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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達
 

 

オフサイドのルールは、サッカーという競技をより面白いものにするために常に見直されて、頻繁にルールが改正されてきました。 

 

このブログ内で、いままでいくつかのオフサイドに関する記事を書いてきました。そして、まとめとして、「◆ オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事」という記事も書いていますので、審判初心者の方はそちらをご覧いただければ、と思います。

http://tom3kyu.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

 

現在のオフサイドの基準は、あくまで「味方競技者からのボールをオフサイドポジションに位置していた競技者が触れた瞬間に成立となるので、『触れるまで待つ』のが原則」なのですが、触れるのを待たずにフラグアップ(判定)する場合も存在するということと、再開場所はオフサイドポジションにいるとされた位置となることを、FIFAが国際サッカー連盟に回答している文書があります。

  

以下に紹介する文書は、2006/2007年度版の競技規則の日本語版付録として掲載されているものですが、ネット上にもPDFファイルがあるので、紹介しておきます。 

http://www.geocities.jp/arbitro1116/pdf/law_soccer_050830.pdf

 

ちなみに、このファイルは「(社)青森県サッカー協会 審判委員会」のページに掲載されているものです。

 

以下、PDFファイルの内容を抜粋して記載します。

 

---------  

関係各位
2005年8月30日
(財)日本サッカー協会審判委員会 

 
(通達)オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)

 8 月17 日付にて、FIFA 回状No.987「競技規則第11 条(オフサイド)の決定2 の適用に関するIFAB(国際サッカー評議会)の勧告」として、次の2 点について加盟協会へ通達されました。

 

①「プレーへの干渉」の解釈

 相手競技者への干渉が考えられない状況で、オフサイドポジションの競技者がプレーするためにボールを追っている場合、副審はその競技者がボールに触れる(プレーする)まで旗を上げることを待つというこれまでのFIFA の指示(2005 年7 月15 日)に、「オンサイドポジションからボールへプレーしようとする攻撃側競技者が誰もいない場合は、」という条件付きで、オフサイドポジションの競技者がボールに触れる前に罰せられる(副審の旗~主審の決定)こともある。

 

②「相手競技者への干渉」の解釈

 オフサイドポジションの競技者がプレーするためにボールを追うことで、相手競技者との身体的な接触の可能性があると判断される場合は、オフサイドとして罰せられる(副審の旗~主審の決定)。

 

また、次の点についても連絡がありました。

*「オフサイド時の再開位置(間接フリーキックの位置)」

 味方競技者によってボールを触れられるかプレーされた瞬間に、オフサイドポジションにいると判断された位置から再開する。 

 

以下に、FIFAからの回状と日本協会の解説を示します。

(中略)

 

FIFA 回状№.987
競技規則第11 条(オフサイド)の決定2 の適用に関するIFAB の勧告: 


(中略) 

 

“オンサイドポジションにいる他の味方競技者の誰もボールをプレーする機会がないと主審が判断したならば、オフサイドポジションにいる競技者がボールをプレーする、あるいはボールに触れる前に罰せられることもある。” 

日本協会の解説

 今回の通達により、オフサイドポジションにいる競技者が、相手競技者への干渉(ボールの進む方向に位置して、動く、プレーのそぶりをして、相手の視線を遮る、相手の動きを邪魔する、相手を欺く、相手を惑わせる)が考えられない状況でボールを追っている場合でも、ある条件下においてはボールに触れる(プレーする)前に「プレーに干渉した」と判断し、副審が旗を上げることができるようになった。ある条件下とは、オフサイドポジションの競技者がプレーするためにボールを追っているとき、オンサイドポジションにいる競技者の誰もボールをプレーする機会がない(ボールに向かって行動を起こしていない)ということである。

 副審は「①オフサイドポジションにいる競技者がプレーするためにボールを追っている②他の攻撃側競技者が誰もボールをプレーする機会がない」という、2つ条件を確認した時点で旗を上げることになる。副審は常に“Wait and See”に心がけ、この条件下においてオンサイドポジションにいる競技者がプレーできる機会があるかないかを速やかに、かつ的確に判定することが必要となる。

 なお、FIFA からの通達では“・・・主審が判断したら・・・”と表現されており、副審の判断については述べられていない。これは、最終的な判定は主審によって下されるためであるが、オフサイドについては、当然のことながら副審が「オフサイドポジションか否か」および「プレーまたは相手競技者に干渉したか、等」について判断し、主審の判定の前に副審がオフサイドであるか否かを判定する(旗を上げる)ことになる。
 

 


“相手競技者がプレーに加わり、身体的接触の可能性があると主審が判断したならば、オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者への干渉を理由に罰せられるものとする。”

日本協会の解説

 味方競技者によって送られたボールに対して、オフサイドポジションの競技者と相手チームの競技者(例えばゴールキーパーやディフェンス)がほぼ同時にボールへチャレンジしていくような状況では、その方向が正面から、横方向からあるいは後方からでも両者の間に身体接触が起こる可能性が生じる。その場合は、相手競技者への干渉を考慮し副審は旗を上げるべきであり、主審は速やかに決定を下さなければならない。オンサイドポジションの競技者と相手競技者との競り合いがボールを介して正しく行われるならば身体接触は認められる。しかし、相手競技者への干渉でオフサイドの反則があるにも拘らず、副審の旗や主審の笛が遅れることで危険な身体接触が起こり、競技者が負傷することは避けられなければならない。


 

 これに加え、オフサイドの反則(第11 条-違反/罰則)後の試合再開の位置に関して、IFABは下記の説明に対して同意しました:

“試合の再開は、競技者がオフサイドポジションにいると判断された位置から間接フリーキックを行うものとする。”

 

これらの指示を貴協会の主審ならびに副審に連絡するようお願いします。(後略) 

 
国際サッカー連盟
事務局長代理 ジェローム・シャンパーニュ

  

※現行の競技規則に掲載されている文書ではないため、文字の色は黒色にしてありますが、「日本協会の解説」部分はFIFAの文書と明確に区別するため、茶色で表示しています。 

 
 

☆ 関連記事  ☆   ※印はサンプル映像があります

「オフサイド(あくまで審判初心者の方むけの解説です)」

「オフサイドを触るまで待つ理由」 ※

「一見オフサイドに見えて、オフサイドではない例」 ※

「オフサイドの例外」

「オフサイドフラッグは必ず右手で上げなければならない」

「ゴールキーパーのパントキックは、オフサイドの対象です」

「◆ オフサイドに関するこのブログ内の記事を集めた記事」

 
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