3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
2016シーズンスタンダードについて ・・・ 岡田正義(JFA審判委員会委員/トップレフェリーインストラクター)


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Jリーグのおける判定基準については、毎年シーズン前(恐らくキャンプ中)にプロフェッショナル・レフェリーが中心に各クラブに訪問する形で講習会が開催されているようです。また、メディアに対してはシーズン直前(恐らくFUJI XEROX SUPER CUPの前後あたり)に審判委員長がメディア向けのカンファレンスで説明会が行われているようです。



しかしながら、我々3級レベルには、その情報は基本的におりてきません。勉強会や講習会が無い訳ではありませんが、担当する可能性のないJリーグの判定基準という形の講習会は開催されません。(J3の第4審判員を担当する可能性のある2級審判員の方々向けには開催されているのかもしれませんが。)



ただ、判定基準の講習会で用いられる映像などは確認できないのですが、その講習会で話された内容などは、指導者資格を持っている人には、無償で配布される機関誌内のコラムで通知・紹介されることがあります。



以下、指導者資格保有者に郵送されてくる「テクニカル・ニュース vol.78(2016/03/25発行)」内のコラム
「審判員と指導者、ともに手を取り合って・・・」
より



--- これより 転載 ---


2016シーズンスタンダードについて ・・・ 岡田正義(JFA審判委員会委員/トップレフェリーインストラクター)


Jリーグでは毎年、 シーズン開幕前の1月から2月にかけて、 判定基準(スタンダード)の理解を深めるために、全クラブに対してルール講習会を開催しています。今年のスタンダード映像は、SAMURAI BLUE(日本代表) のヴァイッド・ハリルホジッチ監督、霜田正浩JFA技術委員長(強化担当)と意見交換会を行い、そこで示された日本の選手に求められるプレーや日本の署判員について、またJリーグに多<見られる反則やプレーの特徴などを参考にして作成しました。そして、今年のスタンダードで主に伝えたい事項を以下の2点としました。


1)コンタクトプレーの見極め、デュエル(1対1の争い)を高める
2)試合のクオリティーを上げる


「コンタク卜プレーの見極め、デュエルを高める」 では、 足元のコンタク卜プレー、身体のコンタク卜プレー、ホールディング、腕や肘の不正使用について確認します。 サッカーの本質であるボールの奪い合い、特に1対1の場面でデュエルを高めることは日本の選手に強<求められており、逞しいプレーを助長し、競技レべルを上げるためにも重要なことと考えています。 そのためにも正しいプレーと反則となる行為の違い、そしてどのような反則に懲戒罰(警告・退場)が示されるのかの理解を深める。また審判員には、倒れた選手に惑わされるのではな<、チヤレンジの意図や接触の程度、スピード、タイミンダなどをしっかりと見極めて、正しい判断を下すことを求めています。


腕や手を不正に使い、安易に相手を抑えて前進を妨げたり、相手のシャツをつかんだりする行為についても習慣化している傾向が'あり、日本サッカーの課題として引き続き取り組むべきことであると考えます。


「試合のクオリティーを上げる」では、昨シーズンで特に多かった選手による集団的な対立について取り上げています。反則を受けた選手が反則を犯した選手を挑発するなど、さまざまな要因から対立が起こります。集団的な対立はサツカーのクオリティーを著しく下げる行為であり、 UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)では独自のルールを作って、集団的な対立が起きたときには両チームの選手から少なくとも1人は警告にするような対応を行っています。Jリーグではそのようなルールは作っていませんが、反則を受けても相手を挑発しない、 挑発されても挑発に乗らないなど、冷静さを失わずに集団的な対立は起こさないようにしていきたいです。また、審判員も気付きを持ち、 素早く介入し収束に努めるようにします。


決定的な得点機会の阻止では、 どのような条件がそろうと退場になるのかを説明しています。サッカーは得点を争う競技ですが、他の競技に比べて得点の場面は少ないです。そのサッカーの醍醐味(だいごみ)である得点の機会を反則によって奪ってしまう行為には退場という重い懲戒罰が科せられます。今回、メディアなどでも議論を呼んだ、大きなチャンスとなる攻撃をホールディングで阻止(警告) したシーンを取り上げて説明しました。その行為の見苦しさから、 講習会では「退場にすべき」との声がどのクラプからも聞かれました。またー方で、「退場にならないのであれば、 反則をした方が得になるのでは」 との声も残念ながら聞かれました。今回伝えたいことのーつとして、サッカーの醍醐味である得点をこのような行為で奪ってしまえば、 試合のクオリティーは著し<下がり、 興味をそぎ、スタジアムから観客がいなくなってしまうという危機意識を持ってもらいたいということです。だからこそフェアプレーの考えを大切にしてほしいということを挙げています。


ルール講習会の感想として、温度差はあるものの判定基準の理解を深めてチームを強くしたいという意識を持つたクラプが多くなっているように感じます。 スタンダードの目的や意義をしっかりと理解したプレーをお願いしたいです。また、Jリーグでのプレーは育成年代の選手に大きな影響を与えることも意識してほしいと思います。


曰本代表強化指針として、 「原点回帰」 「Japan's Way」 「世界基準へ」を挙げています。審判サイドも日本サッカーが世界で闘うためのスタンダードの確立を意識し、そしてサッカーの本質である、ゴールを奪う、ゴールを守る、そこで起こるコンタクトプレーを正しく見極め、逞しいプレーを多く引き出せるよう、今後も技術との協調に取り組んでいただきたいと考えます。




--- 転載 ここまで ---

 

将来、1級審判員になって、Jリーグで笛を吹こうと頑張っていらっしゃる方は、過去のJリーグのスタンダード(判定基準)の推移などを知っていて損はないと思いますので、ぜひこの記事にブックマークをしておいてくださいませ。(ただし、日本協会からクレームが来た場合には、破線で囲った部分を削除しますので、ご了承を。)



☆ 関連記事 ☆

「テクニカル・ニュース vol.60 (2014年3月26日発行)より」

「2013シーズンスタンダード(判定基準)」





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