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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
試合中に雷鳴が聞こえたら
 

 

梅雨に入り、これから夏場にかけては、雷に対する注意が特に必要となります。 

 

5年前、長男が小学5年生だった時に、あるサッカー大会に参加し、その帯同で審判をしていました。その大会は全国から多くののチームが参加し、3日間に渡って開催される大きな大会。



大会2日めに、主催者が用意したある中学校のグランドにおいて、チームに割り当てられた試合の主審を私が担当していたときのこと。

 

1つ前の試合の際、天候は「晴れ」だった。私が担当する試合が始まった頃から雲行きがあやしくなり、だんだん暗くなってきていた。しかし、雨は降ってはいなかった。

 

私が担当する試合が始まった。前半は雨に降られることなく試合は順調に進んだのだが、後半に入ってまもなくのことだった。雨はまだ降り出していなかったのだが、急に雷鳴が聞こえた。稲光を確認できなかったが、まぎれもなく雷の音だった。

 

そこで、私は笛を吹いて「試合を停止」し、会場本部に試合を中断する旨を告げて、両チームの選手にはベンチに戻り、すみやかに校舎または渡り廊下などの「屋根の下」に移動するように指示をした。

 

両チームがベンチを撤収しはじめたころから、雨が降り出し、稲光を伴った雷鳴も発生しはじめた。

  

会場本部の方に、大会本部へ雷のため試合を中断していることと、今後の対応などを確認してもらうように伝え、私自身も「屋根の下」に避難しようとしたところ、次の試合を行う両チームの選手が、グランドに出てきて、シュート練習を始めだした。

 

「おいおい。」 これでは、何のために試合を中断したのかわからないではないか。 選手たちが自主的に練習を始めたのか、指導者の指示によるものなのかまでは確認しなかったが、シュート練習を始めた選手達に、すぐさま「屋根の下」に避難するよう、改めて指示をした。

 

昔は、稲光の後、何秒後に雷鳴が聞こえたかで、雷雲との概ねの距離(秒数×340m)を割り出し、「まだ大丈夫」みたいなことを言っていた時期もあったが、現在は、「雷鳴が聞こえたら、いつ自分の近くに落雷しても不思議ではない。」というのが常識のようです。

 

ちなみに、(財)日本サッカー協会から、2006年4月11日付で、「サッカー活動中の落雷事故の防止対策についての指針」という通達が出ているので、そちらを確認していただきたいと思います。

 

日本サッカー協会のホームページ→「大会・試合」→「競技規則」→「その他」に掲載されていますが、直リンクも貼っておきます。

http://www.jfa.or.jp/match/rules/pdf/rakurai.pdf  


 

2ページの資料なので、審判資格を保有している方は、かならず上記のリンクファイルを一度は読んでいただきたいのですが、一部を抜粋して掲載しておきます。

 

「サッカー活動中の落雷事故の防止対策についての指針」

1.[基本指針]

すべてのサッカー関係者は、屋外でのサッカー活動中に落雷の予兆があった場合は、速やかに活動を中止し、危険性がなくなると判断されるまで安全な場所に避難するなど、選手の安全確保を最優先事項として常に留意する。

(中略)

<落雷の予兆>に関する参考資料

(中略)

「自動車、バス、列車、鉄筋コンクリート建物の内部は安全です。」「本格的な木造建築の内部も普通の落雷に対しては安全です。しかし、テントやトタン屋根の仮小屋の中は、屋外と同様に雷の被害を受ける危険があります。」

「絶えず雷鳴に注意し、空模様を見守ります。雷鳴が聞こえたり雷雲が近づく様子があるときは、近くの建物、自動車、バスの中に入り、安全な空間に避難します。雷鳴は、遠くかすかに聞こえる場合でも、自分に落雷する危険信号と考えて、直ちに避難してください。雷活動が止んで20分以上経過してから、屋外に出ます。屋根のない観客席も危険ですから、安全な場所に避難します。」

 

試合中の正常なプレーによる選手の怪我に関しては、審判が責任を問われることはないと思うが、雷鳴が確認できている状態で試合を続行し、落雷事故が発生した場合については、上記の通達が出ている以上、審判が責任を問われる可能性も出てくると思われる。

 

もし、このブログを読んでいる審判員の方が、担当している試合の最中に雷鳴を確認した場合は、「勇気をもって、試合を中断し、すみやかに選手を避難」させましょう。

  

落雷事故が起きてからでは、とりかえしがつきませんから。

 

話を戻して、先の5年ほど前の大会はどうなったか、ということを一応書いておきましょう。

 

結局、その後激しい雷雨となり、最終的に夕方まで天候は回復せず、消化できた2日め途中までの成績を元に、翌日(大会第3日め)の決勝トーナメント(順位トーナメント)が行われ、大会は閉幕した。(もちろん、2日めのあとの決勝トーナメント(順位トーナメント)の開催のための打合せは、かなり混乱していた様子だが・・・。) 

 




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