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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
主審を欺こうとする行為は許されてはいけない・・・2010 Referee Week In Review Week 8 CLIP3~4 より


  

過去記事 「同じ試合で2枚めのイエローカードが出されると・・・2010 Referee Week In Review Week 8 Clip1~2 より)」 の続きです。

 

上の記事のclip2 の映像において、腕にボールをあてることで、相手チームのパスをインターセプトした競技者が、相手競技者にファウルされたフリをして倒れるという反則(シミュレーション)も同時に犯しているという米国サッカー協会のコメントを紹介しました。

 

今日の記事は、そのシミュレーションのお話です。

 

2010 Referee Week In Review Week 8 CLIP3


 

守備側選手の手が攻撃側選手の身体に触れてはいますが、倒れるほどのものではありません。それ以外の身体的な接触はない様子でした。ファウルされたようなフリをして倒れているので、シミュレーションという判断です。

 

基本的に、フリーキックやペナルティーキックを獲得すべく、攻撃側選手が相手ゴールの近くでファウルされたフリをするというシミュレーションが多いのですが、守備側競技者がファウルされたフリをするケースももちろんあります。それがclip4のケースです。

 

2010 Referee Week In Review Week 8 CLIP4


 

これに似たようなケースを4種の試合でも時々見かけます。守備側競技者が、ボールをキープしている攻撃側選手に突進し、壁にぶつかる様に吹っ飛ばされただけなのに、攻撃側選手の反則としてしまう審判員の方が・・・。

 

あるいは、ルーズボールに反応した両チームの選手が全く同時にボールにアプローチし、単純にフィジカルで負けて倒れただけなのに、フィジカルで正当に勝った選手のファウルとしてしまうケースも見受けられます。

 

「選手が倒れた」からといって、「ファウルされて倒れた」とは限りません。ファウルされて倒れたのかファウルがなかったのに倒れたのか、その違いをしっかり見極めましょう。(そのためには、正しい位置からプレーを監視するというポジショニングが重要になってきます。)

 

ファウルがなかったのに選手が倒れた場合は、プレーしている選手に対し、主審はファウルがあったとは判断していない、ということを示してあげることも必要だと思います。

「ノー!(ファウルはなかった)」と大きな声でコールしてあげましょう。

そうすれば、選手はプレーを続けられますし、ベンチの指導者もその判断を納得するかどうかは別にして、「主審はファウルはなかったと判断したんだ」と理解してくれます。

 

判断を示さずにいると、「主審はファウルを見逃したのではないか?」とか「(ファウルがあったのに)ファウルをとれないのでは?」というような不信感にも繋がりかねませんから。

 

話をシミュレーションの話に戻します。 

  

実際の現場で、主審を欺くべくファウルされたフリをするという意図を持って倒れたのか、ただ単純にフィジカルで負けてバランスを崩して倒れたのかを見抜くのは非常に難しいです。

 

私がこれまでにシミュレーションでイエローカードを提示したのは、練習試合で二男のチームメイトに対して出した1枚だけです。同じプレーを協会から派遣された試合や帯同の公式戦で目撃した時に、イエローカードを提示できるか、というと正直なところ微妙です。

 

「かなりグレー」と思ってもやはり「100%シミュレーション」と感じない限りはイエローカードで警告はできません。100%の自信がない場合は、「ノー!。(ファウルではない!)」と叫ぶのが精一杯ですね。

 

( 今年の「レフェリー座談会」でもシミュレーションがテーマに上がっていたようですねぇ~。

「2014レフェリー座談会 その2」(とりあえず:かつーさんのブログ) 参照。)

 

  

ちなみに、もしシミュレーションだと判断して競技者を警告した場合の再開方法は、「反則(シュミレーション)の起きた場所から行う間接フリーキック」となります。

 

関係する部分を抜粋しておきます。

  

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

反スポーツ的行為に対する警告

(中略)
●負傷を装って、またファウルされたふりをして(シミュレーション)、主審を騙そうとする。
(後略)


 

間接フリーキックとなる10個のファウルがしっかり頭の中に入っていると、シミュレーションが間接フリーキックの対象になることが簡単に想像できます。(過去記事 「直接フリーキックになる10の反則を英語で言うと」 参照。)

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

間接フリーキック

(中略)
競技者が次のことを行ったと主審が判断した場合も、間接フリーキックが相手チームに与えらえる。
(中略)

●第12条のこれまでに規定されていないもので、競技者を警告する、または退場させるためにプレーを停止することになる反則を犯す。

(後略)


  

上記映像のシミュレーションに関する米国サッカー協会の見解などについて詳しくはこちら

http://www.ussoccer.com/news/referee-programs/2010/05/2010-referee-week-in-review-week-8.aspx

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☆ 関連記事 ☆

「直接フリーキックになる10の反則を英語で言うと」 

「(問題)シミュレーションで選手を警告したあとの再開方法は?」

 
 
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