3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
Jリーグの2016シーズン振り返りについて (JFAテクニカル・ニュース vol.77のコラムから)


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指導者資格保有者に、隔月で郵送されてくる「テクニカル・ニュース」の vol.77(2017年1月25日発行)のコラム「審判員と指導者、ともに手を取り合って・・・」に、JFA審判委員会副委員長の上川徹さんが寄稿されていますので、ご紹介しておきます。




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シーズン開幕前に、Jリーグ担当審判員に対して「重要な判断が要求される場面でプロリーグに求められる結果を追求する。それは説得力のあるポジションから的確な判断を下すことである」という目標を示しました。これは、2015年に示された日本代表強化指針にある「原点回帰:サッカーの本質に立ち返る」を共有したものでもあります。まさしくゴールを奪う、体を張ってゴールを守る、すなわち重大な判断が求められるペナルティーエリア周辺での球際の激しいコンタクトプレーが多くなることが予測され、その判定の精度を高めるためにはポジショニングが重要であり、チーム戦術の理解を深める、守備から攻撃に変わった瞬間に素早く動き出す、アクセラレーション(加速力)を使ってプレーをフォローする、その質の高い動きを繰り返し続けられるエンデュランス(持久力)を発揮させ、常に適切で説得力のあるポジションから争点を監視する必要性も求めました。Jリーグのデータを見ても、タックルの回数などのコンタクトプレーは増加傾向にあり、またボールを奪ってからのゴールまでの時間は減少しています(2014シーズンより3秒近く短い)。実際のシーズンを通しての研修会では、判定の正誤だけでなく、なぜ正しい判定が管さえたのか、なぜ正しく見極められなかったのはをディスカッションし、判定に必要な考慮店とともに、ポジションと動きを繰り返し確認・整理して、審判員間の判定の統一性と一貫性の向上を図りました。


Jリーグにおけるレフェリングに関する部分を振り返ると、判定の制度は上がり、たくましいプレーを多くの場面で引き出せるようになっていると感じます。アドバンテージの適用も同様で、チャンスにつながるケースが多く見られました。流れを切らないスピーディーなサッカーは日本のストロングポイントでもあります。競技者から反則の笛を要求するようなアピールも少なくなり、目指すべき方向の共有が図られているのではないでしょうか。


一方で、プレーが激しくなる、またはプレーを継続することで競技者や試合の温度が上がり、相手競技者を危険にさらす無謀なチャレンジや勝敗にこだわるあまり、反則で相手のチャンスを止める行為が残念ながら増加しました。そして、審判員もたくましさを求めるあまりに接触は小さいですが意図や悪意のある行為に的確な判定を下せず、行為をエスカレートさせてしまうケースもありました。またそれらの不用意な反則は、自陣のペナルティーエリア周辺における守備側の競技者にも散見されました。競技者は、PKや直接ゴールを狙えるフリーキックが相手に与えられるリスクを考えてチャレンジを行う必要があるように感じます。不用意とは競技者が相手に挑むときに注意や配慮が欠けている、または慎重さを欠いてプレーを行うことと競技規則には記されています。FIFA(国際サッカー連盟)やAFC(アジアサッカー連盟)が主催する試合での基準は競技規則に沿ったものであり、日本代表や日本を代表するクラブとして戦う競技者は日常のJリーグで正当なチャレンジでボールを奪う、またはゴールを守るようにしなければいけません。日本代表強化指針には「世界基準:課題の克服」も示されていますが、国内の審判員が適切な基準で判定を下し、試合をコントロールすることが日本代表の強化につながるものでもあり、その精度を高めることを課題として取り組んでいくべきだと考えます。


2016シーズンは新たな取り組みとして追加副審システムを試験導入しました。J3リーグでの試行を重ね、天皇杯やJリーグYBCルヴァンカップの準決勝・決勝、Jリーグチャンピョンシップなどで導入しました。結果として、それらの試合においてPKや得点に関わる判断など追加副審からのサポートはありませんでしたが、試合のコントロールに影響を与える効果がありました。セットプレーからゴール前が争点になる状況での追加副審からの声掛けや宇井か副審が競技者の視野に入ることなどで、不必要なホールディングやプッシングなどの行為が減少し、未然に反則を防ぐ抑止力となりました。また、ボールがゴールラインを越えたか否か、またゴールキックとするかコーナーキックとするかの判断の精度が高まり、説得性も確認できました。


担当審判員のレベルを合わせ、審判員間の監視の分担など改善すべき点はありますが、試合を適切にコントロールする取り組みとしての成果はあり、2017シーズンにおいても導入を継続し、クラブや競技者、サポーターからの信頼につなげていければと考えます。

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