3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
決定機の阻止のサンプル(第2弾)



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昨日同様、決定機の阻止のサンプル映像です。3月28日のナビスコカップ予選リーグ第2節、横浜FM対清水の試合から。



nabisco_2015_03_28_05_001.gif

もしかして、アデミウソン選手がオフサイドのように見えます?


アデミウソン選手へのパスが出た瞬間のキャプチャはこちら。

nabisco_2015_03_08_05_001.jpg

金井清一副審、錯覚に騙されず、しっかりオンサイドを見極められています。素晴らしい!



で、アデミウソン選手とGKの碓井選手との接触の拡大映像はこちら。

nabisco_2015_03_28_05_002.gif

これ、なぜ碓井選手の反則になるかが分からない方はいらっしゃいませんよね???



競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者を押さえる

手、腕、または体を用いて相手競技者の進行や動きを阻止することは、相手競技者を押さえることである。

(後略)



碓井選手が体を接触させてアデミウソン選手の進行を阻止しなければ、ボールは無人のゴールの方向に向かっていて、あとはほぼ押し込むだけ(一応、清水のDFの選手が戻ってきてはいますが)でした。



なので、決定的な得点の機会の阻止と判断されました。



この試合の公式記録はこちら。

Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節 横浜FM vs 清水
http://www.jleague.jp/match/ync/2015/032805/live



碓井選手の退場(出場停止処分)に関するjリーグのプレスリリースはこちら。

2015Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第2節 退場に伴う 碓井 健平選手(清水)の出場停止処分について




上のGIF動画の元になっている、スカパー!Jリーグ[公式]アカウントがUPしている映像はこちら。





最後に、競技規則の決定機の阻止のところを載せておきます。


競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

得点、または決定的な得点の機会の阻止

相手競技者の決定的な得点の機会の阻止で退場となる反則は2 種類あるが、ペナルティーエリア内で発生するものだけが対象となっているのではない。

決定的な得点の機会があり、相手競技者がボールを手または腕で扱い、また相手競技者にファウルをしたにもかかわらず、主審がアドバンテージを適用し、その後、直接得点となった場合、その競技者は退場を命じられないが、警告されることがある。

主審と副審は、得点または決定的な得点の機会の阻止で競技者に退場を命じるとき、次の状況を考慮に入れなければならない。
●反則とゴールとの距離
●ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性
●プレーの方向
●守備側競技者の位置と数
●相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する反則が直接フリーキックまたは間接フリーキックとなるものであること







 
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コメント
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いつも勉強させてもらっています。

碓井選手のプレーですが、これに限らずこういったプレーって結構難しくて、どういう基準で判断されるのがよろしいのかなと思いまして・・・。

このプレーも意図的ではなく不可抗力的な要素が多い中での接触になってると思うのですが・・・。

よくあるのが、動いていない守備側に突っ込んでいって倒れるというような時なども動いていない守備側がファウルになるということもあったります。
2015/04/23(木) 18:46:36 | URL | BUN #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし

BUN さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

>こういったプレーって結構難しくて、どういう基準で判断

まず、基本的に、ボールが自らのプレイエリア(自らコントロールできる状況)にない選手は、相手競技者に「強く」接触することはできません。

1)ボールをコントロールできないことが明白な状態の選手が、ボールを蹴り終えた相手選手に強く接触してしまうと、アフターチャージ(レイトタックル)となってアウトになりますよね。(軽い接触の場合は、不問というかファウルとしないことが多いですが。)

2)ボールをコントロールできないことが明白な状態の選手が、ボールをドリブルしようとしている相手選手に対し強く接触(引っ張ることも含みます)した場合も、ホールディング(相手競技者を押さえた)を行ったとみなされて、アウトですよね。

ここまではよろしいでしょうか? 

少しボールを離します。

3)ボールをコントロールできないことが明白な状態の選手が、その選手よりも有利な位置あるいは有利な状況からボールに向かっている相手選手に対して、強く接触した場合も、やはりホールディングになってしまいます。


今回、碓井選手はまったくボールに触れることができていません。アデミウソン選手は碓井選手より有利な状況からボールに向かっていると言えますよね。あるいは、アデミウソン選手はボールをドリブルしている最中だと考えれば、碓井選手が「押さえた」ことになりますよね?

>動いていない守備側に突っ込んでいって倒れる

これは、まさに3)のパターンですよね。「動いていない守備側」はボールがプレイエリアにはありませんよね? 突っ込んでいったのは、ボールを追っていたり、明らかに味方競技者からの次のパスをもらうために動いていたのですよね?


基本の考え方である、「ボールが自らのプレイエリア(自らコントロールできる状況)にない選手は、相手競技者に「強く」接触することができない」というところを押さえて考えれば、ファウルかどうかが見えてくると思います。

そこに「意図的ではない」とか「不可抗力」という考え方は存在しない、と私は思います。


ご理解いただけましたでしょうか?


2015/04/24(金) 00:06:53 | URL | tom3 #- [ 編集 ]
本当に丁寧な解説をして頂きましてありがとうございます。

概ね理解はしているのですが(理解していないかもしれません笑)、例えば攻撃側競技者が守備側競技者の股を抜いて、そのまま守備側競技者に突っ込んでいって倒れるようなケースなどは、守備側競技者からしてみれば、「おまえが勝手に突っ込んできて倒れたんだろ、よけろよ」ということになりませんかね?
逆に攻撃側競技者のプッシングにはなりませんか?

あと別の質問ですが、ガイドラインで、懲戒の罰則、
・相手競技者を押さえて、相手競技者がボールを保持することを妨げる、または有利な・・・反スポーツ的行為で警告されなければならない。

と、

反スポーツ的行為に対する警告の中で、

相手競技者を抑えて、戦術的な目的でボールから遠ざける、またボールに向かうのを妨げるというのがありますが、この二つの文の間では整合性が取れていないように捉えてしまうのですが、どのように理解したらよいでしょうか?

上の文では、プレー中のホールディングはすべて警告と受け止めてもおかしくない文になっているように思えてしまいます。実際にはそうはいきませんが・・・。
2015/04/24(金) 13:27:21 | URL | BUN #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし

>撃側競技者が守備側競技者の股を抜いて、そのまま守備側競技者に突っ込んでいって倒れるようなケースなどは、守備側競技者からしてみれば、「おまえが勝手に突っ込んできて倒れたんだろ、よけろよ」ということになりませんかね?

いわゆる、「うまくファウルを誘った」とか「うまくファウルをもらいにいった」というプレーですね。股を抜かれた時点で、「負け」ですよね(笑)。

(その際、攻撃側競技者が「無謀に」あるいは「過剰な力で」守備側競技者を押し倒した場合に限って、オフェンスファウルになる可能性はありますが。)


>この二つの文の間では整合性が取れていないように捉えてしまう

「反スポーツ的行為に対する警告」のところに書かれている内容は、「相手競技者を押さえる」のところにある「懲戒の罰則」を、箇条書きにして掲載するために焼き直された文章と認識していますが。

>上の文では、プレー中のホールディングはすべて警告と受け止めてもおかしくない文

「相手競技者を押さえる」のところにある「懲戒の罰則」のところに、

『●その他の相手競技者を押さえる状況では、懲戒の罰則を与えてはならない。』と明記されていますよ~。



2015/04/24(金) 23:39:05 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
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