3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ゴールキーパーが味方競技者と交錯して転倒。ボールは手で押さえている。さぁ、どうする。

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先日の記事 「FUJI XEROX SUPER CUP 2015 の試合から(その1)」 で、ゴールキーパーが味方守備側競技者と接触・交錯したシーンについて触れました。



その記事を書きながら考察したことを少し。



明らかに攻撃側競技者がゴールキーパーに対し、レイトチャージやレイトタックルを行った場合で、3種以上の試合であれば、即笛を吹いて、必要に応じて懲戒罰を与えたのち、直接フリーキックで再開すればよいと思います。(4種の場合は、過去記事 「4種年代のゴールキーパーに対して不用意レベルのファウルが行われた時に考えたいこと」 参照。)



攻撃側競技者が、「不用意に」以上の力でゴールキーパーではない守備側競技者を押した結果、押された守備側競技者の体がゴールキーパーと接触し、その結果ゴールキーパーがボールを保持したまま転倒した場合も、攻撃側競技者のファウルを認定しても問題ないと思います。



問題なのは、ゼロックス・カップのように、攻撃側競技者がまったく何も関与・影響していないのに、ゴールキーパーと味方守備側競技者が接触・交錯して、ボールを手で保持したまま倒れ込んでしまった場合。



あくまで味方競技者同士の接触で、ファウルや不正行為があったわけではありません。



理想としては、

1)(すぐさまプレーを続行されることは避けたいと考える)ゴールキーパー自身がとりあえずタッチラインあるいはゴールラインの外にボールを出してアウトオブプレーにし、主審(私)に試合を停止するよう要請

2)主審(私)が笛を吹いて、一時的に試合を停止する

3)ゴールキーパーの状態を確認し、必要があればチーム役員をピッチ内に招き入れ処置をする

4)試合を再開する(相手チームがゴールキーパーにボールを返してくれればありがたいが、審判としてはそれを強要しない。)

という感じです。



ところが、4種や3種の試合だと、ゴールキーパーはフィールド内で処置を受けることができる、ということを知らない選手が多く、痛みに耐えながら試合を続行していると思われるケースがよく見受けられます。



なので、私の場合は、あきらかにゴールキーパーに時間をあげたほうが良いと思われるケースの場合、次にアウトオブプレーになったタイミングで必ず一時的に試合を停止し、「キーパー大丈夫?続けられる?(痛みが引くまで)少し時間取ろうか?」という声かけをするようにしています。ま、だいたい「大丈夫です。」という答えしか返ってこないのですが・・・。



とまぁ、ゴールキーパーが痛みを我慢してくれてそのままプレーを続けようとしてくれた場合は良いのですが、思いっきり問題になるのは、味方競技者と接触・交錯したゴールキーパーがボールを抱えたまま(手で保持したまま)倒れ込んでしまって、6秒以上の時間が経過してしまいそうな場合です。



競技規則を厳格に適用するなら、「ゴールキーパーの反則」として、攻撃側チームの間接フリーキックで再開するのも間違いではないのでしょうけれど、それじゃぁねぇ。



やっぱりここは、「どこにも規定されていない理由によって、一時的にプレーを停止」したということにして、ドロップボールで再開だよなぁ、と思ってよくよく調べてみたら、ガイドライン側にこのような場合を想定した規定がありました。(汗)


競技規則 ガイドライン 第5条 主審

負傷した競技者

主審は、負傷した競技者に対応するときには次の手続きを遵守しなければならない。
(中略)
●その他の理由でプレーが停止されているのではなく、また競技者の違反に起因していないのであれば、プレーが停止されたときにボールがあった位置でドロップボールにより再開しなければならない。ただし、ゴールエリア内でプレーが停止された場合は、プレーを停止したときにボールのあった時点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上でボールをドロップする。
(後略)



ということで、ゴールキーパーが味方競技者と接触・交錯してボールを抱えたまま動けなくなってしまった場合は、ゴールキーパーがボールを保持してから6秒が経過する前に、この規定に基づいて一時的にプレーを停止し、ゴールキーパーに対して適切な処置をしたのち、ドロップボールで再開する、というのが最もスマートな対応ですね。



じゃぁ、そのドロップボールはどうしますか? (アンケートにご協力を。資格の有無は問いません。ファーストインプレッションでどうぞ。)




(問い)味方競技者と交錯してボールを持ったまま動けなくなったゴールキーパーをケアするため、笛を吹いて一時的にプレーを停止したのち、ドロップボールで再開することにしました。さて、主審のあなたは?

1)両チームの選手を呼んで普通にドロップボールをする
2)ゴールキーパーあるいは守備側チームの選手だけを呼んでドロップボールを行う
3)攻撃側競技者だけを呼んで、ゴールキックになるようにゴールラインの外に蹴り出してもらう。





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競技規則には、ドロップボールで再開しなさい、としか書かれていないので、どの選択肢を選んでも「正解」です。言葉として同じドロップボールでも、1)は杓子定規的な運用で、2)や3)はアクシデントが発生した守備側チームに配慮した運用になるので、周囲が受ける印象はかなり違うと思いますが。



私なら、2)でゴールキーパーの前でドロップするのはちょっと守備側チームに配慮しすぎかな、という気がします。攻撃側チームのキャプテンを呼んで、「守備側のゴールキックになるように協力してもらえる?じゃぁ、ボールをドロップしたらゴールラインの外に蹴り出してね。」と言うかな。ということで3)。



たしか3~4年くらい前の中体連の試合で、このパターンのドロップボールをした記憶が。あの時はなんで試合を止めたんだっけ???。



そうそう、その当時はドロップボールから直接ボールがゴールに入った場合は「得点」となってしまったのだけれど、現在はドロップボールからボールが直接ゴールに入っても得点にならなくなったんだよなぁ~。



このアンケートのフォローアップ記事を書くときに、そのあたりのことをもう少し詳しく書くことにします。



審判を担当される方の、試合中のアクシデント発生時にどう対応するか、というイメージトレーニングの参考になれば、ということで。
 



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