3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
キーパーチャージという反則はない(清水 vs C大阪 の試合から その2)
 

昨日の記事のつづきです。


YouTube: 本日のBS劇場「 J1第11節 清水エスパルス 対 セレッソ大阪 」


 

昨日の記事では、オフサイドポジションにいたアレックス選手がオフサイドの反則で罰せられるかどうかについて、清水エスパルスの選手が触れたりコントロールしたボールではなかったので、オフサイドの反則にはならない、ということを確認しました。 

 

今日の記事では

2)村松大輔選手の、GK(キム・ジンヒョン選手)への接触は反則かどうか

を確認します。

 

昔(1997年以前)なら、村松大輔選手がキム・ジンヒョン選手に接触した時点で、「キーパーチャージ」と判断されたかもしれません。

 

しかし、現在の競技規則では、基本的にGKとFP(フィールドプレーヤー)は対等です。

 

ただ過去記事 「ゴールキーパーに対する反則」 には下記の文章を書きました。

 

---

 

『調べてみると、ゴールエリア内でのキーパー保護を目的とした「キーパーチャージ」という反則に関する項目が消えて、フィールドプレーヤーと同じ扱いになったのは、1997年の改正のようです。

 

しかし、通常のフィールドプレーヤーとは若干異なり、捕球態勢に入った状態や捕球直後、パンチングでクリアしようとジャンプしている状態のゴールキーパーに対する攻撃側選手のファウルは国際大会やJリーグなどでも厳しく取られています。

 

ちょっと語弊があるかもしれませんが、GKの安全に対する注意や配慮が欠けているという”不用意なプレー”の部分が、運用面で拡大されているという感じです。』

 

---

 

さて、今回の村松大輔選手とキム・ジンヒョン選手の接触をもう一度確認します。

 

今回のプレーでは、3選手がほぼ同時にアプローチしています。

 

GKのキム・ジンヒョン選手がボールへのアプローチを怯むように村松大輔選手がスパイクの裏を見せた状態を維持してボールにアプローチしていたなら、ファウル(スライディング)タックルとして罰せられたかもしれないのですが、リプレイ映像を含む映像を見る限りそのような悪質性は感じられません。

 

GKのキム・ジンヒョン選手が先にボールに触れて、村松大輔選手が遅れて接触した(村松選手がアフターファウルを犯した)わけでもありません。ほぼ同時もしくは若干村松選手のほうが先にボールに触れているように見えます。

 

ということで、村松大輔選手の、GK(キム・ジンヒョン選手)への接触はアクシデントであり、反則ではない、というのが結論。

 

最後に、現在の競技規則で定められている、ゴールキーパーに対する反則を確認しておきます。

  

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為 

ゴールキーパーに対する反則

●ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げることは、反則である。
●ゴールキーパーがボールを放そうとしているときに競技者がそのボールをけるまたはけろうとすることは、危険な方法でプレーすることで罰せられるものとする。
●コーナーキックを行うときなどに不正な方法でゴールキーパーを妨げてゴールキーパーの動きを制限することは反則である。

 

「アディショナルタイム中に時間が空費されたら・・・(清水 vs C大阪 の試合から その3)」につづく。

 



 
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オフサイドポジションにいることは反則ではない(清水 vs C大阪 の試合から その1)

 

少し前のJリーグ(2012年度第11節)の試合ですが、非常に参考になる要素が多く含まれているので、youtube の映像へのリンクをつけて紹介しておきます。

 

まず、文章でシーンを説明すると、

 

試合終了間際(後半のアディショナルタイム終盤)に、ゴール前に放り込まれたクロスボールに反応した清水エスパルスの7番(アレックス選手)がワンタッチでゴール前に落としなおしたボールに、清水エスパルスの2番(村松大輔選手)、セレッソ大阪の24番(金聖基選手)とGK(キム・ジンヒョン選手)の3人がほぼ同時にアプローチし、3人は激しく交錯します。

 

ボールが3人の場所からこぼれて、「オフサイドポジション」にいたアレックス選手がゴールに押し込み、得点が認められた。

 

という感じです。

 

このシーン、審判が判断しなければならないポイントがいくつかありますので、先に整理します。

1)アレックス選手は「オフサイドの反則」になるのかどうか

2)村松大輔選手の、GK(キム・ジンヒョン選手)への接触は反則かどうか

3)アディショナルタイムの長さの妥当性

 

上記に注意しながら映像をご覧ください。 


YouTube: 本日のBS劇場「 J1第11節 清水エスパルス 対 セレッソ大阪 」


 

予備の映像リンク。(上記映像が見られる場合は、ご覧にならなくてもOKです。)


YouTube: 2012年 J1第11節 清水vsC大阪 終了間際の同点劇


 


まず1)について。

競技規則 第11条 オフサイド

オフサイドポジション

オフサイドポジションにいること自体、反則ではない。

競技者は、次の場合オフサイドポジションにいることになる。
●競技者がボールおよび後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い。
(中略)

反則

ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。
●プレーに干渉する。または、
(後略)


※プレーに干渉する ≒ ボールに触れる 

 

セレッソ大阪の24番(金聖基選手)が、足でゴール前から排除しようとしたボールに、清水エスパルスの2番(村松大輔選手)の身体の一部が当たってからアレックス選手が触れていたのであれば「オフサイド」で罰せられます。

 

また、清水エスパルスの2番(村松大輔選手)がプレー(コントロール)したボールがセレッソ大阪の4番(金聖基選手)の身体の一部に当たっただけのボールにアレックス選手が触れていても「オフサイド」で罰せられます。

 

しかし、今回はセレッソ大阪の24番(金聖基選手)が、足でゴール前から排除しようと(コントロール)したボールにアレックス選手が触れているため、オフサイドポジションにいましたが、「オフサイド」の反則にはならず、ゴールが認められます。

 

3人の選手が交錯した瞬間、若干選手と串刺し気味に飯田淳平主審が争点を監視しているものの(すぐに主審がポジション修正をしています)、あの位置でプレーを監視されていたなら、C大阪の選手たちも判定に対して文句は言えないでしょう。

 

(映像を見る限り、C大阪の選手は「オフサイドじゃないか?」というアピールをしていませんね。)

 

「キーパーチャージという反則はない(清水 vs C大阪 の試合から その2)」につづく。

 



 
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ユニフォームシャツの裾出しに関して


 

今日のお話は、4種(小学生)のお話です。

 

2012年4月19日付の記事、「ユニフォームの裾をショーツに入れるようには指導しない」において、審判が試合中に選手に対し、ユニフォームの裾をショーツに入れるようには指導するという通達の解除通達が出た、つまり審判から指導することはなくなった、ということを書きました。

 

その記事をUPしてからしばらくして、少年団の渉外担当経由で、所属する地区の少年委員会から通達が届きました。



内容を要約すると

「審判員からは注意しないが、指導者がしっかり指導しなさい」と。

 

私の所属する都道府県の4種の都道府県大会の大会細則に「選手はシャツの裾をショーツから出さない」という規程があり、地区で行なわれる公式戦はすべてこれに準ずる、とのこと。

 

審判員が注意しなくなるので、選手がシャツの裾を出しっぱなしにしたまま多くの選手が試合開始前のセレモニーに参加(整列)しているチームは、指導者がしっかりマナー教育をしないチームなんだ、と見ている人に思われてしまうということですね。

 

公式戦に限らず、普段からしっかりシャツの裾を入れさせる、ということを指導者として行なわないといけません。

 

我が団の場合、毎年入団説明会でも監督がおっしゃっている通り、サッカーだけ教えるのではなくサッカーというスポーツを通して挨拶など人間としてのマナーもしっかり指導をしています。 

 

監督以下、コーチ陣が普段一生懸命マナーについても指導しているのに、たった1回シャツの裾を入れさせないで選手をベンチから送り出して整列させてしまっただけで、「あのチームは指導者がしっかりマナー教育をしないチーム」という印象を持たれてしまいかねません。

 

私が指導者として稼働中に、試合前、試合中を含めてチームの選手のシャツが出ていた場合には、しっかり指導をしたいと思いますが、万一目が届いていない場合には、保護者の皆さんからも指導をお願いいたします。

 

ご自身のお子さんだけでなく、チームの全ての選手に対して(私の代わりに)指導していただきますよう、お願いいたします。

 

我が団が、マナー教育がなっていない団という印象を持たれないために。

 



 
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JFAレフェリーカレッジっていうのがあるらしい
 

現在、2級審判員の方で25歳未満の方は、JFAレフェリーカレッジに応募ができます。(応募締切6月8日(金)必着)

 

詳しくは、下記のリンク先をご確認ください。

 

http://www.jfa.or.jp/coach_referee/referee/referee_college/application.html

 

2013年1月から2年間。年間を通してJFAが指定する研修会に参加できる環境を整えられることができることが応募の条件だそうです。

 

費用は1年間12万円。ただし、研修会参加時の交通費や宿泊費はJFA負担。

 

24歳までに2級を取得して、JFAレフェリーカレッジに入学して1級取得を目指すのが最短ルートかな?

 

もちろん、25歳を過ぎても1級取得のチャンスがなくなるわけではないようですが。

 
>>続きを読む

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親子サッカー(2012/05/27) 
 

 

本日は、所属する団のイベントで親子サッカーが開催されました。親子でサッカーを楽しむ日。

 

会場の設営の終了後に、新規で審判資格を取得してくださった保護者の方を中心に、ミニ審判勉強会を開催。

 

今回は、質疑応答スタイルで実施。

 

最初は、ゴールキーパーの反則、味方からのスローインを手で受けた場合、バックパス(足で意図的にキックされた場合)、一旦手で保持してからリリースし、再びペナルティーエリア内で手で触れた場合などは反則となることを確認。

 

再開方法は、相手チームの間接フリーキック。

 

ただし、違反の起きた場所が、ゴールエリア内だった場合は、再開場所がゴールから遠ざかる方向で、ゴールラインに平行なゴールエリアの境界に移動するということを説明。

 

また、その再開時の間接フリーキックの際、ゴールポスト間のゴールライン上に限っては、7m(3種以上は9.15m)の距離以下であっても「立つ」ことができることなどを説明。

 

その後、昔のルールと違っていると思われるようなところを中心に確認。(過去記事 「昔と大きくルールが変わっているところ」 「直接ボールがゴールに入っても得点が認められないケース」 参照。)

 

それから、オフサイド/オンサイド、オフサイドのフラグアップのタイミング、戻りオフサイド、オフサイドの際の正しい再開場所、などオフサイドに関するところも一通り確認。

 

最後に、副審の基本的なフラグの持ち方、フラグアップの仕方などを確認して、親子サッカー前のミニ勉強会は終了。

 

30分程度の勉強会のつもりでしたが、みなさん熱心に質問をしてくださったので、約1時間となってしまいました。参加された保護者の皆さま、お疲れ様でした。

 

 

ちなみに、今日の親子サッカー(審判、保護者の活動とも)については、昨日の足の疲れがとれず、まったく満足な「動き」ができませんでした。

(T_T)

 

☆ 関連記事 ☆

「昔と大きくルールが変わっているところ」

 

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審判記録(2012/05/26) 主審 × 3.0
 

本日は、二男の帯同でU-15カテゴリーの練習試合の主審を担当。

 

二男の中学校の審判の割り当ては、当初1試合のみだったのだけれど、「よろしければ」と志願して最終的に合計3試合の主審を担当。

 

試合時間は、25-5-25、25-5-25、20-5-20。合計140分。

 

担当した1試合目と2試合目の間は2試合空いているが、2試合目と3試合目は連荘。3試合目は、さすがに足がヒクヒクしている状態で、急激なダッシュは厳禁という状態。3試合目はB戦(1、2年生中心の試合)だったので、なんとかなったけれど、A戦3試合だったら、たぶん足が攣ってしまっていたことでしょう。(芍薬甘草湯を飲んでおけばよかった・・・) 

 

3試合でプレーオンは5回(?)ほどかけたのだけれど、そこから得点に結びついたというものはなかった。

 

最初の1回は、多分ボールを失うと思うけど、ファウルの笛を吹いてプレーを停止させずに念のためプレーオンをかけておこうか、と思ってアドバンテージを採用したもの。結局、ロールバックすることになりましたが。(涙)

 

5回(?)のアドバンテージの採用は、いづれもファウル(ホールディング、プッシング、トリッピングなど)された選手がそのまま頑張ってプレーを続けようとしていたもの。ファウルされた選手以外の味方選手にボールが繋がったというパターンはなかった。

 

PKが1回(1試合目)。これは守備側選手が、ゴール前のこぼれ球に反応した攻撃側選手の背中に肩で「どんっ」とチャージング。いわゆるショルダーチャージの悪い見本。

 

ファウルとならないチャージングは、「相手より低く、腰からあてがう」のが基本なのだけれど、肩から上体だけで相手に当たりにいくとファウルチャージになりやすい。しかも今回の場合は、ボールをコントロールしようとしている相手選手の後方から、背中めがけて自分の肩を当てに行っているので、ペナルティーエリア内での悪質なファウルとしてPKを宣告。(カードは出さなかったけど・・・。)

 

キッカーによるPKのキックが始まる前に、ペナルティーアーク内はもちろん、ペナルティーエリア内に「堂々と」立ち入っている選手も。

 

練習試合なので、ちょっと両チームの選手に聞こえるようにコーチング。

 

「PKの場合、キッカー以外の選手は、インプレー前(キックが行なわれる前)に『ボールより前方、ペナルティーエリア内、ペナルティーアーク内』には侵入できないからねっ」と。

 

あとは、口頭での「警告」が2回。(いづれも2試合目)

 

1つめのプレーは、ボールと一緒に相手の足も掬ってしまおうという意図が見えたスライディング。(ラフプレー)

 

もうひとつは、両足を揃えてスライディングした形になったもの。ただ、勢いをつけて両足で飛び込んで行ったものではなく、半ばバランスを崩しながらのプレーの際、両足を投げだしたような形。

 

あまり言葉で上手く表現できないのですが、レッドにするほどのものではなかったけれど、やはり両足を揃えている以上、少なくともイエロー提示かな、という感じ。(過去記事 「両足を揃えてスライディングしたら」 参照。)

 

今日の会場は、土のグランドだったのにねぇ・・・。

 

ポケットにカードを持っていたから、きちんとカード提示してもよかったのだけれど、ちょっと顧問の先生方に遠慮してしまいました。(志願して主審をたくさんさせてもらった手前・・・。)

 

☆ 関連記事 ☆

「両足を揃えてスライディングしたら」

 

  
>>続きを読む

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アゼルバイジャン戦の記事のおまけ
 



先の記事で、後半41分の主審が採用したアドバンテージから日本の得点シーンに繋がった、ということを書きました。 

 

youtube 上に、その一連の流れが判る映像がありましたので、紹介しておきます。(先の記事にも追加しておきますので、ブログのトップページにアクセスされた方は、同じ映像のリンクが2つ表示されますが、ご了承を。)


YouTube: 香川真司 ゴール! 日本×アゼルバイジャン KAGAWA GOAL !!!



 

そのうち見られなく可能性がありますので、チェックはお早めに。 


YouTube: Japan vs Azerbaijan 2-0 All Goals Match Highlights 23.5.2012 International Football Friendly




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アゼルバイジャン戦の公式記録ほか
 

2012年5月23日に行なわれた、日本代表 vs アゼルバイジャン代表の試合の公式記録は、こちら

http://www.jfa.or.jp/national_team/match/2012/20120523kcc/schedule_result/pdf/m01.pdf

 

シンガポールの審判団。

  

いつもは日本代表の試合で主審によって出されたカードの内容を記事で確認しているのですが、今回はイエローカードおよびレッドカードともに無し。

 

いくつかカードが出ていたほうが、記事が書きやすいのですが・・・。

 

さて、アブドゥル・マリク・アブドゥル・バジル主審のジャッジですが、ファウルについては公平で特に問題はなかったと思います。

 

レフェリーサイドのコーナーキック時においてボールセットを直させたり、きちんとボールが停止しないまま再開されたフリーキックをやり直しさせたりするなど、基本に忠実なレフェリングをされていたように思います。

 

なかでも特筆すべきは、前半41分のプレーオン採用ですね。そのプレーオンから香川選手の得点に繋がりましたから。

 

日本代表の4番(本田圭佑選手)が、アゼルバイジャン代表の15番(ルスラン・アビショフ選手)の不用意なファウル(スライディング)を避けることを優先したため、ボールを失います。

 

本田選手は、うまく避けることができて接触はしなかったものの、主審に「危ないスライディングではないか?」というアピールをします。ただ、ルーズボールを日本代表の17番(長谷部誠選手)がフリーで支配できたので、主審はプレーを停止せずそのまま「プレーオン」を採用します。

 

長谷部選手から香川選手へのスルーパスが通って、日本代表のゴールが生まれました。

 

もし笛でプレーが止められていたら、この得点はなかったかもしれませんでした。審判冥利に尽きる瞬間だったでしょうねぇ・・・。


YouTube: 香川真司 ゴール! 日本×アゼルバイジャン KAGAWA GOAL !!!





後半2分のお話。

 

22番(前田遼一選手)が、アゼルバイジャンの3番(アギル・ナビエフ選手)の顔面に肘を当てたシーン。

 

前田選手の腕(肘)の使い方が、ちょっと雑(ラフ)でした。相手競技者が競り合いに参加してくることは容易に想像できたので、危険な腕の使い方はするべきではなかったと思われます。

 

危険な方法(接触あり)でプレーした、ということで「警告」されるべきだったように思います。(あるいはラフプレー=反スポで。)

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

危険な方法でのプレー

危険な方法でプレーするとは、ボールをプレーしようとするとき、(自分を含む)競技者を負傷させることになるすべての行為である。この反則は、近くにいる相手競技者が負傷を恐れてプレーできないようにすることである。

(中略)

危険な方法でのプレーには、競技者間の身体的接触がない。身体的接触があった場合、直接フリーキックやペナルティーキックで罰せられる反則となる。身体的接触がある場合、主審は不正行為も犯される可能性が高いことを十分考慮しなければならない。

懲戒の罰則
●競技者が危険ではあるが〝通常の方法〞で相手に挑んだ場合、主審は懲戒的措置を取るべきでない。その行為により明らかに負傷を引き起こす可能性がある場合、主審は競技者を警告する。

(後略)


 

前田選手のプレーは、危険ではあるが〝通常の方法〞で相手に挑んだ、という主審の判断だったから「カードなし」だったのかも知れません。

 

ただ、解説のセルジオ越後さんの言う通り、「著しく不正なファウルプレー(粗暴な行為)」として、「一発レッド」になっていた可能性もあります。選手はヘディング時の競り合いにおける手の使い方にじゅうぶん注意しなければなりません。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

著しく不正なファウルプレー

ボールがインプレーで、競技者がボールに挑むとき、相手競技者に対して過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なファウルプレーを犯したことになる。

(中略)

著しく不正なファウルプレーを行った競技者は退場が命じられ、反則が起きた場所からの直接フリーキック、または(反則を行った競技者のペナルティーエリア内で反則が起きた場合)ペナルティーキックでプレーを再開する(第13条-フリーキックの位置を参照)。


 

 

最後に、後半29分の本田選手が交代して退くシーン。

 

チャレンジカップで親善試合みたいなものですから、日本が勝っていても遅延行為でイエローカードが出されるようなことはありませんでした。

 

しかし、あんなにゆっくり歩いてフィールドから出たら、遅延行為としてみなされ「警告」されてしまう恐れがありますね。


YouTube: 札幌高木、交代時遅延行為によるイエローカード そして退場へ

 


ま、審判もいきなり「警告」するのじゃなくて、「早く出ましょう!」くらいの声掛けをして、それでも急ぐ素振を見せなければ「警告」という手続きをとったほうが良いと思いますが・・・。

 
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試合前の用具チェックの仕方(の例) その2
 

 

「試合前の用具チェックの仕方(の例) その1」のつづきです。

 

(2012/06/12 追記。あくまで、1人づつすべての項目を丁寧にチェックするのが「正式な」用具チェックのやり方です。お間違いなく。)

 

昨日の記事では、どちらかというと必須の用具をチェックするような感じでした。今日の項目は、試合前のチェック時に見かけたらしっかり確認しましょう、というようなものになります。 

 

4)手の状態の確認(爪、指輪、ミサンガ、ブレスレット)

  

スパイクのチェックを終えると選手はこちら(本部側)を向いていると思います。「手の爪の状態などを確認しま~す。両手を見せてくださ~い。」と声をかけて先発選手全員の手の状態を確認します。

 

4種は定期的に保護者が手の爪を切っている割合が多いのか、3種に比べると「長爪」の割合は少ないです。(全く「長爪」の選手をみかけない訳ではありませんが。)

 

3種はそろそろ自分で爪を切るようになるせいか、「長爪」の割合が非常に多いです。試合中に偶発的に手が当たって相手選手などを傷つけたりする可能性があると判断されるくらい爪が長いという場合には、爪を切らせてからでないと出場させない、という措置も必要になります。

 

先日の3種の試合会場では、本部に「爪切り」が置かれていました。それだけ爪を手入れせずに試合に臨む選手が多いということなのでしょう。

 

爪の状態の他に、「指輪、ミサンガ、ブレスレット」などの装身具を身に着けていないかどうかも確認します。

 

競技規則 ガイドライン 第4条 競技者の用具

装身具

すべての装身具(ネックレス、指輪、ブレスレット、イヤリング、皮革でできたバンド、ゴムでできたバンドなど)は厳しく禁止されており、外さなければならない。装身具をテープで覆うことは、認められない。

審判員も装身具を身につけることはできない(時計や試合時間を計測する同様の機器は除く)。


 

リストバンドは、ミサンガなどの装身具を隠すためではなく、純粋に汗を拭うために着用しているのであれば、使用を認められるようです。(過去記事「ミサンガなどを隠すためのリストバンドは認められない」参照。

 

以前、4種の試合において、手首に輪ゴムを着けている選手を見かけました。お弁当の蓋を止めてあった輪ゴムを手首にはめて、食べ終わった後もそのままにしていたようなのですが、装身具ではないものの、試合に必要なものではなく、試合中に相手選手に向かって飛ばすようなことがあってはいけませんので、外すように指示した経験があります。

   

5)スポーツめがねなど着用が認められているが主審による確認が必要なもののチェック

  

サッカーの試合時にふつうの眼鏡やサングラスなどは着用できませんが、スポーツめがねについては例外的に競技規則で着用が認められています。

 

ただし、その場合でも主審によるチェックを受けなければなりません。

 

競技規則を確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第4条 競技者の用具

その他の用具

競技者は、身体を保護するだけの目的のもので、かつ、自らを、また他の競技者を傷つけないものであれば、基本的な用具以外の用具を用いることができる。

基本的な用具以外の用具または衣服はすべて主審によって検査され、危険ではないと判断されていなければならない。

(中略)

最新の技術によりスポーツめがねが着用者のみならず他の競技者に対しても格段に安全になったことを考えると、主審はこのめがねの使用、特に若い競技者が使用することに対して寛容になるべきである。

衣服や用具が試合の始まるときに検査され危険でないと判断されたが、試合中に危険になる、または危険な方法で使用された場合、その後の使用は認められない。

(後略) 


 

6)アンダーシャツ、アンダーショーツの確認

 

アンダーシャツやアンダーショーツ(タイツを含む)を着用する場合は、ユニフォームのシャツやショーツの主たる色と同じ色でなければなりません。ただし、アンダーシャツの襟の色は何色でも構いません。(過去記事「アンダーシャツの襟の色は何色でも構わない」参照。)

 

7)出血の有無と衣服に血液がついていないかどうかの確認

 

3種や4種の場合、同じ日に同じチームが2試合以上の試合を行うことがあります。特に土のグランドの場合で、1試合目でひざをすりむいて出血した状態のまま、2試合目に臨もうとしている選手をよく見かけます。

 

出血している場合は、止血が確認できるまで選手を出場させることはできません。またユニフォームなどに血が付着している場合も、出場は認められません。

 

競技規則 ガイドライン 第5条 主審

負傷した競技者

主審は、負傷した競技者に対応するときには次の手続きを遵守しなければならない。

(中略)

負傷により出血している競技者は、フィールドから離れなければならない。主審が、止血を十分に確認するまで、その競技者はフィールドに復帰することができない。競技者は、血液のついた衣服を身につけることは許されない。

(後略) 


  

8)ネックレスやピアスなど装身具が着用されていないことの確認 

 

3種や4種では、ネックレスをしている選手を見かけたことはありませんが、襟のあるアンダーシャツを着用している場合は、念のため襟元の確認をしておいたほうが良いのかもしれません。

 

1種(社会人)の場合は、ピアスなどもチェックが必要になります。

 


 

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「試合前の用具チェックの仕方(の例) その1」

「ミサンガなどを隠すためのリストバンドは認められない」

「競技者の装身具を試合中に発見したら・・・」 

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試合前の用具チェックの仕方(の例) その1
 


昨日の記事で、用具チェック時のチェックすべき項目を洗い出しました。

  

1)メンバー表との突き合わせ(メンバー表の提出が定められている場合)

2)すね当ての確認

3)靴(スパイク)の裏側のチェック

4)手の状態の確認(爪、指輪、ミサンガ、ブレスレット)

5)スポーツめがねなど着用が認められているが主審による確認が必要なもののチェック

6)アンダーシャツ、アンダーショーツの確認

7)出血の有無と衣服に血液がついていないかどうかの確認

8)ネックレスやピアスなど装身具が着用されていないことの確認

 

といったところです。

 

先日の記事で予告した通り、時間をかけずに、でも漏れがないように効率的に試合前の用具チェックをする方法を、紹介したいと思います。審判初心者の方で、「試合前の用具チェックってどうすれば良いの?」という方は、ご参考に。

 

あくまで、「1つの例」としてお読みください。

(2012/06/12 追記。あくまで、1人づつすべての項目を丁寧にチェックするのが「正式な」用具チェックのやり方ですので、くれぐれもお間違いなく。)

  

1)メンバー表との突き合わせ(メンバー表の提出が定められている場合)

 

メンバーリストの様式は、大会などによって様々ですが、一般的に「背番号」「氏名」は必須で、「選手登録の番号」や「ポジション(FW、MF、DF、GKなど)」、シニアの試合の場合は「生年月日」なども記載されている場合があります。
 
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「無い」とは思いますが、前の試合で「退場」処分となって出場できない選手が、他の選手になりすまして出場していたりした場合は、見抜かなければなりません。(組織的に行なわれたら、簡単には見抜けないと思いますが・・・。)

 

また、試合開始直後に先発要員として記載されていない選手が「得点」して問題になった事例もあるそうです。しっかりメンバー表との突き合わせ作業を実施しましょう。

 

実際に突き合わせを開始する前に先発する選手に打刻されている〇印の数が11個であることを確認しておきましょう。(10個だったメンバー表を見たことがあります。さすがに12個だったものは見たことがありませんが、絶対に無いとは言い切れません。)

 

先発要員として〇印などが打刻されている選手の背番号を読み上げ、本人に自分の名前を「フルネーム」で返事させる。(このとき念のためユニフォームの背番号もチェックをする。)

 

のが無難だと思います。

 

時々、「1番△△くん」のように、氏名まで読みあげている審判員の方を見かけますが、簡単に「代返」できてしまうので、あまりお薦めはしません。 



なお、メンバー表は一覧表形式で交代要員も一緒に記載されているケースが多く、先発出場の選手のところには「〇」印などが記入されていることが多いのですが、この〇印の欄が一覧表の左側だったり中央だったり右側だったりします。

 

先発出場する選手が上から順に並んでいるとは限らず、ときどき〇印がとびとびになっているので、〇印を確認しながら背番号をコールしないと、〇印を打っていない背番号のコールをしてその場が「し~ん」となってしまいますので、ご注意を。

 

2)すね当てのチェック

 

メンバー表との突き合わせが終了したら、すね当ての確認を行ないます。先日の記事に書いたように、選手には触れないようにして確認します。

 

現在の競技規則では、すね当ては必須になっているため、すね当てを着用していない選手は、試合に出場することはできません。

  

私の場合は、選手全員を本部側に向いて立たせて、まず、「はい、すね当て~、すね当て~、すね当て~・・・」と言いながら11人のすね当てだけを「ざ~っ」と確認していきます。

 

途中すね当てが入っているかどうか目視で確認できない選手がいた場合には、「入っているよね?」と立ち止まって声をかけます。するとだいたいの選手が自分の手で叩いて音で教えてくれますし、正面からは確認し辛くても、若干角度をつけて見るとすね当てが入っていることが確認できます。

 

それに、最初の「すね当て~」の声で、すね当てを入れ忘れている選手はベンチなどに急いで取りに戻っていることが多いです。

 

競技規則 第4条 競技者の用具

基本的な用具

競技者が身につけなければならない基本的な用具は次のものであり、それぞれに個別のものである。

(中略)
●すね当て
(後略)

すね当て
●ストッキングによって完全に覆われている。
●ゴム、プラスチック、または同質の適切な材質でできている。
●それ相当に保護することができる。


 

3)靴(スパイク)の裏側のチェック

 

すね当ての確認が終わったら、スパイクの裏側の状態をチェックします。

 

競技規則上は、「靴」としか表記されていませんので、相手選手などを傷つける可能性がなければ、どのような靴でも構いません。

  

スタッド取替式のサッカーシューズ※で、スタッドが擦り減った状態(意図的に加工されている場合を含む)で鋭利な状態になっているような場合は、他の競技者に怪我をさせる可能性が高くなるので、使用を認めないほうが良いでしょう。

 

※スタッド取替式のサッカーシューズは、芝生(特に芝が長め)のグランドや雨天時のぬかるんだグランド上でグリップ力を発揮させるためのシューズです。

 

具体的なチェックの仕方ですが、選手全員をグランド(ピッチ)側に向いてもらうように指示します。

 

あらかじめ背番号が呼ばれたら、背中側に立っている副審(つまり私)にスパイクの裏の状態が確認できるように、ゆっくり左右の足を交互にあげてもらうように依頼しておきます。

 

左右のスパイクの状態が確認できたら、「OK」とか「(チェックに協力してくれて)ありがとう」という言葉を交わしておくと、選手との良い信頼関係も生まれます。(保証はしませんが・・・。)

 

「試合前の用具チェックの仕方(の例) その2」 につづく。
 

 

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