3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合から (その4)

 

 

キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合を録画して観戦し、その中で審判ネタとして記事を書いてきました。

 

今日は、昨日の記事で予告した通り、

3)グンナル・ヘイザル・ソルバルドソン選手に出たイエローカード(繰り返し)

についてです。

 

44分のプレー。実況の田辺アナウンサーは「柏木(選手)に対してうしろからかなり激しくいきました」と言っていますが、実際には正面からのスライディングタックルです。

 

ボールと一緒に柏木選手の足もすくっているので、ラフプレーとしてイエローカードが出ていてもおかしくないですが、主審がグンナル・ヘイザル・ソルバルドソン選手にカードを出す前に「one、two、three、(そのあとはよく聞き取れないけれど、no more faul 『ファウルはもうたくさんだ!』と言っているような気がします。 )」と言いながら指でカウントしているので、あくまで主審は「繰り返し競技規則に違反した」という理由でカード提示しているハズです。(公式記録を確認しましたが、やはり「繰り返し」になっていました。)

  

本当に3回めのファウルだったのか、って?

 

1回目は8分に遠藤選手(7番)を手で完全にホールドして、ホールディングの反則をとられています。

 

2回目は28分にボールをコントロールし終えた遠藤選手にアフターでファウル(スライディング)タックルをして反則をとられています。(ほぼ同時にボールにアプローチしたのですが、遠藤選手のほうがほんの少し先にボールに触れたため、グンナル・ヘイザル・ソルバルドソン選手の反則となりました。)

 

この時、主審はグンナル・ヘイザル・ソルバルドソン選手に対し、指を2本立てて、「2回目のファウルだよ、注意しましょう!」というような感じの声掛けをしています。

 

で、44分に柏木選手へのファウル(スライディング)タックル。

 

ボールに先に触れていますが、ボールと一緒に柏木選手の足もすくっているため、反則となりました。(過去記事 「ボールに先に触れても反則(退場)となるケース … 2011 Referee Week in Review - Week 21 (米国サッカー協会)より」 参照。) 

 

ということで確かに3回目でした。(試合イベント時間表記は、公式記録に合わせてあります。)

 

1回目のファウルは「(何も)なし」。2回目のファウルで「注意」。3回目のファウルで「警告」。審判のトレーニングでもこれを想定したプラクティカルメニューをウォーミングアップがてら行なった記憶があります。(その時は「1回目で注意」「2回目で警告」「3回目で退場」という形式でのトレーニングでしたが。詳しくは過去記事 「審判のトレーニング(その6)」 参照。)

 

誰が何回ファウルを犯しているのか。常に頭の中に記憶しておかなければなりません。

 

審判初心者の方にとっては、少し難しいかも知れません。慣れるまでは、比較的軽微なファウル(トリッピングや軽度のキッキングなど)はあまり気にせず、ホールディングやアフターのタックルやチャージングなど「重め」のファウルの場合だけ反則を犯した選手の番号を記憶しておくことから始めても良いかもしれません。

 

私の場合は、より自分の記憶に残るようにするため、ファウル時に「〇〇番、ホールディング」というように選手に対して何のファウルをとったのをか声に出して言うようにしています。

 

選手に対して何のファウルだったかを説明する義務は(主審には)ないので、別に言わなくても良いのですが、私が主に担当する試合は3種や4種の試合で、選手に対して教育的な要素もあるためという理由もあります。

   

☆ 関連記事 ☆

「ボールに先に触れても反則(退場)となるケース … 2011 Referee Week in Review - Week 21 (米国サッカー協会)より」

  
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キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合から (その3)
 

  

「キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合において、審判ネタとしては

1)大久保選手に出たイエローカード(反スポ)

2)クイックスタート時のいざこざ

3)ソルバルドソン選手に出たイエローカード(繰り返し)

4)ソルステインソン選手のハンドスプリングからのスローイン

5)槙野選手に出たイエローカード(反スポ)

といったところでしょうか。」

と書いて、1)と5)は一昨日の記事で、4)は昨日の記事で解説をしました。

 

今日は2)について。

 

32分に増田選手(17番)の不必要な位置にあった手にボールが当たったとして、ハンドリングの反則になり、そのリスタートのところでちょっとしたいざこざが発生しました。

 

ソーラン・インギ゙・バルディマルソン選手がクイックスタートしようとした際、守備的なポジションに移動しようとしている藤本選手(10番)が通りかかったため、ボールを蹴れずに足を蹴って主審に「クイックスタートの邪魔をされた」とアピールしたシーンについて。

 

基本的には、 

競技規則 ガイドライン 第13条 フリーキック

距離

(中略)
競技者がフリーキックを素早く行おうとしたところ、ボールの近くにいた相手競技者が意図的にキックを妨害した場合、主審はプレーの再開を遅らせたことでその相手競技者を警告しなければならない。
(後略)


 

という規定があるので、フリーキックを行なわないチームの競技者は、速やかにボールから離れなければなりません。

 

とはいうものの、ソーラン・インギ・バルディマルソン選手もきちんとボールを停止させていない状態でキックを行なおうとしているので、明らかに藤本選手にイエローカードを喰らわせてやろう、という意図がありました。

 

じゃぁ、藤本選手に全く非がないかというと、藤本選手も「自然に通りかかったフリをしてクイックスタートの邪魔になればいいかなぁ~」と感じられるような動きで守備的なポジションに移動をしています。

 

クリストファー・ビース主審もその辺りは理解していて、藤本選手を警告するつもりはなく、「相手チームのフリーキックの場合は、速やかにボールから離れましょう。」というような「注意」で済ませています。(あくまで推測ですが。)

 

ボール付近にいなかった選手がわざわざボールに寄ってきた場合は、遅延行為もしくはフリーキック時の既定の距離を守らなかったという理由でイエローカードの対象になりますが、今回のように「のんびり離れようとしていた」ような場合は、警告の対象にしないことが多いです。

 

のんびり離れようとしつつ、クイックスタートするキッカーのキックを妨害したり、蹴られたボールを既定の距離離れきっていないところで意図的に足を出してボールに触れようとした場合は、警告の対象となりますが、のんびり離れようとしている身体に蹴られたボールがたまたま当たったような場合は、警告の対象にはならず、そのままプレーは続行となります。

 

このことは、先ほど(中略)と書いたところに書かれています。

 

競技規則 ガイドライン 第13条 フリーキック

距離

競技者がフリーキックを素早く行って、ボールから9.15ⅿ(10ヤード)離れていない相手競技者がキックを妨害することなく、ボールをインターセプトした場合、主審はプレーを続けさせなければならない。

(後略)


 

逆に、まだじゅうぶんに離れ切っていない相手選手めがけてワザと思いっきりボールを蹴ってフリーキックを行なった場合は、キッカーのほうが警告や退場となる場合があります。

 

競技規則 ガイドライン 第13条 フリーキック

進め方

(中略)
競技者がフリーキックを正しく行い、不用意でも、無謀でも、また過剰な力を用いることなく、意図的にボールを相手に当てて、はね返ったボールを自分のものとした場合、主審はプレーを続けさせなければならない。 
(後略)

 

この文章を逆説的に読むと、

「競技者がフリーキックを行なう際、再開場所から離れようとしている相手に、無謀にあるいは過剰な力を用いて意図的にボールを当てた場合、主審はキッカーを警告・または退場させ、守備側チームのフリーキックで試合を再開さなければならない。」

ということになると思います。

 

フリーキックは基本的に直接フリーキックになると思います。(ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為の「物(またはボール)を投げる反則」に準じると思われるため。)

 

4種ではこのようなプレーはまず「ない」と思いますが、3種以上の試合を担当する場合は、「こういうこともあり得る」と想定し、主審は常にボールから目を離さないことが肝要です。

 

フリーキックのセレモニー関係(壁の操作)などについては、過去記事 「フリーキック時の壁の操作 (その2)」 の記事に詳しく書いているつもりです。まだ読んでいないという方は、ぜひご覧ください。

 

記事が長くなってしまったので、

3)ソルバルドソン選手に出たイエローカード(繰り返し)

については明日の更新ということで。

 
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☆ 関連記事 ☆

「フリーキック時の壁の操作 (その2)」
 

 
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キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合から (その2)
 

 

昨日の記事で、

 

「キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合において、審判ネタとしては

1)大久保選手に出たイエローカード(反スポ)

2)クイックスタート時のいざこざ

3)ソルバルドソン選手に出たイエローカード(繰り返し)

4)ソルステインソン選手のハンドスプリングからのスローイン

5)槙野選手に出たイエローカード(反スポ)

といったところでしょうか。」

ということで、昨日の記事では、1)と5)について解説しました。

 

本日は、昨日の記事で予告した通り、4)のハンドスプリングスローについて確認をします。

 

試合をご覧になっていなかった方は、下記の映像をご覧ください。


YouTube: KIRIN CUP Japan vs Iceland Flip throw


 

著作権の申し立てなどがあって上記の映像が見れなくなっていた場合に備えて、会場で撮影された映像のリンクも貼っておきます。


YouTube: ハンドスプリングスロー~2012.2.24日本代表×アイスランド代表(長居)

 



YouTube: ハンドスプリングスロー 日本VSアイスランド


 


スローインについては第15条で規定されています。

 

競技規則 第15条 スローイン

進め方

ボールを投げ入れるとき、スローワーは、
●フィールドに面する。
●両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。
●両手でボールを持つ。
●頭の後方から頭上を通してボールを投げる。
●ボールがフィールドから出た地点から投げる。


 

日テレの田辺アナウンサーが、ハンドスプリングスローがファウルスローになりやすいことと、なぜファウルスローになるのかということをきちんと説明していたので、「このアナウンサーちょっと違うぞ。」と感心し、田辺アナウンサーの経歴を調べてみました。

 

サッカー選手を11年されていて、高校時代はJEF市原のユースだし、大学時代には関東1部リーグのチームのキャプテンも務めていたらしい。

 

なるほど。

 

ただ、唯一、主審がアドバンテージを採用したシーンで、「ホイッスルはない!」と叫ぶのだけが、ちょっと残念。(他のアナウンサーもみんなそう叫ぶんですけどね。)

 

「ホイッスルはない!」だと、ファウルが無かったように聞こえるんですよねぇ・・・。ファウルがなかったわけではなく、ファウルはあったが、ファウルされたチームのチャンスが継続しているので、敢えて笛を吹いて試合を停止しなかっただけなので・・・。

 

主審がアドバンテージを採用しているときは、きちんと「(ファウルはあったが)主審はアドバンテージを適用(している)!」と叫んでくれると、テレビ観戦している人々がよりルールに詳しくなると思うのですが・・・。 

 

話を元に戻します。

 

田辺アナウンサーが実況した通り、ハンドスプリングスローの場合、スローインの「すすめ方」の 「●頭の後方から頭上を通してボールを投げる。」の条件を満たしていないということで、ファウルスローとする審判が多いため、最近はあまりこの投げ方をする選手がいなくなりました。

 

ステインソール・フレイル・ソルステインソン選手のハンドスプリングスローをスロー再生して見てみましたが、微妙です。

 

ハンドスプリングが終わって投げる直前に、きちんと頭の後方にボールがあるかどうかが「微妙」ということです。 

 

ま、でもクリストファー・ビース主審が1回目のハンドスプリングスローをファウルスローとしなかったので、日本チームの陣地側でのスローインの際、ステインソール・フレイル・ソルステインソン選手は、ずっとハンドスプリングスローで投げていました。観客も盛り上がっていましたし。(ちなみに、ステインソール・フレイル・ソルステインソン選手は後半からの出場です。)

 

ただ、これ3種や4種で真似する選手がたくさん出てくるような気が・・・。で、そのほとんどが頭の後方から頭上を通してボールを投げることができずにファウルスローになるような気がするのですが・・・。

 

ハンドスプリングの終了時に手を頭より後ろにきちんと残すのって、結構難しいんですよね~。ハンドスプリングした直後(両足が地面に接地した瞬間)に首が後ろに残っていた場合は、ボールが頭の後方からスタートせず、頭上より前の位置からスローインが始まることになり、ファウルスローとなります。(私は体操競技を7年やってましたので、その難しさをよく理解しています。)

 

もし、このようなスローインが行なわれそうになったら、ハンドスプリングした直後の首の状態とボールの位置関係を見極めて、ファウルスローなのかファウルスローではないのかをしっかり判断してあげましょう!

 
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キリンチャレンジカップ(2012.02.24 日本代表 vs アイスランド代表)の試合から (その1)
 

オーストラリアの審判団。主審はクリストファー・ビース氏。

 

全体を通して感じたこと。主審はできるだけ試合をブツギリにしてしまわないように、積極的にアドバンテージを採用しようとしているように感じた。

 

オフェンスファウル(攻撃側チームが守備側チームの陣地内で犯したファウル)の場合でも、すぐに笛を吹いて試合を停止せず、軽微な反則で守備側チームが余裕をもってボールにプレーできる場合は笛を吹かずに流そうというような意図を感じた。

 

そのかわり、思ったほど有利な状況にならなかった場合はワンテンポ遅れて笛が鳴るので、見ているほうとしては、「今のがファウル?ん、一つ前のプレーか。」ということがしばしば。皆さんはどう感じたのでしょうかねぇ・・・。

 

さて、今回の試合について、審判ネタになるところをピックアップすると

1)大久保選手に出たイエローカード(反スポ)

2)クイックスタート時のいざこざ

3)ソルバルドソン選手に出たイエローカード(繰り返し)

4)ソルステインソン選手のハンドスプリングからのスローイン

5)槙野選手に出たイエローカード(反スポ)

といったところでしょうか。 

 

それぞれのプレーについて競技規則を確認しながら記事にしたいと思いますので、いくつかの記事に分割してUPします。(記事が長くなるので・・・。)

 

今日は1)と5)の日本代表側に出たイエローカードについて確認します。

  

まず、前半18分。大久保選手に出たイエローカードについて。

 

この部分は、主審を担当する上でも副審を担当する上でも、非常に参考になる要素がたっぷり含まれていますので、詳しく解説しておきます。 

 

大久保選手はボールキープ中に足を滑らせてしまい、ボールを奪われそうになり、アイルランドの11番のアルノール・スマウラソン選手のシャツを露骨に引っ張りました。

 

副審(A2)のネイザン・マクドナルド氏が右手でフラグアップしてディフェンスファウルがあったことを主審に通知しますが、主審はアルノール・スマウラソン選手がまだボールをキープしている状況を確認し、大きな声でプレーオンをかけます。(TV映像をよ~く聞くと主審の大きな声が聞こえます。)

 

ファウルサポート(フラグアップ)のため立ち止まっていた副審(A2)のネイザン・マクドナルド氏は、主審がプレーオンを採用したので、ダッシュでオフサイドラインに就き直します。さすが国際副審、プレーオンが採用されることを予測していたようで、すぐにフラグを下げてオフサイドラインに就き直したため、オフサイドラインから極端に遅れることはありませんでした。(GOOD JOB!)

 

最終的にアルノール・スマウラソン選手のシュートがゴールラインを割ったので、ここで主審は長い笛を吹いて試合を停止し、大久保選手に近寄ります。怪我の具合を確認しに行った訳ではなく、イエローカードを提示しに行った訳ですね。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者を抑える

手、腕、または体を用いて相手競技者の進行や動きを阻止することは、相手競技者を抑えることである。

(中略)

懲戒の罰則
●相手競技者を押さえて、相手競技者がボールを保持することを妨げる、または有利な位置を得ようとするのを阻止する競技者は反スポーツ的行為で警告されなければならない。
●相手競技者を押さえて、決定的な得点の機会を阻止した競技者は、退場が命じられなければならない。
●その他の相手競技者を押さえる状況では、懲戒の罰則を与えてはならない。


 

ということで、大久保選手が警告されました。(プレーオンを採用したので、その直後のアウトオブプレーのタイミングでしか警告できないためです。)

 

90+2分(後半45+2分)の槙野選手に出たイエローカードも基本的には同じなのですが、競技規則の文章としては下記の文章のほうがしっくりくるかもしれません。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

反スポーツ的行為に対する警告

次の反則を行った場合など、競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。

(中略)
●相手競技者を抑えて、戦術的な目的で、ボールから遠ざける、またボールに向かうのを妨げる。
(後略)


 

自陣ペナルティーエリア内でのヘディングの競り合い時に、完全に相手競技者の肩に手をかけて抑えているし、着地後に更に相手選手を引き倒しているので、PKもイエローカードも妥当な判断だと思われます。

 

槙野選手は得点を決めたのは良いのですが、89分(後半44分)にファウルスロー(映像が切れていて何がNGだったかは不明)を取られているし、相手チームにPKを与えているのでプラマイゼロ、むしろマイ~(マイナス)という感じでした。(涙)嫌いな選手ではないのですが・・・。(追記。1点目のアシストがありましたね。「プラス」ということで。)

  

明日は、長居競技場が非常に盛り上がったハンドスプリングスローについて検証します。

 
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2月16日付記事のフォローアップ

 

2月16日付の記事で、ブログパーツのアンケート機能を利用して問題を出題し、本日までに81名の方に回答をしていただきました。

 

回答を入力してくださった皆さま、ご協力ありがとうございました。

 

それでは、皆さんの入力の結果です。

 

 

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問題文と選択肢と回答数を合わせてUPします。(ちなみに正解の3番)を選択した方は46名で、正答率は57%でした。)

 

 

(問題)試合中のペナルティーキックの際、キッカーが一旦助走を完了し軸足をボールの横にセットしたあと、キックフェイントを行なってからキックを行なった。しかしボールに勢いがなくゴールキーパーがゴールエリア内で手で捕球した(ボールはゴールに入らなかった)。

 

このとき、キッカーを警告するタイミングと再開方法の正しい組合せはどれか。

 

(※ 上記の問題にまだ回答を入力しておらず、自分のレフェリング力をチェックしたい、という方は、以下をお読みになる前に

「(問題)試合中のPKで起こり得る問題」

の記事をご覧ください。) 

 

 

(回答)

1)ゴールキーパーが手で捕球しているので、アドバンテージを適用してそのままプレーを継続させ、次のアウトオブプレーのタイミングで、ペナルティーキックを行なったキッカーを「反スポーツ的行為」で警告する。

  ・・・回答数  9 (11%)

2)直ちに試合を停止し、ペナルティーキックのキッカーを「反スポーツ的行為」で警告した後、試合を停止したときにボールがあった位置から最も近いゴールラインと平行なゴールエリアの境界線上においてドロップボールを行ない、ゴールキーパーに手で捕球させて試合を再開する。

  ・・・回答数  3 (4%)

3)直ちに試合を停止し、ペナルティーキックのキッカーを「反スポーツ的行為」で警告した後、ペナルティーマークの位置から守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。

  ・・・回答数 46 (57%) ← 正解!

4)直ちに試合を停止し、ペナルティーキックのキッカーを「反スポーツ的行為」で警告した後、ゴールキーパーが手で捕球した場所(ゴールエリア内のため、ゴールエリアの任意の場所)から守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。

  ・・・回答数 14% (17%)

5)直ちに試合を停止し、ペナルティーキックのキッカーを「反スポーツ的行為」で警告した後、ペナルティーキックをやり直す。

  ・・・回答数  9 (11%)

 

※ 上記の問題に関する解説は、過去記事 「(問題)試合中のPKで起こり得る問題」 をご覧ください。

 

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☆ 関連記事 ☆

「(問題)試合中のPKで起こり得る問題」

 
 
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(財)日本サッカー協会 基本規定 第7章 審判
 

 

私の所属する都道府県サッカー協会の2012年度用の審判員資格更新手続きの申請期限が2月末で終了となります。(他の都道府県では期限が異なるかもしれませんが・・・。)

 

皆さん、更新手続きはお済ですか? にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ

 

過去記事「主審時の持ち物 パート7 (シューズ、シャツ、ショーツ、ストッキング)」で、日本サッカー協会 基本規定 の 第145条(基本規定の第133条~169条までが「審判」に関する規定。)を抜粋して紹介しましたが、審判資格の更新についても規定されています。

 

資格更新に関係する部分を抜粋して掲載します。

  

(財)日本サッカー協会 基本規定  第7章 審判

第3節 

第142条〔資格の更新〕

審判員の資格の更新は、以下のとおりとする。

(1)審判員が翌年度にその資格の更新を希望する場合、資格有効期間内に更新の審査をする協会が定める講習を受講し、かつ本協会が定めた登録料を支払わなければならない。

(2)本協会は、更新を終了した審判員の資格認定証として審判証を交付する。

 

第143条〔登録料〕

① 審判員は、本協会、地域サッカー協会または都道府県サッカー協会が定める登録料を、所属する都道府県サッカー協会に納付しなければならない。

② 本協会への登録料は、毎年1年分を納付するものとする。

③ 本協会登録料の金額は、次のとおりとする。

(1)1級審判員 20,000円

(2)女子1級審判員 12,000円

(3)2級審判員 5,000円

(4)3級審判員 3,000円

(5)4級審判員 2,500円

(6)3級審判員(18歳未満) 1,000円

(7)4級審判員(18歳未満) 500円

(後略)


 

金額はあくまで日本サッカー協会への登録料です。他に都道府県協会への登録費用などがかかりますので、この金額を見て「おかしい」とお思いになりませんように。

 

更新のための費用の内訳は、Kick Off の「STATUS」にある「申請状況」で確認できます。

 

第5節 審判員の養成

第147条〔審判講習会〕

① 本協会は、審判技術向上のため、1級、女子1級審判員講習会を年2回以上、フットサル1級審判員講習会を年1回以上開催する。

② 審判技術向上のため、地域サッカー協会はサッカーおよびフットサルの2級審判員講習会を、都道府県サッカー協会はサッカーおよびフットサルの3級、4級審判員講習会を、それぞれ年1回以上開催する。


 

この規定で定められている講習会が、第142条で定められている審判員資格更新のために必要な講習を兼ねている場合がほとんどだと思われます。 

 

第4節 審判員の義務

第146条〔服装等〕

審判員の服装は、シャツ、ショーツおよびストッキングのいずれも黒色であることを基本とするが、シャツについては他の色のものを着用することも認める。ただし、いずれの場合も、競技者の服装と明確に区別できる色で、かつ、当該試合を担当する審判員の服装が統一されていることを原則とする。
 

 

上記の第146条は、過去記事で紹介済みです。

  

黒以外の色のレフェリーシャツを着る場合は、対戦する両チームと明確に区別できる色であるということと、その試合を担当する審判員全員(審判団)が同じ色のシャツでなくてはなりません。

 

ということは、第四審判員まで配置される試合において、自分が主審で、仮に「黄色い」シャツを着たいのであれば、対戦する両チームのフィールドプレーヤーおよびゴールキーパーのユニフォームが「黄色」系でないことを事前に確認し、副審2名分と第四の審判員用の計4枚の同じ「黄色い」シャツを、主審自身が用意しなければなりません。(副審、第四の審判員のサイズも確認しておかなければなりませんね。)

 

そこまでしなければならない場合があるので、黒色以外のレフェリーウェアを購入しないようにご注意ください、というようなことを以前紹介しました。

 

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ちなみに、(財)日本サッカー協会 基本規定 審判 については競技規則の日本語版付録に載っていますが、JFAのページにもあります。 

直アドレスはこちら ↓ 。 
http://www.jfa.or.jp/jfa/rules/download/02/07.pdf

基本規定全てはこちら ↓ で確認できます。 
http://www.jfa.jp/documents/

 
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地デジチューナー


今日は、サッカーとは全く関係のないお話を。



安い地デジチューナーのご紹介です。本日現在、配送料まで込みで考えると関東地方の方の最安値が4,575円になっています。



 



私が購入した時(1月中旬)は、4,980円(amazon 直だったので配送料込み)が最安値だったと思うのですが・・・。(5,000円を切ったので購入しました。)



同じような価格帯の製品は、PIXELA とかI/O DATA にもあるようなのですが、自動電源ON になる視聴予約機能がついているのは、このUNIDEN の製品だけのようだったので、これを購入。



新しく地デジのテレビを購入するほどではないけれど、今あるアナログテレビを有効活用したいという方で、とにかく地上波デジタル放送が見ることができれば良い、という方向けの商品ですね。(BSデジタル放送は映りません。)



その他の廉価版の地デジチューナー。(視聴予約機能はついていません。)

  



BSデジタルも見たい、という方はこちら。(あくまで「見ることができれば良い」というスタンスの低価格・廉価版の商品です。)

   




 

 
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未来の「なでしこJAPAN」に一番の近道?
 

 

日本サッカー協会の「選手育成」のところに、2012年2月13日付のトピックスとして「“未来のなでしこ“ セレクション 参加者募集」というものがUPされていました。

 

詳しくは

http://www.jfa.or.jp/training/topics/2012/6.html

のトピックスをご覧いただくことにして、応募資格の要点と応募の締め切り日などの情報を載せておきます。

 

応募資格・・・なでしこジャパンを目指す意欲のある、原則として10歳~14歳(1997年4月2日~2002年4月1日生まれ)の女の子で、サッカー経験は問わない。 

 

応募締め切り・・・専用応募用紙を2012年2月29日必着で郵送すること。

 

あと、セレクションが行なわれる3月17日~18日に、セレクション実施会場の「御殿場高原時之栖(静岡県御殿場市)」に行くことが可能であることも、応募に必要な条件になりますね。

 

ちなみに。セレクションに参加できるのは、書類審査をパスした30名程度になるようです。書類審査をパスしたあとのセレクションの参加費は3,000円ですが、交通費や宿泊費は日本サッカー協会が負担するとのこと。(保護者分まで負担してくれるのかどうかは不明です。)

 

お子さんを参加させてみようかなぁ、という方は

http://www.jfa.or.jp/training/topics/2012/6.html

で詳細をご確認ください。

 

知り合いの女の子もしくはその保護者の方にも教えてあげてください。(応募締切まであと1週間ですので、お早めに。) 

 
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U12 招待試合引率記録(2012/02/18-19) 2日目
 

昨日の記事の続き。

 

朝から招待してくれたチームが主催するサッカー大会に参加。

 

子どもたちのウォーミングアップは、招待してくれたチームの監督さんたちが両チーム合同で行なってくれたので、楽をさせてもらっちゃった。(もちろん、その場には立ち会っていましたが・・・。)

 

今日行なわれる試合について、我が団の監督からは、これまでの練習や試合の際に指導した内容の集大成として選手に指示を出してくれ、というようなニュアンスで代理を頼まれていたのだけれど・・・。

 

昨日の練習試合で、ちょっといつもと異なる選手の起用方法(ポジション)を試してそこそこの感触を得ていたので、どうしようかなぁと悩む。

 

監督からの指示は一応昨日選手に伝えてあったし、昨日の練習試合で試した感触がそれなりに良かったのと、6年生は最後の大会・試合であることから、あまり細かいことにこだわらずに試合を楽しむように選手に伝えた。

 

試合前には昨日の練習試合中にも話をしたのだけれど、「1人1人の守備範囲」をもう少し広げることをメインテーマとして伝えた。

 

これは普段から感じていたことで、練習の最後のミニゲームの時には感じないのだけれど、試合になると極端に1人1人の「守備範囲」が狭くなる。要するにリスクを冒して勝負にいかないため、すごく消極的に見えてしまう。

 

恐らくリスクを冒して勝負して大きなピンチになることを恐れている。リスクを冒さないので、第一歩目(出足)で相手選手に負けている。一歩目が出遅れているので、相手選手に先にボールに触れられてしまう。相手選手がボールに触れているので、かわされることを警戒するあまり更にボールへの寄せが甘くなってしまって自由にパスを回されてしまう。

 

とにかく、自分の近くにボールが来たら、全部「俺(私)のボール」だと思ってプレーしにいくようにという指示を出し、自分の近くにボールにアプローチせず、ボールウォッチャーになっていた場合やボールを持っている相手選手に最後までしっかりプレッシャーをかけない選手は、ベンチの控え選手とすぐ交代させるという宣言をして試合に臨む。

 

1試合目は普段の監督の選手起用の仕方をやや踏襲しながらも、若干普段よりは前がかり的な布陣で臨んだ。布陣がいつもと異なっているので、試合中に選手たち同士でコミュニケーションをとって、適宜自分たちでポジションの修正やマークの修正をするように指示しておいた。

 

そのせいかどうかは解らないけれど、普段よりは試合中にコミュニケーションをとっているような気がした。

 

自分が一番ボールに近いのにボールウォッチャーになってしまっているシーンは、普段に比べるとかなり少なくなっていたと思う。 

 

失点0、最少得点でなんとか初戦は勝利。2試合目は基本的に1試合目とほぼ同じ布陣で試合に臨んだ。前半は0-0だったが、後半の途中で選手交代をしてから3失点して敗戦。

 

このとき私は大きなミスを犯してしまったいた。選手交代してINした選手に、OUTして入った選手のポジションに入るように指示を出したのだが、ハーフタイム時に選手達同士で話し合いをして、私が試合開始前に指示したポジションと変更していた。(お互い納得すれば自由にポジションチェンジして良いという許可をしてあったので・・・。)

 

それを私が理解しておらず、INした選手にOUTした選手が最初にいたポジションに入るように指示してしまった。INしたその選手はきちんと私の指示に従ってくれていたが、当然誰もいないポジションが生まれ、そこが穴となりそこから崩されて失点してしまった。

 

完全に私のミス。みんなごめん! 

 

選手達がうまくポジションの修正ができないまま(私自身は試合が終わって選手達から話を聞くまでこのミスに気がつかなかった!)、立て続けに失点して敗戦。

 

予選の結果は1勝1敗で、順位決定戦の3位・4位決定戦に回る。

 

3位・4位決定戦は、6年生にとって最後の試合になるため、とにかくサッカーを楽しむ/楽しませることを考える。失点を怖がらずに、得点することに拘った布陣を考える。

 

チームの核になる選手を前線に集め、超攻撃的布陣をとった。大量失点するかもしれないけれど、得点ができれば良いという布陣。

 

言い方が変かもしれないけれど、ボクシングに例えると「ノーガードでの打ち合い」をするような感じ。

 

フォーメーションは、3-1-1-5。トップが5人。ただし両サイドの2人に守備の時には真っ先に戻ってくるように指示。バックの3人にはとにかく時間を稼いでもらうことだけ指示。 

 

ピンチは何度も訪れた。でも守備側の選手はよく耐えてくれたし時間を稼いでくれた。攻撃側の選手もしっかり守備に戻ってくれた。

 

1人1人がボールへのアプローチを積極的に行ない、最後までプレッシャーをかけることを忘れずに実行していたことで、相手選手が焦ってプレーをしてくれたためにたくさんミスしてくれた。(1つ1つのボディーブローが効いていた、という感じ。)

  

とにかく皆がよく頑張ってくれたおかげで失点0で2得点となり、3位になることができた。 

 

素晴らしい!

 

少年団での最後の試合を勝って終えることができ、3位のトロフィーも貰えたので、よかったよかった。 

 

 

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U12 招待試合引率記録(2012/02/18-19) 初日
 

 

今日は指導者としてのお話です。

 

その前に。先週、かなり力を入れて書いた競技規則系の記事をUPしています。アンケート機能を使って皆さんの競技規則に対する理解度をチェックできるようにしてあります。多数の方の回答をお待ちしております。来週、回答の集計結果をフォローアップ記事としてUPする予定です。お楽しみに!(まだ記事をお読みになっていない方、回答を入力していない方はぜひ回答を入力してください。その記事はこちら。「(問題)試合中のPKで起こり得る問題」

 

 

閑話休題。 

 

先週末、監督の代理で急遽二男のいる6年生の遠征を引率。1泊2日の行程。当初土曜日は団の他の学年の通常の練習の指導をして、日曜日の朝出発して審判だけ担当しにくる予定だったのだけれど、監督の代わりに引率の指導者として宿泊。

 

ちなみに子どもたちは招待してくれたチームの選手のお宅にそれぞれホームステイ。

 

招待してくれたチームは、我が団の監督が以前指導していたチームで、その関係で団創立以来、ずっと交流があるチーム。

 

この学年を例にその交流の深さを紹介すると、

まず4年生の12月にホームステイでお邪魔をし、5年生の3月にはホームステイを受け入れる。6年生の12月にホームステイを受け入れて、6年生の2月にはホームステイでお邪魔をする。

合計4回も顔を合わせているので、子どもたちは当然仲良くなる。

 

土曜日の朝出発し、午後は軽くウォーミングアップしてすぐ練習試合。最初は通常の形式で練習試合。

 

この学年の試合を引率するのは2年振りかな。もちろん二男がおり、いつも帯同の審判をしていて選手の能力・特性はそれなりに把握できているつもりなので、特に問題はなかった。

 

途中、招待してくれたチームの選手数人が子ども会の関係で「中抜け」することになっていたため、招待してくれたチームの監督さんと相談して、チームをシャッフル(ごちゃ混ぜ)にして練習試合。

 

「中抜け」していた選手達が戻ってきてから、もう一度チームを戻して試合を実施。

 

合計して15分ハーフを6~7本くらい実施したと思う。

 

全員でグランドの整備・片付けをして、4時過ぎにそれぞれのホームステイ先のご家庭に選手達を託して、練習終了。

 

引率指導者の私とお世話役の保護者の方数名は宿泊する旅館に移動。(夜は会費制の指導者&保護者の懇親会に出席。)

 

2日目に続く。 

 

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