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半月ほど間が空いてしまいましたが、競技規則 2016/2017 質問と回答(16.07.15) の紹介に戻ります。
今日の記事では、第6条に関する部分をUPします。
競技規則 2016/2017 質問と回答(16.07.15)
第 6 条 その他の審判員
Q1: 第6条の条文名に副審という名称が使われなくなったのはなぜか?
試合を担当する審判員には、主審と副審の他、「第 4 の審判員」および「追加副審(日本においてはJ3 各節 1 試合で実施中)」がいる。
また、IFAB 下によって「ビデオ副審システム」の実験が行われる予定であり、新たに「ビデオ副審」の役割が加えられた。
これらの審判員の役割を第 6 条にまとめたため、条文の名称を「その他の審判員」とした
Q2: 追加副審がいる場合、ペナルティーキックを行うときに副審がいるべき正しい位置はどこか?
追加副審はゴールライン上に位置し、ゴールキーパーの動きを観察して、ボールの全体がゴールラインを越えたかどうか判断する。副審は、ペナルティーマーク上のボールに合わせて位置を取り、これがオフサイドラインとなる。
ボールがゴールキーパー、ゴールポストまたはクロスバーからはね返った場合、副審はオフサイドになるかどうか判定できるように位置を取る。
追加副審が任命されている試合の副審を担当することになった場合、試合中のPK時は追加副審が任命されていない試合とはまったく違うポジションにつかなければならない、ということだけ覚えておく必要があります。(ま、自分が就こうとするポジションに先に追加副審が陣取っているはずなので、同じ場所に2人いても意味ないじゃん!と気が付くとは思いますが。)
問題なのは、カウンターなどで主審が争点に遅れた場合で、守備側競技者がペナルティーエリアの境界付近で反則を犯して、副審がファウルがエリア内で行われたのかエリアの外だったのかを主審に知らせる必要があるとき、通常は「主審の笛のあと、副審がコーナーフラッグの外側を回ってゴールラインとペナルティーエリアラインの交点に移動する」ことで、反則がエリア内で行われたという主審への合図が使えないことになります。
ま、我々が担当する試合で、追加副審が任命されるような試合はあまりないとは思いますが・・・。
ちなみに、米国サッカー協会・審判部は、副審がペナの内or外を合図する場合は、「腰の位置でフラグを横に保持」 (過去記事 「副審の基本動作(シグナル)・・・米国サッカー協会版」 参照)という合図を使っているようなのですが、この方式なら追加副審がいる試合でも変更する必要はありませんね。
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(ARがPKだと主審に助言するシークレットシグナルに関しては映像の先頭から7分30秒~付近をご覧ください。)
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「副審の基本動作(シグナル)・・・米国サッカー協会版」
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