3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
テクニカル・ニュース vol.60 (2014年3月26日発行)より
 

  

ワールドカップ開催に伴う、約1か月の中断期間を経て、今週末からJリーグが再開となるので、今シーズンの最初にUPし忘れていた記事をUPしておきます。

 

以下、日本サッカー協会の技術委員会が、指導者資格保有者に隔月で発行しているテクニカル・ニュースのvol.60(2014年3月26日発行)に、岡田正義(JFAトップレフェリーインストラクター)氏が、寄稿されている文章を転載します。 

 

審判員資格をお持ちの方は、Jリーグなどの試合観戦時に下記の点に注意しながらご覧になるとともに、実際の現場でのレフェリング時にもお役立てください。

 

 

--- これより 転載 ----

 

審判員と指導者、ともに手を取り合って・・・

Jリーグとの協調~2014シーズン開幕に向けて
岡田正義(JFAトップレフェリーインストラクター)

 

毎年恒例のJリーグルール講習会が1月27日~2月27日の間に、各クラブのキャンプ地やクラブハウスで開催されました。この講習会は、競技規則の解釈と判定基準の理解を高めるために、J1からJ3までの全51クラブに審判インストラクターと現役審判(J3クラブは除く)が赴き、説明します。キャンプ地で開催する場合は、講習会の前後に練習試合を実施して判定について確認することもあります。

 

講習会は、「2014年Jリーグルール講習会スタンダードDVD」を使って実施しました。このスタンダードDVDはJFA審判員会が技術委員会の協力を得て、昨シーズンにおける事例に、競技規則に基づく解説を加えて作成しました。また、このDVDはルール講習会で使われるだけではなく、Jリーグ等を担当する審判員、審判指導者、またメディアの方々に対しても上映して説明しています。これにより、競技者やクラブ役員、審判員、その他のJリーグに関係する多くの方が正しい競技規則の解釈と適用について、同一の理解が得られることになります。

 

2014年のルール講習会で伝達した主な事項は次の通りです。

 

・競技規則を理解する
 フェアなチャージとファウルチャージの違い、危険なタックル、乱暴な行為、決定的な得点機会の阻止、ハンドリング、オフサイドなど

・フェアプレーの尊重
 シュミレーションの根絶、ホールディング、異議やジェスチャー、腕や肘の不正使用、集団的対立など

・スピーディーなプレーを目指す
 クイックフリーキックの保障、遅延行為の根絶

・リスペクト溢れるすがすがしいサッカーの創造

 

「競技規則を理解する」では、試合中に起きたシーンを使って20問の理解度テストを行い、各シーンについてファウルなのか、正当なプレーなのか、警告や退場が必要なのか、またオフサイドなのか等について判定し、解答用紙に記入してもらいました。退場になる足裏での過剰な力を使ったタックルの映像では、どよめきが起きていました。

 

「フェアプレーの尊重」では、主に世界的に問題になっているシミュレーションについて説明し、根絶をお願いしました。あるクラブの監督から「シミュレーションは本当に汚い行為だ。警告ではなく、退場にすればなくなるのではないか」との厳しい意見もありましたが、「日本だけのローカルルールをつくることはできない」と説明しました。サッカー界全体で高い意識を持ってシミュレーションの根絶に向けて努力していくことが大切です。

 

「スピーディーなプレーを目指す」では、日本のストロングポイントであるスピーディーなサッカーには、素早いフリーキックの再開が欠かせないことを説明しました。その条件は、ボールの静止と正位置からの再開、負傷者がいない、警告や退場がいない、その他のことで主審がコントロールしようとしていない、プレーが止まって数秒以内であることです。最近では競技者の理解も深まり、正しい再開によるスピーディーな展開が多く見られるようになってきています。一方、笛が鳴った後に再開を遅らせることを意図してボールを蹴る、ボールの前に立つ、またリードしているチームが必要以上にセットプレーに時間をかけるなどの遅延行為についても、根絶しなければならないことを説明しました。

 

エンディングでは、「リスペクト溢れるすがすがしいサッカーの創造」をテーマに、審判員と競技者、チーム役員が握手してお互いをリスペクトした映像を流し、今シーズンの検討をたたえました。

 

今年は、例年に比べて各クラブのルール講習会への取り組みが積極的になってきたように感じました。本来、競技規則は審判のためにあるのではなく、競技者が安全に、公平に、楽しくサッカーができるようにつくられたものです。競技規則の解釈をしっかりして、判定基準の理解を高めることは、日本サッカーのレベルアップには欠かせません。フェアでスピーディーに、タフにプレーされ、観ている人に感動を与える試合が多くのスタジアムで展開されることを期待します。


 

--- 転載 ここまで ----



☆ 関連記事 ☆

「テクニカルニュース Vol.58(2013年11月26日発行) より」

「2013シーズンスタンダード(判定基準)」 

  




 
 
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。





スポンサーサイト

☆ 関連するタグ ☆

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/1559-8748b5e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック