3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ゴールキーパーに対する反則
 

 
先日の団の夏合宿の際、子供たちの指導ではなく、保護者審判の方々のサポートに回った、ということを書きました。その時の出来事から。

 

あるお父さん審判が、ボールを捕球しようとしていたゴールキーパーに相手競技者が接触した、ということで笛を吹いて試合を停止し、守備側チームの直接フリーキックで再開しました。その接触は、少し強いものであり、ファウルチャージとして罰せられることは何ら問題はありませんでした。

 

ただ、選手達に「キーパーチャージ」と説明していたので、試合後に「キーパーチャージという反則は今はないんですよ。ファウルの理由としては、(ゴールキーパーへの)ファウルチャージまたは、(ゴールキーパーへの)ファウルタックルということになります。」とアドバイスしました。

 

調べてみると、ゴールエリア内でのキーパー保護を目的とした「キーパーチャージ」という反則に関する項目が消えて、フィールドプレーヤーと同じ扱いになったのは、1997年の改正のようです。

 

しかし、通常のフィールドプレーヤーとは若干異なり、捕球態勢に入った状態や捕球直後、パンチングでクリアしようとジャンプしている状態のゴールキーパーに対する攻撃側選手のファウルは国際大会やJリーグなどでも厳しく取られています。

 

ちょっと語弊があるかもしれませんが、GKの安全に対する注意や配慮が欠けているという”不用意なプレー”の部分が、運用面で拡大されているという感じです。

 

ただ、少し気をつけなければならないのは、特にU-12以下のカテゴリーの場合、ゴールキーパーがパントキックするのと、プレースキックするのでは極端にキックの距離が異なるので、せっかくゴールキーパーが頑張って捕球し、パントキックできる状態になったのに、ファウルの笛を吹いて反則としてプレースキックをさせることになると、なんのための笛だったのか、ということになります。

 

従って、ゴールキーパーに対するファウルを取る場合、ゴールキーパーが捕球するかしないかを、しっかり見極めてから笛を吹く必要があります。もちろん、キーパーが反則されたことによって負傷したと思われる場合や、イエロー・レッドカードの提示が必要な場合は、この限りではありません。 

 

さて、ここからが本題。

 

競技規則上、ゴールキーパーに対する反則は、原則として通常のフィールドプレーヤーと同じ条件になりましたが、その特殊なポジションに対する反則は残っています。

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

間接フリーキック

(中略)
競技者が次のことを行ったと主審が判断した場合も、間接フリーキックが相手チームに与えられる。
(中略)
●ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げる。

 

更に、ガイドライン側ではもう少し細かく記載されています。 

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ゴールキーパーに対する反則

●ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げることは、反則である。
●ゴールキーパーがボールを放そうとしているときに競技者がそのボールをけるまたはけろうとすることは、危険な方法でプレーすることで罰せられるものとする。
●コーナーキックを行うときなどに不正な方法でゴールキーパーを妨げてゴールキーパーの動きを制限することは反則である。


 

となっています。 

 

「ゴールキーパーがボールを手で保持している状態」の定義は競技規則(ガイドライン)で詳しく規定されていますが、それらについては、また別の記事にするとして、2006年以前の競技規則には、上記の「ゴールキーパーに対する反則」の例が、Q&A集として競技規則に載っていたので、それを紹介しておきます。

 

2006/2007年度版 競技規則 競技規則に関する質問と回答 

第12条 ファウルと不正行為

Q17.ゴールキーパーがボールを弾ませている場合、相手競技者は危険なプレーの反則を犯していなければ、ボールがグラウンドに離れたときにボールをプレーしてもよいか?

A17.プレーできない。

 

Q18.ゴールキーパーがボールを保持した後、手の上にボールを置いた。相手競技者が後からやってきてゴールキーパーの手の上のボールをヘディングした。これは許されるか?

A18.プレーできない。

 

Q19.ゴールキーパーがボールをプレーに戻すためにキックしようとして手から離したとき、相手競技者はボールがグラウンドに触れる前にインターセプトした。これは許されるか?

A19.許されない。ゴールキーパーがボールを手から離そうとするのを妨げることは反則である。ゴールキーパーがボールを手から離すこととボールをキックすることは、1つの動作と考えられる。

 

Q29.ボールにチャレンジしている競技者が、ゴールエリア内にいる相手ゴールキーパーに接触した。これは許されるか?

A29.ボールにチャレンジすることは許されている。そのチャレンジが、不用意に、無謀に、あるいは過剰な力で、ゴールキーパーに飛びかかる、チャージする、あるいはゴールキーパーを押すものである場合に限りその競技者は罰せられる。


 
 

現在の競技規則には記載されていない文章なので、文字は「茶文字」にしておきますが、現在の競技規則に照らし合わせて矛盾がないので、これらのQ&Aは「有効」と言えると思います。 

 

なお、Q19.に相当する映像をいくつかYouTube で見つけたので、最後にリンクを貼っておきます。(というか、本当はこれらの映像を見つけたので、この記事を書いています。)


YouTube: Verrücktes nicht erlaubtes Tor ||HD|| ||720p||



  

次の映像のほうでは、カード(イエロー)が出ています。
 


YouTube: Solskjaer's disallowed goal against boro


 

私見ですが、このような反則があった場合は、イエローカードで良いと思います。理由としては、たとえ接触がなくても競技規則で「危険な方法でプレー」で罰せられるとなっているし、接触した場合はゴールキーパーが負傷しかねないプレーだと思うからです。(場合によってはゲームの再開を遅延させたということで、「遅延行為」もありえますかね。)

 

ま、とにかくプロの選手でも、ルールを知らない選手はいますね。というか、競技規則を隅から隅まで読んでいるサッカー選手のほうが少ないと思われます。

 

☆ 関連記事 ☆

「ゴールキーパーの反則」

「ゴールキーパーの珍プレー」

「ゴールキーパー(GK)へのチャレンジについて」 

「◆ ゴールキーパーに関係するこのブログ内の記事を集めた記事」 


GK(ゴールキーパー)の優劣はボールに触れない「89分間」で決まる
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不用意な、無謀な、過剰な力で
 

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為 の 直接フリーキック のところに、

競技者が次の7項目の反則を不用意に、無謀にまたは過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが相手チームに与えられる。

●相手競技者をける、またはけろうとする。
●相手競技者をつまづかせる、またはつまづかせようとする。
●相手競技者に飛びかかる。
●相手競技者をチャージする。
●相手競技者を打つ、または打とうとする。
●相手競技者を押す。
●相手競技者にタックルする

 

と書かれています。さて、この直接フリーキックの説明の最初の部分に、「不用意に、無謀にまたは過剰な力で」とありますが、この言葉の意味については、ガイドライン側に書かれています。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

不用意な、無謀な、過剰な力で

”不用意な”とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いてプレーを行うことである。
●ファウルが不用意であると判断された場合、懲戒の罰則を追加する必要はない。

”無謀な”とは、競技者が、相手競技者が危険にさらされていることを全く無視して、または結果的に危険となるプレーを行うことである。
●無謀な方法でプレーした競技者は、警告されなければならない。

”過剰な力で”とは、競技者がはるかに必要以上の力を用いて相手競技者を負傷の危険にさらすことである。
●過剰な力を用いた競技者には、退場が命じられなければならない。


  

ということで、ファウルを犯した競技者のプレーが、不用意なものだったのか、無謀なプレーだったのか、それとも過剰な力を用いたものだったのかを主審は咄嗟に判断しなければなりません。

 

そして、不用意なファウルならFK(フリーキック)のみ。

無謀な方法プレーでファウルを犯した場合は、「警告+FK」。

過剰な力でファウルを犯した場合は、「退場+FK」、となります。

 

この、「不用意な」「無謀な」「過剰な力で」を意識して、レフェリングをする必要があります。

 

では、どんなプレーが「不用意な」「無謀な」「過剰な力」なのかというと・・・(以下の文章は私見です。ご了承ください。)

 

「不用意な」ファウルの代表的な例としては、あくまでボールを蹴ろうとしていたが、相手競技者が先にボールに触れたため、ボールではなく相手の足を蹴ってしまった、とか、ルーズボールを追っている選手とボールの間に、相手競技者が走り込んできて、身体をかわすことができなくて思わずその相手競技者を押してしまったために相手競技者が転んでしまった、というような場合などですかね。

 

「無謀な」方法でのプレーの例としては、相手競技者より先にボールに触れることができないことが明白な状況にもかかわらず突進し、ボールをコントロールし終えた相手競技者にチャージやタックルあるいは強くプッシングしていまい、相手競技者が負傷をする恐れのあるプレーをしたような場合や、ボールを奪いにいったがかわされてしまったため、残っている相手競技者の足をわざと引っ掛けて転ばせるような足の使い方をしたと考えられる場合、などですかねぇ。

 

ただし、その強さやスピードなど様々な条件によってなんとも言えない(イエローにはしない)場合もありますし、度が過ぎる場合は逆に「著しく不正なファウル」として一発レッドもありえます。

 

「過剰な力」での例としては、ボールをキープしている選手が、相手競技者を遠ざけるためにひじをその相手競技者の顔面に強く当てたり、スライディングタックル時に限らずスパイクの裏を相手競技者に強く当てた場合、などですね。



くれぐれも断っておきますが、上記はあくまで私見ですので、ご了承ください。

 

言葉だけで表現するには、限界がありますね。JFAの審判資格取得時に配られたDVD「サッカー競技規則と実践的審判法」の「警告と退場」の部分にサンプルがいくつかあるので、そちらもチェックしてみてください。

 

JFAのページに、もっとたくさんのサンプルを置いてくれるとよいのですが・・・。(なぜカードの対象になるのかという解説も入れた状態で。)そうすれば、選手も審判も勉強になるのにねぇ・・・。 


 
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審判記録(2010/08/29) 副審(A1) × 1.0
 

 

本日は、所属する都道府県協会から派遣されて、シニア(Over60)の試合の副審(A1)を担当。試合時間は30分ハーフ×2。主審はYさん、副審はAさんで、いづれも一緒に担当させていただくのは初めての方々。

 

事前にしっかり主審と打ち合わせをして担当。特に変わった要請などはなし。主審の死角となる位置での反則に対してはファウルサポートを積極的にお願いしますという要請と、私がA1なので、原則として選手交代時の用具チェックなどを私が担当するということを確認。

 

私の担当したサイドでは、ファウルサポートはほとんどなし。ファウルサポートしようとしたら、主審も同じタイミングで笛を吹いていた(主審からも見えていた様子だった)ので、サポートの必要はなかった。

 

前半終了間際(残り2分程度だった)に、守備側選手1名が疲れたということで、主審の許可なくフィールドを離れそうになっていたので、「主審に許可をもらってくださ~い」と声掛けをした。

 

その選手が主審に「主審、外に出るよ~」と許可をもらおうとしたら、守備側のキャプテンの選手から、代わりに入る選手の準備が出るまでフィールド内に留まっていてくれ、という要請が・・・。結局前半終了まで交代選手の準備ができず、前半での交代はなかった。

 

その選手には気の毒だったけど、勝手にフィールドの外に出るとイエローカードの対象になるので、声を掛けさせてもらいました。

 

それから、私のサイドではオフサイドは1本もなし。オフサイドポジションでパスを受けようとしていたシーンは数回あったが、その全てでパスが通らなかったので、結果としてオフサイドにはならなかった。反対サイドでは、前後半それぞれ1本づつオフサイドがあった。 

 

私のサイドでの得点シーンが3回あったが、すべてクリーンな得点だったし、他に問題となるようなシーンはなかったと思う。 

 

そういえば、主審との打ち合わせでブッキングの順の指定が漏れていた。得点時に、審判団全員が下を向いて記入してしまっていたので、私がタイミングを意識的にずらして対応した。 

 
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練習内容(2010/08/28) U9
 

 

本日は、低学年にとっては約3週間ぶりの練習。低学年の全体練習は、監督が実施。コーンを使った鬼ごっこ系メニューと、ボールを使った運動神経刺激系メニューを約30分間。

 

1時40分からの学年別メニューでは、私は3年生を担当。本日の3年生の練習参加人数は10名。

 

久しぶりの練習であることと、雲がほとんどなく熱中症の心配もあるため、3年生の練習は3時半で終了することを子供たちに予告。逆算してミニゲームの開始予定を決め、それまでに練習メニューをてきぱきこなさないと、ミニゲームの時間がどんどん短くなるよ、と説明。

 

まず、最初はボールタッチ系メニューと合間にストレッチを少々。それから、コーンを10ヤード四方に配置し、ドリブル系のメニューをささっと実施。2時5分まで。

 

給水休憩後の2時10分からは、7月末から練習を始めた、自陣からのゴールキックのボールの勢いを殺さずに、そのまま相手ゴールまで持ち込んでシュートする練習。

 

なかなか、後方からのボールにスピードを合わせることができない。どうしてもボールを待ってしまう子がいる。また、途中でボールを跨ぐメニューも追加したのだが、跨ぐときに走るスピードが落ちてしまう子もいる。 

 

走り出すときに、後方から来るボールのスピード、方向を瞬時に判断して、相手ゴール前までにボールに触れるためにはどうすれば良いのか。この感覚を身体に刻みこんで欲しいので、これから何回も練習します。約30分実施して、給水。

 

給水後の2時40分からは、相手ゴールキックのボールをカットして、シュートする練習。ボールのトラップの仕方がだんだん良くはなってきているが、まだまだ不十分。これも、これから何回も練習します。約25分間の実施。

 

最後の給水をとって、3時10分からミニゲーム。今日のルールもルーレットからのシュートのみ有効ということで、ゴールは広くとって実施。10分ハーフ×2本。

 

3時30分練習終了。

 

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一見オフサイドに見えて、オフサイドではない例
 

 

このところオフサイドに関係する記事を何本かUPしました。

 

今日は、タイトルの通り、一見するとオフサイドのように見えるけれど、現在のルールではオフサイドの反則にはならない、という例を、米国サッカー協会が YouTube 上にUPしている映像を使って紹介します。

 

なお、英語に堪能で時間がある方は、米国サッカー協会の「Position Paper」の原文をご確認ください。

 

まずは、比較的わかりやすいこの映像から。(音声なし)

なお、「埋め込みがリクエストにより無効になっています。」というメッセージがでる映像については、「YouTube で見る」をクリックすれば、別ウィンドウで YouTube が開き、映像が確認できます。


YouTube: US Soccer Referee Position Paper: April 15, 2007


   

右からのクロスがGKにはじかれ、フォワードの選手がGKよりもゴールライン側に残っていて、完全にオフサイドポジションにいます。

 

そこに、中盤の選手によってシュートされたボールが来ますが、オフサイドポジションにいた選手はジャンプ一番、見事にボールを跨ぎ(オフサイドポジションにいた選手に触れることなく)ボールが直接ゴールに入っています。

 

オフサイドポジションにいた選手が、「自分がオフサイドポジションにいることをわかっていたからボールに触れなかった」のか、「ボールがそのままゴールに入るのがわかっていたからボールに触れなかった」のか、「あまりに強烈なシュートだったので、思わず避けた」のかは解りません。

  

しかし、このような場合、「プレーに干渉した」とはならず、オフサイドの反則には該当しません。もちろん、ボールに触れていた(ボールに当たってしまっていた)場合は、オフサイドです。

 

詳しくは、米国サッカー協会の Position Paper

http://www.ussoccer.com/Referees/Laws-of-the-Game/Position-Papers.aspx の中の

「O」見出しの

Offside – Is Touching the Ball a Requirement? 04/18/07

をクリックして開かれるPDFファイルをご覧ください。(映像の日付と、Position Paper の日付が異なっているので、ご注意。) 


 

さて、次の映像です。これも、完全にオフサイドポジションにいる選手のすぐ近くをボールが通過するプレーです。(音声なし) 


YouTube: US Soccer Position Paper: March 25, 2009


  

これも、結論を先に書くと、「オフサイドの反則にはならず、ゴールが認められます。」 

 

オフサイドポジションにいた選手は、味方選手の結果的にシュートとなったボールに対し、反応はしているものの、触れそうになかったから触らなかった、というような感じに見えます。

 

これも、前述の Position Paper の やはり「O」見出しの中の 

Offside and Interfering with Play 03/25/09

をクリックして開かれるPDFファイルに米国サッカー協会の見解が詳しく書かれています。

 

「(その位置にいることで)利益を得ていない」し、「(ゴールキーパーの視線を遮るなど)相手競技者に干渉していない」し、「プレーに干渉していない」 ので、「オフサイドの反則はなく、ゴールは妥当」、というようなことが書かれています。

 

さて、次を見てみましょう。


YouTube: US Soccer Referee Position Paper: October 16, 2007




これも結論から書くと、オフサイドではなく、ゴールが認められます。

 

米国サッカー協会の見解としては、抜粋すると

 

「(オフサイドポジションにいる選手が)ボールに足を添えているが、ボールに触れていないので、プレーに干渉したとはみなされない。」「(ゴールキーパーの視野が明確に解るリプレイ映像がないので、推測するしかないのだが、ゴールキーパーがオフサイドポジションにいた選手に惑わされたり注意をそらされたという明確な証拠となるビデオは存在しないので、オフサイドポジションにいた選手は、)相手競技者に干渉していない。」「(ゴールポスト、クロスバー、相手競技者から跳ね返って)利益を得てもいない」。

 

「よって、オフサイドポジションにはいたが、積極的な関与を示す要素がないので、オフサイドポジションにいた選手に反則の罰を課さないという主審の決定を支持する。」 

 

というような感じです。

 

(詳しくは、同協会の Position Paper の Offside Issues 10/16/07 をご確認ください。)

  

相手競技者への干渉については、映像から判断できないので割愛しますが、プレーへの干渉については、

 

「オフサイドポジションにいた選手が、ボールに身体(足)を当てようとした動作をしても、結果としてボールに身体(足)が当たらなければ、プレーに干渉しているとは言えない、というか言わない。」 

 

ということですね。

 

 

最後におまけの映像です。


YouTube: US Soccer Referee Position Paper: July 26, 2007


 

これも、オフサイドポジションにいた選手が、ボールに触れようとはしていますが、実際には触れていないようです。審判団(というか副審)は、ボールに触れたとしてフラグアップしてしまったようです。(画面から見切れる直前、主審は副審を見ていて、その直後に「笛」が聞こえます。)

 

米国サッカー協会の見解は、

「The goal should have been allowed.」(ゴールは認められるべきだった)。

  

Position Paper のOffside and Interfering with Play 07/26/07 でご確認ください。

  

(オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事を作成しました。こちら。2010.09.29 追記。)

 

☆ 関連記事  ☆   ※印はサンプル映像があります

「オフサイド(あくまで審判初心者の方むけの解説です)」

「オフサイドを触るまで待つ理由」 ※

「オフサイドの例外」

「オフサイドフラッグは必ず右手で上げなければならない」

「ゴールキーパーのパントキックは、オフサイドの対象です」

「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」

「◆ オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事」

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8人制サッカーのルール
 

 

2009年8月に、(財)日本サッカー協会審判委員会が作成し、都道府県サッカー協会審判委員会委員長あてに送信された、「8人制サッカーのルール」というA4サイズ3枚の8人制サッカーのルールが書かれたものを、指導者として稼働する時に持ち歩くファイルフォルダに入れていた。

 

先日の合宿の際、保護者のお父さんと、日本サッカー協会のページにある「8人制のルール」が書かれたPDFファイルについて話をしていたのだが、話が噛み合わない。

 

日本サッカー協会のホームページに、「8人制のルール」が書かれたPDFファイルがあるのは知っていた。あとで解ったのだが、私が指導者として稼働するとき常に持ち歩いていたものと若干違う。

 

協会のページにあるものは、私が持っている3枚の書類よりも3カ月後に作成されたもののようで、審判委員会と技術委員会(←指導者関係の部門・部署)が連名になっている。

 

ま、書かれているルール自体に変化・変更はないので、問題はないのだが、協会のページにあるものは、1人審判法について、位置取り、動き方、身体の向き(視野の取り方)などが5ページにわたって解説されており、審判初心者の方は一度目を通されては?、と思うので紹介しておきます。

 

こちら。

http://www.jfa.or.jp/match/rules/eight/index.html



全16ページ。ちなみにPDFファイルをダウンロードする場合は、 

http://www.jfa.or.jp/match/rules/index.html

のページからアクセスしてください。

 

協会のページにある全16ページのもののほうが、写真や図がたくさん使われているので見やすいと思います。

 

試合前に、ルールをざっと確認するような場合は、審判委員会が(単独で?)作成した3枚のファイルのほうが便利です。(これ、どこで手に入れたんだろう・・・。少年委員会から団に送付されたものだったのかな?)

 

ちなみに、ピッチサイズの違いは良いとして、通常の11人制の競技規則と大きく違うところは

1)キックオフからダイレクトのゴールが認められない。(その場合はゴールキックで再開)

2)退場になった選手の補充が認められる。

ですね。

 

なお、8人制は「ビブスでもよい」とか、「背番号がなくても良い」となっていますが、これはそれぞれの大会規則で別途定めるような形になると思うので、審判を担当することになった場合、必ず大会規定を確認しましょう。

 

更に、3ピリオド制もあり得るということと、PK戦が3人制、交代ゾーンでの自由な交代(主審の許可が必要ない)などが書かれていますが、これも、大会規定側で定めてくる可能性が高いです。

 

結論としては、8人制大会の主審を担当することになったら、この「8人制サッカーのルール」と「大会規定」の両方を事前によく確認しておきましょう、ということですね。

 

 

(2011.02.23 追記

A4サイズ3枚(表紙を入れると4枚)版のPDFを掲載しているサッカー協会のHPを見つけました。北海道サッカー協会の審判委員会

http://www.hfa-dream.or.jp/iinkai_shinpan.html

の2009年度のところにありました。

一応、PDFファイルの直リンクも張っておきます。

「 8人制サッカーのルールについて(2009/8/11)  」   )

 

(2012.11.03 追記

「8人制サッカー競技規則 の第1版と第2版」 の記事もご参考に)

 

 

☆ 関連記事 ☆

「8人制サッカーの競技規則と1人審判法 (JFA 審判TV)」 

「8人制サッカー競技規則 の第1版と第2版」

 

以下は参考になるかどうかわかりませんが・・・ 

★ 私が8人制の試合の主審を務めた時の反省など ★

「審判記録 主審 × 1.0 」 (2010.11.28 付の記事)

「審判記録(2010/11/21) 主審 0.5 × 3 」 

「8人制大会主審時の反省」 (2009.09.24 付の記事)  

 
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副審は選手交代時にフラグを上げ続ける必要はない
 

 

表題の件については、過去にも記事として書いた記憶がありますが、ここ数日フラグテクニック系の記事を書いているということと、先日の次男のカップ戦でも見かけたので、また書いておこうと思います。

 

まず、最初にガイドラインに書かれている文章を確認します。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

副審のシグナル

交代

交代の手続きを行うとき、第4の審判員はまず副審に知らせなければならない。次いで副審は、次のプレーの停止のとき主審にシグナルしなければならない。第4の審判員が交代の手続きを行う場合、副審はハーフウェーラインまで移動する必要はない。

第4の審判員がいない場合、副審は交代の手続きを援助しなければならない。この場合、主審は副審が位置についてからプレーを再開しなければならない。


 

ここでは、プレー停止のタイミングで副審が主審にシグナルすると書かれていますが、フラグの上げ方、上げる期間などについては記載がありません。

  

競技規則 2010/2011 および 2009/2010 版のいずれも150ページ(日本語版付録)に写真の解説として、
 

副審のシグナル

交代

交代要員がライン外で待機しているとき、ボールがアウトオブプレーになったら副審は主審にこのシグナルを送る。


 

とだけ書かれています。

 

もし、この文章にもう少し文章を追加するならば、

「主審がシグナルなどにより、交代選手の待機に気づいて、『笛』を吹いて試合を停止した時点で、副審はこのシグナルの送信は停止して良い。また、もし主審がこのシグナルに気づかず再びインプレー中になった場合は、次のアウトオブプレーになるまで、シグナルの送信を中断し、すみやかに通常の副審の任務(オフサイドラインキープなど)に戻る。」

といった感じです。

 

このシグナルは、あくまで「主審!交代選手がいるから、笛で試合を中断してください!」という合図であり、観客などへの「交代中で、試合が停止しています。」というシグナルではありません。

 

ですので、副審がこのシグナルを送る前に、本部または第4審判などから「主審~!」と声がかかって、主審が試合を停止する笛を吹いたら、副審は「何にもしない」でOKです。出番なしです。

 

 

もし、お知り合いの審判員が、交代中にフラグを頭上で挙げ続けていたら、「交代のシグナルは、主審が試合を停止したら、下げていいんですよ。ずっと上げてると、疲れるでしょ?!」と、教えてあげてください。

  

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副審はフラグを頭上で持ち替えてはならない
 

 

昨日の記事で、「オフサイドフラッグは必ず右手で上げなければならない。」ということを書きましたが、少しフラグテクニックの基本部分を確認しておきます。

 

(青文字部分が競技規則の原文で、黒字部分が私が入れた解説になります。)

   

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

フラグテクニックとチームワーク

副審の旗は、つねに広げた状態にしておき、走っているときもバタバタさせず、主審に見えるようにしなければならない。


 → 常に主審に見えるようにするため、フィールドに正対しているときは、原則として「左手」側でフラグを保持します。

シグナルするとき、副審は立ち止まり、フィールドに面し、主審を目で確認して、(急がず、過度にならないように)落ちついて旗を上げなければならない。旗は、伸ばした腕の延長のようになるように上げる。

 → フラグアップの際は、走りながら行うのではなく、必ず立ち止まって行いましょう。また、ボールがゴールラインを割った時は、しっかりゴールラインまで走り込んで、主審とアイコンタクトをとりながら、「ゴールキック」または「コーナーキック」の合図をしましょう。 

副審は、次のシグナルを示す方の手で旗を上げなければならない。状況が変り、次のシグナルをもう一方の手で行わなければならなくなった場合、副審は腰より低い位置で反対の手に旗を持ち替えるものとする。

 → フラグアップする前に正しいほうの手にフラグを持ち替えることに努めなければなりませんが、どうしても逆の手の方向を指さなければならなくなった時は、フラグを頭上(真上)に上げたあと、いったんフラグを降ろし、腰より低い位置でフラグを持ち替えて、指し直しします。

 「腰より低い位置で」とあるので、頭上でフラグを持ち替えるのはNGです。

副審は、ボールがアウトオブプレーになったことをシグナルするときは、主審がそれに気づくまでシグナルし続けなければならない。

 → ボールがフィールド外に出たという合図を行う場合は、原則としてフラグは振らず、真上に上げたまま保持して、主審が気づくのを待ちます。(いつまでも気づかない場合はどうするかということについては、試合前に打ち合わせしておきます。)

(後略)

 

この部分が、副審のフラグテクニックの大原則部分ですね。

 

試合前の打ち合わせで、タッチライン側のラインアウト時に副審が判断つかない場合、私は副審の方に、「(どちらの手でも構わないので、)頭上でフラグアップを保持してください。その時は、私(主審)が判断しますので、それに合わせてください。」とお願いすることが多いです。

 

主審を担当される方によっては、「『たぶんこっち』だと思う側の手でフラグを持って(真上で)フラグアップしたまま保持してください。」と要望されることもあります。

 

要するに、わからない状況でも、副審の意見をフラグを持つ手に込めてほしい、いうことですね。

 

でも、私なら「最後にどちらの足にあたってボールが外に出たのか、副審側から見た限りまったくわからないから頭上で保持して主審に判断をゆだねるのであって、『たぶんこっち』と思うなら、主審を見ながら(主審とアイコンタクトをとりながら)『差し違い』にならないようにゆっくり指すんですけどねぇ・・・。

 

※『指し違い』 主審と副審がそれぞれ逆の合図をしてしまうこと。例えば、主審が攻撃側のスローインを合図し、副審が守備側のスローインをフラグで示してしまったような状況。

 
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オフサイドフラッグは必ず右手で上げなければならない
 

 

「オフサイドフラッグは、必ず右手で上げなければならない。」

 

このことをあまり知らない方が時々おられます。というか、オフサイドフラッグを左手で上げている方を、よく見かけます。でも、これ、右手で上げなさいという指示が、競技規則できちんと明記されています。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

フラグテクニックとチームワーク

(中略)

オフサイド

副審は、オフサイドと判定したならば、まず旗を上げる。その後、旗を用い、反則のあった地域を示す。

主審が旗をすぐに見なかった場合、副審は主審が気づくまで、または明らかに守備側チームがボールをコントロールするまでシグナルし続けなければならない。

副審は、良い視野を確保するため、旗を右手で上げなければならない。


  

良い視野を確保するのはなぜかというと、一番の目的は「主審とのアイコンタクト」のためです。この前の記事でも触れましたが、副審が上げたオフサイドフラッグに対して、主審がキャンセル(降ろすように指示)するかもしれません。

 

オフサイドフラッグを左手で上げた場合、左腕が主審とのアイコンタクトをとる邪魔になってしまうため、2007/2008 年度版 からガイドラインに明記される形になり、日本語版付録の写真解説のところでも「オフサイド:右手で旗を真上に上げて、オフサイドであることを示す。」となっています。

 

ちなみに、先のガイドラインの文章は、2007/2008 年度版は現在のものと少し異なっていました。どうなっていたかというと、

 

「オフサイド

オフサイドがあった後に副審取る最初の対応は、旗を上げることである。その後、旗を用い、反則のあった地域を示す。

主審が旗をすぐに見なかった場合、副審は主審が気づくまで、または明らかに守備側チームがボールをコントロールするまでシグナルし続ける。

旗は右手で上げることにより、副審の良い視野が確保される。」

と、なっていました。(下線部が現在のものと異なる部分。)

 

特に最後の文章は現在の「副審は、良い視野を確保するため、旗を右手で上げなければならない。」に比べると、「右手」の縛りがやや弱いですね。

 

カウンター系のボールの場合、副審はゴールライン側に向かって走るため、フラグを左手にもっている状態です。その状態から「オフサイド!」と思ってフラグを上げると左手でフラグアップしてしまうことになるので、しっかり意識して右手に持ち替えてからフラグアップしましょう。

 

ちなみに、「ゴールキック」「コーナーキック」の合図も右手で行います。

 

なお、左手でフラグを使う(振る)のは、「守備側スローイン」または「攻撃側のファウル」の場合の合図だけです。 

 

フラグアップは慌てる必要はありません。落ち着いて正しい側の手で持って、フラグアップしましょう。(持ち手を間違えた場合は、いったん上げたフラグを下げ、腰より低い位置で持ち替えて指し直しをしましょう。) 

 

 

(オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事を作成しました。こちら。2010.09.29 追記。)

  

☆ 関連記事  ☆   ※印はサンプル映像があります

「オフサイド(あくまで審判初心者の方むけの解説です)」

「オフサイドを触るまで待つ理由」 ※

「一見オフサイドに見えて、オフサイドではない例」 ※

「オフサイドの例外」

「ゴールキーパーのパントキックは、オフサイドの対象です」

「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」

「◆ オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事」

  
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練習内容(2010/08/22 夏合宿3日め)
 

 

本日は、夏合宿最終日。昨日同様、保護者審判の方の審判サポートを担当。

 

お昼のグランドの空き時間を利用して、審判のトレーニングで教わった内容を、保護者審判の方々にお伝えしようと、10名近くの方に集まっていただいたのに、試合時間が前倒しになったために、ほとんどロールプレーイングのメニューができなかった。(残念。)

 

本当はOBの子たちにワザとファウル(反則)のプレーを実演してもらい、攻撃側のファウルなのか守備側のファウルなのか、主審役をロールプレーイングで経験してもらうという打ち合わせもしていたのですが、試合が始まってしまい、実際に笛を吹くことができなくなってしまったので、そのメニューはできませんでした。

(T_T)

 

その主審の判定について、参加された方皆で「あ~でもない」「こ~でもない」という議論もしたかったのですが・・・。

  

また、機会があれば実施したいと思いますので、ご都合があえば、ぜひご参加ください。

 

 

ということで、子供たちの指導はしていませんので、練習内容は書くことができません。(ごめんなさい。)

 

 

ま、今年は体調不良になる子が1名も出なかったので、よかったです。監督曰く「全員が食事をしっかり食べられた(ほぼ完食した)のが大きいね。」とのことでした。

 

保護者のみなさま、合宿へのご協力ありがとうございました&お疲れ様でした。 

 

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