3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
わが団主催の招待試合で見かけた競技規則の適用誤りなど(その2)


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先日の記事 「わが団主催の招待試合で見かけた競技規則の適用誤りなど(その1)」 の続きです。




4)フィールド上の部外者

わが団主催の招待試合は、グランドに60×40mのピッチを2面作成して行われました。両ピッチの間は2mしか離れていないので、試合中に隣のピッチからボールが流れてくることはしばしば。



ボールがタッチラインを越えてピッチの外に出そうになった時、隣のピッチからアウトオブプレーになったボールを拾いに来た競技者の足に当たってからタッチラインを越えた。その競技者に当たっていなくてもボールは普通に考えればそのままタッチラインを越えただろうといえる状況だった。



それを見ていた副審はそのままスローインをシグナル。主審もそのままスローインを指示。えぇ~っ。(ちなみにその主審は3級でした)



競技規則 2016/2017 第3条 競技者

7.フィールド上の部外者

監督他、チームリストに氏名が記載されている役員(競技者または交代要員を除く)は、チーム役員である。競技者、交代要員またはチーム役員としてチームリストに氏名が記載されていない者は、外的要因とみなされる。

もしチーム役員、交代要員、交代して退いた競技者、退場を命じられた競技者または外的要因がフィールドに入った場合、主審は次の行動を取らなければならない:

• それらがプレーを妨害しているなら、プレーを停止する。
• プレーが停止した際に、その者をフィールドから退出させる。
• 適切な懲戒処置をとる。

次の者がプレーを妨害しており、プレーが停止された場合:
• チーム役員、交代要員、交代して退いた競技者または退場を命じられた競技者の場合、 直接フリーキックまたはペナルティーキックによりプレーを再開する。
• 外的要因による場合、ドロップボールによってプレーを再開する。

ボールがゴールに入りそうで、その妨害が、守備側競技者がプレーするのを妨げておらず、(ボールとの接触があっても)ボールがゴールに入った場合は、相手競技者のゴールに入ったのでなければ、得点を認める。




隣のピッチでプレーしていた選手は外的要因になります。外的要因がインプレー中のボールに当たってプレーを妨害したので、主審はプレーを停止し、ドロップボールでプレーを再開する必要がありました。



ちなみに、隣のピッチから流れてきたボールにインプレー中のボールが当たった場合もドロップボールで再開です。こちらは競技規則の第5条で定義されています。



競技規則 2016/2017 第5条 主審

3.職権と任務

外部からの妨害
• 以下のような競技規則のあらゆる違反に対して、または、外部からの何らかの妨害があった場合、試合を停止し、一時的に中断し、または、中止する。例えば:
(中略)
・ 試合中、試合球以外のボール、その他の物、または動物がフィールドに入った場合、 主審は:
- プレーが妨害された場合に限り、プレーを停止(ドロップボールにより再開) しなければならない。ただし、ボールがゴールに入りそうで、その妨害が、守備側競技者がプレーするのを妨げておらず、(ボールとの接触があっても)ボールがゴールに入った場合は、相手競技者のゴールに入ったのでなければ、得点を認める。
- プレーが妨害されなかった場合、プレーを続けさせ、できるだけ早い機会にそ れを排除させなければならない。
(後略)




5)負傷した競技者に対する対応

負傷した競技者のケアをさせるためにチームドクター(の代わりのチーム役員)をピッチに入れたのにいったん当該の競技者をピッチの外に出さずに試合を再開させてしまったのは、何を隠そう私です。



2016/2017 の改正で、懲戒罰が与えられる重大な反則に起因する負傷の場合に簡単な処置であればフィールド内で実施でき、競技者を退出させなくてもよくなったのだけれど、それと混同したわけではありません。8人制だし、わが団主催の招待試合だから、まいっか、と思って再開の笛を吹いてから、「いや、きちんと対応すべきだった。」と後悔しました。
反省。



競技規則 2016/2017 第5条 主審

負傷
• 競技者の負傷が軽い場合、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる。
• 競技者が重傷を負った場合、プレーを停止し、確実にその競技者をフィールドから退出させる。負傷した競技者がフィールド内で治療を受けることはできず、プレーが再開された後に復帰する。ボールがインプレー中はタッチラインからのみ復帰することができるが、ボールがアウトオブプレー中であれば、いずれの境界線からであっても復帰できる。フィールドから退出する要件につき、次の場合のみ例外とする:
・ ゴールキーパーが負傷したとき
・ ゴールキーパーとフィールドプレーヤーが衝突し、対応が必要なとき
・ 同じチームの競技者が衝突し、対応が必要なとき
・ 重篤な負傷が発生したとき
・ 相手競技者が警告される、または、退場を命じられるような身体的反則(例えば、無謀な、または、著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき




例外的に負傷者がフィールド内で治療が受けられる、
・ 相手競技者が警告される、または、退場を命じられるような身体的反則(例えば、無謀な、または、著しく不正なファウルとなるチャレンジ)の結果として競技者が負傷したが、負傷の程度の判断と治療がすばやく完了できるとき
は2016/2017 年度版から追加になっている項目ですので、皆さんしっかり覚えておいてくださいませ。



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コメント
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ピッチサイズ
ピッチサイズがボール半個分くらい狭い人が多いと思うのは自分だけでしょうか?
オンラインで旗上げたり笛ふいちゃっている人いませんか?
2017/03/01(水) 07:12:31 | URL | ブラック #- [ 編集 ]
Re: ピッチサイズ

ブラック さん、いつもコメントありがとうございます。

> ピッチサイズがボール半個分くらい狭い人が多いと思うのは自分だけでしょうか?
> オンラインで旗上げたり笛ふいちゃっている人いませんか?

きちんと競技規則に目を通していないのかもしれませんね。


2017/03/02(木) 00:56:00 | URL | tom3 #XfW2CIqw [ 編集 ]
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