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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
決定機の阻止のサンプル(第5弾)



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※今日&明日の更新で、第3弾&第4弾をUPする予定だったのですが、先に旬な第5弾をUPすることにしました。第2弾の次に第5弾がUPされている形になっていますが、気にしないでくださいませ。




決定機の阻止のサンプル映像化を進めている最中に、滅多に見られない、フィールドプレーヤーのハンドリングによる決定的な得点の機会の阻止があった模様。


J2_2015_04_29_19_001.gif



スタジアム観戦されていた方の別角度からの映像がyoutube上にUPされていたので、そちらもGIF化。

J2_2015_04_29_19_002.gif



この切り取ったGIF動画の部分だけみれば、ハンドリングによる決定的な得点の機会の阻止であることは明白なのですが、このプレーの前にC大阪側にオフサイドの反則があったのではないか、というご意見が。



2015明治安田生命J2リーグ第10節 京都@C大阪 - とりあえず

この記事に関しては、続編がUPされるようなのですが、私の見解を。




C大阪2番(扇原選手)によってシュートされたボールを、京都22番(磐瀬選手)が足でブロック。その跳ね返りを直接C大阪23番(山下選手)がプレーしたのであれば、競技規則の第11条 オフサイドのガイドライン側に掲載されている、「11.利益を得る」の図と同じパターン(GKが前に飛び出して、ゴールに向かっているボールをDFが意図的にセーブしているパターン)です。(過去記事 「「11.利益を得る」の画像をGIF動画化」 参照。)

offside_chart_11.jpg
 

基本的に、ゴールに向かっているボールを身体(GKの場合は手もOK)で防ぐ行為は、「意図的なセーブ」と判断されるので、その跳ね返りをオフサイドポジションにいた選手が、触れればオフサイドの反則が成立します。



ところが、京都22番(磐瀬選手)が足でブロックして跳ね返ったボールに対し、C大阪23番(山下選手)は直接触れることができていない様子。



ということは、オフサイドの成立要件のである「プレーに干渉(≒ボールに触れる)」した結果、「利益を得た」という項目は否定されます。



では、相手競技者への干渉はどうか。



この相手競技者への干渉については、2013年度の定義文の見直しで、

●〝相手競技者に干渉する〟とは、明らかに相手競技者の視線を遮る、またはボールへ向う相手競技者にチャレンジすることによって、相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。

と、「より具体的な内容」が明示される形の文章に修正されています。(主審による個人差を減少させるため、曖昧さが排除された文章に修正・変更されました。)



C大阪23番(山下選手)が、身体的な接触を用いて京都22番(磐瀬選手)を含む守備側の選手がボールに向かおうとするのを妨げていれば、「相手競技者に干渉した」という理由でオフサイドの反則が成立しますが、今回のように、C大阪23番(山下選手)が京都22番(磐瀬選手)から跳ね返ったボールに触れようと反応しただけでは、「相手競技者に干渉」したとは判断されません。



そして、私が確認することができた映像を見る限り、京都22番(磐瀬選手)は自らブロックしたこぼれ球を自らクリアしているようです。



このクリアは、最初のブロックとは異なり、「意図的なプレー」となるため、この2タッチ目の瞬間、C大阪23番(山下選手)のオフサイドポジションは「リセット(クリア)」されます。



従って、もし、ボールが、京都22番(磐瀬選手)→C大阪23番(山下選手)→京都30番(石櫃選手) or C大阪3番(染谷選手)→京都GK(山田選手)→京都22番(磐瀬選手)のハンド

というように、途中で京都の山下選手に当たっていたとしても山下選手がオフサイドとして罰せられることはありません。



もし、オフサイドの反則があったにもかかわらず、審判団によって見過ごされ、その結果、磐瀬選手が退場処分となった、というのであれば、退場処分を含む試合結果については変更しないものの、磐瀬選手に対し次節の出場停止処分は行わないハズ。



Jリーグのニュースリリースを確認すると、

2015明治安田生命J2リーグ 第10節 退場に伴う 磐瀬 剛選手(京都)の出場停止処分について

【処分理由】
2015年4月29日(水・祝)2015明治安田生命J2リーグ 第10節(セレッソ大阪vs京都サンガF.C.)の試合において磐瀬 剛選手は主審より退場を命じられた。
(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手は相手選手の決定的な得点機会を反則行為により阻止したことから、「著しい反則行為」に相当すると判断、1試合の出場停止処分とする。


となっているのでJリーグの規律委員会も、この問題のシーンの中にオフサイドの誤審はなかった、という判断なのだと思います。




GIF動画の元になっているスカパー!Jリーグ[公式]アカウントの映像





スタジアム観戦された方の映像





この試合の公式記録はこちら。
セレッソ大阪×京都サンガF.C.「J2リーグ 第10節」
http://www.jleague.jp/match/j2/2015/042919/live




(2015.05.04 追記。コメント欄で紹介いただいた映像 https://youtu.be/JbKk47aoHNg も何度も見返したのですが、大阪23番(山下選手)がボールに触れることができているのかどうか、やっぱりよくわかりません。右足は空振りしているように見えるものの、スパイクの裏面がボールの上っ面を滑っているようにも見えます。)



☆ 関連記事 ☆

「「11.利益を得る」の画像をGIF動画化」



 
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