3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
2016 J2 第18節 千葉 vs 東京 の試合から


審判系のブログは、
「にほんブログ村 サッカー審判」
にあります。
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← クリックのご協力を。
にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ



昨日の記事 「乱暴な行為のサンプル(その5)(2016 J2 第18節 千葉 vs 東京)」 の続きです。



平本選手の退場の伏線となった、東京ヴェルディの1点目のシーン。東京ヴェルディの間接フリーキックから得点となっているのですが、このときの主審のポジションがちょっと疑問。



通常であれば、間接フリーキックとはいえ、ゴール前が争点(フリーキックの落下点)となる可能性が非常に高く、その争点を副審とは別の方向から挟み込んで監視できるポジション取りをするのがセオリーのような気がするのですが・・・。

2016_J2_18_007_001a.jpg

ハイライト映像ではなぜ主審がこの位置にポジション取りしていたのか?(何かこの位置にポジション取りする必然性があったのか?、たとえばイエローカードを提示したり、誰かに「厳重注意」を与えていたのでセオリー通りの位置に移動できなかった?)というようなことが解りませんが、通常は、黄色で囲ってあるあたりにポジション取りしておくべきだったと思います。



もし、黄色で囲ったエリアにポジション取りしていれば、得点後のボールの奪い合いに対して、もっと素早く介入できただろうし、先にボールを確保した選手も特定しやすかったと思います。(先にボールを確保した選手が特定できなかったから、警告しなかったんじゃないのかな?と邪推してしまいます。)



続いて画面表示で63分23秒付近。平本選手の得点がオフサイドだとして認められなかったシーン。直前の左からのクロスに対して、千葉の選手(井出選手?)がブロックすべくスライディングを試みているのが確認できます。勢いから考えて、おそらくゴールラインを越えたあたりまで滑っていっているものと思われるのですが、オフサイドの判断にこのスライディングした選手が考慮されているのかどうか。(残念ながら、スカパーのハイライト映像では確認できません。)

2016_J2_18_007_002a.jpg


競技規則 2015/2016 ガイドライン 第11条 オフサイド

違反

(中略)
どのような理由があっても、主審の承認なくフィールドを離れた守備側競技者は、オフサイドの判断のため、プレーが次に停止されるまで、自分のゴールラインかタッチライン上にいるものとみなされる。
(後略)




実は、この文章、2016/2017年度版で見直しされています。(J2リーグの適用は7月3日の第21節から)

主審の承認なくフィールドを離れた守備側競技者は、オフサイドの判断のため、プレーが次に停止されるまで、または、守備側チームがボールをハーフウェーラインに向かってプレーし、ボールが自分たちのペナルティーエリアから出るまで、ゴールラインかタッチライン上にいるものとみなされる。



そう、守備側競技者が例えばクロスに対してブロックすべくスライディングしてゴールラインを越えてしまった場合で、運悪くスライディング時に負傷してピッチに戻ってくることができなかったとすると、新しいルールでは、守備側チームがボールをハーフウェーラインに向かってプレーし、ボールが自分たちのペナルティーエリアから出た瞬間に、それまで実際にはゴールラインを越えた場所で負傷により動けずにいた守備側競技者はゴールライン上に留まっているものと見なされていたものが、その存在が消える(オフサイドの判断には考慮されなくなる)というルールになるようです。



そのルールを誤って適用した(ボールが守備側チームのペナルティーエリアを出るという条件がクリアされていないのに)のかな?



それから、時間を遡って画面表示で49分12秒付近。

2016_J2_18_007_003a.jpg

千葉の27番(阿部選手)が前線に送ったボールを、東京Vの25番(平本選手)が触れているプレーが意図的なプレーではなくはね返りと判断され、オフサイドが成立するとして副審がフラグアップしてそのフラグアップを採用した主審が笛を吹いてしまっています。



これ、まず副審は「明らかな(意図的な)プレー」だとしてフラグアップすべきではなかったし、もし仮に副審がフラグアップしたとしても、主審は「いや、いまのは意図的なプレーだ!」として副審のフラグアップをキャンセルすべきでした(のにキャンセルしなかった)!。



副審も主審も集中を欠いていたんじゃないでしょうか。



上の静止画でもじゅうぶん意図的なプレーであることが伝わると思いますが、一応GIF動画にしてリンクを貼っておきます。



「ボールが足のほうに来た」のではなく、「足をボールのほうに動かした(=意図的にプレーした)」のは明らかですねぇ・・・。



ということで、皆さんご自身のレフェリング技術の向上にお役立てください。



スカパー!Jリーグ[公式]アカウントのハイライト映像はこちら。




エルゴラッソ Jリーグプレーヤーズガイド2016
サッカー専門新聞 エルゴラッソ
スクワッド (2016-02-20)





☆ 関連記事 ☆

「乱暴な行為のサンプル(その5)(2016 J2 第18節 千葉 vs 東京)」


にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。


ブログパーツ


スポンサーサイト

☆ 関連するタグ ☆

コメント
コメント
新ルール
いつも拝見させていただいております。
オフサイドに関する新ルールで確認です。
負傷で守備競技者がフィールドから出た場合、ボールがペナエリアから出れば、存在感なしとするとあります。
これは、ボールがペナエリアから出たらなのか、又は、ペナエリアのハーフウエイライン寄りの延長線を越えたらなのか、新旧対照表見てもいまいち曖昧だと感じます。
どうぞご教示下さいませ。
2016/06/18(土) 21:26:45 | URL | ハル #- [ 編集 ]
Re: 新ルール

ハル さん、いつもコメントありがとうございます。

> 負傷で守備競技者がフィールドから出た場合、ボールがペナエリアから出れば、存在感なしとするとあります。
> これは、ボールがペナエリアから出たらなのか、又は、ペナエリアのハーフウエイライン寄りの延長線を越えたらなのか、新旧対照表見てもいまいち曖昧だと感じます。

ごめんなさい。私にも判断がつかなかったので、あえて記事では触れなかったのです。競技規則が手元に届いたのち、インストラクターに確認してみたいと思います。(忘れなかったら、ブログの記事で取り上げたいと思いますが、かなり先になると思いますので、ご了承を。)


2016/06/19(日) 02:48:26 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/2449-5889f5d0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック