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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
反スポーツ的行為とラフプレーの関係
 

先日のオーストラリア戦に関する記事の中で、何回か「反スポーツ的行為(=ラフプレー)」というような表現を使いました。

 

詳しく説明することなくそのような表現を使っていたので、遅まきながら補足説明をしておきます。

 

競技規則の中でいろんなところで「〇〇したとき、競技者は反スポーツ的行為で警告される」というようなことが書かれています。

 

それらをまとめたものが、ガイドライン側の第12条 ファウルと不正行為 のところにあります。

 

その文章がこちら ↓ 。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

反スポーツ的行為に対する警告

次の反則を行った場合など、競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。
●直接フリーキックとなる7 項目の反則を無謀に行う。
●戦術的な目的で、相手競技者に干渉する、また大きなチャンスとなる攻撃の芽を摘むファウルを犯す。
●相手競技者を抑えて、戦術的な目的で、ボールから遠ざける、またボールに向かうのを妨げる。
●ボールを手または腕で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを妨げる、また攻撃の展開を防ぐ(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリアにあるボールを扱う場合を除く)。
●ボールを手または腕で扱って得点をしようと試みる(その試みが成功しようとしまいと)。
●負傷を装って、またファウルをされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。
●プレー中、また主審の承認を得ずにゴールキーパーと入れ替わる。
●サッカー競技に対して敬意を払わない態度で行動する。
●フィールドから離れる承認を得たのち、歩いてフィールドから出る途中ボールをプレーする。
●プレー中、また再開のときに言葉で相手競技者を惑わす。
●フィールドに認められないマークを描く。
●ボールがインプレー中、競技者が競技規則の裏をかき、意図的に策略を用いて味方のゴールキーパーに頭や胸、膝などでボールをパスする。ゴールキーパーがボールに手または腕で触れたか否かは関係しない。競技者は、第12条の条文とその精神に反した策略を試みるという反則を犯したのである。プレーは、間接フリーキックで再開される。
●フリーキックを行うとき、競技者が競技規則の裏をかき、意図的に策略を用いて味方のゴールキーパーにボールをパスする(競技者が警告されたのち、フリーキックが再び行われなければならない)。


 

「競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。」 とある通り、ここに書かれているものだけではないのですが、基本的には上記のようなプレーや行為を競技者が行った場合に、「反スポーツ的行為で警告」となる訳です。

 

じゃぁ、「ラフプレー」って何ぞや、というと

上記の直接フリーキックとなる7 項目の反則を無謀に行う。」 こと

を一般的に「ラフプレー」と呼んでいる訳です。

 

つまり、上記のように、警告となる「反スポーツ的行為」はたくさんの種類があるのですが、そのうちの1つが「ラフプレー」ということです。

 

「反スポーツ的行為」という大きな集団の中の1つの要素が「ラフプレー」。



数学の記号(集合)で表すとすれば、 

「反スポーツ的行為」 ⊃ 「ラフプレー」  

という感じ。

 

さて、「直接フリーキックとなる7項目」を何も見ずに言えますか?

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

直接フリーキック

競技者が次の7 項目の反則を不用意に、無謀にまたは過剰な力で犯したと主審が判断した場合、直接フリーキックが相手チームに与えられる。

●相手競技者をける、またはけろうとする。
●相手競技者をつまずかせる、またはつまずかせようとする。
●相手競技者に飛びかかる。
●相手競技者をチャージする。
●相手競技者を打つ、または打とうとする。
●相手競技者を押す。
●相手競技者にタックルする。

(後略)
 

 
この7項目をしっかり覚えていなければなりません。

 

では次に、「不用意に」「無謀に」「過剰な力で」の違いを説明できますか?(過去記事 「不用意な、無謀な、過剰な力で」 参照。)

 

また、直接フリーキックとなる反則は全部で10項目、つまりあと3項目ありますが、すべて言えますか?更にその10項目の反則を全て英語で言えますか? (過去記事 「直接フリーキックになる10の反則を英語で言うと」 参照。)

 

一応、カタカナで羅列すると

先述の7項目は、

キッキング、トリッピング、ジャンピングアット、ファウルチャージ、ストライキング、プッシング、ファウルタックル。

残り3項目は、

ホールディング、スピッティング、ハンドリング。

 

これらのカタカナは、「わかりやすいサッカーのルール(高田静夫監修、2003年10月発行)」 からの引用で、過去記事 「直接フリーキックになる10の反則を英語で言うと」 には、FIFAの原文ではどのように書かれているかということも載せていますので、ご参考に。

 

 

話を元に戻します。

 

審判報告書では、ラフプレーと(その他の)反スポーツ的行為を区別して記入しなければなりません。

   

また、「競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。」と競技規則には書かれてはいますが、「審判報告書」にイエローカードの理由を記入する際、基本的に前述の条文に則した形で記入しないと、「『そのような警告の理由は競技規則に記載されていない』とダメ出し」される場合があるようです。 

 

審判報告書を提出しなければならない方は、ご注意ください。

  

 

☆ 関連記事 ☆

「不用意な、無謀な、過剰な力で」 

「直接フリーキックになる10の反則を英語で言うと」  

「審判報告書は2日以内に提出しなければならない」

  

 
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