3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
パントキックが攻撃側選手の背中に当たってゴール!

 

ゴールキーパーに対する反則に対する記事を11月9日付けの記事としてUPしたのですが、翌10日に、Jリーグで反則にはならない事例が起きました。

 

ということで、その紹介です。下記映像をご覧ください。


YouTube: 2013 11 10 アルビレックス新潟  大分GKやっちまったぁーー!



 

(こちら ↓ は予備の映像です。)


YouTube: スカパー!ハイライト 2013/11/10 J1第31節 大分 vs 新潟



   

大分のGK(清水圭介選手)のパントキックが、自陣側に戻ろうとしていた新潟の9番(田中達也選手)の背中に当たってはね返り、そのまま大分ゴールに。

 

田中選手は、GKがボールから手を放そうとするのを妨げた訳でもなく、GKの動きを制限した訳でもないので、反則行為は行っていません。 

 

ですので、ゴールが認められています。

 

ボールがゴールに入らずに、単純にゴールラインを割っただけなら、ゴールキックで再開だったのですけれど・・・。

 



これより先は仮想のお話。 

 

もし、仮にこのプレーの前、例えばコーナーキックが行われた時などに、田中選手がGK(清水選手)に位置争いを装って嫌がらせなどを行っていて、そのことに対する報復として、「ワザ」と田中選手目がけてボールを蹴りつけたのであれば、

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

物(またはボール)を投げる反則

ボールがインプレー中、競技者、交代要員、交代して退いた競技者が物を相手競技者やその他の者に対して無謀に投げつけた場合、主審はプレーを停止し、その競技者、交代要員、交代して退いた競技者を警告しなければならない。

ボールがインプレー中、競技者、交代要員、交代して退いた競技者が物を相手競技者やその他の者に過剰な力をもって投げた場合、主審はプレーを停止し、乱暴な行為でその競技者、交代要員、交代して退いた競技者に退場を命じなければならない。 

(後略)


 

の部分に照らし合わせて、GK側の反則を考えなければならない可能性も出てきます。

  

 

ま、今回は、あくまで相手チームの守備体系が整う前に味方のFWの選手にボールを送ろうと慌ててパントキックしようとしたものが、ミスキックとなって田中選手に当たってしまっただけのようなので、無謀にボールを蹴りつけたり、過剰な力でボールを蹴りつけたということで、警告や退場の対象にする必要はないと思いますが。

 

「不用意」レベルの反則 → (アドバンテージ) → ゴール。

 

もちろん、「反則」ではなく、単純に「アクシデント(=ファウルではない)」という判断も「あり」だとは思います。

  



 
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コメント
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No title
こんにちは、お久しぶりです。いつも楽しく拝見しております。
今回の記事について少し疑問がありましたので質問させていただきます。

物(またはボール)を投げる反則についてですが、「無謀に」と「過剰な力で」というのはガイドラインにも載っていますし、わかりますが、「不用意に」というのはどのようなシチュエーションを言うのでしょうか?
私の見解では、そもそも"物を投げる"という行為は意図が無ければありえません。つまり、不用意に投げるという行為は無いのではと考えました。
少し疑問があったので、質問させていただきました。
2013/11/14(木) 14:30:15 | URL | 佐藤 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
佐藤さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
 
>つまり、不用意に投げるという行為は無いのではと考えました。
 
たとえば、
 
ある選手が、インプレー中、ピッチ内に偶発的に入ったボールを試合の妨げにならないように排除しようとピッチ外に投げた(蹴った)ところ、たまたま走ってきた相手選手の顔面に当たってしまった。(とりあえず、それほど強くない強さ、とお考えください。)
 
その選手目がけて「無謀に」あるいは「過剰な力で」投げつけた訳ではないのだけれど、投げたところにたまたま運悪く相手選手が走り込んできた、というようなケースは、
 
「(相手選手が走ってくることに対して)注意や配慮が欠けている」行為、つまり「不用意レベル」になりませんかねぇ・・・。
 
全ての起こり得る事例を掲載すると、競技規則は複雑になってしまうので、最低限のことしか書いていないと思います。
 
私は、「不用意に投げるという行為は無いことはない」のでは、と考えます。
 
もちろん、あくまで私個人の考えですが。 
 
2013/11/14(木) 23:59:50 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
早々の返信ありがとうございます。

私もそういうシチュエーションは考えましたが、滅多に無いと考えたので「不用意に物を投げる」という行為は無いと思いました。ただ、何が起こるか分からないのがサッカーですから、滅多に無い≠考えなくていい ではなく 滅多に無くてもあった時に対応出来ないといけないですもんね。一応しっかりと頭に入れておかなければいけませんね!(・_・;

ブログ上ではありますが、いいディスカッションをさせていただけました。
この件だけではありませんが、色々とこのブログにはお世話になっています。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
2013/11/15(金) 01:42:50 | URL | 佐藤 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
佐藤さん、返信ありがとうございます。
 
これからも、このブログの応援をよろしくお願いいたします。
佐藤さんのご活躍もお祈りしております。
2013/11/15(金) 22:41:44 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
3級審判のブログをいつも楽しみにしています。コーナーキックからのオフサイドの質問です。ルールブックでは「直接ボールを受けたとき」はオフサイドの反則にならない。とのことですが、コーナーキックからの「戻りオフサイド」は、成立するのでしょうか?先日4種少年の小学3年生の試合で、コーナーキックがペナルティマークの辺りに蹴られ→ボールの周りに両チームの選手が集まり団子状態に(0.5秒くらい)→0.5秒位、遅れてゴールライン近くにいた攻撃側の選手が、その団子に入りボールの近くに寄ったときに、副審のフラッグが上がり、主審がオフサイドを採用しました。→→この場合オフサイドにはならないと思うのですが、いかがでしょうか?
2013/12/17(火) 09:36:52 | URL | kawa #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
kawa さん、はじめまして&コメントありがとうございます。
 
コーナーキックからボールを直接受けたときはオフサイドの反則ではありません。オフサイドの反則はないのですから、オフサイドポジションから戻ろうが、オフサイドポジションで受け取ろうが、「ないものはない」となります。
 
>その団子に入りボールの近くに寄ったときに、副審のフラッグが上がり 
 
団子の中にいた攻撃側選手にボールが当たり、遅れて団子に入った選手がそのボールに触れた場合は、オフサイドの反則で罰せられます。(団子の中の攻撃側選手がプレーしたかどうかは関係ありません。ボールに触れたかどうかです。)
 
団子の中の攻撃側選手に当たった時点が、オフサイドの判断のタイミングとなります。
 
本当に「コーナーキックから直接」受け取ったのであれば、審判団のルールの認識不足もしくは勘違いでしょう。
 
U9カテゴリーの試合なら、そのようなミスも多いでしょうね。(私たちの地域の場合、U9カテゴリーの試合(準公式試合)は、選手の練習の場であると同時に、お父さん審判たちの練習の場所という位置付けです。) 
  
 
 
2013/12/17(火) 23:22:37 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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