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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
意図的なプレーかはね返りか・・・2010 REFEREE WEEK IN REVIEW WEEK 17 のCLIP3より 
  

先週の「オフサイドか否か」のフォローアップの記事は、金曜日の更新でUPする予定です。

 

で、今日は2010 REFEREE WEEK IN REVIEW WEEK 17 のCLIP3の映像です。

 

昨年度(2013年度)の改正で定義の文章が見直された、オフサイドポジションにいることで「利益を得た」パターンに関係するお話です。

 

修正された内容について、今一度確認したい、という方は先に過去記事 「オフサイドの定義文章が見直されました!(2013/2014版 競技規則)」 をご覧ください。

 

それでは、映像を見てみましょう。ロングパスなので、厳密にはパスを受け取った選手がオフサイドポジションにいたのかどうかが映像では確認できませんが、今回はオフサイドポジションにいたのかどうかが問題ではありません。

 

オフサイドポジションにいた選手が味方競技者からパスを受け取っているのですが、その前に相手競技者がボールに触れています。

 

そのボールに触れたプレーが、「意図的なプレー」なのか、「当たっただけのはね返り(リバウンド)」なのかによって、オフサイドなのか、オフサイドではないのかの判断が分かれます。

 

ということに注意しながら映像をご覧ください。 

◆clip3

◆◆

 

この守備側競技者のプレー、ラストパスが出された位置からもう少し離れていれば、「意図的なプレー」と判断される可能性があります。

 

また、パスの出し手との距離が同じでも、ラストパスのスピードがもう少し遅いものであれば、「意図的なプレー」と判断される可能性があります。

 

そのように微妙な判断が要求されるシーンです。

 

 

あくまで私の感覚的な捉え方とお断りした上で、

「守備側競技者が、2~3歩ボールの軌道方向に動いた、あるいは実際には動いていなくても2~3歩動くだけの時間的な余裕があった、という場合は、頭部など身体のどこに当たったとしても『意図的なプレー』と判断され、オフサイドにはならない。」

しかし

「守備側競技者が、パスに対し時間的な余裕がなく、瞬間的な位置の修正だけを行って身体に当てた場合は、リバウンド(はね返り)とみなし、オフサイドの対象。」

として良いと思います。

 

今回紹介している映像では、パスが出される前に既に守備側競技者は自陣ゴール側に移動を開始しています。そしてパスに対して瞬間的に左足を投げ出してボールに当てているように見受けられます。

 

従って、ボールは守備側競技者に当たっただけで、意図的なプレーに該当せず、オフサイドポジションにいた攻撃側競技者は、その位置にいることで利益を得た、と判断されるのでオフサイドで罰せられます。

 

米国サッカー協会の解説も、

「As a result, the decision to penalize for offside is correct.」

(結果として、オフサイドの罰則を適用するという決定は正しい。)となっています。

 

詳しくは、

http://www.ussoccer.com/stories/2014/03/17/12/10/2010-referee-week-in-review-17 

をご確認ください。

 

ちなみに、オフサイドポジションにいた選手がボールに触れる前にオフサイドで罰せられている(副審がフラグアップしている)のは、ゴールキーパーが飛び出してきていて交錯する危険性があったためです。

 

詳しくは、 「続・ボールに触るまで待たずにオフサイドのフラグアップをしてもよい2つの例外(その2、GKとの接触が懸念される時)」 をご覧ください。

 

☆ 関連記事 ☆

「オフサイドの定義文章が見直されました!(2013/2014版 競技規則)」

「続・ボールに触るまで待たずにオフサイドのフラグアップをしてもよい2つの例外(その2、GKとの接触が懸念される時)」 

  
 

 
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