3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
キリンチャレンジカップ(2013.05.30 日本代表 vs ブルガリア代表)の公式記録ほか

 

ブルガリア戦の日本語版公式記録PDFは、こちら

http://www.jfa.or.jp/national_team/match/2013/20130530kcc/schedule_result/pdf/m01.pdf

 

審判団は、韓国の審判団。

主審:キム・サンウ氏
副審1:チャン・ジュンモ氏
副審2:イ・ジョンミン氏
(第4の審判員:山本 雄大氏)

  

あれっ、出されたイエローカードが5枚になっている・・・。

長友選手は「反スポーツ的行為」ですかぁ・・・。「戦術的な目的で」というシーンでもなかったので、「ラフプレー」ということなんでしょうねぇ・・・。 

  

それでは、個別に確認します。

 

56分(後半11分)。

ブルガリア代表21番(スベトスラフ・ディアコフ選手)に出されたカードは、「ラフプレー(反スポーツ的行為)。日本代表17番(長谷部誠選手)の後方から、「無謀に」スライディングタックルを行ったという判断。

後方からのスライディングは、ファウルされた選手の視野外から行われるため、身体を逃がすのが遅れて大きな怪我を招く可能性が高くなります。

イエローカードは妥当な判断だと思います。

 

70分(後半25分)。

日本代表5番(長友佑都選手)に出されたカードは前述の通り「反スポーツ的行為」。ファウルは、副審1:チャン・ジュンモ氏のファウルサポートを受けての認定。
 

ブルガリア代表2番(スタニスラフ・マノレフ選手)の後方から、無謀にチャージした、という理由かな。画面で見る限りは確かに押してはいるけれど、それほどの無謀感は感じられませんでしたが、副審側からはひじを使ったようにでも見えたのかも知れません。

このイエローカードは、いまいちよく解りませんね。 

 

77分(後半32分)。

ブルガリア代表2番(スタニスラフ・マノレフ選手)に出されたカードも「ラフプレー(反スポーツ的行為)」。

日本代表10番(香川真司選手)がドリブルで突破しようとするところを、ファウルチャージしたという判断。ボールを自分のコントロール下に置くために、相手競技者の肩に自分の肩から当たるチャージは認めてられている。

しかし、今回のプレーは、自分でボールをコントロールする意図はなく、香川選手をボールから遠ざける目的だけのために、「思いっきり」身体を当てに行っている。

なので、当然ファウルチャージになるし、不用意レベルを通り越して、「無謀に」レベルと判断されてしまいますね。

イエローカードは妥当だと思います。

 

83分(後半38分)。

日本代表13番(細貝萌選手)に出されたカードも「ラフプレー(反スポーツ的行為)」。右サイドで縦パスを出し終えたブルガリア代表11番(ラドスラフ・ディミトロフ選手)にアフターでチャージ。アフターでこの強さでのチャージングをしてしまったら、イエローカードを出されても仕方がないですね。 

  

90+2分(後半アディショナルタイム)。

公式記録では、ブルガリア代表1番ゴールキーパー(ブラディスラフ・ストヤノフ選手)に「遅延行為」でイエローカードが出されたことになっています。イエローカードが出たシーンはテレビ中継で確認できません。

 

ただ、多分これでしょう、というプレーというか行為はありました。

 

アディショナルタイムに入って1分後、ハーフウェー付近でボールを受けた日本代表10番(香川 真司選手)から前線で相手DFの裏に抜け出した2番(清武弘嗣選手)へのロングパスが通ったように見えたけれど、若干清武選手の動き出しが早くて、オフサイドの判定。

 

主審の笛が鳴ったのは、清武選手がはたいたボールを14番(中村憲剛選手)がミドルシュートを打つ直前。中村選手はシュート動作に入っていたので、これは遅延行為には該当しません。(日本は負けているほうのチームですし。)

 

中村選手のシュートが、ゴール裏の広告に当たって、フィールド内にはね返ってきて、ちょうどシュートに反応していたブラディスラフ・ストヤノフ選手の目の前に戻ってきました。

 

そのボールをブラディスラフ・ストヤノフ選手は再びピッチの外に押し出します。

 

恐らくこの行為が「遅延行為」と判断されたのだと思われます。

 

そのままボールを拾って、ゆっくりとした動作でゴールキックで再開すればカードは出なかったと思われますが。

 

といったところです。

 
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(問題)正しい再開方法を選択せよ(トリックPK)

 

本日行われたブルガリア戦で出された4枚のイエローカードに関して、速報ベースでUPしておきます。

 

長友選手以外の3枚は、多分「ラフプレー」(反スポーツ的行為)だと思います。ただ、長友選手は「(副審への)異議」かなぁ~、という感じです。詳しくは、公式記録が出てから記事としてUPします。

 

 

今日は、明日の記事でUPすることにして、昨夜放送されたバラエティー番組を見ていて思いついた(思い出した)内容を。

 

マツコ&有吉の怒り新党の「新・3大〇〇調査会」のコーナーは、「日本人が知っておくべき!新・3大サンフレッチェ広島の奇策」
というものでした。

 

その中の2010年のJリーグの開幕戦のトリックPKに関しては、このブログでも記事にしています。皆さん、記事の内容を覚えていますか?(関連記事参照)

 

番組内でも「反則だった」ということは触れていましたが、本来行われるべきだった再開方法などには触れられていません。

 

ということで、復習問題です。


YouTube: 2010 J1 開幕節 広島×清水 PKシーン


 

このようなペナルティーキック(キッカー以外の選手がペナルティーキックを行いボールがゴールに入った)が行われたあと、再開方法や懲戒について正しいものを選択せよ。

 

1)ペナルティーエリア内に侵入してキックを行った攻撃側競技者(佐藤選手)を警告し、ペナルティーキックをやり直す。

2)もともとのキッカー(槙野選手)を警告し、ペナルティーキックをやり直す。

3)もともとのキッカーとペナルティーエリア内に侵入してキックを行った攻撃側競技者の両者を警告し、ペナルティーキックをやり直す。

4)懲戒なしでペナルティーキックをやり直す。

5)ペナルティーエリア内に侵入してキックを行った攻撃側競技者を警告し、ペナルティーマークから守備側チームの間接フリーキックで再開する。

6)ペナルティーエリア内に侵入してキックを行った攻撃側競技者を警告し、その競技者が侵入したペナルティーエリア(またはペナルティーアーク)の境界から守備側チームの間接フリーキックで再開する。 

 

  

 (正解が見えてしまわないように、改行を入れています)

 



 

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 (正解が見えてしまわないように、改行を入れています)

 

 

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正解は、6)です。 5)です。(← 5/31 緊急訂正!)(更に追記。現在、念のため確認中です。今しばらくお待ちください。← 確認がとれました。現在の見解は5)で間違いないようです。)

 

5)か6)で悩んだ方が多かったのでは?と思います。

  

本当は、1)5)6)の3つだけの選択肢にしようかと考えたのですが、ちょっと簡単すぎるかな? ということで、あえて「キックをやり直す」という間違った再開方法の選択肢を増やして、「あれ?やり直しだっけ?」と頭の中を混乱(要するにヒッカケ)させようと試みましたが、いかがでしたか?

 

「やられた!」という方も、「そんなヒッカケには惑わされなかったぞ!」という方も、

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詳しい解説については、過去記事 「佐藤寿人選手のトリックPKは反則」 をご確認ください。(後ほど訂正記事をUPします。← 5/31 緊急追記!)

(更に追記。過去記事 「(問題)試合中のPKで起こり得る問題」 の中の、 

「2010年に行なわれた更新講習で配布された「ペナルティーキック 違反とその判定(主審がPKを行なう合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況が起きたとき)」というA3サイズのプリント」 

の図で、

「キックを行うと特定した競技者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った場合・・・ボールがどのような結果(ゴールに入った/ゴールに入らなかった)に関わらず、競技者は警告され、ペナルティーマークからの間接フリーキックで再開しなさい」

という意味の図になっています。  ) 


 

なお、なんで「やり直しじゃないの?」という方は、上記の記事の補足記事 「佐藤寿人選手のトリックPKに関するおまけ」 もご覧ください。

 

 

さて、それでは、審判報告書に記載する「警告の理由」は?

 

  

(正解が見えてしまわないように改行を入れています) 

 

 

 

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(正解が見えてしまわないように改行を入れています) 

 

 

 

「反スポーツ的行為」です。「ペナルティーキックの開始方法そのものが、相手を惑わせる不正行為」とみなされます。

 

そのあたりの詳しいことは、過去記事 「佐藤寿人選手のトリックPKに関するおまけ」 に詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。 

 

 

前述の番組では、AFCチャンピョンズリーグの試合も、「3大」の1つに選ばれていました。 


YouTube: AFCチャンピオンズリーグ サンフレッチェ広島 トリックPK



このPKに関しては、番組では「サッカー協会に問い合わせが殺到し、協会はボールが前に蹴り出されているので競技規則上PKは成立している、よって問題なしと回答した」と、とれるような内容でした。

 

えっ~?

 

いやいや、キックが行われる前に、槙野選手がエリア内に侵入しているので、広島側の違反があったことは間違いんですけれど・・・。

 

詳しくは過去記事 「今度のトリックPKも・・・。」 をご覧ください。

  

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☆ 関連記事 ☆

「佐藤寿人選手のトリックPKは反則」

「佐藤寿人選手のトリックPKに関するおまけ」

「今度のトリックPKも・・・。」 

「昨日の記事のおまけ(トリックPK)」

「ペナルティーキック時の注意事項 進め方編」

「フリーキックはボールを持ち上げる方法でも行なうことができる」

「リスタート者がインプレー後に続けてボールに触れてしまったら・・・」 

 

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(問題)副審のゴールキックの合図はどこで行うのが正しい?

 

昨日の記事で、ガイドラインに記載されている副審のシグナルの図を確認しました。みなさん、ちゃんと確認しましたか?

 

それでは、問題です。 

 

ガイドラインの図に副審のゴールキックの合図が掲載されていましたが、

  

その「副審のゴールキックの合図を行う場所として最もふさわしいのはどれか。」

ただしそれぞれの選択肢の言葉の前には「タッチライン上の」という言葉が省略されているものとしてお考えください。

 

1)コーナーアーク付近

2)ゴールラインに平行なゴールエリアラインの延長線上

3)ゴールラインに平行なペナルティーエリアラインの延長線上

4)特に決まりはない

 

 

 

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 (答えが見えないように、改行をいれてあります。)

 

 

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 (回答の入力は終わりましたか?)

 

 

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それでは、解説です。

 

副審の試合中の一般的な位置取りは、ガイドライン側で定義されています。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

位置取りとチームワーク

2.試合中の一般的な位置取り

副審は後方から2人目の相手競技者のラインにつくが、ボールが後方から2人目の相手競技者よりゴールラインに近い場合はボールのところにつかなければならない。(後略)


 

とガイドラインに書かれています。シュートなどが放たれて、ボールがゴールラインから数えて2人目の守備側競技者を越えた瞬間から、ボールの位置がオフサイド・ラインになります。 

 

ということは、ボールがゴールラインを越えた時、副審も同時にゴールラインに到達していなければなりません。(あくまで理論上のお話)  

   

ミドル・レンジ、ロング・レンジからシュートが行われたら、ダッシュでゴールライン(コーナーアーク)まで走っていってから、ゴールキックのシグナルを行います。大変ですけど。

 

3級レフェリースクールでは、「少しくらい遅れても構わないから、必ずゴールラインまで行ってシグナルするように」と指導されます。(もちろん、コーナーキックの場合もしかり。) 

 

ということで、最もふさわしいのは1)のコーナーアーク付近です。

 

ガイドラインの図では、足元が省略された図になっていますが、「日本語版付録」の「副審のシグナル」のところでは相樂さんがコーナーアークのところに立ってゴールキックのシグナルを実施しています。

signal_goal_kick.jpg


(この位置なら、もし主審とアイコンタクトを取りながら、主審がコーナーキックの判断を示した場合でも、すぐにシグナルを修正して対応することができますしね。) 

  

3級昇格を目指される方は、普段からゴールラインまでしっかりボールを追いきる習慣をしっかりつけておきましょう。 

 

それから、すべてのシグナルは「立ちどまって実施」しましょう。走りながら「シグナル」すると、初心者っぽく見えますよ~。

  

 

ということで、Jリーグの試合をTVあるいはスタジアム観戦された際には、ゴールキック時に副審がどこでシグナルをしているのかということなどを、チェックしてみてください。

  
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競技規則(ガイドライン側)に記載されている副審のシグナル



昨日の記事では、自分が担当するサイドでボールがゴールに入り、副審としては「得点を認める」と判断する場合に、主審に対してどのようなシグナルを送ればよいのか、ということを確認しました。

 

記事の中で、得点時の副審のシグナルは、日本語版付録に写真としては掲載されているものの、競技規則には本文側はもちろん、ガイドライン側の「副審のシグナル」のところには掲載されていませんよ、ということ書きました。

 

今日は、その検証記事です。

signal_1.jpg signal_2.jpg

 

ほら、得点時(ゴールイン)に関するものはないですよね。

 

話が変わりますが、「交代」のシグナルについて。

 

このブログをご覧になっている方で、「交代」の間じゅうシグナルしっぱなっし、という方はいらっしゃいませんよね?

 

詳しくは、過去記事 「副審は選手交代時にフラグを上げ続ける必要はない」 をどうぞ。

 

それから、副審の位置取りおよびシグナル関係の過去記事をまとめておきますので、副審を初めて担当する、という場合は一通りご確認を。

 

その前に・・・。 

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ちなみに、これらの記事はブログの右メニューの「まとめ系記事」の「◆副審の位置取りとシグナル関連」をクリックすると表示されます。 

 

ポジショニング関連

「副審の任務と試合中の位置取り (まえがき)」

「副審の任務と位置取り (その1、キックオフ)」 

「副審の任務と位置取り (その2、試合中の一般的な位置取り) 」

「副審の任務と位置取り (その3、ゴールキック)」

「副審の任務と位置取り (その4、ゴールキーパーがボールを放す)」

「副審の任務と位置取り (その5、ペナルティーキック)」 

「副審の任務と位置取り (その6、ペナルティーマークからのキック)」 

「副審の任務と位置取り (その7、得点か得点でないかの状況)」 

「副審の任務と位置取り (その8、コーナーキック)」

「副審の任務と位置取り (その9、フリーキック)」

 

シグナル関連

「副審のシグナル (その1、スローイン)」 

「副審のシグナル (その2、コーナーキック/ゴールキック)」 

「副審のシグナル (その3、オフサイド)」 

「副審のシグナル (その4、交代)」 

「副審のシグナル (その5、ファウル)」 

 

「副審のシグナル (その6、集団的対立)」 

「副審のシグナル (その7、協議)」

「副審のシグナル (その8、既定の距離)」

「副審のシグナル (その9、ゴール)」 

 

「副審のジェスチャー」 (目立たない手のシグナル)

「フラグテクニックとチームワーク」

  

☆ 関連記事 ☆

「副審は選手交代時にフラグを上げ続ける必要はない」

 
 
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得点が認められると判断したときの副審の合図は?

 

先日の記事で少し触れた内容に関しての補足です。

 

 

副審を担当している時に、自分が担当するサイドでボールがゴールに入り、攻撃側選手のファウルなどはなく、そのまま「得点を認めて大丈夫」と判断した場合、主審にどのようなシグナルを送りますか?

 

実は、競技規則上では特段の決まりは定義されていません。 

 

競技規則の第6条「副審」のガイドラインのところに、「副審のシグナル」という部分があり、副審が試合中にフラグを使って主審に通知するためのシグナルが掲載されていますが、ここに「ゴール時」というものは存在していません。

 

そうなのです、フラグは通常、主審に「異常」があったときに知らせる道具であるため、「ボールがゴールに入った時にファウルなどの異常なこと」がなければフラグは「使ってはいけない」のです。

 

じゃぁ、副審は何も動作しないの?と疑問に思われるかもしれませんが、一応、競技規則上では定義されていないものの「お約束」の動作はあります。

 

で、それはどこに書かれているか、というと「日本語版付録」の「副審のシグナル」というところに写真と解説文で掲載されています。

 

この「日本語版付録」も日本サッカー協会のHP上にPDFファイルで格納されていると良いのですが、残念ながら存在していません。

 

どうしましょうかねぇ・・・。ええぃ、問題があればご連絡ください。(下の画像は削除しますので。)>日本サッカー協会 さま。

goal_in_AR_signal.jpg

(写真に添付されている解説)

ゴールイン・・・主審とアイコンタクトをとりつつ、25~30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走る。

  

(おまけの解説)

フラグは上がっていないのが主審に確認できるように、フィールドに面する側、つまり右手で持って走ります。この時、風でフラグがパタパタという音をたてないように、右手は身体の線に沿わせてあまり動かさないようにします。相樂さんの右腕が身体の横でまっすぐに軽く固定されているように見えるのは、そのためです。

   

 

ゴールにボールが入った際、時々、テニスのフォアハンドのようにしてフラグをセンターサークルの方に向けて振ってゴールの合図をしていらっしゃる方を見かけますが、3級レフェリースクールではNGの動作になります。

 

ただ、4級審判員の方でゴール時にしっかり「ハーフウェーラインに向かってすばやく走る」という合図を実施してくださる方は、非常に少ないです。(恐らく、日本語版付録までは目を通していないのでしょう。)

 

「日本語版付録」の「付録」という表記がいけないと思います。「日本語版追加指示」くらいのきつめの表現のほうが見てくれると思うのですが・・・。 

 

話が逸れました。

 

初めてペアを組む副審の方に、「ゴール時は競技規則(日本語版付録)に書かれている通り、タッチライン沿いをしっかり走ってくれ!」な~んて、試合前に打ち合わせする訳にもいかない(そんな時間がないことも多い)ので、私の場合は、

 

「ゴール時に、私の方でゴールをコールする前に副審の方を見て確認を入れますから、特に異常がなければ『フラグを持っていないほうの手』で、小さくセンターサークル方向を指して合図をください」ってお願いをしておきます。

 

そうお願いしておくと、ゴール時に副審の方とアイコンタクトがとれる確率がUPします。

 

もちろん、3級どうしの場合なら、「アイコンタクト後しっかり走ってね。」ってお願いするし、際どいゴールの場合の合図もしっかり打ち合わせしておくのですけどね。 

 

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2005年7月15日の通達「オフサイドの適用について(連絡)」の全文
 

 

今週末は、長男の陸上競技の都道府県大会の応援だったため、団の練習関係はすべてお休みさせていただきましたので、指導系のお話はありません。

 

サッカーの指導関係のお話は、にほんブログ村
サッカーコーチ・技術
にたくさんありますので、そちらをどうぞ。

 

ちなみに長男の成績はというと、地区予選をぎりぎり通過してなんとか獲得した都道府県出場権というレベルだったので、やはり見事に(?)予選の組のしんがりを務めていました。

 

でも、途中で諦めたり投げ出したりせず、最後まで現在の出せる力を出し切って走りきってくれました。ナイスファイト。

  

  

さて、昨日までの3日間で、

「「プレーに干渉する」のFIFAの解釈」 

「「相手競技者に干渉する」のFIFAの解釈」

「「オフサイドポジションにいることで利益を得た」とは」

の3つの項目をそれぞれ個別に確認をしました。今日は、予告の通り、通達の全文を掲載いたしますが、上の3つの記事はその通達よりもかなり丁寧に解説したつもりですので、まだお読みになっていない方は、ぜひご確認ください。

 

 

これは、2005年7月15日に日本サッカー協会がオフサイドの適用に関してFIFAからの指示を整理したという通達を元に作成しています。

 

PDFファイルは、「「プレーに干渉する」のFIFAの解釈」 の記事で紹介した通り、青森県サッカー協会 審判委員会 のページにUPされています。

直アドレスはこちら↓。

その他の通達: オフサイドの適用について(PDF)(05.7.15) 

 

先日はアドレスのみの紹介だけでしたが、今日は全文を記事としてUPしておきますので、ご確認ください。

 

全文を掲載する前に、すみませんが

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----- これより 転載 ----- 


2005 年7 月15 日

関係各位
財団法人 日本サッカー協会
審判委員会

 

オフサイドの適用について(連絡)

「2005 年競技規則の改正」におけるオフサイドの解釈について、下記のとおり整理しました。それぞれの協会、連盟などで、加盟クラブ、チーム、審判員などの関係者への連絡をお願いいたします。



●オフサイドの適用についてのFIFAからの指示

オフサイドポジションの競技者が次のような行動で積極的にプレーに関わったと主審が判断したときオフサイドの反則とする。

① プレーに干渉した・・・実際にボールをプレーするかまたはボールに触れる。
・ 相手競技者への干渉が考えられないケースでは、副審はプレーへの干渉のみを考えて競技者がボールをプレーするか、触れるまで旗を揚げることを待つ。
・ これまでは、その競技者のプレーへの干渉が明らかであると副審が考えたときに旗は揚がっていた。

② 相手競技者に干渉した・・・ボールの進む方向に位置して、動く、プレーのそぶりをして、相手の視線を遮る、相手の動きを邪魔する、相手を欺く、相手を惑わせる。
・ オフサイドポジションの競技者の位置や動きが相手競技者のプレーに影響を与えている、と副審が判断したとき旗を揚げる。
・ オフサイドポジションの競技者が単にボールを追うことは、プレーではない。また守備側の競技者が単に相手を追走することは、自然の行動であり、オフサイドポジションの競技者が影響を与えているわけではない。
・ オフサイドポジションの競技者が相手の動きを妨害したり、惑わせたりするような動きをした場合に相手競技者を干渉したと判断する。

③ オフサイドポジションにいたことで利益を得た・・・相手守備者、GK、ゴールポスト、クロスバーなどからボールが跳ね返ってオフサイドポジションの競技者にわたる。

※ 上記の条件でオフサイドの反則が成立するが、個別に反則が起こる機会は大変に少ない。プレーの中ではこれらの状況が複合的に起こり、特に①と②のケースが同時に起こっていることが多い。したがって、副審の旗を揚げるタイミングはさまざまであることを理解されたい。
以上

 


----- 転載 ここまで ----- 

 

なお、この通達には追加の通達が出されています。

「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」  

必ずそちらの通達の内容もしっかり頭の中に入れておいてください。 

 

☆ 関連記事 ☆

「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」  

「「プレーに干渉する」のFIFAの解釈」 

「「相手競技者に干渉する」のFIFAの解釈」

「「オフサイドポジションにいることで利益を得た」とは」


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「オフサイドポジションにいることで利益を得た」とは

 

一昨日の記事で、FIFAの「プレーに干渉する」の解釈を確認し、昨日の記事ではFIFAの「相手競技者に干渉する」の解釈を確認しました。

 

今日の記事は、オフサイドで罰せられる「その位置にいることによって利益を得る」の解釈を確認します。

 

競技規則 第11条 オフサイド

反則

ボールが味方競技者によって触られるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってよのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。

●プレーに干渉する。または
●相手競技者に干渉する。または
●その位置にいることによって利益を得る。


 

と競技規則本文側に書かれていて、ガイドライン側には

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

”第11条-オフサイド” の考え方により、次の定義が適用される

(中略)
●”その位置にいることによって利益を得る” とは、既にオフサイドポジションにいて、ゴールポストやクロスバーからはね返ってきたボールをプレーすること、または既にオフサイドポジションにいて、相手競技者からはね返ってきたボールをプレーすることを意味する。 


 

と書かれています。このガイドライン側の文章が全てです。 

 

オフサイドポジションにいる攻撃側選手動きに守備側選手が気をとられたとか、オフサイドポジションにいる攻撃側選手のマークために守備側選手が移動したため、シュートコースが大きく空いてしまった、というようなものは競技規則上では「利益を得た」とはみなされません。

 

なぜなら、

「オフサイドポジションにいること自体は、反則ではない。」

と競技規則の第11条「オフサイド」の「オフサイドポジション」の1行目に明記されていますから。

 

では、どういう場合に、「利益を得た」ことになるのか、というと、 

「本来はオフサイドポジションにいた選手へのパスではなかったが、シュートなどがゴールポスト、クロスバーあるいはゴールキーパーなどの守備側選手に当たって跳ね返ったり、コースが変化することで、結果としてオフサイドポジションにいた選手がボールに触れることでその選手へのパスとなった場合」に、「その位置にいることで利益を得た」

として「オフサイド」で罰せられます。

 

2005年7月15日の通達「オフサイドの適用について(連絡)」においても 

③ オフサイドポジションにいたことで利益を得た・・・相手守備者、GK、ゴールポスト、クロスバーなどからボールが跳ね返ってオフサイドポジションの競技者にわたる。

 

と書かれているだけです。

 

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「相手競技者に干渉する」のFIFAの解釈

 

昨日の記事では、2005年にFIFAから出された、オフサイドの適用に関する指示のうち、「プレーに干渉する」とはどういうことなのか、ということを確認しました。

 

今日の記事では、「相手競技者に干渉する」とはどういうことなのか、ということを確認します。

 

競技規則 第11条 オフサイド

反則

ボールが味方競技者によって触られるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってよのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。

●プレーに干渉する。または
●相手競技者に干渉する。または
(後略)


 

と競技規則本文側に書かれていて、ガイドライン側には

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

”第11条-オフサイド” の考え方により、次の定義が適用される

(中略)
●”相手競技者に干渉する” とは、明らかに相手競技者の視線を遮る、相手競技者の動きを妨げる、しぐさや動きで相手競技者を惑わす、または混乱させると主審が判断し、それによって相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。
(後略


と書かれています。 

 

(2013.08.28 追記。

上記の文章は、2013年度の改正で見直され、一部変更されています。ルール自体の変更はありませんが、解釈に幅が出ないようにより明確に表現された形となりました。改正後の文章を載せておきます。

●〝相手競技者に干渉する〟とは、明らかに相手競技者の視線を遮る、またはボールへ向う相手競技者にチャレンジすることによって、相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。

追記ここまで。)

 

では、問題です。(昨日、紹介したPDFファイルをしっかりご覧になった方には恐らく簡単な問題ですが・・・。)

 

オフサイドポジションにいた選手の進行方向にスルーパス(ボール)が出て、付近にいた守備側の選手が、そのオフサイドポジションにいた選手につられるように追走しましたが、オフサイドポジションにいた攻撃側選手はボールに触れることなく、最終的に2列目(オンサイド)から飛び出した攻撃側選手がボールに触れました(オフサイドポジションにいた攻撃側選手は、守備側選手とは接触していません)。

 

さて、FIFAの解釈でこのようなプレーが起きた場合、オフサイドポジションにいた攻撃側選手は「相手競技者に干渉した」ことになるのでしょうか? 

 

答えは「No(相手競技者に干渉していない)」です。昨日紹介したPDFファイルには、

 

・ オフサイドポジションの競技者が単にボールを追うことは、プレーではない。また守備側の競技者が単に相手を追走することは、自然の行動であり、オフサイドポジションの競技者が影響を与えているわけではない。
 

とあります。ただ、上の文章の前後に、

 

・ オフサイドポジションの競技者の位置や動きが相手競技者のプレーに影響を与えている、と副審が判断したとき旗を揚げる。

・ オフサイドポジションの競技者が相手の動きを妨害したり、惑わせたりするような動きをした場合に相手競技者を干渉したと判断する。


 

という文章もあるので、注意が必要になります。

  

基本的に競技規則上の「プレー」という表現は昨日の記事で確認した通り、「意図をもってボールに触れる」ということを意味しているようなので、守備側の選手がオフサイドポジションにいた選手につられて追走しているだけなら、オフサイドではないのですが、守備側の選手がボールに追いつき、ボールに触れるのをオフサイドポジションにいた選手が「身体的な接触を用いて」邪魔をした場合は、相手競技者の動きを妨害したことになり、相手競技者を干渉したと判断されます。 

 

ただ、身体的な接触を用いても、その守備側競技者がボールに触れられる可能性がノーチャンスだった場合は、「プレー(ボールに直接触れる)に影響していない」ので、オフサイドの反則は成立しません。

 

(もちろん、その接触が「直接フリーキック」が与えられるような反則行為であった場合には、ファウルとして罰せられますが。)

  

「相手競技者に干渉した」という理由でオフサイドが確定するには、そのオフサイドポジションにいた選手が、守備側選手が直接ボールに触れるチャンスを奪ったのかどうかが判定のキーポイントになります。

 

そう考えると、例えばオフサイドポジションにいた選手が、相手ゴールキーパー(ゴールキーパーが飛び出していた場合は、ゴールラインから数えて1人めの最終の守備側競技者)の前に位置取りしていて、そのゴールキーパーの視野に入り込んでいたために、ゴールキーパーがシュートコースを読み切ることができずにセーブするチャンスを奪った、と判断されればオフサイドだし、視野には入り込んでいたものの、シュートコースと全く関係ない場所にいたため、ゴールキーパーがボールに触れられるチャンスはノーチャンスだった、という場合はオフサイドとして罰せられる可能性は減少します。

 

減少すると書いたのは、あくまで「主審がどう感じたか」によるので、同じようなシーンでオフサイドを認定する審判もいれば、オフサイドではないと判断する審判もいると思われるからです。

 

ここから先は、あくまで私の頭の中での解釈なのですが 

基本的にオフサイドポジションにいた選手が「相手競技者に干渉した」として、オフサイドで罰せられるのは、大きく分類すると

「ボールに触れることができる可能性のある相手競技者に身体的な接触を用いてその競技者がボールに触れることを妨害した」場合と「ゴールを守る守備側の最終競技者の視野に入り込み、その選手がボールを手や身体でセーブできる可能性を奪った」場合。

と言って良いんじゃないかなぁ、と思います。

  

ただし、オフサイドポジションにいた競技者とゴールキーパーなどの守備側競技者と危険な身体的な接触の可能性がある場合に限っては、「相手競技者への干渉」を早めに判断して競技者の負傷を回避すべきである、という追加の指示が出ています。

(過去記事 「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」 参照。)

 
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お詫びと訂正
 

 

2013年5月21日付けの記事において、「副審から見てオフサイドが疑われる時は、ゴールの合図もオフサイドの合図もせず、主審が確認にくるのを待つ」

 

というような内容を記事に書きました。

 

ところが、ゲキサカの2012年5月4日付けの記事

第37回「ジャッジQ&A」、

http://web.gekisaka.jp/13119_1432_in 

において、当時の松崎審判委員長が

 

「 以前は、オフサイドでもなんでも副審として得点を認めない判断があったら、得点のシグナルをしないで、そこに留まっている。そんな風に合図をしていたこともありました。
 しかし、今はオフサイドの可能性があれば、まずは旗を上げる。」

 

と寄稿されている、という情報をコメント欄にいただきました。

 

私自身が3級レフェリースクール時代等に指導を受けた内容とは異なっており、私の不勉強でした。

 

皆様には、謹んでお詫び申しあげるとともに、過去記事に追記を施す形で訂正をさせていただきましたので、ご連絡いたします。

 

だけど、副審が一旦フラグアップして「オフサイド」としたものを、主審がオーバーコールして「得点を認める」なんて判定をしたら、主審は守備側選手からの信頼をいっきに失ってしまうような気がするのですが・・・。

 

というわけで、私の書いている情報が今回のように間違えていることもありますので、このブログに書かれている情報全てを鵜呑みにせずに、疑わしいと思ったら、お近くの審判インストラクターまたは、上級審判員にご確認くださいますよう、お願いいたします。
 

できるだけ誤った情報を記事にしてしまわないよう、心掛けるつもりですが・・・。 

 

 


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「プレーに干渉する」のFIFAの解釈
 

みなさん「プレーに干渉する」って、どういうことかきちんと説明できますか?

 

競技規則 第11条 オフサイド

反則

ボールが味方競技者によって触られるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってよのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。

●プレーに干渉する。または
(後略)


 

と競技規則本文側に書かれていて、ガイドライン側には

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

”第11条-オフサイド” の考え方により、次の定義が適用される

(中略)
●”プレーに干渉する” とは、味方競技者がパスした、または味方競技者が触れたボールをプレーする、あるいはこれに触れることを意味する。
(後略)


と書かれています。

 

この「ボールをプレーする」の現在のFIFAの解釈を勘違いされている方が、少なからずいらっしゃるようです。(youtube のコメント欄やネット上の掲示板などで、特に。)

 

2005年7月15日に日本サッカー協会の審判委員会がFIFAからのオフサイドに関する指示ということで、それ以前と少し変わりましたから、チーム(クラブ)や審判員に連絡しなさい、という旨の書面を出しています。(今日の記事ではリンクを、後日改めて全文を記事として掲載する予定です。)

 

2005年7月15日以前は、オフサイドが判定されるのは

「その競技者のプレーへの干渉が明らかであると副審が考えたとき」

でした。

 

しかし、現在(2005年7月15日以降)は原則として

「実際にボールをプレーするかまたはボールに触れたとき」

になっています(文末のPDFファイル参照)。 

 

この「ボールをプレーする」と「ボールに触れた」の表現違いは、意図をもってボールに触れたのか、本人の意図なくボールに触れたか、だけの違いです。上記の文章をもっと解りやすい文章にするなら、「自らボールに触れたとき、またはボールに当たっちゃった時」です。

 

要するに、ボールに接触した時点でオフサイド確定です。

 

ですので、単純にボールを追っかけただけの状況では、オフサイドはまだ成立していません。

 

また、例えば左サイドから、オフサイドポジションから戻ろうとしているセンターフォワード(トップ)の選手にパスが出たけれども、センターフォワードの選手はボールの真上をジャンプしたのでボールが右サイドまで流れ、オンサイドから飛び出した右サイドの選手がそのままボールをコントロールした、というような場合も、オフサイドは成立しません。(ジャンプのかわりに跨いでも同じ)

 

オフサイドポジションにいた選手はボールの上を飛び越えた(跨いだ)だけでボールに接触していない→ ボールをプレーしていない  → プレーに干渉していない →オフサイドではない。

となります。

 

動画サイトのコメント欄などで、オフサイドポジションにいた選手がボールに接触していないにも関わらず、「プレーに干渉しているからオフサイドだ!」というような書き込みがあまりに多く目につきましたので、改めて記事にしておきます。(もし、お近くに「プレーに干渉する」の現在のFIFAの解釈を勘違いされていると思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事をご紹介ください。)

 

繰り返しになりますが、「(本人の意志に関係なく)オフサイドポジションにいた選手にボールが接触した時」が、オフサイド成立のタイミングです。

 

オフサイドポジションにいた選手が、本人の意思に関係なく「ボールに触れたらオフサイド」。逆に、オフサイドポジションにいた選手が、「ボールに触れない限りオフサイドは成立しない」。

 

(だから、「オフサイドの判断は『触るまで待って』」という言葉が、このブログの審判記録などで、たくさん出てくるのです。(笑))

 

ただし、これは相手競技者への干渉がない場合のみの話です。(ですので、上の「原則として」のところに下線を入れてあります。)

 

その「相手競技者への干渉」についても、同じ書面の中でFIFAから指示が出ているのですが、これもかなりややこしい話になるので、明日の記事にしたいと思います。

 

ちなみに、長い縦パスのボールに対し、オフサイドポジションにいた選手だけが追っかけている状況になった場合でも副審はオフサイドポジションにいた選手がボールをさわってコントロールするまでフラグアップを保留しなければならないのか?というと、そういう場合に限っては「ボールに触れる前にフラグアップしてもいいよ」という別の通達が出ています。(過去記事 「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」 参照。)

 

今日の記事の元になっている通達(PDF)はこちら

その他の通達: オフサイドの適用について(PDF)(05.7.15) 

 ↑ 青森県サッカー協会 審判委員会のページより。

 

 

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