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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
小学生の全国大会を廃止したブラジル
 
サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法 (edu book)
池上 正
小学館
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ジェフユナイテッド市原・千葉のジュニア担当コーチをされていた、池上正さんの著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』より転載。

 

「 サッカーの先進国を見回すと、ブラジルもヨーロッパのどこの国でも小学生年代の全国大会は開催されていません。日本や韓国など東アジアの国だけです。実はブラジルでは、かつて小学生の全国大会を開催していた時代があったそうです。ところが、その時代にいい選手が生まれているかというと、結果的に育っていなかったのです。それでブラジルは開催自体をやめてしまった。全国大会がない時代の方がいい選手が育っていたということに気づいて大会の歴史を閉じたのです。

 そのようにサッカー大国のブラジルが歴史を踏まえて進化しているのに、日本はあまり学んでいないようです。日本の全国大会はサッカーの普及や底辺拡大を目指したものだったと聞いています。その役目はすでに十分果たしたのではないでしょうか。」

 

転載ここまで。

 

日本サッカー協会は、2011年11月24日発行された「テクニカル・ニュース Vol.46」(※)の中で、昨年から8人制サッカーに変更された全日本少年サッカー大会の決勝と、11人制で行なわれた一昨年の決勝の試合におけるボール保持やシュート本数などの比較を行なって検証記事を書いています。(次号で「後編」が掲載される模様。)

 

記事を読んだ私の正直な感想を。

 

「それって、全国大会や全国大会の決勝で、選手のレベルが非常に高い試合での話でしょ?全国各地で行なわれた圧倒的な数の予選の試合は、まったく違う内容の8人制の試合が数多く行なわれていたのですけどねぇ・・・。」

 

という感じです。

 

全国大会の特に決勝の試合内容がどうだったという話は、別にどうでもいいですね。

 

問題なのは小学生時代に8人制のサッカーしか経験していない年代に、結果として良い選手がたくさん育ったのか育たなかったのか。そこまでをしっかり検証してもらいたいですね。ブラジルのように。  

 

答えが出るのは12年後のU-22の日本代表の選手くらいからかな。

 

ところで、なんで前編・後編に分割するんでしょうねぇ~。

重要な論文(検証記事)を分割するなんて、論理展開と結論を解りにくくして、8人制に移行したことに対する批判をかわすことを狙っているのではないか? 

と勘繰ってしまいたくなります。

 

審判員としては、過去に8人制の1人審判については「反対」で、その理由などは過去記事に書きました。(「ゴールキーパーのパントキックは、オフサイドの対象です」の記事参照。)

 

審判の立場としてよりも、指導者および日本代表を応援する国民の1人として、U-12カテゴリーでの8人制サッカーの導入が、本当に「良い選手をたくさん育てたのかどうか」を日本サッカー協会にしっかり(長期的に)検証してもらいたいですね。

  

※テクニカル・ニュース・・・日本サッカー協会・技術委員会が指導者資格保有者に隔月発行・郵送している冊子。

 

明日の更新は、先述の池上正さんの著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』の内容をもう少しだけ紹介します。


 

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「ゴールキーパーのパントキックは、オフサイドの対象です」

「8人制サッカーのルール」

「8人制サッカーの競技規則と1人審判法 (JFA 審判TV)」 

 
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