3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
コスタリカ戦(2014/06/03)の公式記録ほか

 

 

日本語版の公式記録PDFが作成、公開されています。

http://www.jfa.jp/national_team/samuraiblue/20140602/match_report/m1.pdf 

 

しかし、警告の理由のところに「警告」って、記入する内容が違うでしょ!(審判資格を持っていない人が記入・作成した?)

 

 

審判団は、現地アメリカの審判団。 

 

簡単にレビューしておきます。 

 

前半5分57秒付近。

日本代表18番(大迫 勇也選手)が、コスタリカ代表17番( ジェルツィン・テヘダ選手)の後方から激しくチャージしたため、「無謀に」ファウルチャージしたということで、ラフプレー。(日本語版の審判報告書では「ラフプレー」で、国際版の審判報告書では「反スポーツ的行為」と記載されるべき内容だと思います。)

 

前半12分12秒付近。

日本代表13番(大久保 嘉人選手)が、コスタリカ代表9番(ジョエル・キャンベル選手)の右ふくらはぎに左足のスパイクの裏面を当ててしまします。

 

イエローカードが出てもおかしくないプレーですが、主審は大久保選手が左足を強く踏み込んだ訳ではなく、どちらかというとアクシデント的に当たったと好意的に解釈してくれた様子。(もし、強く踏み込んでいれば、イエローカードもしくはレッドカードが提示されていたと思われます。)

 

ま、W杯本番では気をつけていただきたいものです。 

 

前半27分頃。

あまり気がついた人はいないかもしれないのですが、審判的には知っておいた方が良いので紹介しておきます。

 

画面上では、本田選手がゴールキーパーをダブルタッチで抜いたものの、戻ってきたDFに身体を入れられてシュートまで行けなかったシーンがリプレイで流れていた時、チームドクターが主審の許可を得てピッチ内に入り、「腰から落ちた(?)」内田選手のケアをした関係で、内田選手がバックスタンド側のタッチラインの外に一旦出されます。

 

しかし、たいした怪我ではなかったということで、日本のコーナーキックが行われた次の瞬間(インプレー中)に、主審が内田選手にピッチ内への復帰を許可しています。

 

チームドクター(チームドクターがいない場合チーム役員)や担架が、選手のケアのために主審の許可を得てピッチ内に立ち入った場合、その選手は一旦ピッチの外に出なければならず、ピッチ内に復帰できるのは、プレー再開後(タッチライン側からであれば、主審の許可があればインプレー中でも復帰できます。ただし、出血があった場合を除きます。過去記事 「一時的にフィールドの外に出た選手の復帰方法のまとめ(インプレー中に偶発的に出た場合を除く)」 「主審が担架の入場を許可したら(その1、競技規則編)」 ほか参照。)

 

インプレー中に選手がピッチ内に戻れる場所や戻れる条件は、3級以上の資格取得を目指される方は、しっかり頭の中に入れておきましょう! 

 

前半37分52秒付近。

大久保選手が日本代表のスローインだと思ったものの、副審がコスタリカボールをシグナルし、主審もそのシグナルを採用したシーン。大久保選手が「えっーーーー」という声を出しながら、ボールを叩きつけました。これ、ちょっと危険です。W杯本選の試合の終盤付近であれば、下手をすると「遅延行為」と看做される恐れがあるし、それまでに主審のジャッジに対して不満げな態度を示していた場合、「主審の判定に異議を唱えた」としてイエローカードを提示される恐れもあります。

本番ではくれぐれもご注意を。 

 

前半38分16秒付近。

日本代表15番(今野 泰幸選手)が、コスタリカ代表10番( ブライアン・ルイス選手)を身体を強く当てて更に足を引っ掛けて倒してしまったシーン。後方から足を出して引っ掛けた訳ではなかったので少し厳しい懲戒罰のような気がしますが、仕方がありませんね。(ラフプレー)

 

前半41分09秒付近。本田選手がクイックでスタートしたフリーキックのボールを、近くにいたコスタリカ代表10番( ブライアン・ルイス選手)が触れていますが、これは本田選手がブライアン・ルイス選手にわざとぶつけた、という判断で流されてしまいます。まぁ、当然ですね。

 

ブライアン・ルイス選手は足を投げ出してボールを止めようとしていないし、あるいはクイックスタートを阻止しようと明らかにボールの前に立ちふさがった訳でもなく、あくまでそこにいただけなので、ブライアン・ルイス選手の反則にはならないですね。(グレーで微妙なプレーではあるが、ブラックで懲戒罰の必要なプレーではない。)

 

(ブライアン・ルイス選手が規定の距離離れていないのではないか?と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、既定の距離離れようとしている最中だった、とみなされる状況だと思います。過去記事 「クイックスタートの邪魔をしたら … 2011 Referee Week in Review - Week 14 (米国サッカー協会) より」 参照。)

  

後半17分25秒付近。

コスタリカ代表3番(ジャンカルロ・ゴンサレス選手)が日本代表4番(本田 圭佑選手)の後方からファウルチャージして倒したシーン。後方からの「無謀な」ファウルチャージということで、ラフプレーですね。

 

といったところが、イエローカードが出されたシーンと、審判を勉強しようとする方に確認しておいていただきたいところです。(他にもあるかもしれませんが、ざっと流して見たのでご了承を。) 

  

 

全体的には、ファウル時の再開場所に対するレフェリーの意識が高く感じられました。ワールドカップ本番では、クイックスタートをする際、正しい場所からの再開でない場合、すべてやり直しとなりそうな気配を感じていますが、どうでしょうかねぇ~。



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☆ 関連記事 ☆

「一時的にフィールドの外に出た選手の復帰方法のまとめ(インプレー中に偶発的に出た場合を除く)」 

「出血した選手の復帰」 

「負傷した競技者がフィールドに復帰できる場所」 

「主審が担架の入場を許可したら(その1、競技規則編)」

「クイックスタートの邪魔をしたら … 2011 Referee Week in Review - Week 14 (米国サッカー協会) より」 




 
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