3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
【再掲示】「ポジティブ・レフェリング」という本 

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昨日の記事で、サッカーレフェリーズ2016/2017 の本について触れたので、今日は「ポジティブ・レフェリング」という本について触れておきます。といっても、過去記事を少し修正して再掲示する形なのですが。


--- これより ほぼほぼ再掲示 ---





 

かつーさんのブログにも

『ポジティブ・レフェリング』読了

という記事があるので、ぜひそちらの記事も参考になさってほしいのですが、私のほうは少し違う切り口(?)で紹介したいと思います。

 

一言で言うと

「審判の中~上級者向けの本」と言えると思います。

 

ですので、3級以上の資格取得を目指す方は、ぜひお読みになられると良いと思います。3級スクール時代に、インストラクターから受けたアドバイスや審判のトレーニングで上級審判員の方々から教えていただいたことなどがたくさん載ってます。(このブログでも紹介している内容も多いのですが。)

 

初心者の方は、この本ではなく、まずは、昨日の記事 「サッカーレフェリーズ2016/2017」 で紹介した、

サッカーレフェリーズ〈2016/2017〉
浅見 俊雄 日本サッカー審判協会
アドスリー
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で「試合の流れと審判が行わなければならないこと」を理解し、実行することから始めましょう。

 

 

さて、「ポジティブ・レフェリング」の内容に戻ります。

 

サッカーレフェリーズは隅から隅まで読んだ。実際に試合も10試合以上担当した、という方にはこの本「ポジティブ・レフェリング」を読むことで、レフェリング力のUPがかなり期待できると思います。(ご自分の体験・経験と比較しながら読むことで、本の内容がしっかり理解できると思われます。)

 

競技規則や「サッカーレフェリーズ」には書かれていない、現場での対応に関するアドバイスがたくさん書かれています。

 

「競技規則には載っていない51のレフェリングテクニック」

が掲載されていて、そのほとんどが現場で非常に役立つ内容なのですが、この本に書かれている内容を真似しないほうが良いかもというような部分もあります。

 

その部分を紹介しておきます。

 

Chapter1 選手と積極的にコミュニケーションをとる

6.表情

10.「微笑み」と「怒り」の表情を使いわける


のワンポイントアドバイスのところにある

『ファウルをした選手に「気をつけるんだよ!」と言ってお尻をポンとたたく。ボディタッチも、友好なコミュニケーションです。』

の部分。お尻をポンとたたくのは、止めておいたほうが無難です。選手が男の子(男性)とは限りません。女の子(女性)に不快な思いをさせてしまうようなことになったら、大きな問題になってしまうので、選手には触れないようにしておくほうが良いでしょう。

 

こちらに悪気はなくても、相手が不快に感じる恐れがあるような行為は、「しない」に越したことはありません。 

 

私は3級スクール時代、試合前の用具チェック時に選手のすね当てを手で触れてチェックしていたら、インストラクターから注意を受けました。「選手には直接触れない方がいいですよ。」って。(過去記事 「審判勉強会に参加した時のメモから抜粋」 参照。)

 

ということで、つぎ。 


chapter2 ”コモンセンス”にもとづいて正しい判定をする

6.スローイン

33.どちらのスローインか判断できないときは、ボールが出ていった方向をヒントに決める


 

『ボールがアタッカーが攻める方向に転がっていったら、最後にアタッカーにボールが当たった可能性のほうが高い。逆に・・・』

とありますが、そうとも限らないと思います。ディフェンダーの足をかすめて(ワンタッチして)ラインアウトになっていることも多いです。

 

ボールが出てから考えるのではなく、「ボールが出る前に考えておく」ことをしたほうが良いと思います。

 

「右のFWがタッチラインギリギリをドリブルして左DFをかわそうとしている。そのままボールが出れば、ディフェンスボール。DFが足を出してその足に当たってボールがラインを割ったらオフェンスボール。」というようなイメージをボールがラインを割る前に頭に描いておくと、比較的間違いが少なく、スムーズにジャッジできると思います。

 

私が審判初心者の頃は、「今、最後に触ったのがこの選手だから、この選手の相手チームのボール。この相手チームはこちらのゴールを攻めているから、シグナルはこっち。」というように、ボールが出てから考えていました。

 

これは非常にジャッジミスを招きやすいです。

 

ボールが出てからシグナルを出すまでの非常に短い時間で考えることが多すぎなんです。なので、余裕のある時に先に考えておくのがポイントです。

 

ボールが出てから考えた場合、例えばFWが後ろ向き(自陣ゴール側)に身体を向けていた場合その身体の向きにつられて間違えた判断(逆シグナル)をするようなことにもなりかねません。 

 

余裕のあるときに考えておくようにすると、センターサークル付近から蹴られたボールが不意にタッチラインを割った場合なども慌てずに対応できます。

 

オフェンス側がサイドチェンジしようとしたボールがそのままラインを越えたのか、サイドチェンジしようとしたボールをディフェンス側の選手がカット(ブロック)してラインを越えたのか、と冷静に見ていればなんともないプレーでも、ボールが出てから考えると「あれ、このロングボール誰が最後に触れたボール?」となってしまうことがあります。

 

なので、常に頭の片隅で「このままボールがラインを越えたら、〇〇側のボール。」という意識を持っていると、それほどタッチジャッジを間違えないと思います。

 

タッチジャッジを慌ててしまって時々間違える、という方はお試しあれ。

 

ということで、迷ったら「ボールが出て行った方向で考えよう!」ではなく、ボールがピッチの外に出る前から、ボールが出た時に備えてイメージしておきましょう、というのが私の考え。

 

3つめ。これが最後です。

 

chapter3 審判同士でうまく連携する

副審の動き方

50.パスの出所とオフサイドラインを同時に見る

「ステップ1 右目でオフサイドラインを見て、左目でボールの出所を見る」

「・・・左目でボールの出所を見て、右目でオフサイドラインを見ます。最初は難しいかもしれませんが、意識してやってみると、次第にできるようになると思います。」 


 

嘘です。人間の目は、「寄り目」はできても本当の意味での「反り目」はできません。通常は平行が最大値らしいです。

 

なので、いくら練習しても、右目でラインを見て、左目でボールの出所を見る、という芸当は無理です。

 

じゃぁ、どうするか。

 

私が上級審判員の方からアドバイスしていただいたのは、頭の中で常に「ライン・ライン・ボール、ライン・ライン・ボール、ライン・ライン・ボール・・・」と繰り返し、その言葉に合わせて顔(可能な限り目線だけ)を動かすようにする、というものでした。

 

ここぞ、という瞬間は「ライン・ライン・ボール・・・」から「ライン・ボール、ライン・ボール・・・」に切り替えても良いと思います。

 

51のレフェリングテクニックのうち、この3ヶ所は「ちょっと違う」ような気がするなぁ、という感じですが、それ以外は「そうそう」とか、「なるほど」と思うようなことばかりで、お薦めの本であることは間違いありません。 
 

 

  

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