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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
主審が担架の入場を許可したら(その1、競技規則編)
 

サッカーの試合をスタジアムやテレビで観戦していると、フィールドに担架が運び込まれるのを見かけます。

 

この担架の搬入についても、競技規則およびガイドラインで細かい規定がなされています。

 

どのように規定されているか簡単に書くと、

 

サッカーの試合中、選手が負傷し、その選手のフィールド外への搬出のため、主審が担架要員の入場を許可した場合、その選手は必ずいったんフィールドの外に出なければなりません。

 

フィールドの外に出る際、担架に乗って出ても良いし、担架に乗るほどでもないと本人が判断すれば、歩いて出ても構いませんが、担架がフィールド内に入れられた場合は、必ずいったんフィールドの外に出なければなりません。(厳密に言うと、担架が入ったかどうかではなく、ドクターがフィールドに入ったら、になります。)

 

もし、人数的に不利になるから、というような理由でフィールドの外に出るのを拒んだ場合、主審は、その選手に対して「イエローカード」で警告しなければなりません。

 

競技規則で確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第5条 主審 

負傷者

主審は、負傷者に対応するときには次の手続きを遵守しなければならない。

(中略)

●負傷した競技者に質問をしたのち、競技者の負傷程度を判断し、競技者の安全を確保して迅速にフィールドから退出させるため、1名または最大2名のドクターのフィールドへの入場を認めることができる。

●担架搬送者は、主審の合図を受けてから、担架をもってフィールドに入る。(←2010年度改正)

(中略)

●主審がドクターのフィールドへの入場を認めたときは、競技者は担架に乗って、または歩いて、すぐさまフィールドから離れなければならない。競技者が拒んだならば、反スポーツ的行為で警告されなければならない。


 

選手以外の人間で、停止している試合中のフィールドに入ることを許されるのは、ドクターと担架搬送者だけです。

 

少年の試合などでは、選手が負傷した際に、主審がドクターの代わりにその選手のベンチの指導者などをフィールド内に呼ぶことがあります。選手の負傷の度合いが不明な場合に、主審自らが判断するのではなく、チームの責任者である指導者に判断させるという選択は、リスクマネジメント(その後起こる可能性のある、責任問題に巻き込まれることを避ける)という観点からは賢明だと思います。

 

このベンチの指導者に判断させるという行為自体は、問題ないのですが、そのあとちょっと注意しなければならない場合があります。

 

ベンチの指導者がフィールド内に入り負傷した選手に確認をとると、負傷して動けなくなったと思っていた選手が、交代させられることを懸念して、「大丈夫です。(プレーを)続けられます。」といって、指導者だけがフィールド外に出て、その選手がフィールド外に出ることなく、プレーを再開してしまっているのを見かけることがあります。

 

この場合、その選手がいったんフィールドの外に出るまで、試合を再開してはいけません。もし、選手がフィールドの外に出ることを拒んだ場合、「ルール上いったん外に出ないと、イエローカードの対象になってしまいますよ。」と注意を与えることも必要かと思います。

 

(ただし、片方のチームへの「アドバイス」と受け取られる可能性がありますので、全国大会につながるような大きな大会やその予選の場合は、「フィールドの外に出なさい」と指示したにもかかわらず、速やかに従わない場合は、スパッと「イエローカード提示」のほうが無難かもしれません。)

 

まとめ

 

競技規則上は、ドクター(の代理である指導者など)がフィールドに入った場合は、対象となった選手を、必ずいったんフィールドの外に出してから、試合を再開させなければなりません。試合を再開したら、主審が許可すれば、インプレー中でもタッチライン側からに限ってフィールド内に戻ることが可能です。

 

選手のフィールド内に復帰させる方法については、2009年8月12日の記事 「負傷した競技者がフィールドに復帰できる場所」 に詳しく(?)書いてあるので、ご参照ください。

 

☆ 関連記事 ☆

「負傷した競技者がフィールドに復帰できる場所」 

 



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