3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ(2013Jリーグ ディビジョン1 第24節)の試合から

昨夜放送された「やべっちFC」を見ていたら・・・。

 

残念ながらセレッソ大阪 vs 川崎フロンターレの試合で試合結果を大きく左右する審判の判定ミスがあったようですねぇ・・・。

 

競技規則上は「(オフサイドポジションにいることで)利益を得た」に分類されるパターンの見誤りです。 

offside_chart_13.jpg


競技規則の第11条のガイドライン側に掲載されている上図に近いパターンでした。大久保選手は、アラン ピニェイロ選手のシュートに反応してゴール前に詰め、ゴールキーパーが弾いたボールをゴールに押し込みました。

 

アラン ピニェイロ選手がシュートを放った時点で大久保選手は上図の(B)の位置にいたので、オンサイド(オフサイドポジションではない位置)から飛び出した形です。従って、ゴールは認められるべきだったと思われます。

 

もし、アラン ピニェイロ選手がシュートを放った時点で大久保選手が上図の(C)の位置にいたのであれば、オフサイドポジションにいたことで「利益を得た」ことになり、オフサイドの反則が成立します。

offside_chart_10.jpg

 

ダイレクトにオフサイドポジションにいる選手にパスが出た場合は、比較的オフサイドの判定は容易なのですが、今回のようにゴールキーパーやゴールポスト/クロスバーからボールが跳ね返った場合、副審は頭の中で映像を巻き戻して判断しなければならず、ちょっと高度な技術(?)というか高い集中力が要求されます。

  

(普通は、オフサイドを見落とされてしまうほうのケースが多く、今回のようにオフサイドではないケースをオフサイドと判定してしまうケースは稀なような気がします。)

 

http://www.j-league.or.jp/SS/jpn/j1f/201301000124106_W0201_J.html

  

今のところ、youtube 上にオフィシャル系の映像が見当たらないので、スタジアム観戦された方の映像を紹介しておきます。(映像ファイルの先頭11分06秒付近~)


YouTube: 2013 Jリーグ Div1 第24節 セレッソ大阪vs川崎フロンターレ 2013.08.31



  

日刊スポーツの記事

http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20130901-1182188.html 

(「ロスタイム」とか「線審」とか古い言葉が並んでいる記事ですねぇ・・・。) 

 

記事の中に出てくるの中村 憲剛選手のコメントが気に入りません。

 

中村選手の気持ちも判らなくはないのですが、Jリーグとプロ契約を結んでいないアシスタントレフェリーの皆さんが、1試合たった6万円の手当しかもらえないにも関わらず、一生懸命頑張って試合を支えてくださっていることに対するリスペクトがあまり感じられません。

 

「審判団がいないと試合は成立しない。だから審判団をリスペクトしなければならないことは重々承知している。しかし、僕らは1つの試合の結果で生活が大きく変わってしまうこともある。審判団のミスで試合結果が変わってしまうという事態はできるだけ避けてもらいたい。」 

 

というようなコメントなら「COOL!」と叫ぶのだけれど。

  
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コメント
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No title
いつも楽しく拝見しています。

ただ今回の記事の中で、マスコミに出ているものが選手の発言のすべてと断定するのはいかがなものでしょうか。中村選手はもしかすると「審判にはいつも感謝しているけど」など何らかの審判側に立った言葉も発していた可能性もあると思います。でもそれを書いちゃうと記事として面白くなくなるから省略したということも十分考えられますよね。

このブログの記事を読むと中村選手には審判に対するリスペクトがないと思ってしまいます。事実かもしれませんが事実でないかもしれません。ミスリードな記事と言わざるをえません。

それにしても今回の副審、主審の判断はひどいものでした。微妙でも何でもないですから。

オンサイドをオフサイドにしてしまうのはJリーグでは日常茶飯事なのが残念ですね。マンフトなどを観るとヨーロッパではパスの出し手が蹴った瞬間、受け手がオフサイドラインから体4分の1くらいでていてオフサイドじゃない?と見えるものでもとってないですよね。これはサッカーを面白くするためだと私は思っています。

今回のようなことがあると本当にサッカーが面白くなくなってしまうのが残念です。

長文失礼しました。
2013/09/03(火) 10:56:22 | URL | ぽんた #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
ぽんた さん、はじめまして&コメントありがとうございます。いつもブログを読んでいただいているようで、非常にうれしいです。
 
>ただ今回の記事の中で、マスコミに出ているものが選手の発言のすべてと断定するのはいかがなものでしょうか。
 
おっしゃる通りです。
 
が、何か勘違いされていませんか?あくまで個人のブログで、日刊スポーツの記事から得られる情報を元に、素直な感想と「こんなコメントならしびれるのに~」ということを書いているだけですよ~ん。 
 
>ミスリードな記事と言わざるをえません。
 
そうかもしれませんね。
 
>記事として面白くなくなるから省略したということも十分考えられますよね。
 
もし、審判へのリスペクトを表すコメントの部分を省略したのであれば、中村選手の好感度を意図的に落とす記事を書いたことになり、それこそまさにミスリードですよね。ぜひ日刊スポーツに苦情申し上げてあげてください。
    
で、もし省略されているなら、審判へのリスペクトを表しながらコメントしたにもかかわらず、あのような「言葉を荒げた」とだけ記事に書かれた中村選手は非常に不本意でしょうから、ご本人が書いていると思われるオフィシャルブログ
http://nakamurakengo.cocolog-nifty.com/
などで当然、日刊スポーツに抗議の意を表されるでしょうね。
 
今(2013年9月3日23時)現在、オフィシャルブログ上ではご自分のコメントが発表されている記事に対して何も触れられていないようです。(まだ記事をチェックされていないだけかもしれませんが。)
 
もし、中村選手のオフィシャルブログ上で、日刊スポーツに対する抗議の記事や文章がUPされたら、ぜひご連絡ください。
 
ただちに記事に訂正を入れさせていただきたいと思います。
 
>本当にサッカーが面白くなくなってしまう

そうですか? ぽんた さんの例に出されたヨーロッパの観客なんかは、試合後にパブで、選手のパフォーマンスだけでなく審判団(主にレフェリー)のパフォーマンスも肴にして仲間内で楽しんでるらしいですよ。
 
選手はプレーでミスを犯す。
ベンチ(指揮官)は選手起用や交代のタイミングなどを含む戦術でミスを犯す。
審判は判定/ジャッジをミスする。
 
これらすべてのミスを含めて「サッカー」じゃないのかな、と常々思っています。
 
2013/09/04(水) 00:09:19 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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