3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
審判記録 主審 × 1.0 イエローカード2枚

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夏休み中に、通常なら私の資格では笛を担当することができないような好カードの試合(ちなみに審判報告書は提出しないものの交代人数の制限があるという試合)を担当させてもらう機会を頂けました。



その試合の中で、イエローカードを2枚提示したので、そのシーンを中心にメモに残しておこうと思います。



試合時間は80分ゲーム(40-10-40)。



最初のイエローカードはゴールキーパーに対して提示。



そのゴールキーパーは、ボールを手で保持すると、相手FW陣がじゅうぶん離れた状態なら、ボールを足元に落として2~3度ボールをドリブルした後に、前線にロングフィードするというパターンを多用していた。だいたいペナルティーエリアの境界ギリギリまでは手で運び、ドリブルでペナルティーエリアから外に出るという形で。



あるとき、ゴールエリアの境界付近でボールを手で保持(胸の前で保持)したと思った瞬間、すぐにボールを足元に転がした。(セービングの動作ではなく、明らかにボールを保持した状態から落とした)

「ん?今回はボールを手放すのがいつもより早いな。」
と思ったのと同時に、
「まさか、もう一回ボールを手で保持しないよね?」
とも思っていた。



ボールをペナルティーエリアの境界付近までドリブルで運んでいる最中に、相手FWの選手が寄せてきた。

「キックするよね?」と思いながらプレーを監視していると、ペナルティーエリアの境界線の手前で、FWが寄せてくるギリギリのところで手で捕球しなおした。



「うそ~ん。」と思いながら、強めの長い笛を吹いたのち、胸元で「裏ピース」サインを示すと同時に「2回目(他の競技者が触れる前に再びボールを手で扱った)だよ。」とコール。



ダッシュで再開ポイントに駆け寄りながら、
「さぁて、相手競技者が近くにいる状況でゴールキーパーはボールをどうするかな?ボールの放し方によってはイエローカードの提示を考えなくては。ただ再開は間接フリーキックになるから、自然な形で再開ポイントから少し離れた場所にボールを離してくれればカードは提示しなくて済むし、私が攻撃側競技者に再開ポイントを示す間にゴールマウスの前まで戻る時間をほんの少し作ってあげることができるのだけれど・・・。」
と思って見ていると、ゴールキーパーは、ゴールラインの外にボールを思いっきり投げ捨てた。



「あちゃ~、これはイエローカード(理由:プレーの再開を遅らせた)確定。」



ということで、笛を吹き直して、再開場所にいた攻撃側競技者に「カード出すからプレーの再開は待ってね。」と声かけをして、ゴールキーパーのところに駆け寄って、イエローカード提示。



ペナルティーエリア内から行う攻撃側チームによる間接フリーキックで再開。キッカーに「間接だけど壁きっちり下げておきますか?」と声かけ。一応、「間接」をしっかり伝えるために。




2枚目のイエローカードも、遅延行為。



ハーフウェーライン付近でのフリーキックを宣告。



ゴールにはかなり遠い場所だったため、セレモニー形式にする必要はまったくないと判断し、ゴールに向かう方向に規定の距離離れようとしない選手がいないことを確認しながら自分がとるべきポジションに移動を開始していると、守備側選手の誰かが「○○前に立って!」というような指示を出した。嫌な予感。



次の瞬間、守備側のFWの選手と思しき選手が、今まさにキックをしようと助走を開始している攻撃側キッカーの前にあるボールの真前に立ちはだかった。嫌な予感的中。

 

キッカーからは当然クレーム。そりゃぁ、蹴れないよね。



「ピ、ピッ」と強めの短めの笛を吹きながら、ボールの前に立った守備側選手の前に駆け寄って、「今の行為はプレーの再開を遅らせる行為になりますよ。」と言いながらイエローカードを提示。



その他の出来事。



四つん這いになってボールに覆いかぶさるような状態になったまま立ち上がろうとしなかった選手に対して、「危険な方法でプレー」を適用。



アドバンテージは5~6回適用。しかしうち2回ほどはそれほど有利な状況にならず、ロールバックしてフリーキックで再開。副審を担当してくださったKさんからは「アドバンテージのコールをもうワンテンポ待って、有利にならないことが確定してから笛を吹いても良かったのでは?」というアドバイスを頂いた。



確かにそのほうがロールバックすることになるよりも「きれい」なのかも知れない。しかしあまり笛が遅れると選手やベンチから「笛が遅いレフェリー」という印象を持たれてしまう可能性もあるんだよなぁ・・・。(笛が遅いと「判断を迷ったんじゃないのか?」という印象にもなりかねないし・・・。)



ま、要は「いける」のか「いけない」のかの見極めの精度が上がればいいのだけれど。



そうそう、アドバンテージ適用後縦パスが通って「GKと1対1」という状況になったので、内心、「おっ、久々にアドバンテージ適用からの得点か?」と期待したら、オフサイドフラッグが・・・。残念。



80分ゲームで体力的にはきつかったけれど、非常に良い経験をさせてもらうことができました。感謝。




 ↑ 人工芝での80分ゲームだったにも関わらず、最後までふくらはぎをサポートしてくれて攣ることなく最後まで任務を果たすことができました。

 
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コメント
コメント
いつも楽しみに見ております!
この記事でも取り扱っている遅延行為について質問させていただきます。
キッカーがフリーキックを行おうとしている際、守備側の競技者がボールの目の前に立っているのを知っててわざとキックして当てた場合、どのような対処が正解なんでしょう?
高校生の試合を担当することが多いのですが、目の前に立つことが多くて困っています。いつかこんなことも起こりうるな……と思い質問させていただきました。
2015/08/20(木) 19:07:22 | URL | とある3級審判員 #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし

とある3級審判員 さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

> キッカーがフリーキックを行おうとしている際、守備側の競技者がボールの目の前に立っているのを知っててわざとキックして当てた場合、どのような対処が正解なんでしょう?

その場合の対応は、第13条のガイドラインに書かれていますよ~。

私のブログの記事としては、
http://tom3kyu.blog.fc2.com/blog-entry-726.html
の記事が一番詳しく解説していると思いますので、そちらをご確認ください。

それから
http://tom3kyu.blog.fc2.com/blog-entry-1122.html
の記事もご参考にどうぞ。


ま、簡単に回答すると、
「不用意でも無謀でも過剰な力ででもなく当てた場合は、そのままプレーを続けさせる。懲戒罰を与えなければならないほどの強さだった場合は、懲戒罰を与えたのち、ボールを当てられた選手のチームによるフリーキックで再開。」
ですね。

2015/08/20(木) 20:24:26 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
ありがとうございます!
今後も楽しみにしております!
2015/08/22(土) 22:43:00 | URL | とある3級審判員 #- [ 編集 ]
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