3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
PK時のGKの飛び出しの許容範囲 ・・・ Play of the Week 2016 Week 24


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まずは、下の映像をご覧ください。





ペナルティーキックの際、インプレー前にゴールキーパーが前方に飛び出してボールがゴールに入らなかった場合、ペナルティーキックのやり直しになります(2016/2017年度の競技規則からはゴールキーパーが警告されたのち、ペナルティーキックのやり直しになります)が、どうなると飛び出したことになるのかが競技規則には書かれていません。



私は、上級審判員の方のサポートとして副審の任務についたときに、試合前の打ち合わせにおいて「(インプレー時に)ゴールキーパーの片足が(空中を含めて)ゴールライン上に残っていればOK」ということを聞いてから、人に聞かれたら同じように説明しているし、このブログのコメント欄でも同じように回答しています。



米国プロ審判協会も、上の映像の解説の中で
「So, if the keeper moves forward and still has part of one foot on the line, this would be allowed. 」
「もし、ゴールキーパーが前方に動いても片足の一部がゴールライン上に存在していれば、これは許される。」
と表現しています。



ということで、仮にゴールキーパーがインプレー前に片足を大きく一歩前に出しても、もう片方がゴールライン上に留まっていれば、違反とはなりませんので、お間違いのないように。(2016/2017年度版の競技規則が適用されることになるとゴールキーパーの警告も絡んでくるお話になります。)



ついでに、もう一つ。



私も3級になった直後はしっかり認識していなかったのですが、このゴールキーパーの飛び出しの監視の役割ですが、副審がゴールキーパーの飛び出しを監視するのは、『試合中のペナルティーキック時のみ』。ペナルティーマークからのキック(PK戦)時は副審ではなく、主審の任務。」



理由は、単純で、試合中のPKの場合、主審はキッカーの違反とキッカー以外の競技者がペナルティーエリア内に侵入するという違反を監視しなければならないので、監視しにくいゴールキーパーの違反は副審に委譲しているのです。ところが、PK戦の場合、主審はエリア内の侵入の監視をする必要がないので、キッカーとゴールキーパーの両方を監視します。



これ、2015/2016年度版の競技規則のほうが判りやすいので、そちらを先に紹介しておきます。

競技規則 2015/2016 ガイドライン 第6条 副審

5.ペナルティーキック

副審は、ゴールラインとペナルティーエリアラインの交点のところに位置しなければな らない。ボールがけられる前にゴールキーパーが露骨にゴールラインから離れて得点と ならなかった場合、副審は旗を上げなければならない。

(図は省略)



6.ペナルティーマークからのキック

副審の1人がゴールラインとゴールエリアラインの交点に位置しなければならない。そ の主たる任務は、ボールがラインを越えたかどうかをチェックすることである。
●副審は、ボールが明らかにゴールラインを越えたならば、特にシグナルを示すことな く、主審と目で確認を取らなければならない。
●副審は、ボールがラインを越えたかどうか明らかでない状況で得点を確認したとき、 先ず旗を上げて主審の注意をひいてから、得点を認めなければならない。

もう一方の副審はセンターサークルのところにいて、両チームの残りの競技者をコント ロールしなければならない。

(図は省略)




ほら、PK戦の副審の任務のほうには、ゴールキーパーの監視については記載されていません。



これを踏まえた上で、2016/2017年度版の競技規則を確認します。


競技規則 2016/2017 第6条 その他の副審

1. 副審
副審は、次のときに合図をする:
• ボール全体がフィールドの外に出たときに、どちらのチームがコーナーキック、ゴールキックまたはスローインを行うのか。
• オフサイドポジションにいる競技者が罰せられるとき
• 競技者の交代が要求されているとき 
• ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーがゴールラインを離れたかどうか、またボールがゴールラインを越えたかどうか。追加副審が任命された場合、副審はペナルティーマークの延長線上に位置する。

副審の援助には交代の進め方の監視も含まれる。

副審は9.15m(10ヤード)の距離をコントロールする援助を行うために、フィールド に入ることができる。




やはりペナルティーマークからのキックの場合にゴールキーパーがゴールラインから離れたかどうかを監視しなさい、という記載はありません。



この部分、結構皆さんあまりきちんと認識されていませんので、ご自分が担当する試合がPK戦になる可能性がある場合は、試合前の打ち合わせできちんと確認しておくことをお薦めします。



米国プロ審判協会の元記事はこちら
Play of the Week 24: PK infringements



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