3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
競技規則 2016/2017 質問と回答(16.07.15) の 第12条に関する部分


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昨日に引き続き 競技規則 2016/2017 質問と回答(16.07.15) の紹介です。本日の記事では、第12条の部分に関して紹介します。



ファウルのあとの再開方法が見直しとなったものがあるので、注意が必要です。



第 12 条 ファウルと不正行為

Q1: 接触を伴う反則があった場合でも間接フリーキックを与えることはあるか?

 ない。相手競技者との接触を伴う(危険なプレーを含む)反則は、すべて直接フリーキックで罰せられなければならない。


Q2: 退場の対象となる反則(2 回目の警告を含む)に対して主審がアドバンテージを適用し、その後、反則を犯した競技者が試合に関与した場合、間接フリーキックを与えるのはなぜか?

 これまでも競技者が退場となる反則を犯したが相手競技者に決定的な得点の機会がある場合、主審はアドバンテージを適用できると定めていた。しかし、次にプレーが停止するまで反則を犯した競技者が退場にならないため、その競技者が得点をしたり、得点を阻止する可能性もある。本来ならば、その競技者はフィールド上にいるべきではないため、明らかに不公平である。
 
 今回の改正で、その競技者がプレーに関与したらすぐに主審がプレーを停止し、その競技者を退場させるとした。この場合、その競技者がその時に直接フリーキックの対象となる反則を犯していなければ、間接フリーキックで再開する。

 これは「一発」退場の対象となる反則のみならず、2 回目の警告で退場となるケースでも適用される。


Q3: 手または腕でボールを扱う反則に対する警告の解釈が変更されたのはなぜか?

 主審の何人かは手または腕でボールを扱う反則すべてを「相手競技者がボールを保持するのを妨げる」ものと解釈して警告の対象とし、手または腕でボールを扱う反則すべてを警告で罰してきたが、これは競技規則の意図するところではない。

 手または腕でボールを扱う反則によって相手競技者に影響を与えた場合、他のファウルと同様に「大きなチャンスとなる攻撃を阻止または妨害した」場合は警告とされる。


Q4: 接触を伴わない反則にもかかわらず乱暴な行為となるのはどのような場合か?

 第 12 条で「けろうとする」「打とうとする」ことは反則になるとしている。反則を犯す試みが罰せられることになる。競技者が相手競技者から逃げて殴られなかったり、けられなかったりしても、その乱暴な行動が著しく不正なものであることには変わりがない。

 乱暴な行為を試みることはサッカーにおいて決して許されるものではなく、退場の対象となる反則として罰せられなければならない。


Q5: (ボールに挑んでいないときに)人の頭や顔を打つことが乱暴な行為とみなされるのはなぜか?

 サッカーにおいては、意図的に人の頭や顔を打てば、その競技者は退場させられると考えられている。その力が本当に小さいものでない限り、頭や顔を打つことは非常に危険性が高く、サッカーではこうした受け入れがたい行為を防止しなければならないことから、退場の対象とする。


Q6: 相手競技者ではない者に対する反則が直接フリーキックの対象となったのはなぜか?また、これには、異議が含まれるか?

 これまでの競技規則では、競技者が例えば味方競技者、交代要員、チーム役員、あるいは、もっと問題になるのは審判員だが、これらを打ったならば、著しく不正な行為を犯したこととして退場を命じられていたものの、再開方法は間接フリーキックであった。

 この対応ではこの反則がそれほど著しく不正なものとして扱われていないように思われることから、今回の改正により、相手競技者を含む、誰に対しても、直接フリーキックとなる反則を犯せば、相手競技者に直接フリーキックが与えられる、それが自分のペナルティーエリアで犯されたならばペナルティーキックが与えられることとした。

 なお、この反則には「異議」は、含まれない。


Q7: 異議を受けてプレーを停止した場合、主審はどの方法でプレーを再開するか?

 異議を示した競技者を罰するためにプレーを停止した場合、間接フリーキックで再開する。


Q8: フィールド外で反則があった場合、フリーキックが与えられるのはなぜか?

 2 人の選手が「通常の」プレーの一環としてフィールドから出て、1人の競技者がもう1人を押さえて、フィールドに戻ってボールを取るのを妨げたので、主審がプレーを停止し、その競技者を警告する。
このことには誰もが納得するだろうが、試合をドロップボールで再開することに納得する人はいないのではないかと思われる。
 反則があった場所から最も近い境界線上でフリーキックを与えること方が好ましく、その位置が競技者自身のペナルティーエリア内になる場合(ペナルティーエリア内のゴールライン上)になったならば、ペナルティーキックを与える。


Q9: 決定的な得点の機会を阻止する反則に対する「三重罰」が、ペナルティーエリア内での反則に変更されたのはなぜか?

 ペナルティーキックを与えることでファウルによって失った決定的な得点の機会を実質的に「回復させる」ことになるのが主な理由である。
 ペナルティーキック、退場、次試合出場停止という三重罰は重過ぎると考えられていたため、退場を警告とした。ただし、これは決定的な得点の機会を阻止する反則のうち、ボールにプレーしようと試みたまたはボールをプレーしようとして相手競技者に挑んだがファウルになってしまったものに限られる。


Q10: ペナルティーエリア内で決定的な得点の機会を阻止する反則は、すべて警告の対象となったのか?

 すべての反則が対象となる訳ではない。競技規則が改正された点は、ペナルティーエリア内でボールにプレーしようと試みた、または、ボールをプレーしようとして相手競技者に挑んだ結果、相手の決定的な得点の機会を阻止する反則を犯してしまった場合のみが対象となる。

 決定的な得点の機会の阻止のうち、次のケースは、これまでどおり退場が命じられる。
・手または腕でボールをプレーする。
・手または腕で、押さえる、押す、引っ張る。
・ボールをプレーしようと試みず、意図的につまずかせることなどを試みる。
・ボールをプレーするチャンスや可能性がない状況で、反則を犯す。
・反則がフィールド上のどこであってもレッドカードで罰せられるものであるとき。


Q11: ペナルティーエリア外で決定的な得点の機会を阻止する反則が警告で罰せられることはあるか?

 ない。ペナルティーキックと違い、フリーキックは直接、決定的な得点の機会にはならず、その反則によって阻止された決定的な得点の機会を「回復」させる対象とは言えない。すべてのペナルティーエリア外で決定的な得点の機会を阻止する反則に対しては、これまでどおり、退場が懲戒の罰則となる。


Q12: 明らかな得点の機会を除き、著しく不正なプレー、乱暴な行為、または 2 つ目の警告となる反則を含む状況では、アドバンテージを適用すべきでない。しかしながら、アドバンテージを適用したならば、主審は、いつその競技者に退場を命じるべきか。

 次にボールがアウトオブプレーになったとき競技者に退場を命じる。あるいは、その競技者がボールをプレーする、または、相手競技者に挑んだり妨害した場合、主審はプレーを停止し、その競技者を退場させ、その競技者がプレーした、または、相手競技者に挑んだ、あるいは、妨害した場所から行われる間接フリーキックでプレーを再開する。





余談ですが、Q.8 の内容に関しては、私は6年前にこのブログ上で、回答に書かれている再開方法(反則があった場所から最も近い境界線上でフリーキック)のほうが、選手もベンチも観客も納得するんじゃないか、という記事を書いています。(過去記事 「イエローカード提示後にドロップボールで再開となる稀なケース」 参照。)



☆ 関連記事 ☆

「イエローカード提示後にドロップボールで再開となる稀なケース」







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