FC2ブログ
3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
意図的なパスでなくても結果としてパスになればオフサイド


 

今日の記事は、過去の記事の焼き直しです。

 

3日前の記事(5月30日付の記事)で、

「セレッソ大阪の24番(金聖基選手)が、足でゴール前から排除しようとしたボールに、清水エスパルスの2番(村松大輔選手)の身体の一部が当たってからアレックス選手が触れていたのであれば「オフサイド」で罰せられます。」

ということを書きました。

 

それでは問題です。

 

DF(守備側の選手)がボールを大きくクリアもしくはタッチラインに出そうとしています。それを阻止しようとした左のFW(攻撃側選手)の足にボールが当たり、その瞬間オフサイドポジションにいた別のFW(中央にいた攻撃側選手)のところに跳ね返りました。そしてワンタッチのループシュートとなったボールが飛び出したゴールキーパーの頭上を越えてゴールに入りました。

 

副審を担当していた貴方は、オフサイドであるというフラグアップができますか?

 

文章で書かれていれば、オフサイドであることは明白ですよね?

 

競技規則 第11条 オフサイド

反則

ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってそのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。

●プレーに干渉する。または、

(後略)


 

競技規則では、「ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者がプレーに干渉したら、オフサイドの反則罰せられる」となっているので、意図的なパスであろうとなかろうと、オフサイドの反則となります。

 

では、下記の映像の最初から1分49秒~2分15秒の得点シーンをご覧ください。


YouTube: MLS Review Show: Week 19 (Part 5)


 

上記の映像では、ループシュートを放った選手がオフサイドポジションにいることが解りにくいのですが、このようなケースもあります。(ちなみにこの認められるべきではない得点は認められてしまっています。)

 

副審を担当している際、オフサイドポジションにいた攻撃側選手がボールを受けた場合、そのボールの出所で何が起きたのかを認識していなければ、正しいオフサイドの判定ができません。

 

かといって、プレーを注視しすぎてしまうと、正しいオフサイドラインキープができず、結果としてオフサイドの判定を誤ってしまうことにもなりかねません。

 

プレーを注視しすぎないようにしながら、でも必要な時には誰が触れたボールなのかをしっかり認識する。これがなかなか難しいのです。

 

プレーはほんの一瞬の出来事になるので、集中を欠いてしまうと、取り返しのつかないミスとなってしまう訳です。

 

しかし、しっかり集中していても、判断がつかない場合もあります。そのような場合は、「if doubt no flag(オフサイドか疑わしいときは旗を上げるな)」という言葉もあることをお伝えしておきます。(過去記事 「「if doubt no flag」 という言葉。」 参照。)

 

さて、このブログをいつもご覧いただいている方は、上記で紹介した映像、なんだか見たことがあると感じられるかもしれません。

 

実は、過去記事 「関係者が誰も気がつかなかったオフサイドほか … 2011 Referee Week in Review - Week 19 (米国サッカー協会)より」 の中で紹介したものです。

 

過去記事の中で紹介している、米国サッカー協会のHP上で再生される映像のほうが、オフサイドポジションでボールを受け取っていることが解りやすいです。(ちなみに現在ご覧になっているこの記事本文の中で紹介している映像は、米国サッカー協会がオフィシャルのアカウントで youtube で公開している映像です。)

 

ですから、記事の最初に「過去記事の焼き直し」と書いた訳です。

 

話が散らかってしまいましたが、大切なのは表題の通り、

「意図的なパスでなくても結果としてパスになればオフサイド」

(ただし、守備側のクリアミスを含むコントロールミスがあった場合を除く。)

です。

 

余談になりますが、競技規則上では、オフサイドポジションにいた選手が、味方競技者によって蹴られたあとゴールポストやゴールキーパーからはね返ったボールを受け取ると、「その位置にいることによって利益を得た」と表現されるのですが、

 

「意図的なパスでなくても結果としてパスになればオフサイド」

(ただし、守備側のクリアミスを含むコントロールミスがあった場合を除く。)

 

という認識があれば、「利益を得た」という難しい概念で考えなくても「オフサイド」であることが簡単に判断できますよね???


「なるほど~」と思った方は、励みになりますので、ぜひ にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ のバナーのクリックをお願いいたします。


  
☆ 関連記事 ☆

「if doubt no flag」

「関係者が誰も気がつかなかったオフサイドほか … 2011 Referee Week in Review - Week 19 (米国サッカー協会)より」




  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。

☆ 関連するタグ ☆

スポンサーサイト