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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
オフサイドポジションからの戻りのGIF動画(その2)

 

昨日の記事、「オフサイドポジションからの戻り(通称:戻りオフサイド)をGIF動画で表現すると・・・」の応用(?)編です。

 

副審を担当している時に、これらのプレーの違いをしっかり見極められると、バッチリです。

 

まずは、オフサイドポジションにいた選手が、ボールを単純に跨いだ場合です。
02_from_off_posi.gif



オフサイドポジションにいた選手が、プレーに干渉するとオフサイドの反則になりますが、現在の解釈は誤解を恐れずに書くと、基本的には

「プレーに干渉する」≒「ボールに触れる」

という感じです。競技規則で確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

(中略)
●〝プレーに干渉する〟とは、味方競技者がパスした、または味方競技者が触れたボールをプレーする、あるいはこれに触れることを意味する。 
(後略)


  

ですので、オフサイドポジションにいた選手が、ボールを単純に跨いだような場合は、オフサイドの反則を犯したことにはなりません。

 

しかし、下のような場合は、ボールに触れていなくてもオフサイドの反則が成立します。
03_from_off_posi.gif

 

競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

(中略)
●〝相手競技者に干渉する〟とは、明らかに相手競技者の視線を遮る、相手競技者の動きを妨げる、しぐさや動きで相手競技者を惑わす、または混乱させると主審が判断し、それによって相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。
(後略)


 

ボールに触れなかったので、〝プレーに干渉していない〟が、身体を接触させて相手競技者の動きを妨げたため、〝相手競技者に干渉した〟ことになり、オフサイドの反則が成立します。

 

ほんの少しの違いですが、そこには「オフサイドになる」プレーと「オフサイドにならない」プレーという大きな違いがあります。

 

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☆ 関連記事 ☆

「オフサイドポジションからの戻り(通称:戻りオフサイド)を図で表すと」 

「オフサイドポジションからの戻り(戻りオフサイド)の例」

「オフサイド(あくまで審判初心者の方むけの解説です)」

「オフサイドの再開場所」  

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コメント
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No title
はじめまして!
いつも楽しく観させてもらっています。

今回のオフサイド記事のGIF-1ですが
僕はオフサイドを取ります。

理由は
①オフサイドポジションの選手がまずボールにチャレンジている
②チャレンジして跨いだ事でDFの視界を遮っている


もしオフサイドでないとすれば

オフサイドポジションの選手がボールにチャレンジする事なくそのポジションに向かってボールが来たのをよける為に跨いだのならボール、競技者に干渉していない

結果オフサイドではないと僕は判断します。

どうでしょう?

GIFをわかりやすく作る上でなかなか難しい動きになったものとは思いますが^_^;

皆さんの意見もお聞きしたいです。
2013/04/11(木) 07:49:51 | URL | TOMOX #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
TOMOX さん、はじめまして&コメントありがとうございます。 
 
まず、
>①オフサイドポジションの選手がまずボールにチャレンジている

についてですが、ボールにチャレンジすることは、オフサイドの成立要件ではありません。 
 
2006/2007年度版のQ&Aの第11条オフサイドのところに
 
Q.8 「オフサイドポジションにいるがどの相手競技者にも干渉していない競技者が味方競技者によってパスされたボールに向かって走った。主審はその競技者がボールに触れるまでその競技者を罰するのを待たなければならないか?」
 
A.8 「待たなければならない。主審は、オフサイドポジションにいる競技者がボールに触れることによって最終的にプレーに干渉したかどうかを見極めなければならない。」
 
と書かれています。
 
このように、オフサイドポジションにいた選手がボールに向かって走る(=チャレンジする)だけでは、反則にはなりません。反則が成立するのは、あくまで「ボールに触れることによって最終的にプレーに干渉した」ときになります。
 
次に、
>②チャレンジして跨いだ事でDFの視界を遮っている
 
についてですが、競技規則(ガイドライン)の「相手競技者に干渉する」のところには、「明らかに相手競技者の視線を遮る」とあります。
 
この「明らかに視線を遮る」に関しては、ゴールを守るゴールキーパーを含む守備側競技者とボールの軌道の間に入り、視線を遮ったためにその守備側競技者がボールの軌道を正確に判断できず、その結果、ボールにアプローチ出来なかったような場合に「明らかに視線を遮った」と判断されるようです。
 
ボールを跨ぐ行為を、ボールの軌道を予測できないほど「明らかに相手競技者の視線を遮った」と判断するにはちょっと無理があると私は判断します。(プロのサッカー選手の場合、足が太くボールの大部分を隠してしまう可能性はありますけどね。)
 
オフサイドポジションにいた選手が、守備側競技者(特にGK以外の競技者)とボールの間に入り込んで瞬間的にボールを見えなくすることは、よくあります。でもそれらのほとんどの場合、オフサイドの反則を犯したことにはなっていません。なぜなら、視線が遮られたことで、ボールに触れる機会を「直接的には失っていない」からです。
 
2つめの動画のように、身体をあてがって動きを封じていた場合は、完全に「相手競技者に干渉した」と判断できると思いますが、単純に跨いだくらいでは、ボールに触れる機会を奪っていない、つまり「相手競技者に干渉したとは言えない」と思います。
 
レフェリングの大前提として、「疑わしきは罰せず」というのがあるので、「相手競技者に干渉したとは言えない」状態では、オフサイドで罰してはいけない、というのが私の見解です。
 
もちろん、この部分は主審に大きく委ねられているので、「主審であるTOMOXさんがどう感じたか」でジャッジをするしかありません。
 
ぜひ、身近にいらっしゃる「審判インストラクター」や「(できれば2級以上で地区の審判委員会が主催する勉強会やトレーニングに積極的に参加している)上級審判員」の方々と議論して、「現在の日本サッカー協会やFIFAが求めているオフサイドの判断基準」をご自身で感じとって、TOMOXさんの基準をその基準に近づける努力をなさってみてください。
 
ネット上では、「どのレベルの方」がコメントしてくださっているのかが正確には判断できませんから。もちろん、私を含めて(笑)。
  
2013/04/11(木) 22:12:38 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
なるほどです^_^;

参考になりました
なかなかこちらの方では審判講習などの機会が無いので上級審判の方とも話す機会が無いのが現状ですが現場で見つけた時はいろいろ話しして自分もレベルアップできるよう頑張ります

これからも楽しく拝見させてもらいますのでよろしくお願いします
2013/04/12(金) 09:35:15 | URL | TOMOX #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
次年度用の更新講習の機会なども上手に使ってくださいね。
 
こちらこそ、今後も応援をよろしくお願いいたします。
 
2013/04/12(金) 23:22:06 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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