3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
Real Madrid, C.F. - Kashima Antlers 4 : 2 AET (2 : 2, 1 : 1) の公式記録とハイライト映像


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懲戒処置は主審にのみ与えられた権限です。

競技規則 2016/2017 第5条 主審

3. 職権と任務

懲戒処置
(中略)
• 警告または退場となる反則を犯した競技者に懲戒処置をとる。
(後略)




その他の審判員は、反則と違反を主審より明らかに事象が見えている場合に援助(助言)することができます。



競技規則 2016/2017 第6条 その他の審判員

リザーブ副審を除くその他の審判員は、反則と違反を主審より明らかに事象が見えている場合に主審を援助し、主審に見えなかった著しい不正行為やその他の出来事について、関係機関に報告書を提出しなければならない。作成した報告書については主審とその他の審判員に知らせなければならない。




しかし、選手が主審に相手チームの競技者に対する懲戒罰を要求することはできません。

2016_cwc_20161218_001.jpg


「YOUに指示されて懲戒罰を提示したと思われるのは心外だから、や~めた。」と思ったかどうかは不明ですが、主審が既に胸ポケットに手をかけてカードの準備を始めているのに、西選手が主審にカード提示を要求したのを見た瞬間、正直「やめたほうが良いのに・・・」と感じました。



私も選手から「カード(を出せ)、カード(を出せ)」と言われることが、まれにあります。



そのような場合は、「黙りましょう。(カードを)出すか出さないか(の判断およびその基準)は、私が決めることです。」と毅然とした態度で応じるようにしています。



選手に言われる前に、既に心の中で懲戒罰を出すか出さないかを決めてはいますが、正直出そうか出すまいか悩んでいる時も無い訳ではありません。



副審や第4の審判員の助言なら素直に従って決定(懲戒罰有無やカードの色)の変更もありえますが、選手からのアピールに従う気はまったくありませんね。



なので、個人的には選手の「カード出せ」アピールは、「プラマイゼロ、むしろマイナス」だと思っています。



ま、実際のところは、主審がカードを出そうとしているのを見て、第4の審判員または副審1がインカムで主審に呼びかけてカード提示を思いとどまらせたのではなないかと思いますが、2枚目のイエローカードを出すには、確かにちょっと厳しいシーンだったと思います。



セルヒオ・ラモス選手は、金崎選手の後方からアプローチしていますが、反則となった接触はあくまで反転したあとのトリッピングだと思うのと、金崎選手がボールをコントロールできた可能性の低さから、大きなチャンスを潰したという反スポの理由も弱いと思います。




この試合の公式記録PDFはこちら
Real Madrid, C.F. - Kashima Antlers 4 : 2 AET (2 : 2, 1 : 1)



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コメント
コメント
いや~面白い試合でした!
鹿島の戦いぶりが十分世界にアピールされたのでは?

ただし「セルヒオ・ラモスに二枚目のイエローが出て退場していたら結果は変わっていた・・・」的な論調は残念な気分にさせられます。

私もリプレーを見て「カードはないかな?」と思っていましたが、胸ポケットに手をかけて止めた・・・ように見えるのはマズイかな?とも。

2016/12/19(月) 20:33:31 | URL | 彗星 #- [ 編集 ]
まったくの同意見です。日本人として見ているとイエローほしい所ですが、ファール自体はただのファールです。レフリー目線だとイエローもちらつくファールってところですね。あれは迷いではなく副や4に助言を求めたシークッレトサインですよね。もしあのファール開始直後でイエロー出しますか?って解説の方々に言いたい。そのあとのゲーム「不幸の黄色いハンカチ」ゲームですよね。
2016/12/19(月) 21:14:51 | URL | #- [ 編集 ]
出す出さない
出す出さないはともかく思わせぶりな態度は良くないと思います。
次の警告で記録用紙出したり動揺が見られる気がしました。
2016/12/19(月) 21:22:24 | URL | ブラック #- [ 編集 ]
Re: 出す出さない

彗星 さん、(名前なし)さん、ブラック さん、コメントありがとうございます。


そうなんです、最初、記事のタイトルを「迷い笛ならぬ、迷いカード」にしようかなぁ、と考えたくらいです。(結局、あの動作が混乱を招いた、ということを記事本文に書きそびれてしまいましたが・・・。

(名前なし)さんがは主審のシークレットサインではないか、という推測をされているようですが、あんな紛らわしいシークレットサインは使わないのではないか、と思います。

とにかく、迷い笛と同様、カードは「出すなら出す」、出さないなら「(カードが入っているポケットに)手を動かさない」というようにしなければならない、ということの大切さを学ぶことができたシーンでした。


2016/12/20(火) 01:04:51 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
カードの対象
いつも楽しく拝見させていただいております。コメントは初めてです。いつも面白いブログをありがとうございます。
今回の件で、私がちょっと引っかかるところがあったのでコメントさせてもらいました。
私個人の見解なのですが、おそらく今回のレフリーは、初めからセルヒオ・ラモスのプレーに警告を出すつもりはなかったのではないかと思います。
笛を吹いてから選手へのアプローチの仕方を見ても、おそらくボールが流れた先のDFの選手の遅延か何かでカードを出そうとしているのだと思います。ただ、その際によりその選手の近くにいたA1からインカムでストップが入って、カードをやめた、みたいなところではないでしょうか。

映像を見ても、セルヒオ・ラモスにカードを出そうとしているようにはあまり見えないと思います。
いかがでしょうか笑
2016/12/25(日) 23:18:52 | URL | 二級審判員 #- [ 編集 ]
Re: カードの対象

二級審判員 さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

> 映像を見ても、セルヒオ・ラモスにカードを出そうとしているようにはあまり見えないと思います。
> いかがでしょうか笑

http://www.goal.com/jp の記事、

http://www.goal.com/jp/news/73/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3/2016/12/20/30670292/cwc%E6%B1%BA%E5%8B%9D%E4%B8%BB%E5%AF%A9s%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%92%E9%80%80%E5%A0%B4%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1%E3%82%92%E8%AA%AC%E6%98%8E-%E5%89%AF%E5%AF%A9%E3%81%A8%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C?ICID=HP_HN_HP_RI_1_3

によると、一応、本人いわく、

ファウルを認識した副審がインカムで「カードなし」と伝えてきたのを、「カード提示」と聞き違えた

ということのようですよ。


ただ、本当にあの位置で副審がファウルサポートをしたのかどうかが不明です。ま、確かに主審のすぐ近くだったので、セルヒオ・ラモス選手の身体の死角に入ってよく見えなかった可能性はあると思いますが・・・。


2016/12/26(月) 01:59:42 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
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