3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
「プレーに干渉する」のFIFAの解釈
 

みなさん「プレーに干渉する」って、どういうことかきちんと説明できますか?

 

競技規則 第11条 オフサイド

反則

ボールが味方競技者によって触られるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、次のいずれかによってよのときのプレーにかかわっていると主審が判断した場合にのみ罰せられる。

●プレーに干渉する。または
(後略)


 

と競技規則本文側に書かれていて、ガイドライン側には

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

”第11条-オフサイド” の考え方により、次の定義が適用される

(中略)
●”プレーに干渉する” とは、味方競技者がパスした、または味方競技者が触れたボールをプレーする、あるいはこれに触れることを意味する。
(後略)


と書かれています。

 

この「ボールをプレーする」の現在のFIFAの解釈を勘違いされている方が、少なからずいらっしゃるようです。(youtube のコメント欄やネット上の掲示板などで、特に。)

 

2005年7月15日に日本サッカー協会の審判委員会がFIFAからのオフサイドに関する指示ということで、それ以前と少し変わりましたから、チーム(クラブ)や審判員に連絡しなさい、という旨の書面を出しています。(今日の記事ではリンクを、後日改めて全文を記事として掲載する予定です。)

 

2005年7月15日以前は、オフサイドが判定されるのは

「その競技者のプレーへの干渉が明らかであると副審が考えたとき」

でした。

 

しかし、現在(2005年7月15日以降)は原則として

「実際にボールをプレーするかまたはボールに触れたとき」

になっています(文末のPDFファイル参照)。 

 

この「ボールをプレーする」と「ボールに触れた」の表現違いは、意図をもってボールに触れたのか、本人の意図なくボールに触れたか、だけの違いです。上記の文章をもっと解りやすい文章にするなら、「自らボールに触れたとき、またはボールに当たっちゃった時」です。

 

要するに、ボールに接触した時点でオフサイド確定です。

 

ですので、単純にボールを追っかけただけの状況では、オフサイドはまだ成立していません。

 

また、例えば左サイドから、オフサイドポジションから戻ろうとしているセンターフォワード(トップ)の選手にパスが出たけれども、センターフォワードの選手はボールの真上をジャンプしたのでボールが右サイドまで流れ、オンサイドから飛び出した右サイドの選手がそのままボールをコントロールした、というような場合も、オフサイドは成立しません。(ジャンプのかわりに跨いでも同じ)

 

オフサイドポジションにいた選手はボールの上を飛び越えた(跨いだ)だけでボールに接触していない→ ボールをプレーしていない  → プレーに干渉していない →オフサイドではない。

となります。

 

動画サイトのコメント欄などで、オフサイドポジションにいた選手がボールに接触していないにも関わらず、「プレーに干渉しているからオフサイドだ!」というような書き込みがあまりに多く目につきましたので、改めて記事にしておきます。(もし、お近くに「プレーに干渉する」の現在のFIFAの解釈を勘違いされていると思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事をご紹介ください。)

 

繰り返しになりますが、「(本人の意志に関係なく)オフサイドポジションにいた選手にボールが接触した時」が、オフサイド成立のタイミングです。

 

オフサイドポジションにいた選手が、本人の意思に関係なく「ボールに触れたらオフサイド」。逆に、オフサイドポジションにいた選手が、「ボールに触れない限りオフサイドは成立しない」。

 

(だから、「オフサイドの判断は『触るまで待って』」という言葉が、このブログの審判記録などで、たくさん出てくるのです。(笑))

 

ただし、これは相手競技者への干渉がない場合のみの話です。(ですので、上の「原則として」のところに下線を入れてあります。)

 

その「相手競技者への干渉」についても、同じ書面の中でFIFAから指示が出ているのですが、これもかなりややこしい話になるので、明日の記事にしたいと思います。

 

ちなみに、長い縦パスのボールに対し、オフサイドポジションにいた選手だけが追っかけている状況になった場合でも副審はオフサイドポジションにいた選手がボールをさわってコントロールするまでフラグアップを保留しなければならないのか?というと、そういう場合に限っては「ボールに触れる前にフラグアップしてもいいよ」という別の通達が出ています。(過去記事 「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」 参照。)

 

今日の記事の元になっている通達(PDF)はこちら

その他の通達: オフサイドの適用について(PDF)(05.7.15) 

 ↑ 青森県サッカー協会 審判委員会のページより。

 

 

☆ 関連記事 ☆

「「オフサイドの適用に関する新たな指示(2005年改正)」という通達」  


 
 
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