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毎年、FUJI XEROX SUPER CUPにおいて、その年の判定基準が示されます。恐らく、その時に日本サッカー協会・審判部の推薦する最も優秀なプロフェッショナル・レフェリーによって。
今年、主審を任された飯田淳平主審は2011年4月からプロフェッショナル・レフェリーになっています。(国際審判員に登録されたのはは2011年1月。)
また、飯田主審は日本サッカー協会の「レフェリー・カレッジ」の一期生でもあります。(過去記事 「レフェリーカレッジ卒のレフェリー」 )
話を戻します。
ご存じない方がいらっしゃるかも、ということで紹介しておきます。
飯田主審が裁いたこのFUJI XEROX SUPER CUPは、当然Jリーグを担当する審判員の皆さんのJリーグ開幕前の研修会の一部に組み込まれていて、試合を現地で観戦したのち、翌日きちんと試合分析までが行われています。今年のJリーグの試合で活かされるように。
この研修会の内容については、日本サッカー協会のニュースリリース
2016年 第1回J1・J2担当審判員研修会を開催
で詳しく紹介されているのですが、少し紹介しておきます。
2月19日(金)
講義「2015シーズンの振り返り」
トレーニング「Yo-Yoテスト」
プラクティカルトレーニング(主審担当)
「コーナーキック時のマネジメント、ペナルティーエリア周辺の判定」
2月20日(土)
ディスカッション「マネジメントについて」
観戦研修「FUJI XEROX SUPER CUP」
2月21日(日)
試合分析「FUJI XEROX SUPER CUP」
講義「判定基準について、2016シーズンターゲット」
プラクティカルトレーニング(副審担当)
「オフサイドの見極め、反則の起きた位置の見極め」
ちなみに、昨年の様子はこちら。
2015年 Jリーグ担当審判員開幕前研修会を開催
余談ですが、川上委員長は誤審を認め、誤審となった理由についてはレフェリーのポジショニングの悪さという分析のようです。
結果論でいえば、あそこで丹羽選手が微妙な動きをすることが最初から解っていれば、ゴールライン側に深く入り込むのが正解だと断言できますが、あのシーン、あの位置からゴール側に持ち込んでのシュートとなる可能性はあまりなく、むしろクロスがファーサイドに上がる可能性のほうが高い状況でした。
クロスがファーに上がった場合、ゴールキーパーあるいは守備側競技者と攻撃側競技者の球際のコンタクトでファウルが起きる可能性が高く、その予想される争点をしっかり監視することを意識していたのであれば、飯田主審のいた位置は正解ではないが間違いでもないと思います。
ま、このあたりに関しては、かつーさんのところの記事
上川審判委員長の見解(その1)
上川審判委員長の見解(その2)
をご覧いただき、ご自身ならどのポジションをとるか、ということをお考えいただくと、レフェリング力の向上になると思います。
ところで、かつーさんがブログ内で、フットボールチャンネルの記事を一部引用されてるようなのですが、元記事の最後に「無断引用は、法人・個人を問わず掲載費用を頂くよ~」というようなことが明記されているのだけれど、大丈夫なのかな?
記事でメシを喰っているサイトは、結構シビアなので注意されたほうがよろしいかも。(なので、私が引用しているのは記事でメシを喰っていない「公財」の日本サッカー協会のサイトです。)
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「トップレフェリーへの近道 ・・・ トップレフェリー[主審]養成コース2015募集開始」
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