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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
キリンチャレンジカップ2013(2013.09.10 日本代表 vs ガーナ代表)の公式記録ほか
  

SAMURAI BLUE の簡易版マッチレポートはこちら

http://samuraiblue.jp/timeline/20130910/

 

とりあえず、速報ベースです。 



前半40分。

 

内田選手に出たイエローカードは、ラフプレー。ボールを蹴り終えたガーナの選手に対して、アフターでチャージをしてしまったので、ファウルチャージです。 

 

ただ、左サイドの選手にパスが通ったので、アドバンテージの適用でもよかったような気がしますが・・・。(ただ、ファウルの判断をした瞬間に、ラフプレーで警告するつもりだったようで、笛を吹きながら左ポケットのイエローカードを取り出して、笛を吹き終わった瞬間にはもう内田選手にイエローカードを掲げています。) 

 

前半、高い位置でかなりプレスをかけてボールを奪い返そうという意志がはっきり感じられているのだけれど、後半のスタミナがちょっと心配。最後まで、続けて欲しいとは思うのだけれど・・・。 

 

(後半については、後ほど追記します。)

 

これより追記。

 

後半29分。

本田選手に出たイエローカードについては、状況的に考えると戦術的な理由でファウルしたわけではないので、反スポではなくラフプレーだと思われます。映像見る限りそれほどラフっぽくは見えないのですが、近くでプレーを見ていた主審には何か感じるところがあったのかも知れません。

 

ちなみに、ラフプレーも反スポーツ的行為の1つなので、国際標準の公式記録上は、「反スポーツ的行為」と記載されます。詳しくは、過去記事 「反スポーツ的行為とラフプレーの関係」 参照。

 

 

これより、カード提示はかなったけれど、参考になるシーン。

 

後半10分のゴールキーパーがボールを持ったまま、勢い余ってペナルティーエリアを飛び出してしまったシーン。副審のファウルサポートを受けての(主審の)笛だったような感じです。

 

これかなり微妙でした。注意しなくてはならないのは、ボールを持ったゴールキーパーの足や身体がペナルティーエリアを出ただけなら、反則(ハンドリング)にはなりません。

 

ペナルティーエリアラインの境界線からボール全体が出た場合に、はじめてハンドリングの反則となります。(詳しくは過去記事 「ゴールキーパーのハンドリング」 参照。)

 

ですので、見極めは慎重に。 

 

ハンドリングをとったあと、主審はどういうアクションをとるのかに注目して見ていました。ポイントは、クイックスタートを認めるのかどうかです。

 

あの位置で、ゴールキーパーのハンドリングをとった場合、攻撃側のクイックスタートを認めてしまうと、ほぼ得点になるだろうなぁ、と思って。

 

やっぱり、再開ポイントを示すと同時に、柿谷選手やガーナのDF陣に、「笛による再開(セレモニー形式)」で行うことを明示しています。

 

GKのハンドリングのファウルをとられたとわかった瞬間、ガーナ代表の23番(ハリソン・アッフル選手)は、明らかにボールの前に立ちに来ます。これは、「既定の距離」違反でイエローカードを喰らうのを覚悟でクイックスタートを阻止しに来ています。

 

クイックスタートを認めておいて、ハリソン・アッフル選手の違反をとり、イエローカードを提示したところで、自動的に「笛による再開」とする、というような対応でも、競技規則的には間違いではないのでしょうけれど、やっぱりGKがファウルに絡んでいる場合は、今回のクリストファー・ビース主審のような対応のほうが無難でしょうね。

 

攻撃側からは若干「クイック(スタート)させろよっ」っていうようなクレームは出る可能性はありますが、今回のクリストファー・ビース主審のように、最初っから「笛による再開」をしっかり示して毅然とした態度で対応すれば、それほど文句は出ないのかも。

 

いずれにしても、中途半端な対応が一番いけないので、頭の中でイメージトレーニングしておかなくちゃ。 

 

後半16分。

 

清武選手から柿谷選手へのパスが合わず、そのボールが長谷部選手のほうへ流れてきたものの、ガーナ代表の8番(ユシフラマン・チブサー選手)に先に触られてしまったので、身体を当ててユシフラマン・チブサー選手の動きを止めてしまい、結果としてガーナ代表のチャンスを潰したシーン。

 

イエローカードで警告しなければならないほど大きな攻撃のチャンスを阻止した訳ではないものの、そのまま単純に笛だけで済ますと、ガーナ代表の選手達のフラストレーションが溜まってしまうので、彼らの溜飲を下げるために、しっかり長谷部選手を呼びつけて「注意」を与えています。

 

なかなか良いゲームコントロールだったのではないでしょうか。

 

最後に審判団の情報を。(主審の名前は既出ですが・・・。)

 

ガーナ戦は、グアテマラ戦同様オーストラリアの審判団が担当でした。 主審と4審が入れ替わったようです。

 

主審:クリストファー・ビース氏 
副審1:ポール・セトランゴロ氏
副審2:アシュリー・ビーチャム氏
第4の審判員:ジャレッド・ジレッド氏

 

公式記録はまだUPされていないようなので、UPされ次第、この下にリンクを張っておきます。

http://www.jfa.or.jp/national_team/match/2013/20130910kcc/schedule_result/pdf/m02.pdf 
 

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☆ 関連記事 ☆

「だからアフターチャージなどアフター系のファウルは厳しく取り締まられる」 

「ゴールキーパーのハンドリング」

「反スポーツ的行為とラフプレーの関係」




 
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コメント
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No title
いつも記事の更新を楽しみにしている者です。一つ記事の中で気になるものがあるのですが、フリーキックのシーンで、ボールの前に立ちに寄ってくる行為は、規定の距離・・・ではなく、クイックを妨げるための遅延行為となるはずですがいかがでしょうか?規定の距離を守らない違反となるシーンは、一旦審判から10ヤード離された後にインプレーになる前に前進する場合、それと審判がパブリックに10ヤード離そうとコントロールしているにも関わらず、リスタートに支障はないが10ヤード内にい続ける(この場合、異議の場合もあり)、このようなシーンだと思います。私の解釈違いであればご教授して頂ければ幸いです。これからも記事の更新を楽しみにしています。失礼しました。
2013/09/11(水) 07:51:39 | URL | qaz #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
qaz さん、はじめまして&コメントありがとうございます。
 
いつもブログを読んでくださっているようで、誠にありがとうございます。これからも、応援をよろしくお願いいたします。
 
さて、コメントいただいた件ですが、
 
規定の距離離れていない選手が、キッカーによって蹴られたボールを意図的に触れて妨害した場合、キックのやり直しになるため、「遅延行為」が確定します。
 
(規定の距離離れていない選手が、キッカーによって蹴られたボールに反応せず触れなかった場合や、ボールのほうが規定の距離離れきれていない選手に向かった場合は、「遅延行為」とはならず、主審はプレーを続けさせなければなりません。)
 
今回の場合、まだ「やり直し」にはなっていないのと、キッカー側はその選手に構わず、その選手を避けるようにして(その選手にボールを触られないようにして)素早く再開するという選択肢が残っていたと考えるので、確定していない反則「遅延行為」を、文章にいれませんでした。
  
しかし、主審が再開ポイントを示した時点で、守備側選手はそこから9.15m以上離れなければならない、というルールが存在し、そのルールを守っていない(自らすすんで違反する状態になりに来た)ことは確定していたので、「既定の距離」違反と書きました。
 
恐らく主審のコントロールとしては、近づいてきた選手に対して、いきなり「既定の距離」違反でのイエローは出さず、一旦下がるように指示するくらいのことはしたと思われますが・・・。(逆を言えば、そのカードを出さなくて済むように、先にセレモニー形式を宣告したのだと思います。)
 
その指示のもと、もし離れようとしている時に、キッカー側がクイックでスタートし、既定の距離離れる前に、足を出してキッカーによって蹴られたボールを止めたり、軌道を変えた場合、キックをやり直しする(=プレーの再開を遅らせる)ことになるので、「遅延行為」ですね。
 
今回のような形でのボール(再開ポイント)への接近については、キッカーに「近い、邪魔だ」と言わせ、多少プレーの再開が遅れることにはなるが、イエローカードを提示しなければならないほど「プレーの再開を遅らせた」ということにはならないのではないか、しかしながら、既定の距離(9.15m)離れなければならないというイエローカードが出されても文句が言えない反則は明確に行われていた、というのが私の見解です。
 
2013/09/11(水) 21:05:43 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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