3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
アドバンテージの適用とクイックリスタート ・・・ Play of the Week 2017 Week 8


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この週の米国プロ審判協会の記事ではファウルが行われたあとの主審の対応に関する映像が3本UPされています。それぞれの映像をご覧になって、米国プロ審判協会が何を言いたいのかを考えてみてください。考えることで、あなたのレフェリング力の向上につながると思いますので、ぜひ。



映像のあとに、ところどころ米国プロ審判協会の文章を挟む形で紹介したいと思います。(訳すのが難しい部分があるので、この記事の中では全文は紹介いたしません。



元記事の全文をご覧になりたい方は、元記事をご覧ください。



まずは、1つめの映像。



守備側競技者の手にボールが当たりますが、ドリブルしていた攻撃側競技者がそのままボールをキープできたのを確認した主審は、アドバンテージを適用しました。その結果、アウトオブプレーを経由することなく得点が生まれました。

an example of every referee’s dream!

と大絶賛しています。



続いて、2つめの映像。



アドバンテージを適用しても良さそうなシーン。



アドバンテージを適用しても、それほど得点が生まれる可能性は高そうではない。ファウルされたチームが相手チームより2点上回った状態で、試合の時間帯としてはのこり7分+αといったところ。



この状態で、ファウルされたチームにとって、何が「より有利」になるのかを考える必要がある。



確実に取れるとは言い切れない3点目につながる攻撃を許可するのと、通常再開までに1分程度はかかってしまう、セレモニー形式でのフリーキックの権利を与え、確実に残り時間を減らしてから、更に3点目を目指すプレーをさせる(セットプレーにはなるが、フリーキックから直接相手ゴール前にボールを供給することで、ある程度のチャンスになる)ほうが良いのか。



There is also a case to consider the following: 
(以下のようなケースも考慮する必要がある。)

- State of the match? (e.g. score and time) 
(試合の状態(得点状況や残り時間など)
- Referee’s Match Control? 
(主審のゲームコントロール、つまり荒れ始める予兆・気配やゲームの雰囲気など)
- What does the offended team want?
(ファウルされたチームが何を望んでいるか、例えば負けているなら素早い再開、勝っているなら時間の消費など)



試合の温度が上昇し過ぎないように、あえて「間」を取ることも。
(このあたりのことまで試合中に瞬時に判断できなければ、2級や1級にはなれないのかもしれませんね。)



最後の映像。



先の2つの映像の主審の判断に対しては、評価をしている形でしたが、この映像に関しては疑問を投げかけています。



競技規則の 第12条に
カードの提示とプレーの再開
主審が警告または退場と判断した場合、懲戒処置を実施し終えるまでプレーを再開させてはならない。

とあるので、一旦主審が懲戒罰を提示すると決めたなら、イエローカードやレッドカードの提示が終わるまで、プレーを再開させることはできないのですが、上のケースの場合、本当にイエローカードで警告すべきファウルだったのかどうか。



競技者の安全が明らかに脅かされるようなファウルの場合、(負傷の程度を確認する必要があるケースも存在するので)競技者はイエローまたはレッドカードが提示されるべきだが、今回のケースの場合、「明らかにイエロー」というようなファウルではなかった。



米国プロ審判協会は、元記事の中で

This was not an unequivocal yellow card, though, so if the referee had allowed the play to proceed and a goal was scored this would have been regarded as amazing vision and utilization of the advantage clause from the referee.
(しかしこのケースの場合、明白なイエローカードではなかったので、もし主審がプレーを続けること(クイックリスタート)を認めていれば、主審によるアドバンテージ項目の利用(=クイックリスタートの承認)からの驚くべきビジョンとしてのゴールが生まれていたことでしょう。)

Galaxy would have been delighted and there wouldn’t have been any complaints from the Sounders either.
(Galaxy は大喜びしただろうし、見ている人からの苦情もなかっただろう。)

というような見解を示しています。




米国プロ審判協会の元記事はこちら。
Play of the Week 8: Advantage and quick free-kicks







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質問
こんばんは。いつもブログを拝借させて頂いております。
サッカー競技規則とは関係がないのですが、記事に出てくる「米国プロ審判協会」とは独立した協会なのでしょうか?日本では、Jリーグなどの審判員はJFA から派遣されていると聞いていますが、アメリカでは1つの財団法人?のような形で認められている機関なのでしょうか?米国プロ審判協会のHPを拝見しましたが、英語でよく分かりませんでした。無知で申し訳ありませんが、もしよろしければ詳細を教えていただけるとありがたいです。
2017/05/20(土) 00:03:20 | URL | kkfootball #- [ 編集 ]
Re: 質問

kkfootball さん、はじめまして&コメントありがとうございます。

> サッカー競技規則とは関係がないのですが、記事に出てくる「米国プロ審判協会」とは独立した協会なのでしょうか?日本では、Jリーグなどの審判員はJFA から派遣されていると聞いていますが、アメリカでは1つの財団法人?のような形で認められている機関なのでしょうか?米国プロ審判協会のHPを拝見しましたが、英語でよく分かりませんでした。無知で申し訳ありませんが、もしよろしければ詳細を教えていただけるとありがたいです。

残念ながら私も詳しくは知らないのです。

まず、現在の Play of the Week に相当するものが、2011年度までは Referee Week in Review という形で、米国サッカー協会(http://www.ussoccer.com)内の審判部のサイトにUPされていました。恐らく、日本で言うところの審判委員会がUPしていた形です。

(過去記事
http://tom3kyu.blog.fc2.com/blog-entry-321.html
参照。)

2012年以降は、米国サッカー協会のサイト内ではReferee Week in Reviewの更新はされませんでした。

で、2015年に米国プロ審判協会のサイト内で、Referee Week in Review に相当する、Play of the Week を見つけました。(が、どうも2013年のWeek3あたりから今よりもシンプルなスタイルで開始していたようです。)

ということで、米国サッカー協会内には今でも審判部があり、こちらは、アマチュアを含むすべてのレフェリーをサポートする組織で、米国プロ審判協会は、プロのサッカーリーグ(女子を含む)を担当するためにプロ契約しているレフェリーをサポートする組織だと思われます。

日本はPR(プロフェッショナル・レフェリー)がまだまだ少ないですが、(日本サッカー協会と)プロ契約をするレフェリーが増えてくれば、米国のように独立した組織が作られるかもしれませんね。


2017/05/20(土) 01:48:42 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
tom3様

大変御丁寧な返信、ありがとうございます。日本でいう協会の審判委員会とは少し違った組織のようですね。勉強になりました。
日本でもプロ契約のレフェリーが増えて、質の高いゲームが展開できるような環境にしていきたいですね。

ブログのほうも、引き続き楽しみにさせて頂きます!
2017/05/20(土) 23:49:01 | URL | kkfootball #- [ 編集 ]
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