所属する地区の協会から派遣されて、ある企業内のサッカー大会の副審(A1)を担当。会場は、K球技場で天然芝のグラウンド。
主審はTさん、反対側の副審はOさんで、いづれも3級。何度かご一緒というか、よく顔を合わせる方々。
開始早々、明らかにオフサイドポジションにいた選手のほうに浮き球のパスが出た。しかし、オンサイドから飛び出した選手もボールを追っていたのと、守備側選手が先に触れてコントロールをミスする可能性もあり、オフサイドポジションにいた選手が確実にボールに触れるのを待って、フラグアップをした。
フラグアップした時、ちょうど守備側チームのベンチの前だった。ボールを正しい再開場所に誘導していると、後ろ(ベンチ)から、「最近はオフサイドのフラグアップってすぐには上げないんですか?」と、いう声が聞こえた。
ベンチ内にいるサッカー経験者あるいは審判経験豊富な選手に聞いていたのかも知れなかったが、副審の私に聞いているような感じもした。
もちろんこの試合が公式戦だったなら、副審の私に対する問いかけ(異議ではないもの)は「聞こえないふり」という対応をするのですが、公式戦ではないので、ちょっと丁寧に対応した。
「今は、原則としてオフサイドポジションにいた選手がボールに触れるまでフラグアップを保留しなければならないんですよ~。2列目から飛び出した選手が先にボールをプレーする可能性があるので。ただ、オフサイドポジションにいた選手が、身体を接触させるなどをして、守備側選手のボールに対するプレーを妨げた場合は、オフサイドが成立しますけどね~。」
ってな感じで。
しかし、話終えた瞬間、思いっきりオフサイドラインからズレていた。(汗)
さて、
「原則としてオフサイドポジションにいた選手がボールに触れるまでフラグアップを保留」
とありますが、原則ではないケースつまり、触れる前にフラグアップできる2つのケースを他の人にきちんと説明できますか?
「なんだそりゃ?」とか「思い出せない」という方は、下の関連記事をどうぞ。
☆ 関連記事 ☆
「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」
「2005年7月15日の通達「オフサイドの適用について(連絡)」の全文」
「ボールに触るまで待たずにオフサイドのフラグアップをしてもよい2つの例外(その1、なが~い縦パス系のボール)」
「続・ボールに触るまで待たずにオフサイドのフラグアップをしてもよい2つの例外(その2、GKとの接触が懸念される時)」