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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
審判のトレーニング (その13)
 

 

所属する都道府県の1・2級の審判員の方々が中心になって行なっている自主トレーニングに、今回も参加させてもらった。このトレーニングは毎月行なわれているが、私の場合、自宅近くの球技場(天然芝)で開催される時だけ参加させてもらっている。

 

本日のトレーニングも、フィジカルトレーニングとプラクティカルトレーニングの2部構成。

 

第1部は、フィジカルトレーニング。トレーニングリーダーは、Kさん。

 

最初は4人組でウォーミングアップ&ストレッチ。続いて、ステップワーク系のトレーニング。4人組のうちの1人が3人の中央に立ち、常に3人がつくる3角形の重心に位置取りするようにサイドステップやバックステップを使って移動する。

 

試合中、ボール近くの争点で選手達に巻き込まれそうになったときに、上手く争点から逃げたり、争点から離れすぎた時に適正なポジションを探し出して移動するイメージでのトレーニング。

 

まわりの3人(3角形)もしっかり動くので、インターバルを挟みながら全員が中央でのトレーニングが済むまでローテーションして実施。

 

次は、体幹(腹筋)系のトレーニング。

 

給水を挟んでプラクティカルトレーニング。トレーニングリーダーはOさん。

 

今日のテーマは、「決定機の阻止」について。

  

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

得点、または得点の機会の阻止

相手競技者の決定的な得点の機会の阻止で退場となる反則は2種類あるが、ペナルティーエリア内で発生するものだけが対象となっているのではない。

決定的な得点の機会があり、相手競技者がボールを手で扱い、また相手競技者にファウルしたにもかかわらず、主審がアドバンテージを適用し、その後、直接得点となった場合、その競技者は退場を命じられないが、警告されることがある。

主審と副審は、得点または決定的な得点の機会の阻止で競技者に退場を命じるとき、次の状況を考慮に入れなければならない。

●反則とゴールとの距離
●ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
●プレーの方向
●守備側競技者の位置と数
●相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する反則が直接フリーキックまたは間接フリーキックとなるものであること。


  

少し表現が難しいのですが、この最後の5項目のすべてが満たされて初めて「1発レッド」となり、1つでも条件を満たさなければ、「イエローカード」あるいは「カードなし」となります。

 

シーンとしては、ペナルティーアーク付近で中央からの縦パスを受けた「オフェンス役」がターンしながらゴールに向かう。「ディフェンス役」は意図的にファウルをして、「主審役」がファウルを見極め、「レッドカード」または「イエローカード」を提示する。

 

その判断を見て、上級審判員を含む参加者全員でディスカッション。

 

ファウルの場所によっては「PK」を宣告しなければならないし、レッドカードの場合は選手達に取り囲まれてしまわないように、ゴールライン側に自身の体を移動させ、主審を取り囲もうとする選手を排除・牽制しつつ、カード対象者を呼んで「カード提示」する、というような実際にカードを提示する際の注意事項などもアドバイスいただいた。

 

今回のプラクティカルメニューの設定は、オフェンス役もディフェンス役も1名(他にGK役もいましたが)、つまり1対1の状況なので、「守備側競技者の位置と数」は考えなくても条件を満たしていることになっている。

 

従って、主審役は4つの項目 

●反則とゴールとの距離 ●ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性 ●プレーの方向 ●(相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する)反則が直接フリーキックまたは間接フリーキックとなるものであること。

だけを判断すれば良い。

 

今まで実際の試合で、中央突破や中央の縦パスで1対1の状況になり、「守備側がファウルしたら、カードを出すことを考えなければ」と予測しながらボールを追った経験はたくさんあるものの、「幸い(?)」にして、そのような状況で明らかにレッドカードを出さなければならない状況になったことがない。(と、思っている。)

 

今日のプラクティカルで、

 

ゴールとの距離を考えながら、攻撃側選手がボールをキープあるいはコントロールできる可能性を判断し、プレーがゴール方向に向かっていて、本当に「決定的な得点の機会」になった可能性があるのかどうか、他に守備側競技者がケアできる可能性が残っていなかったのかどうか、反則はペナルティーエリアの内側なのか外側なのか、などいろんな判断を瞬時に求められ、実際にレッドカードを提示するまでに本当にたくさんのことを頭の中で整理して判断しなければならないということがよ~く解った。

 

担当する試合で実際にそのようなシーンがないのが望ましいのだけれど、実際に起きてしまった場合には、今回のプラクティカルメニューの経験を活かして、毅然とした態度でカード提示および選手の退場指示までを実施したい。

 

参加者全員がそれぞれ2回程度の「審判役」を経験して、練習終了。

 

最後に参加者全員でミニゲームを実施して、トレーニング終了。 

 

 

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