3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
本歌取り?!(かつー@審判問題を考える会さん のブログ記事を受けて)


 

 

かつー@審判問題を考える会さん のブログの記事から飛んで来られた方がいらっしゃったので、記事を読ませていただきました。

 

「あ、記事のネタにしようと思っていたことを先に書かれちゃった・・・。」

 

その記事はこちら

 

ただ、私の意見はちょっと違いました。恐らく、3級はもちろん2級以上の審判員の間でも意見が分かれそうな気がします。

 

なので、こんな意見もありますよ、というご紹介。(決して「かつー@審判問題を考える会」さんの意見を否定するものではありません。)

 

かつー@審判問題を考える会さん の記事をまだご覧になっていない方は、先にそちらをご覧ください。

 

記事の元になっている映像はこちら。



 

普段からこのブログをご覧になっていただいている方なら、このケースの場合、オフサイドではなく、得点が認められることはご理解いただけると思います。

 

で、かつー@審判問題を考える会さん の記事で書かれている、2つの仮想のお話に関して。

 

まず、

①このDFに当たったボールが、オフサイドポジションの選手の元にこぼれた場合、新解釈は適用されていたか?

の部分についてです。

 

『ここには意図が認められないと考え、新解釈は適用されず、オフサイドが成立すると考えるべきでしょう。』(「かつー@審判問題を考える会」さんの記事より)

 

確かに、ボールから見た場合、意図のあるプレーではありませんでした。しかし、ボールのスピードや方向を考えると明らかに意図的にプレーできる状況にあったのに、「意図的にボールをプレーしないという意図的なプレー」を選択した結果、自分の身体にボールを当てていることになると思います。

 

ボールの方向に動いていなかったのならまだしも、ボールの方向に動いておきながらそういうプレーを選択したのであれば、「競技規則の裏をかいたプレー」とまでは言いませんが、何か「未必の故意」のようなものを感じます。

 

なので、私が副審なら、新解釈に合致するとしてフラグアップしないかも。(当然、主審担当時に副審がフラグアップしてきたらフラグキャンセル。)

 

続いて、

②このDFが、オフサイドアピールのために挙げていた手にボールが当たった場合、ハンドを取られていたか?

についてです。

 

ハンドリングの反則は、

「手でボールを扱って自分のコントロール下に置こうとする(カードなし)」
「手でボールを扱って相手チームのパスをインターセプトする(反スポ:イエローカード)」
「手でボールを扱って得点を試みる(反スポ:イエローカード)」
「手でボールを扱って相手チームの得点を阻止する(決定機阻止:レッドカード)」

が目的だと完全アウトですね。

 

そうではない場合に「不必要な位置」「予期していないボール」「手の動き」などを判断することになると思います。

  

選手にはアピールが採用されるかどうかは別として、「相手競技者のプレーがオフサイドではないか」とアピールする権利はあります。(アピールが採用されなかったあと、執拗に抗議した場合は「異議」になりますが。)

 

「急所や胸部を守るためのかばい手」が「不必要な位置」とはならないのと同様、オフサイドをアピールする手も「除外(不必要な位置ではない、と)」されても良いような気がします。(あくまで気がするだけです。)

 

もちろん、オフサイドをアピールすることを口実に、「当たることを期待して上げられた手」であれば、アウトですけど。(例えば、ジャンプしながら手を上げていたような場合。)

 

ま、実際の現場では「相手チームに1点(PK)を与えなければならないほどの重大または悪質なハンドリングと感じられたかどうか」ということも考えて判断すると思います。(こんなことを書くとインストラクターからは「そんな基準はない」とお叱りを受けてしまいそうですが・・・。) 

 

結論を書いていませんでした。私なら、恐らくハンドにしないでそのまま流すような気がします。(思わず笛を吹いてしまった、となる可能性も無きにしも非ず、という感じですが。)

 

あくまでインストラクター資格をもっていないただの3級審判員の見解ということで。

 

追伸。

かつー@審判問題を考える会さんへ。

いつも、ブログ記事やツイッターでの好意的な記事のご紹介ありがとうございます。私自身は、ツイッターもフェイスブックもやっていないのですが、「ん?なんで今日はブログへのアクセスがこんなに多いんだ?」と思って調べてみると、かつー@審判問題を考える会さん 起点のつぶやきから始まっていることが多いです。今後ともよろしくお願いいたします。
m(_ _)m

 
[アディダス]adidas J-LEAGUE OFFICIAL REFEREE ADP9021  【正規輸入品】
adidas(アディダス) (2013-02-25)
売り上げランキング: 5,827



 
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。



スポンサーサイト

☆ 関連するタグ ☆

コメント
コメント
No title
かつーと申します。

この度は私の記事を紹介していただきありがとうございました。
また、明解なご意見をお示しいただきましたこと、重ねて感謝申し上げます。

私自身は素人なものですから、いつもこちらの記事を読んで、現場の審判員さんのご意見を学ばせてもらっています。
その中で、勝手に記事を引用するなどしてしまい、いつかはご挨拶せねばと思っておりましたが、遅くなり誠に申し訳ありません。
この機会にこれまでの無礼をお詫びするとともに、今後もまた参考にさせていただき、勉強させてもらえればと思っています。

今後ともよろしくお願いいたします。
2014/01/21(火) 11:23:30 | URL | かつー@審判問題を考える会 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
いつも楽しく拝見しております。
ブログ内容に無関係の質問で申し訳ありません。
味方競技者が味方GKに向けてスローインし、GKがPA内で脚で胸で受けてトラップしたボールを手で保持すると間接FKが相手に与えられると思いますが、ファールとなる理由は反スポでしょうか?子供達に説明する際になんと言おうかと思いまして。。
宜しくお願いいたします。
2014/01/21(火) 18:44:01 | URL | 達也 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
お二人のブログ拝見させて頂きました。
とても素晴らしい意見で勉強になりますね。

さて、判定の件ですが、
1、オフサイドポジションの選手にボールがこぼれたら
A、副審は必ず旗をあげましょう。今回のケースは明らかにプレーをしていませんのでオフサイドが成立します。もし、プレーだと感じても少しでも疑念があれば旗をあげて最終判断をレフェリーに委ねましょう。

2、手に当たった場合
A、ハンドが成立すると思います。明らかに不必要な手ですね。
2014/01/21(火) 21:56:27 | URL | じいこ #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
かつーさん コメントありがとうございます。

>その中で、勝手に記事を引用するなどしてしまい、いつかはご挨拶せねばと思っておりましたが、遅くなり誠に申し訳ありません。

当方の記事はリンクフリー※ですので、いつでもご遠慮なく引用していただいて結構です。(部分的な引用の場合は、別途記事本文へのリンクも貼っておいていただけると、ありがたいです。って、かつーさんの記事ではきちんと記事本文へのリンクを貼っていただいているので、全く問題はないのですが。)

※リンクフリーですが、著作権は放棄していません(笑)。

>今後ともよろしくお願いいたします。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
2014/01/21(火) 22:06:19 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
達也 さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

>味方競技者が味方GKに向けてスローインし、GKがPA内で脚で胸で受けてトラップしたボールを手で保持すると間接FKが相手に与えられると思いますが、ファールとなる理由は反スポでしょうか?
 
ゴールキーパーが自陣ペナルティーエリアで行ってはいけないと競技規則で定められている4つの反則のうちの1つに該当するだけです。
 
懲戒罰は必要ありません。(2013年度版競技規則P37参照)
 
脚や胸でいったんトラップしようがダイレクトであろうが、
「⿟味方競技者によってスローインされたボールを直接受けて手または腕で触れる。」に該当するだけですね。

何か競技規則の裏をかこう、というような意図があれば、「反スポーツ的行為」(同じくP123参照)となりますが、脚や胸でいったんトラップしたくらいであれば、競技規則の裏をかこうとしているとも思えませんし。
 
ですので、ゴールキーパーが自陣ゴールエリア内で行えない4つのプレーを説明し、違反した場合は相手チームに「間接フリーキック」が与えられる、と教えてあげてください。
2014/01/21(火) 22:50:05 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
じいこ さん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通りかもしれませんね。
ご意見ありがとうございました。
2014/01/21(火) 23:15:49 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
駆け出しの4級審判員 さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

ほぼ毎日ブログを見ていただいているとのこと、非常に嬉しく思います。今後も応援をよろしくお願いいたします。
 
さて、ご質問の件ですが、私のケースは、ペナルティーエリアの境界付近の出来事で余裕で反則が行われた時点でボールはゴールラインを越えておらずインプレー状態でした。
 
>アウトオブプレーとなった後のレイトチャージがあった場合などで、懲戒罰の適用がないと判定した場合

どの程度の遅れだったのか、ということと、どの程度の強さだったのかによりますよね。
 
まず過剰な力だったなら、「乱暴な行為」になると思いますが、懲戒罰が必要ない程度なら、「既にアウトオブプレーになってから相手競技者に身体を当てているよ。危険だから気をつけましょう。」という『注意』で済ます可能性もあります。(「イエローでPKなし、では周りの理解を得られないと思います。)
 
完全にボールをプレーしようとした結果、ほんの少し遅れたために相手競技者に当たってしまい、たまたまそのタイミングではボールがアウトオブプレーになっていた。しかも限りなくラフプレーに近い、というのであれば、厳密にはボールがアウトオブプレーであっても私ならインプレー中の出来事として処理すると思います。
 
誰かに指摘されても、「えっ、そうでした? アフターの監視をしていたので、ボールの位置をしっかり確認できていませんでした、すみません!」としらばっくれると思います。

そうするのが一番周り(両チームの選手・ベンチ・観客)の理解を得られる対応だと思うので。
 
--- これよりおまけのお話

タッチライン上をドリブルで進んでいる競技者の身体が偶発的にフィールドの外に出て、そのタイミングで相手競技者がその選手の身体を抑えた場合、抑えた選手にイエローカードを提示し、笛を吹いた時にボールがあった位置からドロップボールで再開というのが、競技規則的には正解なのですが、実際にそのような再開をすると周囲は「?」になります。なので、私なら、身体はフィールドの外ではなくタッチライン上にあったものとして、抑えた選手にイエローカードを提示して、タッチライン上から攻撃側チームの直接フリーキックにしてしまうと思います。
 

詳しくは過去記事
 「イエローカード提示後にドロップボールで再開となる稀なケース」
http://tom3.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/12/post_97f2.html
を参照ください。


競技規則を正しく理解した上で、あえて事実誤認して対応する。こんなことを書いたと知られたら、インストラクターからお叱りを受けるだろうなぁ・・・。
2014/01/21(火) 23:33:46 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
かつー さん、返信の記事のUPありがとうございます。

>そういう主観的な部分、解釈の問題というのこそ、議論されるようになるといいですよねー。

同意します。

>「答えがはっきりしている問題を、説明も読まず、人の話も聞かずに思い込みだけで議論する」
>こういう部分が解消されないと、なかなか本当の問題解決には至らないですよねえ。

我々のブログを定期的に読んでくださる方が少しずつでも増えて、サッカーの本当の楽しさや素晴らしさを味わえる人が1人でも多くなってくれるはずだと信じて、お互いブログを更新していきましょ。(嘆かず、諦めず)

#そちらのコメント欄を使わず、ごめんなさい。
2014/01/22(水) 01:44:32 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/1385-e07ee772
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック