3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
天皇杯決勝(2014.01.01 横浜F・マリノス vs サンフレッチェ広島)の公式記録 ほか
 

 

試合内容としては、どちらのチームもゼロックススーパーカップ出場が確定しているし、ACL(アジアチャンピョンズリーグ)の出場権も確定しているどうしなので、「無理なプレー」は少なかったように感じます。(物足りなさを感じた人もいるかも。)

 

届いた年賀状を整理したりしながら「ながら見」していたので、細かく見ていなかったのですが、感じたことや気がついたことを少々。

 

 

西村主審は展開を予測して、「次の争点」に遅れない努力をしっかりされていますね。

 

ボールに神経を集中させる必要がない時間(例えば、DFラインにボールが納まって、相手チームの選手が寄せてくる(間合いを詰めてくる)までのほんの隙間のような時間)に、しっかり首を振ってそのチームの前線の状況や、他の選手のポジションを確認していました。

 

本当にほんの少しの時間を小まめに見つけては、すごくたくさん首を振って周囲の状況を確認されていました。 

 

私は試合中にあんなに首を振れていないなぁ。次回は少し意識してみようっと。

 

相樂副審は、サイドステップでオフサイドラインの微調整をしなくてよい時に、「スっ」と両足がきれいに揃って姿勢が非常にきれいでした。(「気を付け」に近い姿勢)

 

私もインストラクターや2級の審判員の方から「ハーフウェーラインで待っている姿勢が『休め』の姿勢になっていて、きれいじゃない」と言われて、ここ最近はハーフウェーライン上で足を揃えて立つようにしているのだけれど、相樂さんはハーフウェーじゃないところでも、きれいな立ち姿になっていました。

 

恐らく意識して見ていないと気がつかないと思います。それくらい自然な足の揃え方でした。

 

逆に名木副審については、前半5分30秒付近のミキッチ選手のオフサイドのフラグアップは「早過ぎじゃないの?」という気がしました。

 

確かにミキッチ選手はオフサイドポジションにいたのですが、ボールのスピードと落下点から考えると、横浜の左サイドバックの選手(ドゥトラ選手?)が先にコントロールできて、そのコントロールをミスし、オフサイドの新解釈では「オフサイドではない」パターンになる可能性があった(実際には、足は届かず空振りでしたが)ので、ミキッチ選手がボールに触れるのを待ってからフラグアップすべきだったのじゃないのかなぁ、と思います。

 

 

あと少しレフェリングに関するお話を。

 

前半7分45秒付近。佐藤寿人選手が、プレーの流れの中で倒れてタッチラインを越えてしまいます。そのまますぐにピッチに戻れば問題ないのですが、飲水ボトルを手に取り、飲水していましたが、ボールインプレーの状態だったので、基本的にはNGです。認められていない行為です。

 

飲水は、アウトオブプレーのタイミングでしか行えません。

 

通達 審 1106-M0107 号 「選手の飲水時間(飲水タイム)について(11.06.18)」 

 

「飲水タイムとは別に、従来どおり、ボールがアウトオブプレーのときにライン上で飲水できる。 」

と書かれている通り、インプレー中は飲水できない/飲水してはいけないので、お間違いなく。 

 

前半34分37秒付近。佐藤寿人選手が、手を使って相手選手(端戸 仁選手)と身体の位置を入れ替えようとして、端戸選手が倒れました。

 

これ、端戸選手が倒されたからファウルになったのではなく、佐藤選手が手を不正に使用したからファウルです。4級審判員の方で、この手を使って相手選手との身体の位置を入れ替える反則を見逃すというかとれない方を見かけます。

 

こういう手の使い方は、サッカーでは認められていませんので、手の不正な使用の1例として、ぜひ覚えておいてください。

 

それから、前半35分20秒付近の横浜13番(小林祐三選手)のプレーをファウルと認定したのは、ちょっとかわいそうかなぁ、という気がします。ボールをコントロールし終えた小林選手がアフターでファウルされたというならまだ判るのですが・・・。(なので、中村選手は、自分たちのチームのフリーキックになると思って、受けたボールを足裏で止めたまま主審の笛を待っていたのに、西村主審が逆を指したので、驚きのポーズをしています。)

 

後半42分43秒付近。

広島24番(野津田 岳人選手)がペナルティエリアの外側で倒され、ミキッチ選手がクイックスタートしようとしたときに、目の前にいた横浜の24番(奈良輪 雄太選手)にボールが当たります。

 

これは、奈良輪選手がフリーキックの際に規定の距離を守らなかったのではなく、既定の距離離れていない相手選手に構わずミキッチ選手がクイックスタートでフリーキックを行い、そのキックが動かずにいた奈良輪選手に当たっただけということになります。(というか、ワザとぶつけているのですが。)

 

ミキッチ選手は西村主審にクイックスタートを阻害した、あるいは規定の距離を守っていないのではないか、というようなアピールをしていますが、これは当然認められません。

  

もし、奈良輪選手が足を出して、ミキッチ選手のキックを明らかに阻害したのであれば、イエローカードで警告されるべきですが、今回は動かずにいるので 

競技規則 ガイドライン 第13条 フリーキック

距離

競技者がフリーキックを素早く行って、ボールから9.15ⅿ(10ヤード)離れていない相手競技者がキックを妨害することなく、ボールをインターセプトした場合、主審はプレーを続けさせなければならない。

(後略)


の部分に該当します。

 

過去記事 「フリーキック時の壁の操作 (その2)」の ※3の部分もぜひご参考に。

  

 

この試合の公式記録はこちら。

http://www.jfa.or.jp/match/matches/2014/0101tennouhai/schedule_result/pdf/m87.pdf 

 

 

☆ 関連するタグ ☆

 
 
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。



スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/1405-14bc6427
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック