサポート。特に問題はなかった。

 

 
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