3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ペナルティーエリア内で間接フリーキックを献上してしまったときの対処法を考える


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昨日の記事、
「相手のゴールキーパーが反則を犯し、間接フリーキックの権利を得た場合の理想的な攻撃の方法(2016 J1 1st 第16節 FC東京 vs 新潟 から)」
の続きです。昨日の記事をまだお読みでない方は、先にそちらをご覧ください。



ということで、昨日予告した通り、うっかり自陣ペナルティーエリア内で反則を犯し、相手チームに間接フリーキックの権利を与えてしまったゴールキーパーのとるべき対応策を検討します。



(以下、あくまで私個人の見解ですので、ご了承ください。)



1)ボールを手で保持したまま、離さずにいる
 
→当然、相手競技者がボールを奪いにくるので、その際に怪我をする可能性が高く、またボールを離さないことが「遅延行為」とみなされ、ほぼ間違いなく主審から警告される可能性が高いので、これは絶対にやってはいけない行為。また、主審によってはカード提示直後のリスタートを認める可能性もある(一応、競技規則上はカード提示した場合、原則、笛による再開が必要とはなっていますが・・・。)ので、警告されるは失点するはのダブルパンチとなる可能性が高いので、間違いなく「絶対にNG」な対応。



2)ボールを遠くに投げ捨てる

→正しい再開場所にボールが戻されるまで時間的な猶予が生まれますが、まず間違いなく「遅延行為」として主審から警告されます。警告を覚悟すれば、ある程度の時間は稼げます。(原則として「警告」の後の再開には笛が必要だと規定されているので。)



3)その場にボールを叩きつけて高くバウンドさせる

→これ、落下してくるまでの時間稼ぎのつもりで実施してはいけません。ボールを叩きつける行為は、審判(の判定)に対する「異議」とみなされますので、間違いなくイエローカードの対象になります。



)再開場所に近い、再開場所ではないところにボールを放す

→主審から警告されることを回避しつつ、時間が稼げる可能性がある方法。再開場所ではない場所から再開した場合、フリーキックのやり直しが命じられるので、それを狙う。ただし、再開場所から離れすぎた場所に放すと「遅延行為」で警告される可能性が高くなります。また、再開場所に近すぎるとその場所が「(再開場所として)許容範囲」と主審が判断すれば、クイックリスタートが有効となってしまうので、この方法は半ば「賭け」です。



)再開場所(またはその近くにいるはずの主審)にボールが落下するように「高く」ボールを投げ上げる(ことでほんの少し時間を稼ぐ)

→高く投げ上げることで、少しでもゴールマウスに戻る時間を稼ぎます。同時に攻撃側チームの選手のキャッチミスを狙います。しかしながら、これも高く投げ上げ過ぎると「遅延行為」となる恐れはあります。ただ、再開場所からボールを遠ざけた訳ではないので、「トスしてボールを渡そうとしたのが若干高くなった」と主審に判断してもらえる可能性が高いかな、と思います。



5)そのままその場所にボールを放す

→警告されることはありませんが、失点する可能性は非常に高くなります。(相手がクイックリスタートの権利を放棄してくれることを望むしかありません。)



ということで、私のお薦めとしては、とにかく「警告」覚悟で、失点しないことを目指すのであれば2)。失点は構わない、でも警告は絶対に避けたいというのであれば、5)。できれば失点も警告も回避することを目指すというのであれば4)、という感じです。



あくまで、私ならそうするかなぁ、というもので、この通りに実施して、「警告」を受けたとか「失点した」ということになっても、責任は負いませんので、あしからず。



ちなみに、ボールを手放したそのあとの守備側チームのとるべき対応に関しては
「競技規則に違反しないようにしながらクイックスタートからの失点をふせぐ工夫」
の記事を参照ください。



☆ 関連記事 ☆

「相手のゴールキーパーが反則を犯し、間接フリーキックの権利を得た場合の理想的な攻撃の方法(2016 J1 1st 第16節 FC東京 vs 新潟 から)」

「競技規則に違反しないようにしながらクイックスタートからの失点をふせぐ工夫」



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審判に手渡そうとするのはどうでしょうか。冷静になって、異議ととられないように。
あと、ボールは置くけど、真正面に立つのはどうでしょうか。横パスをだすにしても、足を出せる距離に。
2016/06/22(水) 05:23:28 | URL | ファンタジスタ #- [ 編集 ]
3)が2個ありますが・・・
3)の2つ目に近いと思いますが、主審に向かってボールを転がすのはどうでしょうか?(アンダースローで)
主審はそれほど離れず近くにいると思われますし、もしハーフライン付近まで離れていても遅延行為としては取りずらいかと。その途中に相手選手がいる可能性はありますが時間稼ぎにはなるかと思ったりします。
2016/06/22(水) 19:47:51 | URL | ビギナーズ #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし

ファンタジスタ さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

> 審判に手渡そうとするのはどうでしょうか。冷静になって、異議ととられないように。

状況的に、主審は次の争点に備えたポジショニングをしているハズで、相手競技者より主審のほうがGKの近くに来ることができる可能性は非常に低いと思います。自動的に1)の状況になるはずですので、避けたほうが良いでしょう。

1)の状況に陥るのを避けるために、
「再開場所(またはその近くにいるはずの主審)にボールが落下するように「高く」ボールを投げ上げる(ことでほんの少し時間を稼ぐ)」という選択肢を用意しています。

> あと、ボールは置くけど、真正面に立つのはどうでしょうか。横パスをだすにしても、足を出せる距離に。

「真正面に立ったまま動かない(つまり相手に素早い再開をさせない意図)」→『遅延行為』
「(前に立っている状況に構わず攻撃側が行った)横パスに足を出してボールに触れる」→『距離違反』

で、どちらにしてもほぼ間違いなく「警告」の対象となる行為ですね。

そして横パスに触れることができなければ、がら空きのゴールにどうぞ、という状態になりますから、「反則そのもの&その後の対応のまずさ」についての、観客・ベンチ・味方競技者からの非難に耐えられるのであればどうぞ、という感じですね。



2016/06/22(水) 22:42:14 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
Re: タイトルなし

ビギナーズ さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

> 3)が2個ありますが・・・

orz すみません。のちほど記事本文を修正しておきます。ご指摘ありがとうございます。

> 3)の2つ目に近いと思いますが、主審に向かってボールを転がすのはどうでしょうか?(アンダースローで)
> 主審はそれほど離れず近くにいると思われますし、もしハーフライン付近まで離れていても遅延行為としては取りずらいかと。その途中に相手選手がいる可能性はありますが時間稼ぎにはなるかと思ったりします。

他にコメントくださった方の返信にも書いたのですが、GK固有の反則の場合、通常主審はパントキックや大きく陣地を回復するキックに備えて、ハーフウェー付近まで移動しているケースが多いと推測されます。(もちろん、ファウル認定後は恐らくダッシュで再開場所に向かってくるとは思いますが。)

主審のほうに転がしたところで、相手競技者にインターセプトされてしまう可能性が非常に高いと思われます。(実現の可能性が低い)なので、5番目の
「再開場所(またはその近くにいるはずの主審)にボールが落下するように「高く」ボールを投げ上げる(ことでほんの少し時間を稼ぐ)」のほうが現実味があるように思います。

ボールを投げ上げることで、インターセプトされる可能性はゼロになりますので。


2016/06/22(水) 22:54:07 | URL | tom3 #8M5qpgQ6 [ 編集 ]
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