3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
FUJI XEROX SUPER CUP 2017 の試合から


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2月18日付けの記事に書いた通り、この試合の公式記録PDFは公表されていません。公式試合データのみ。
公式試合データはこちら
FUJI XEROX SUPER CUP 2017 


審判団

主審  木村 博之 氏
副審1 名木 利幸 氏
副審2 唐紙 学志 氏
4審  池内 明彦 氏



この試合のハイライト映像(jleaguechannelアカウント)はこちら。






木村主審が提示したイエローカードを中心に確認します。



その前に、この試合で今シーズンのレフェリングのスタンダードが示されるということで、試合中に紹介された小川審判委員長のコメント。

「今シーズンは、よりペナルティーエリア内での(レフェリングの)精度を上げていく。また、タフなプレーと危険なプレーの違いを見極め、レフェリングでJリーグのレベルを引き上げる努力をしていく。」



前半22分55秒付近。

オフサイドの再開前に浦和16番(青木 拓矢選手)に提示されたイエローカードは反スポーツ的行為。前半20分16秒付近の鹿島33番(金崎 夢生選手)のカウンターのシーンを手で押さえて攻撃のチャンスを潰そうとしたプレーに対するもの。こぼれたボールを鹿島4番(レオ シルバ選手)がそのままドリブルで持ち上がったので、木村主審がアドバンテージを適用したため、次にアウトオブプレーとなった約2分30秒後にイエローカードが提示されました。




前半39分23秒付近。

鹿島4番(レオ シルバ選手)に出されたイエローカードは、ラフプレー。浦和38番(菊池 大介選手)に対して無謀なファウルチャージを行った、という判断。



競技規則 2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

身体的接触なしで相手競技者の進行を妨げる

(中略)

競技者が、相手競技者とボールの間に自らを置くことは、ボールがプレーできる範囲にあり、相手競技者を手や体で押さえていない限り、反則ではない。ボールがプレーできる範囲にある場合、その競技者は正しい方法で相手競技者によりチャージされることがある。




ファウルチャージに関しては、2015/2016 年度版のほうが分かりやすいので、そちらも載せておきます。

競技規則 2015/2016 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者をチャージする

チャージングとは、スペースを確保するべく、ボールがプレーできる範囲内で、腕やひ じを用いず、身体的接触を用いて挑むことである。
次の方法で相手競技者をチャージすることは、反則である。
●不用意な方法で
●無謀な方法で
●過剰な力で




レオ シルバ選手の菊池 大介選手に対するチャージングは、自らがボールをプレーするスペースを確保するためのものではなく、菊池 大介選手を弾き飛ばしてプレーさせないようにするためだけのものでした。その強さが「無謀」だったために、警告となってしまいました。




後半10分28秒付近。

鹿島40番(小笠原 満男選手)に出されたイエローカードについて。

実況のアナウンサーが、「異議」でイエローと言っていますが、恐らく「距離違反」です。鹿島33番(金崎 夢生選手)が、浦和9番(武藤 雄樹選手)を倒して、浦和のフリーキックで再開となった際、ほぼ再開場所に停止していたボールの前に立って、「再開場所が違う」ということをアピールすることで、自身がその場所に留まることの正当性を示そうとしていますが、再開ポイントのズレはほとんどなく、小笠原選手が浦和が素早くキックを行うことを妨げた、と判断されました。



鹿島がリードしている状態であること、武藤選手によって置かれたボールはほぼ正しい再開場所に置かれていたこと、恐らく木村主審は小笠原選手にボールから離れるように促したものの小笠原選手が頑なに「再開墓所が違う」と主張して聞き入れず動かなかったことから警告されたものと思われますが、放映された映像には映っていませんので、あくまで推測です。



競技規則 2016/2017 第12条 ファウルと不正行為

警告となる反則

競技者は、次の場合警告される:
(中略)
• コーナーキック、フリーキック、またはスローインでプレーが再開されるときに規定の距離を守らない。
(後略)





後半26分32秒付近。

鹿島40番(小笠原 満男選手)が自陣ペナルティーエリア内で浦和30番(興梠 慎三選手)をトリップして倒したシーン。ボールが大きく興梠選手から離れたあと小笠原選手の脚が興梠選手の脚に当たっているので、決定機の阻止の満たされるべき条件である「• ボールをキープできる、または、コントロールできる可能性」が否定されます。



もし、小笠原選手に倒されていなくてもGKのクォン スンテ選手がボールを捕球していた可能性が高いので、チャンスを潰したという可能性も否定されます。じゃぁ、接触自体もボールに関係のない場所で起きたアクシデント(=ノーファウル)じゃないか、と思われるかも知れませんが、もし興梠選手がそのままのスピードでボールを追っていれば、焦ったクォン スンテ選手がボールをファンブルしていた可能性があるし、そのファンブルされたボールを興梠選手がプレーできていた可能性もあります。



なので、接触を受けて倒されたことで、プレーできる可能性を奪われたことは間違いないので、ファウル認定で問題ないと思いますが、懲戒罰はレッド&イエローともに否定されてしかるべきだと思います。



後半46分25秒付近。

浦和21番(ズラタン選手)に出されたイエローカードは、ラフプレー。ボールをプレーし終えて身体が浮き上がった状態にある鹿島40番(小笠原 満男選手)に対してアフターで激しく身体をぶつけてチャージしたことが、「無謀な」ファウルチャージだと判断されました。



後半47分27秒付近。

鹿島9番(鈴木 優磨選手)に出されたイエローカードは、恐らく「遅延行為」または「距離違反」のどちらか。残念ながら放映された映像には映っていないので、何とも言えません。



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