3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
審判記録(2014/11/30) 主審 × 2.0 + 副審 × 1.0 (その2)

にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← 今日の記事をお読みになる前に、すみませんが、クリックのご協力を。




昨日の記事のつづきです。



会場を移動して、監督が引率していた三男たちのチームに合流。残念ながら試合に負けてしまったので、本日2試合目の主審です。



副審の1人に、たまたま普段協会派遣でご一緒するIさん(3級)がいらっしゃった。



点差が大きく開いた試合となってしまったが、私自身が試合中にいくつか瞬間的に判断しなければならないことがあったので、それを書いておきます。



中央(ゴールキーパー)の前で左からのグラウンダーのクロスを受け取った選手がボールに触れた瞬間、ボールに反応して少し前に出てきたゴールキーパーがその選手の足をトリップして倒してしまい、ボールはそのままゴールラインを割った。



ボールに触れるだけでゴールになるという状況でもなかったし、シュート体勢に入れる状況だったものを明らかにファウルで阻止した訳でもなかったので、「決定機の阻止」には該当しないと瞬間的に判断。



では、イエローカードはどうか。ファウル自体は、不用意レベルなトリッピング。ラフプレーではない。



あとは、「反スポ」かどうか。



今年度から日本語訳が修正になった、

●相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、または阻止するという戦術的な目的でファウルを犯す。

に該当するかどうか。



内心、「かなりグレーなゾーンだなぁ、どうするかなぁ。」と悩むものの、「戦術的な目的か?」というところになんとな~く疑問を感じたために、カードは出さないことに。



ということで、PKだけ宣告。



ペナルティーマークにボールをセットし、助走のために数歩後ろに下がった選手に「君が(ペナルティーキックの)キッカーだね?」と確認を入れたところ、別の選手が「俺が蹴る!」と。ぉぃぉぃ。どっちだよ~。と思っていると、本部から選手交代の要請が。



で、結局最初にボールをセットした選手が交代して退くことになったので、「俺が蹴る!」と言った選手が蹴ることに。選手交代手続きを済ませてから、ゴールキーパーを含む守備側選手たちには、キッカーが誰だか分からない状態(実際にボールをセットした選手と、キッカーが違う状態)になっているので、「俺が蹴る!」と言ったキッカーをペナルティーマークまで連れて行き、自分の手でボールをセットし直しさせて、キッカーを周知。



その後、ゴールキーパーがラインより少し前に立っていたので、ボールが蹴られてペナルティーキックが行われるまで、ゴールライン上は動けるが、ゴールラインより前に出たり、ゴールラインより後ろに下がることができないことを確認。



そして、ペナルティーアーク内に侵入していた攻撃側および守備側競技者を排除しながら、「ボールが蹴られるまでペナルティーエリア内およびペナルティーアーク内には侵入できない」こと、「もし侵入した場合には、キックのやり直しになる可能性がある」ということと、「境界線はそのフィールドの一部なので、境界線を踏まない」ということなどを選手たちに伝えながら、ペナルティキック時の主審のポジションに移動。



で、ペナルティーキックを開始する笛を吹いたのだけれど、1つ確認作業を忘れていた。そう、副審が競技規則で規定されている位置についていなかった。(試合後に、PKを行ったA2側の副審を担当してくださっていた4級審判員の方から、PK時の副審の正しい位置について質問を受けて、副審が正しい位置にいなかったことが判明。)



キッカーの確認とか、ゴールキーパーおよびキッカー以外の選手の位置をきちんと確認したり、PKがやり直しにならないようにしっかり牽制というか選手たちへの確認をして、「完璧!」と思っていたのに、が~ん。
orz



副審が正しい位置についてくれているかどうか、毎回きちんと確認することを怠ってはいけませんね。



(そうそう、PKに少し時間をかけていますが、空費された時間としてアディショナルタイムに加算してありますので、ご安心を。)



続いて、試合終了間際の出来事。



浮き玉をヘディングで処理しようとした攻撃側選手に対し、ほんの少しだけ遅れて争点に参加した守備側選手が、ヘディングするため身体を浮かせていた攻撃側選手にもぐりこむ形になったため、守備側選手が下敷きになり痛んでいた。



プレー的には守備側選手が遅れて争点に参加しているので、守備側選手のアフターチャージ的な形。遅れて争点に参加しているので、危ないプレーということで、少し強めの笛を吹いた。「無謀」というほどのものではなく、あくまで「不用意」レベルではあるものの、同じようなプレーを繰り返されると危険なので、「注意」を与えるつもりで、ダッシュで再開場所に移動し、攻撃側チームのボールであることをコールした瞬間、攻撃側チームが、再開場所にボールを正しくセットして、クイックリスタート。



3種の場合は、常にフリーキック時にはクイックリスタートがあるかも知れない、という心の準備をしているのだけれど、4種でしかもU11カテゴリーの試合で、選手がクイックリスタートをしてくるとはまったく予想しておらず、正直、私自身も少し面喰った形。(反省)
 
 
 
笛を吹いた時にイエローカードを提示するつもりであったならば、もちろんクイックリスタートを認めないのだけれど、笛を吹いた時点で「注意」だけにするつもりだったので、ファウルされたチームの権利であるクイックリスタートを認めない訳にはいかないと判断。



クイックリスタートに反応してDF裏に飛び出した選手が、GKとの1対1を制し、見事に得点。




ちなみに、今回のようにファウルした選手が痛がっているケースは、一見、周りからすれば「シグナルが逆じゃないの?」と思われるので困ります。




に、写真入りで紹介されているので、紹介しておきます。

tripping_001.jpg

私が担当した試合では、写真の下側にいる選手(色のついたユニフォームを着ている選手)が争点に遅れて入ってきて、ジャンプしている選手の下側にもぐりこんで、下敷きになりました。



ちなみに、下側にいる選手が先に落下点に入っている場合は、上側の選手のジャンピングアットの反則になるケースもあるので、どちらが先にボールの落下点に入っているのか、ということとどういうプレーをしようとしたのかを見極める必要があります。(先に落下点に入っていても、競り合わずにいると、上の写真のようにトリッピングの反則となる場合があります。)



ということで、点差がついた試合ではあったものの、瞬時にいろいろな判断を求められる試合で、私自身にとって非常に勉強になりました。
 

 ← 記事中に本の一部の写真を使わせていただいたので、もう一度リンクを貼っておきます。この本、ファウルが連続写真で紹介されているので、なかなか良いですよ~。


 
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← クリックしていただけましたよね?
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。







スポンサーサイト

☆ 関連するタグ ☆

コメント
コメント
はじめまして。いつも勉強させてもらっています。
今回の記事も、自分も気をつけなければならないなぁと思うことばかりでした。
しかし「四級の方と組む場合は」「三級以上の方なら」という部分がちょっと気になりました。三級以上なら動いてくれる保証はどこにもありません。「副審が◯級だから〜」ではなく、何級であろうとも主審として気をつけなければいけないことだったのではないでしょうか
2014/12/01(月) 23:22:12 | URL | パンダ #qLXzThak [ 編集 ]
Re: タイトルなし

パンダ さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

そうですね。ご指摘の通り、誰が担当していようが、試合中のPKの際に、きちんと副審が定められた位置についてくれていることを確認することを怠ってはいけませんね。

ということで、記事の文章を修正させていただきました。(見づらくなってしまうので、今回は元の文章に打ち消し線を入れる形にはしませんでした。ご了承ください。)

ご指摘ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


2014/12/02(火) 01:37:08 | URL | tom3 #- [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/1839-ef985494
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック