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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
昨日の記事のおまけ(関係者がフィールドに入ったら)
 

 

昨日の記事で、インプレー中のボールに試合に関係のないボールが当たった場合について書きました。厳密には、過去の記事へのリンクを貼っただけですが。

 

その過去の記事では、フィールド内に試合に関係ないもの(「ボール」「外的要因」)がフィールド内に入った場合について記載しましたが、審判以外の試合の関係者がフィールド内に入った場合について、記事にします。

 

競技規則 ガイドライン 第3条 競技者の数

フィールド上の部外者

チーム役員

チーム役員がフィールドに入った場合、

●主審は、プレーを停止しなければならない(ただし、チーム役員がプレーに干渉していなかった場合やアドバンテージを適用できる場合は、ただちに停止しない)。
●主審は、そのチーム役員をフィールドから離れさせなければならない。また、そのチーム役員の行動が無責任なものであるとき、フィールドやその周辺から離れさせなければならない。
●主審がプレーを停止した場合は、試合が停止されたときにボールがあった位置からドロップボールによりプレーを再開させなければならない。ただし、ゴールエリア内でプレーが停止された場合は、主審はプレーを停止したときにボールのあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上でボールをドロップする。 


 

あんまりチーム役員がフィールド内に勝手に立ち入ることはないと思いますが、あり得るのはプレーに関係ない場所(主審の視野外)で、そのチームの選手が急に意識を失って倒れた場合などは、主審に許可を求めるよりも先に駆け寄る可能性はあります。あるいは、試合に関係のないボールや外的要因を排除するためにフィールド内に侵入することも考えられますが、このような場合については、そのチーム関係者を処分する必要はないでしょう。

 

もし、主審の判定に猛抗議しながらということであれば「無責任」な行動なので、「退席」処分ですね。

 

フィールド外の競技者

不適当な用具や衣服を正しくするため、負傷や出血の治療のため、血液が衣服に付いている理由で、あるいはその他の理由で主審の承認を得てフィールドを離れたのち、競技者が主審の承認なくフィールドに復帰した場合、主審は、
●プレーを停止しなければならない(ただし、競技者がプレーに干渉していない場合やアドバンテージを適用できる場合は、ただちに行う必要はない)。
●主審の承認なくフィールドに入ったことで競技者を警告しなければならない。
●必要があれば競技者にフィールドから離れるよう命じなければならない(例えば、第4条の違反)。

主審がプレーを停止した場合、プレーは、
●その他の違反がなければ、プレーが停止されたときにボールがあった位置から相手チームの間接フリーキックで再開されなければならない(第13条-フリーキックの位置参照)。
●競技者が第12条に違反していたならば、第12条に従って再開されなければならない。

競技者が偶発的にフィールドの境界線を越えた場合、違反を犯したとはみなされない。フィールドから踏み出すことはプレーの動きの一部であると考えられる。 


 

第4条というのは、「競技者の用具」に関する条文で、第12条というのは、「ファウルと不正行為」の条文です。

 

一時的にフィールドの外に出るよう主審から指示された選手が、主審の許可なくフィールド内に戻ってプレーに干渉した場合は、「イエローカード」+「間接FK」。プレーに干渉しなかった場合は、アウトオブプレーのタイミングで「イエローカード」、で良さそうです。

 

交代要員、交代して退いた競技者

交代要員や交代して退いた競技者が承認なくフィールドに入った場合、
●主審は、プレーを停止しなければならない(ただし、問題の競技者がプレーに干渉していない場合やアドバンテージを適用できる場合は、ただちに停止する必要はない)。
●主審は、その者を反スポーツ的行為で警告しなければならない。
●その者は、フィールドを離れなければならない。

主審がプレーを停止した場合、プレーが停止されたときにボールがあった位置から相手チームの間接フリーキックでプレーは再開されなければならない(第13条-フリーキックの位置参照)。 


 

選手交代時に、まだ退く選手がフィールド内に留まっている状況で、入る選手が主審の許可を得ずにフィールド内に入り、そのチームの選手がフィールド内に12名以上存在してしまったら、厳密には「イエローカード」です。

 

しかし、これは第四の審判や試合本部または副審(A1)が選手のIN/OUTをコントロールすべきなので、杓子定規的に「イエローカード」の対象にすべきではないかもしれません。

 

第四の審判や試合本部または副審の制止を振り切って勝手にフィールド内に入ってきた場合はカード対象にしても良いと思いますが・・・。

 

これは、選手にとって普段から癖になるように指導者が導いておくべき内容だと思います。

 

「選手交代時は、主審の許可を得てから必ずハーフウェーラインのところから入る」

 

私が低学年の試合を引率する場合は、どんな試合でも(たとえ練習試合でも)、INさせる選手をハーフウェーまで連れて行き、主審に許可を求めてからフィールド内に入れるようにしています。

 

低学年の試合の場合、主審が「フィールド内に入っていいよ」という合図をしてくれない場合が結構ありますが・・・。

 

次に、ゴールラインやベンチと反対側のタッチラインから退いた選手が、ベンチに戻る際にコーナーアーク付近をショートカットすることがありますが、これも厳密には「イエローカード」ですね。(近くでプレーが行われている場合はショートカットする選手はあまりいないと思いますが、反対サイドでプレーが行われている場合は、ショートカットしてしまう選手がごく稀にいます。)

 

あとは、誤って入ったボールなどの外的要因を排除しようとして、ベンチにいた交代要員、交代して退いた競技者がフィールド内に侵入した場合はどうするかですね。

 

競技規則を杓子定規的にあてはめれば、もちろんイエローカードですが、プレーの邪魔にならないように外的要因を排除しようとする行為は、4種で推奨されている「グリーンカード」の対象となる行為ともいえます。(その本人が起因する要因でない、という前提ですが)

 

ま、この場合はカテゴリーや試合の種類に応じて主審が判断すれば良いと思います。

 

(指導者的には、交代要員および交代して退いた競技者は、どんなことがあってもフィールド内に立ち入るな、という指導をしておいたほうが無難ですね。)
 

 

最後に、もしこれらの部外者がフィールドにいた際に得点となった場合についても競技規則で規定されていますので、記載しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第3条 競技者の数

得点があったときにフィールド上に部外者がいた場合

得点があったのちでプレーが再開される前に、主審が、得点があったときにフィールド上に部外者がいたことに気がついた場合、
●主審は、次の場合、得点を認めてはならない。
- 部外者が外的要因であり、プレーに干渉していた。
- 部外者が得点したチームの競技者、交代要員、交代して退いた競技者またはチーム役員であった。
●主審は、次の場合、得点を認めなければならない。
- 部外者が外的要因であったが、プレーに干渉していなかった。
- 部外者が得点されたチームの競技者、交代要員、交代して退いた競技者またはチーム役員であった。


 

ま、得点する可能性があるシーンで、そのチームの関係者は不用意にフィールド内に立ち入らないことですね。


 

ちなみに、審判に当たってゴールに入った場合は、ゴールが認められます。

審判のゴールの貴重な映像 


YouTube: 審判がゴール!



 



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