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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
W杯最終予選(2012.06.03 日本代表 VS オマーン代表) の公式記録ほか



YouTube: Japan vs Oman - 2014 FIFA World Cup qualification - AFC 4th Round


 

公式記録はこちら。

http://www.jfa.or.jp/national_team/match/2014fifawc_q/groupB/schedule_result/pdf/m02.pdf

 

審判団は、ウズベキスタンとキルギスの混合の審判団。

 

主審は、ラフシャン・イルマトフ氏(ウズベキスタン)で、アジアを代表するトップレフェリーのお一人。南アフリカW杯の開幕戦や準決勝の主審を務められた方で、2011年のアジアカップの決勝も担当された方。ちなみに2011/2012年度版の競技規則の表紙の方。

 

その他の方は、以下の通り。

副審1(A1):アブドゥハミドゥロ・ラスロフ氏(ウズベキスタン)
副審2(A2):バハディル・コチカロフ氏(キルギス)
第4の審判員:チムル・ファイズリン氏(キルギス)

 

イエローカードは、日本代表とオマーン代表にそれぞれ1枚づつ。

 

まず、この2枚のカードについて時系列で確認します。

 

9分、オマーン代表の10番(F.B.ドゥールビー選手)が「遅延行為」を行なったということで警告されます。

 

日本代表の17番(長谷部誠選手)と、オマーン代表の20番(アマド・アルホスニ選手)が空中戦で競り合った際、アマド・アルホスニ選手が反則を犯したということで、日本代表の直接フリーキックで再開となるシーンでした。

 

(アマド・アルホスニ選手が犯したファウル直後と思われるリプレイ映像しか確認できないため、ファウルの内容は不明です。(涙))

 

長谷部選手が再開ポイントにボールをセットしてクイックスタートしようとした際、F.B.ドゥールビー選手が自陣側に戻りながら、故意または偶然にボールに触れて動かしてしまったため、遅延行為(相手チームがクイックスタートすることを意図的に阻止した)で警告されました。

 

F.B.ドゥールビー選手は、ボールに触れたのは故意ではない、というようなアピールをしていますが、日本チームがクイックスタートをする可能性は充分予見できたはずなので、そのクイックスタートの権利を妨害しないように配慮したルートあるいは配慮したタイミングで自陣側に戻るべきでした。(オマーンの監督&ベンチからすれば、つまらないイエローカードを喰らってくれたなぁ~、という感じじゃないでしょうか。)

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

警告となる反則

競技者は、次の7項目の反則を犯した場合、警告され、イエローカードを示される、

(中略)
●プレーの再開を遅らせる
(後略)


 

30分、日本代表の6番(内田 篤人選手)が「反スポーツ的行為」を行なったということで警告。警告の理由が「反スポーツ的行為」になっていますが、Jリーグの記録表記の基準であれば、C2:ラフプレーになっていたと思われます。

 

オマーン代表の10番(F.B.ドゥールビー選手)の足を両足でカニばさみにして(挟みこんで)倒してしまったので、ファウルスライディングタックルを「無謀」に行なった、ということでイエローカードとなりました。

 

よかったですねぇ~、著しく不正なファウルプレーで一発レッドにならなくて。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

著しく不正なファウルプレー

ボールがインプレーで、競技者がボールに挑むとき、相手競技者に対して過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なファウルプレーを犯したことになる。

相手競技者の安全を犯すタックルは、著しく不正なファウルプレーを犯したことで罰せられなければならない。

いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全に危険を及ぼす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横、あるいは後ろから突進した場合、著しく不正なファウルプレーを犯したことになる。

(後略) 


 

両足で挟みこんでいるので、レッドカードが出されていてもおかしくなかったと思われます。
 

 

その他のファウル関係のお話。

 

前半21分、長友選手がペナルティーエリア内で足をかけられて倒されたものを、ファウル認定してもらえませんでした。

 

そもそも長友選手はオフサイドだったのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、直前のプレーは、15番(今野泰幸選手)とオマーンの20番(アマド・アルホスニ選手)がヘディングの競り合いをし、アマド・アルホスニ選手によってコントロールされたバックパスを長友選手がインターセプトした形なので、オフサイドにはなりません。(私もLIVE映像で見ていた時は、オフサイドを疑いました。)

 

ヘディングの競り合いはファー(遠い)サイドのプレーだったにも関わらず、副審1(A1)のアブドゥハミドゥロ・ラスロ氏はよく見極めていますねぇ~。
 
 

日本にとっては、他に前半7分の内田選手が倒されたシーンなど、とってもらえなかったファウルもありますが、レッドカードが出ていてもおかしくなかったプレーがイエローカードで済んだり、1点目および2点目もオフサイドっぽいのを「オンサイド」と判定してもらっているので、そういった意味では日本チームにとってはかなり有利な判定が多かったように感じます。

 

前半4分、香川選手が相手選手の足を踏んでしまった際も、カードなしで済ませてくれていますしね~。



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