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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』という本
 

 

昨日の記事で、池上正さんの著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』の文章を少し紹介しました。

 

この本は2008年1月に初版が発行されています。書かれてから4年ほど経過していますが、書かれている内容にそれほど現在の考え方と大きく変化しているものはないように思われます。

 

(スポーツ指導の世界では、ある日突然180度考え方が転換する(例えば「水分補給に対する考え方など」)場合がありますので、常に最新の情報を意識する必要があります。指導者は特に。)

 

本のタイトルから判断すると、保護者向けの本のような感じがしますが、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方だけでなく、ジュニアの指導に携わる人にも非常に参考になると思います。

 

本の内容を一部ご紹介。オレンジ色の部分は本の小見出しで、灰色の部分はその内容の一部を私が紹介用に簡単にまとめた文章ですので、ご参考まで。(池上さんの考えと大きくズレていないと思いますが・・・。)

 

保護者の方向けとして

●子供がきちんと話さなくても済むようにしてませんか?

→コミュニケーションに長けた表現力豊かな子供を育てるヒントが書かれています。

●親の期待を伝え過ぎると子どもはつぶれます

→自分の子どもに期待することは悪いことではない。でも期待を「伝え過ぎる」と重い大人に乗っかられて進む道の指図を受けていた子どもは、挫折を経験したときに自分の意思で立ちあがれない。

●熱狂的なのに結果にこだわらないスペインの親たち

→長いスパンで子どもを育てることを考えていますか?

●「問いかける親」が、子どもを伸ばす

→子どもの考えを聞かずに自分の意見を押しつけていませんか?

  

 

指導者の方向けとして

いわゆる指導用の練習メニュー本ではありませんので、練習メニューが直接書かれているわけではありません。しかし、メニューを考える上で参考になることはたくさん書かれています。

●子どもにヘディング練習はNG

→脳に与える負担。ヨーロッパでは12歳頃からヘディング練習をはじめるのが普通。公園で、小さいわが子にボールを投げてヘディングをさせているお父さん、お母さん方は勇気を持ってやめましょう。

 

私が指導をしているU9(3年生)の保護者の方へ

練習記録を見ていただいている方はご存じかもしれませんが、私の場合はやわらかい小さいボールを使って、落下点に入る(ボールをキャッチする)練習はします。その仕上げとしてそのボールをおでこに当てる練習も行ないますが、それもそのボールを使って練習した時に1人3球程度です。(サッカーボールを使ってのヘディング練習は行なっていませんので、ご安心ください。)

 

以下は、私自身が今後課題にしていきたいものを中心にピックアップします。

 

●練習メニューは実戦をイメージ

→相手の動きに合わせるトレーニングをしないとアジリティーは身につかない? 

→オシム監督がジェフ時代に「おい。サッカーの試合で、決まったところでターンするっていう場面があるのか?どうしてコーンが必要なんだ?」と。


●「間接視野」でシュートを打ったジーコ

→シュート動作を古い概念に縛られて「2段階方式」で指導していませんか?

●「長時間練習すれば強くなる」神話の崩壊

→短い練習時間をどれだけ集中してやるか。時間的にも気持ちの部分でも余裕をもって、集中してサッカーに取り組む。(余裕をもつことで子どもたちが「燃え尽き」ることも防げる。)

→特に小学生はコーチ不在の遊びのサッカーで十分進歩する。


●リードされたハーフタイム。有効なアドバイスとは?

→子どもはコーチから一方的に指示された修正点よりも、仲間の口から出た言葉や自分が話したことのほうを、忠実にやろうとする。

●中途半端にサッカーをやっていた人が、一番危ない

→自分自身を「子どもにとって危ない存在」と認めるのは苦しい作業。でもそれを認めた時点で日本一の少年サッカーコーチになる「伸びしろ」をつかんだことになる。

 

池上さんが書かれている全ての内容に賛同したわけではありません。あまり賛同できなかったというか、ちょっと考え方が違う部分も1つ紹介しておきます。

 

●グラウンドに何度もあいさつをさせる大人

「グラウンドにあいさつしても相手は返してくれません。グラウンドは声を出しません。あいさつは何のためにするのでしょうか。・・・」という部分に対しては意見が違います。

 

日本には昔から地鎮祭という儀式があるように、地面(土地)には神様が宿っているという考えがあります。

 

練習を始める前に、土地(グラウンド)の神様に対して「(今日の練習・試合で大きな怪我をすることなくサッカーをさせてくださいますよう、グラウンドの神様、)お願いします。」とあいさつするんだよ、というのが私の指導です。グラウンドに対するあいさつを「まじめ」にしていない子どもがいる場合、私はこのような説明をしてグラウンドへのあいさつをやり直しさせます。

 

そして練習終了時には、「(大きな怪我をすることなく練習・試合を終えることができました、グラウンドの神様、)ありがとうございました。」と神様に感謝する。

 

これが私の考え。
 

だから私はこれからも子どもたちにグラウンドにあいさつさせるし、自分も一緒にグランドにあいさつする。なぜグラウンドにあいさつするのか、ということを時々説明しながら・・・。

 

池上正さんの著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』を読んでみたくなったという方は、お近くの書店または、下記 HTML リンクからどうぞ。 


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