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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
審判のトレーニング (その4)
 

 

都道府県のサッカー協会に所属する、1・2級の審判員の方々が中心になって、毎月行われているトレーニングに今月も参加した。(今回が4回目の参加) 会場はK球技場。

 

最初は、参加者全員でウォーミングアップ。

  

ウォーミングアップの内容は、3~4m置きに、縦5×横4列に配置されたマーカーを使って、ランニング系、ステップ系、俊敏性を鍛えるメニューなどを実施し、最後に体幹系のトレーニング(腹筋・背筋強化メニュー)を実施。みっちり30分間、汗だくになった。

 

リズムよく行わなければならないステップ系のメニューの出だしでミスって、個人的にグダグダというかボロボロになってしまったものもあった。

 

こんなにリズム音痴だったっけ、それとも加齢によるリズム感の低下? 昔はもっとリズミカルに動けたような気がする。これではとても小5~高2までの7年間も体操競技をやっていたなんて言えない・・・。

 

 

ウォーミングアップのあとは、実際にレフェリング系のトレーニング。本日のテーマは「主審と副審の協力」

 

まず最初は、参加者を「主審役」と「副審役」に分けてロールプレーイング。

 

主審は、センタースポットからゴール方向に、実際のゲーム中での動きに似せてランニングを開始。同時に副審もハーフウェーからスタート。

 

10m程度JOGで直進後、主審は右斜め方向(副審サイド側)に切れ込んで5mほどJOGした後、今度は逆方向(Rサイドのコーナー方向)に、副審のシグナルを確認しながらサイドステップを開始。 

 

このとき副審は、主審の動き(早さ)に合わせたランニング。最初はJOGし、主審が副審側に切れ込んで走り始めたあたりから、サイドステップに切り替え、主審が逆サイドにサイドステップで走り始めてから5m程度走ったあたりで、主審の死角で守備側にファウルがあったと想定して、右手でフラグを左右に振って、主審に合図。

 

主審は、副審の合図のあと、プレーオンを採用しサイドステップからダッシュに切り替え、ペナルティーエリアに近づいたあたりから速度を落とし、ペナルティーエリア内に深く入りすぎないように意識しながらRUN。

 

副審は、主審のプレーオン合図の直後に、フラッグを降ろして、ダッシュで想定されるオフサイドラインまで移動し、更にゴールライン方向に走ったあと、自分でイメージした結果をフラグで主審に伝える。(イメージする結果・・・ゴールキック、コーナーキック、オフサイド、オフェンスファウル、ディフェンスファウル(PK)。など) 

 

主審は、副審のイメージの結果のフラグサインを確認して、必要に応じてアクションや笛を吹く。(ゴールキック、コーナーキックなら笛は必要ないが、オフサイドやファウルの場合は、笛を吹いたのち、手で合図する。)

 

私は最初、副審役を担当。そのあと主審役へ。

 

競技場の観客席から跳ね返ってくる自分の「プレーオーーン」の声が心地よい。河川敷グランドでは味わえない感じ。悔やまれるのは、今日のトレーニングには、少年団の練習指導用で使っている「180円の笛」しか持ってきていなかった。こんな練習をするなら、試合の時に使っている「Fox40」を持ってくればよかったなぁ・・・。 

 

話がそれました。今日は1級の審判の方が2名来てくださっており、主審役・副審役の動きの中で、修正すべき部分を指摘してくださった。

  

以前、Kさんが「手のファウル」の確認として実技練習してくださった際、副審がフラグアップして主審がプレーオンを採用する場合は、先に副審にフラグを下げるよう合図してからプレーオンをかけるように、と聞いていたような気がした。

 

しかし、今日の説明では、先にキャンセルをかける必要はなく、副審は主審がプレーオンを採用した場合、すみやかにフラグを下げてオフサイドラインに戻るという動作をするということだった。(ということで、過去のブログの記事を修正しました。)

  

 

続いては、ペナルティーエリアに近い付近での攻撃側のフリーキックとなった場合の対応。 

 

参加者を審判役(主審・副審)、選手役(攻撃側・守備側)の4つに分けてロールプレーイング。

 

ペナルティーエリアに近い場所で、攻撃側のフリーキックとなった場合は、まず気をつけなければならないことは、攻撃側の選手がクイックスタートをするかどうか。

 

クイックスタートの場合、攻撃側が正しい再開ポイントからキックを再開するかどうかということと、再開ポイントから既定された距離(9.15m以上)離れていない守備側選手の動きに注意しなければならない。

 

(再開ポイントから規定された距離離れていない守備側選手が、フリーキックを妨げる動きをした場合、プレーの再開を遅らせる(遅延行為)ということで、イエローカードの対象となる。)

 

そして、クイックスタートがなければ、攻撃側の選手と「契約」。契約内容は、「ボールをセットした(させた)後は、再開の笛を吹くまでは絶対にボールを動かさない、ということを条件に守備側選手の壁の位置を既定の距離まで下げる」というもの。

 

攻撃側の選手と「契約」を交わしたら、壁の操作へ。

 

概ね守備側選手は規定の距離より近い距離で壁をつくろうとするので、いろんな事に注意しながら、壁の操作に入る。

 

まず、攻撃側の選手がボールを動かしたり、ボールをキックして勝手に再開しないかどうかを監視するために、ボールに正対した状態でゴール方向に後ろ向きに歩き、壁を下げる位置まで移動する。

 

(このとき、後ろ向きで歩測しても良いし、正しく目測できる自信があれば、目測でもOK。もし、この最中に攻撃側選手がボールに触れるという契約違反を犯した場合は、「イエローカード(遅延行為)」を提示。)

 

壁を下げたい位置まできたら、ボールに目を向けたまま、手を真横にあげて、壁となる守備側選手に「手に当たるまで下がりましょう」と声をかける。

 



壁の位置を確定させたら、今度は、手に当たった守備側選手を壁の基準として監視しながら(正対して後退しながら)、主審がとるべき位置まで移動する。このとき、視界の端で、キッカーを含む攻撃側選手がボールに触れないかどうかも意識しておく。

 

また、壁の位置を確定させたあとは、壁付近での攻撃側・守備側選手の押し合いなどの小競り合いが発生していないかどうかもチェック。もし、小競り合いがおきそうな雰囲気であれば、双方に声掛けして注意を促すことも必要になる。

 

自分(主審)のポジショニングが完了したら、サポートしてくれている副審がフラグアップして主審に異常をしらせていないかどうかを確認し、再開の合図である「笛」を吹く。

 

笛を吹いて、フリーキックが行われる前に、壁になっている守備側選手の「飛び出し」が行われないかどうかを監視する。

 

笛を吹いた後で、フリーキックが行われる前に、守備側選手が飛び出した場合は、ボールが直接ゴールに入らないことを確認して、笛を吹いて試合を停止し、「飛び出した」選手に「イエローカード(既定の距離を守らない)」を提示した後、フリーキックのやり直しを行う。

 

(「飛び出した」選手にボールが当たって、明らかにゴールに入らない場合は、直ちに笛を吹いて試合を停止しても構わないが、直接ボールがゴールに入った場合は、得点が認められるので、慌てて笛を吹かないようにしなければならない。)

 

整理すると、直接ゴールが狙える位置で、攻撃側のフリーキックで試合を再開する場合の手順としては、

1)正しい再開場所からの攻撃側のクイックスタートがないかどうか確認

2)攻撃側選手と「契約」

3)ボールを監視しながら壁の操作

4)壁が動かないよう監視しながらポジショニング

5)副審が異常を知らせていないか確認して

6)再開の笛を吹く

7)ボールが蹴られてインプレーになる前に壁が動かないか確認

といった感じ。

 

これはあくまで手順のみなので、万一、それぞれの手順を進めている間に、違反行為があった場合については、注意またはイエローカードの提示が必要になります。

 

実際に、私が審判役でロールプレーイングした際、1級審判員の方から、

1)ファウル後、攻撃側選手との「契約」の際、選手とのコミュニケーションが必要以上に多すぎる。2)ボールを見ながら壁を下げる際、左右にフラフラと後退していたので、一直線に後退するように。3)壁を下げる際には、腕を伸ばして「腕に当たるまで下がるように」という指示を出し、腕に当たった選手を基準に壁が動かない(主審の目を盗んで前に出ない)かチェックすれば良い。

という3項目をアドバイスしてもらった。

 

実際のレフェリング時には、これらのことを忘れずに臨みたい。

 

今日のトレーニングの内容は、実際のレフェリングで参考になることが多く、意義のあるものだった。疲れたけれど、充実感いっぱいの2時間だった。 

 

 

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