3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
「やばっ、ドリブルで突破されそう。抜かれるとかなりヤバイ。ええぃ、ファウルして止めちゃえ!」はイエローカードの可能性大 ・・・ 2010 Referee Week in Review - Week 24 clip1 より

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選手側の気持ちになって「心の声」を表現してみました。



「やばっ、ドリブルで突破されそう。抜かれるとかなりヤバイ。ええぃ、ファウルして止めちゃえ!」という気持ちで、速いドリブルで仕掛けている選手の動きを止めてしまうと、「戦術的な目的で、相手競技者を押さえてボールから遠ざける、またボールに向かうのを妨げる。」あるいは「相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、または阻止するという戦術的な目的でファウルを犯す。」という「反スポーツ的行為」として警告される項目に抵触する可能性が高くなります。



もちろん、選手本人にその気がなくても、結果としてそうなってしまえば警告しなければなりません。


◆clip1

◆◆


最初の映像に関しては、「(サッカーでは認められている)ショルダーチャージじゃないのか?」と反論される方がいらっしゃるかもしれませんが、


競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者をチャージする

チャージングとは、スペースを確保するべく、ボールがプレーできる範囲内で、腕やひじを用いず、身体的な接触を用いて挑むことである。
(後略)



とあるように、チャージする側の選手のプレー範囲内にボールがなければなりません。



最初の映像では、ファウルした選手にとってボールはプレーできる範囲にはなく、明らかに相手競技者をボールから遠ざけようという意図だけが感じ取れます。ですので、このチャージングはファウルチャージとなり、「相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをするという、戦術的な目的でファウルを犯した」ことになります。(ま、戦術的な目的で、相手競技者を(身体を用いることで)押さえてボールから遠ざけた、とも言えると思いますが。)



チャージングの仕方が同じでも、プレーが行われた場所、プレーのスピード、他の味方(守備側)選手の数と位置などによって、カード対象とならない(反スポーツ的行為には該当しない)ケースも存在します。



どのような場合にカードで警告すべきなのかは、上級審判員(Jリーグや国際試合など)の方のレフェリングをたくさん見て、自分の経験値を上げるしかないと思います。



そういう意味では、このブログで時々、そういう例のサンプルとなるような映像をUPしていきますので、ぜひこれからもこのブログをご覧いただければ、と思います。


(2015.01.08 追記。

2010 Referee Week in Review - Week 23 のClip2 と Clip3 の映像が、なぜかHP上から削除されているため、それらの解説はスキップさせていただきます。

2010 Referee Week in Review - Week 24 のClip1に関する米国サッカー協会の見解は、
http://www.ussoccer.com/stories/2014/03/17/12/20/2010-referee-week-in-review-24
をご確認ください。)



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後の映像も警告?
いつも楽しく拝見しております。また解らぬことがあるとチョコチョコ投稿させていただいております。
さて、最初の映像がファールとなることは解りました。
では後の方の映像に関してはどうでしょうか?
白の守備側競技者は先にボールに触れていますので、プレーできる範囲内にボールがあったと判断できます。またレイト気味ではありますが、肩対肩でチャージに行っているように見えます。若干、勢い余って突っ込んだ感はありますが。
これは、相手の安全を脅かす類の無謀なプレーとなりますか?
それとも、肩と肩ではなく、肩で相手の背中にチャージしている、もしくはそれ以前にヒジを使っている、というジャッジでしょうか?
ご意見お聞かせいただけましたらありがたく存じます。
2015/01/08(木) 20:34:46 | URL | 新米三級 #- [ 編集 ]
Re: 後の映像も警告?

新米三級 さん、いつもコメントありがとうございます。

> 白の守備側競技者は先にボールに触れていますので、プレーできる範囲内にボールがあったと判断できます。またレイト気味ではありますが、肩対肩でチャージに行っているように見えます。若干、勢い余って突っ込んだ感はありますが。

米国サッカー協会の記事では、あくまで「相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、または阻止するという戦術的な目的でファウルを犯す。」という反スポーツ的行為について解説が行われています。

映像を見る限り、私には白の選手がボールに触れる前に、赤の選手が右足のアウトサイドでボールのコースを内側(ゴール方向)に変更していて、その結果白の選手の足がボールに届くと同時に、赤の選手の背中に白の選手の肩が当たっているように感じられます。

(実況アナも「behind」という表現を使っているので、私と同じ見解か、もしくはオンエアされていない別のモニター映像では明確に後方からのチャージングが見て取れたのかも知れません。)

ゴールキーパー側からの映像では、肩対肩のように見えますが、メインスタンド側からの映像(レフェリーの視野に近い角度からの映像)は、後方からチャージしているように見え、実際そうなんじゃないのかなぁ、と思います。


2015/01/08(木) 21:52:41 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
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